新規プロジェクトのタスク日付の計算方法

プロジェクト・マネージャはプロジェクトを作成するときに、既存のプロジェクトまたはテンプレートからタスクをコピーできます。次のアプリケーションを使用してプロジェクトを作成でき、これに応じて日付が計算および使用されます。

アプリケーション

使用される日付

Oracle Cloud Applications

アプリケーションによってタスクの計画日が計算され、プロジェクト・プランで使用されます。これは、新しいプロジェクトに指定した日付とソース・プロジェクトで使用可能な日付に基づきます。

Microsoft Project

Microsoft Projectで使用可能な日付が使用されます。

タスク日付の計算に影響する設定

タスク日付の計算には次のことが影響を及ぼします。

  • プロジェクト・テンプレートのデフォルト設定

  • プロジェクトの設定

  • 新しいプロジェクトに入力するプロジェクト詳細

ノート: プロジェクト日付およびタスク日付は、固有のプロジェクト・プラン・タイプのタスク計画日積上設定による影響を受けません。

タスク日付の計算方法

新しいプロジェクトの開始日および終了日を入力しない場合、プロジェクト・ファウンデーションにより次のように日付が決定されます。

  • プロジェクトがテンプレートから作成される場合、プロジェクト開始日は常に現在の日付です。

  • プロジェクトが別プロジェクトから作成される場合、プロジェクト開始日はソースのプロジェクト開始日です。

  • タスクがソース・プロジェクトで定義される場合、新しいプロジェクトに対してスケジュールされる開始日は、積上げタスク日付から算出されます。

プロジェクト開始日を入力した場合、プロジェクト・ファウンデーションにより、ソースの日付と新しいプロジェクトに指定した日付の差に基づいて、タスク日付がシフトされます。指定した開始日に基づいて、タスクの開始日と終了日が31日後ろにシフトされる場合を考えてみます。

日付タイプ

ソース・テンプレートの日付

プロジェクト詳細に入力された日付

結果のプロジェクト日付

プロジェクト開始

2010年5月1日

2010年6月1日

2010年6月1日

プロジェクト終了

2010年5月31日

該当なし

2010年7月1日

タスク開始

2010年5月2日

該当なし

2010年6月2日

タスク終了

2010年5月31日

該当なし

2010年7月1日

ノート: タスク日付を変更すると、新しい日付が有効かどうかが検証されます。新しい日付は、Oracle Procurement Cloudなどの他の統合アプリケーションのトランザクション日と比較されます。

プロジェクトの開始日と終了日の両方を入力してプロジェクトの期間が短くなった場合は、次の例で明らかにされているように、プロジェクトの終了日より後のタスク日付が切り捨てられます。

日付タイプ

ソース・テンプレートの日付

プロジェクト詳細に入力された日付

結果のプロジェクト日付

プロジェクト開始

2010年5月1日

2010年6月1日

2010年6月1日

プロジェクト終了

2010年5月31日

2010年6月15日

2010年6月15日

タスク1開始

2010年5月1日

該当なし

2010年6月1日

タスク1終了

2010年5月15日

該当なし

2010年6月15日

タスク2開始

2010年5月2日

該当なし

2010年6月2日

タスク2終了

2010年5月31日

該当なし

2010年6月15日

ノート: プロジェクト実行管理から財務プロジェクト・プランおよび進捗を更新中に、プロジェクト財務設定に応じてプロジェクト財務管理でプロジェクト・スケジュールが更新されます。