資産原価配賦方法

資産原価配賦方法では、プロジェクトで発生した間接費または共通コストを複数の資産に配賦する方法を決定します。

Oracle Fusion Project Costingで未割当の資産明細および共通コストが複数の資産に自動的に配賦されるように、資産原価配賦方法を指定できます。通常、未割当の資産明細が発生するのは、複数の資産が1つの資産グループ・レベルに割り当てられている場合です。

プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートでは、関連付けられているプロジェクト・タイプからデフォルトの資産原価配賦方法を継承します。このデフォルトはプロジェクト・レベルで上書きできます。資産イベントを使用して原価を配賦する場合は、イベント・レベルで資産原価配賦方法を上書きすることもできます。

資産原価配賦方法

次の表では、使用できる資産原価配賦方法について説明します。

方法

資産配賦の基準

実績ユニット

各資産に定義されているユニット数

現行コスト

各資産の建設仮勘定(CIP)原価

見積コスト

各資産の見積原価

標準単位コスト

標準ユニット原価と各資産に定義されているユニット数の組合せ

均等に分割

各資産への原価の均等配賦