リソースの実績稼働率の計算の例

現行四半期の実績稼働率は、四半期の開始時の実績作業時間数に、プロセスの実行日から現行四半期の終了までの予測プロジェクト割当時間数を加算して、稼働可能な時間数と比較した比率です。

シナリオ

次に、現行四半期の実績稼働率計算の例を示します。

シナリオ例:

  • リソース名: Lisa Jones

  • 現行四半期の日付範囲: 2016年1月1日 - 3月31日

  • 今日の日付: 2016年2月15日

  • リソース稼働データの更新プロセスの最終実行日: 2016年2月15日

  • 稼働に適格な作業カテゴリ: プロジェクト作業

  • 稼働に適格ではない作業カテゴリ: 研修と有給休暇

Lisa Jonesは、1日に8時間、1週間に5日作業できます。週末は非作業日です。

次の表に、Lisa Jonesの現行四半期の実績時間数、予測時間数および稼働可能時間数を示します。表には週末の非作業日は含まれていません。

週の作業日

作業カテゴリ

稼働に適格

プロジェクト名

作業時間数

予測時間数

稼働可能時間数

1月1日(休日)

適用なし

適用なし

適用なし

0

適用なし

8

1月4日-6日

プロジェクト作業

はい

電気

24

適用なし

24

1月7日-8日

研修

いいえ

適用なし

16

適用なし

16

1月11日-15日

プロジェクト作業

はい

電気

24 (部分日作業)

適用なし

40

1月18日-22日

プロジェクト作業

はい

ハードウェア

40

適用なし

40

1月25日-28日

有給休暇

いいえ

適用なし

32

適用なし

32

1月29日

研修

いいえ

適用なし

8

適用なし

8

2月1日-5日

プロジェクト作業

はい

ハードウェア

40

適用なし

40

2月8日-11日

プロジェクト作業

はい

ハードウェア

32

適用なし

32

2月12日

プロジェクト作業

はい

ハードウェア

8

適用なし

8

2月15日-19日

プロジェクト作業

はい

ハードウェア

適用なし

40

40

2月22日-26日

プロジェクト作業

はい

ハードウェア

適用なし

40

40

2月29日-3月4日

適用なし

適用なし

適用なし

適用なし

0 (予測作業なし)

40

3月7日-11日

プロジェクト作業

はい

インストール

適用なし

40

40

3月14日-18日

プロジェクト作業

はい

インストール

適用なし

40

40

3月21日-25日

適用なし

適用なし

適用なし

適用なし

0

40

3月28日-31日

プロジェクト作業

はい

起動

適用なし

32

32

現行四半期の例の結果:

  • 稼働に適格な実績作業時間数: 168

  • プロジェクト作業の予測時間数: 192

  • 稼働可能時間数: 520

次の式により、この例のリソースの実績稼働率を計算します。
リソースの実績稼働率は、168に192を足した値を520で割った69.23%になります。