3要件および依存関係の管理

この章には、次の内容が含まれます。

要件仕様と要件の検索

「概念」作業領域の「タスク」ペインで、既存の要件仕様、または概念や提案を検索する基本検索を設定できます。「基本」検索では、検索の焦点とする属性を選択できます。結果は「要件仕様の管理」ページに返され、それぞれの行がアクティブなリンクです。

このページには、検索のコントロールも表示されます。拡張検索機能は、「タスク」ペインの「拡張」リンク、および「要件仕様の管理」ページの「拡張」トグル・ボタンから起動できます。拡張検索フィールドが表示され、トグル・ボタンが「基本」に変わります。

拡張検索へのフィールドの追加

「拡張」をクリックすると、「フィールドの追加」ドロップダウン・メニューが「検索」「リセット」および「保存...」ボタンの右に挿入されます。一般的にメニューの選択肢では、要件仕様および要件のフィールドまたは属性の設定によって検索をフィルタリングできます。

検索にフィールドを追加すると、ドロップダウンの選択肢から、そのフィールドにあるいずれかの設定の1つを選択できます。検索でそのフィールドを使用しない場合は、赤いXをクリックして削除できます。

要件仕様の検索へのフィールドの追加

要件仕様の拡張検索に追加できるフィールドは、「摘要」「製品」「ステータス」および「タイプ」です。また、さらに絞り込むために、「要件仕様」も追加できます。

要件の検索へのフィールドの追加

要件の拡張検索に追加できるフィールドは、「コンテンツ」、「見積」、「履行済」、「範囲」および「優先度」です。また、さらに絞り込むために、「要件仕様」および「要件」も追加できます。

「コンテンツ」フィールドではリッチ・テキスト形式(RTE)のテキストも使用できるため、書式付き文書からテキスト・ブロックを「コンテンツ」フィールドに貼り付けてもシステムが混乱することはありません(文字化けすることはありません)。演算子は「次を含む」および「次を含まない」であるため、必要な特定のテキストを検索したり、検索結果に含めたくないテキストを除外することができます。

要件仕様内の要件の検索

各要件仕様には、フィールドベースの検索があります。「標準」ビューで左ペインに要件仕様を開いた状態で、メニュー・バーの双眼鏡の形をした「検索」アイコンをクリックします。ダイアログが開いてキーワードを入力でき、要件のファイル名および要件のコンテンツのテキストで一致するものが検索されます。また、ドロップダウン・メニューから要件属性「履行済」「優先度」および「範囲」について条件を選択できます。すべて指定したらダイアログの「検索」をクリックします。

条件に一致するツリー内の要件は、隣にアイコンが示されます。一致するものがあった場合はさらに、メニュー・バーに結果ナビゲータが表示され、たとえば情報「1 of 5」とともに左向きおよび右向きのポインタが表示されます。ポインタをクリックして、ツリー内の一致する要件を順番に表示できます。

さらに、検索の結果を維持したままで、「表」ビューに切り替え、「標準」ビューに戻ることも可能です。

要件構造の編集

「要件仕様の編集」ページの左側の「要件」ペインで、作成に使用したのと同じツールで構造およびコンテンツを管理できます。構造ないんで選択されているオブジェクトの下の構造に要件仕様または要件を追加するには、「処理」メニューの「検索」および「コピー」を使用します。

要件の順序を調整するには、「上へ移動」および「下へ移動」を使用します。要件の親子階層を調整するには、「インデントを増やす」および「インデントを減らす」を使用します。またはオブジェクトを構造の一部分から別の部分へドラッグ・アンド・ドロップします。

「保存」をクリックするまで、構造の変更はコミットされません。

ユーザー・インタフェースにおける要件の詳細

「要件仕様の編集」ページで、左側の「要件」ペイン内のツリー構造のオブジェクトを選択すると、右ペインのヘッダーおよびコンテンツが変更されます。

  • 最上位レベルの要件仕様が選択されると、右ペインのヘッダーは「要件仕様: [選択したオブジェクト]」になります。右ペインのコンテンツは要件仕様の「詳細」タブです。要件仕様の属性にはプレーン・テキスト・フィールドである「摘要」が含まれます。

    「保存してクローズ」ボタンの下の「名前を付けて保存」オプションをクリックすると、構造内に新しい要件仕様が作成されます。

  • 要件が選択されると、右ペインのヘッダーは「要件: [選択したオブジェクト]」になります。右ペインのコンテンツは要件の「摘要」タブで、要件仕様とは異なる属性が含まれます。要件のコンテンツ・フィールドは字数が多く、完全なリッチ・テキスト・エディタ機能を備えています。要件が拡充されるにつれ、摘要には完全に書式化されたテキスト、技術仕様および図を追加することができます。

注意

「追加情報」タブに添付ファイルを追加することによっても要件を図、URL、文書などで拡充することができます。「コンテンツ」フィールドでは、添付ファイルとして要件で保持されている資料の一部を含めたり、それらを指してリスト表示することもできます。

右ペインの上には、「標準」および「表」ビュー・アイコンがあります。

要件仕様と要件に関する「処理」メニュー

The 「処理」ドロップダウン・メニューのアイテムは、「グラフィカル・ナビゲータの起動」「新規バージョンとして保存」「チームの管理」「承認のために提出」「エクスポート」「トレーサビリティ・レポートの生成」および「削除」です。

トレーサビリティ・レポート

トレーサビリティ・レポートは、要件仕様および概念に対する処理によって生成されます。これによって、製品の開発サイクル中に、すべてのテスト・ケースに通過しているか、またはすべての要件を満たしているかを確認できます。このレポートは、たとえば、設備の要素が完全にテストされているか、または要件によって捕捉されたとおりに規制に準拠しているかを示すことができます。

その他のボタンおよびリンク

さらに右には「保存」「保存してクローズ」および「取消」ボタンがあります。「保存してクローズ」にはドロップダウンの選択肢で「名前を付けて保存」があります。要件仕様の複製を作成し、「名前を付けて保存」の処理時に新しい名前を指定して摘要を編集できます。

これらのボタンの下には「ステータス」インジケータがあります。デフォルトのステータスは「ドラフト」、「発行済」および「承認済」です。

ステータス・インジケータの下には「コメント」リンクがあり、クリックして要件のコメントを作成して、チームに要件の特定の事柄について注意を促すことができます。発行したコメントはそれぞれ「オープン」または「クローズ済」に設定できます。「コメント」リンクは要件のみにあり、最上位レベルの要件仕様にはありません。

要件仕様と要件に関するタブ

これらのタブは、選択した要件仕様または要件に関する情報およびデータを示します。

「詳細」タブ

「詳細」タブでは、すべての要件仕様および要件に関する基本情報を示します。要件の完全な摘要を示す「コンテンツ」フィールドがあり、リッチ・テキスト・エディタ機能によって拡張可能です。

要件仕様の「詳細」タブには「要件仕様」「摘要」「タイプ」(読取り専用)および「製品」属性があります。

要件の「詳細」タブには「優先度」「範囲」「履行済」、および「見積」の対象の属性が含まれます。要件の「詳細」タブに含まれるこれらの属性の詳細は、次の「要件仕様で収集される要件属性」を参照してください。

「追加情報」タブ

「追加情報」タブでは「関係」および「添付」表が表示されます。

関係の詳細は次の項で説明します。

添付とは、要件の情報を提供するために要件にリンクされているファイルまたはURLです。

依存関係サマリーおよび関係サマリー・タブ

要件仕様において、「依存関係サマリー」タブには、構造内の要件の依存関係および影響を収集した表が示されます。また、要件仕様において、「関係サマリー」タブには関係を持つ構造内の要件がリスト表示されます。

要件仕様のこれら2つのタブに示される表は、読取り専用です。要件仕様の構造にあるすべての要件から、すべての依存関係と影響、または関係が自動的に集計、つまり要約されます。

「依存関係」タブ

要件において、「依存関係」タブに、現在の要件が依存している要件をリスト表示した「依存対象要件」表が示されます。「影響要件」および「影響コンポーネント」表には、それぞれ、現在の要件が影響を与える要件またはコンポーネントがリスト表示されます。

「依存対象要件」表は変更可能で、要件から依存関係を追加または削除できます。「影響」表は変更できません。

後述のFAQでは、これらのタブの属性および表についてさらに説明します。

依存関係と影響

イノベーション・マネジメントには、関係および依存関係という2種類の関連付けがあります。関係とは単純な関連付けで、ユーザーが重要と判断した理由のために手動で設定できます。依存関係は、階層および要件開発のステージを考慮したうえで設定する必要があります。依存関係には「依存対象」および「影響」が含まれます。要件Bが完了するまで要件Aを完了できない場合、AはBに依存します。 逆に、要件BはAに影響します。

要件が変更され、その要件が別の要件の「依存対象要件」表に含まれている場合、後者の要件は変更されたものの影響を受けます。要件が変更されると、その「影響要件」表にある要件に影響を与え、「影響コンポーネント」表のコンポーネントに影響を及ぼします。

「選択および追加」アイコンによってダイアログが開き、他の要件と依存関係を設定できます。「依存対象要件」表のリンクは自動的に追加されます。「影響要件」および「影響コンポーネント」表のリンクは自動的に追加されます。

依存関係は、別の要件またはコンポーネントに影響を与える場合、その要件は削除できないという点において、関係よりも厳密です。

他のオブジェクトとの関係

関係は、1つのビジネス・オブジェクトから別のビジネス・オブジェクトにリンクされた関連付けです。1つのビジネス・オブジェクトに対して関係を設定すると、自動的にもう一方のオブジェクトから最初のオブジェクトへの関係も作成されます。関係には、差異や階層はありません。

関係は、次のアプリケーションまたはシステムのオブジェクト間で設定できます。

  • 任意のイノベーション・マネジメント・アプリケーションで作成されたビジネス・オブジェクト間(機能セットまたは機能を除く)

  • イノベーション・マネジメント・オブジェクトと製品開発アイテムとの間

  • イノベーション・マネジメント・オブジェクトから別の互換性のあるシステム(Agile Product Lifecycle ManagementまたはAgile Engineering Data Managementなど)のビジネス・オブジェクトへ

注意

イノベーション・マネジメント外のビジネス・オブジェクトを関係の対象とするためには、管理者が互換性のあるアプリケーションのオブジェクト・タイプを設定する必要があります。たとえば、使用しているシステムに製品開発が構成されている場合、検索時にアイテムが表示されます。

関係は「関係」表に収集され、これは要件仕様および要件の「追加情報」タブに表示されます。また、「関係」テーブルはアイデア・アプリケーションの「アイデアの管理」タブの「詳細」ペインにも表示されます。

イノベーション・マネジメント・オブジェクトへの関係リンクにより、そのオブジェクトが新規タブに開かれます。Agile Product Lifecycle ManagementまたはAgile Engineering Data Managementなどの構成済の互換性のあるシステムのオブジェクトへの関係リンクの場合は、新規タブにオブジェクトが開かれます。

リンク要件

「タスク」ペインで、「リンク要件」リンクをクリックします。「リンク要件」ページが開かれます。両方のパネルで、「検索」アイコンをクリックし、相互にリンクしたい要件仕様を検索して選択します。双方の全体構造がそれぞれのペインに表示されます。左ペインで要件を選択した状態で、右ペインで1つ以上の要件(またはテスト・ケース)を選択します。次に中央の「リンク」アイコンをクリックします。2つのペイン間の関係が設定されます。「保存」をクリックして作業を保存します。

左ペインの要件のテスト・ケースが右ペインの要件仕様に移入されている状態でこの機能を活用してみるとよいでしょう。ペインに2つの要件仕様が開かれている場合、左ペインの要件には、右ペインのテスト・ケースと関係がある場合は関係アイコンが表示されます。左のいずれかを選択すると、関係のある要件に同じアイコンが表示されます。さらに、左ペインの関係アイコンの上にマウスを移動すると、関係のあるテスト・ケースのリストが表示されます。これらの機能により、テスト・ケース要件仕様に追加する際にリンクする追加テスト・ケースを識別して選択することが容易になります。

要件仕様で収集される要件属性

要件には、製品マネージャが進行または完了ステータスを判断するために使用される属性が4つあります。優先度、範囲、見込および履行済です。これらの属性の値は、構造の要件仕様レベルで表にまとめられます。要件仕様では、「詳細」タブに2つの円グラフが表示されます。

  1. 「履行ステータス」は、「範囲」属性が「はい」に設定され、「履行済」属性が「はい」、「いいえ」または「値なし」に設定されている構造内の要件の割合を示します。言い換えると、範囲内にあるすべての要件の様々な履行値の割合が示されます。

  2. 「合計見積」は、すべての要件の「見積」属性で指定された見積数を合計し、その優先度設定に従ってチャートに示しています。「範囲」が「はい」に設定されている要件に入力された見積数が加算されていきます。

注意

要件仕様および要件の一番上の「表」ビュー・アイコンをクリックすると、特定の値をすばやく表示できます。また、円グラフをクリックしてすぐに表ビューに移動できます。「表」ビューでは、ペインを縮小しないかぎり、円グラフは右側に表示されます。

これらの4つの属性は、次のように定義されます。

  • 「優先度」のデフォルト設定は「必須」、「推奨」および「可能な場合」です。デフォルト設定の名前は変更できます。(優先度はリスト・フィールドのため、設定がアルファベット順にソートされており、デフォルト設定の順序は「必須」、「可能な場合」、「推奨」です。)

  • 「範囲」は、この要件が要件仕様の範囲に含まれるか、製品マネージャの判断により「はい」または「いいえ」に設定されます。「範囲」が「はい」に設定されている要件に入力された見積数が加算されていきます。「範囲」が「はい」に設定されていると、その要件の履行設定が合計され、見積数が調整されるのに合せて見積値がロールアップ値に含まれて調整されます。下記の例を参照してください。黄色の「注意」記号は、「この要件仕様で計測されている一部の範囲要件に見積が欠落」ということを示しています。

  • 「見積」は数値フィールドで、整数値を入力します。見積は労力レベル(Level Of Effort、LOE)と見なすことができ、1時間当たりの工数、人日やその他のLOEの単位のように、製品マネージャがこの値を決定します。前述の「範囲」属性との関係に注意してください。

  • 「履行済」は「はい」または「いいえ」に設定できます。空白設定のまま残されたり戻された場合は「値なし」と見なされます。要件が詳細に記述されて要件仕様の目的を達成できているかどうか、つまり履行済であるかどうか、製品マネージャが判断します。範囲属性が「はい」に設定されている要件の場合、「履行済」設定はロールアップされて「履行ステータス」チャートに記載され、要件の進捗状況をある程度追跡できます。

たとえば、要件仕様RS-1にR-2、R-3、R-4という3つの要件があるとします。これらの要件は、それぞれ見積の入力値が200、300、400だとします。R-2、R-3およびR-4について「範囲」が「はい」に設定されている場合、RS-1の見積合計は900です。 ただし、要件R-2の「範囲」が「いいえ」に設定されている場合、RS-1のロールアップされた見積合計は700になります。

見積値が欠如している「範囲」とマーク付けされた要件など、特定の点をすばやく確認するには、表ビューを使用します。構造を表示するには標準ビューを使用します。

注意

標準ビューは動的で、エントリを作成すると変更を保存しなくても更新されます。表ビューは動的ではなく、円グラフなどの表示内容に最新の変更を反映するには、「リフレッシュ」アイコンをクリックする必要があります。

要件および依存関係の管理のFAQ

一部の要件の隣に表示される「コメント」アイコンは何ですか。

構造内で要件が選択し、「標準」ビューの右端にある「コメント」リンクをクリックして、コメントを作成することができます。「コメント」ダイアログが表示されるので、コメントを入力して「発行」ボタンをクリックします。コメントが発行されると、デフォルトのステータスは「オープン」です。「ステータスの変更」フィールドは「クローズ済」に設定したり、「オープン」に戻すことができます。要件に1つ以上のオープンのコメントがある場合、構造内で要件の隣にアイコンが表示され、製品マネージャまたは要件所有者に処理可能なコメントがあることが示されます。

管理チームと承認またはレビュー・チームの違いは何ですか。

「チームの管理」処理は、オブジェクトの読取りおよび変更にアクセスできるユーザーを制御します。「アクセスの許可」設定は常に「全員」に設定されています。「チーム・メンバーのみ」を選択し、オブジェクトにアクセスできるユーザーを選択できます。したがって、「承認のために提出」処理が実行されると、要件仕様そのものの読取りまたは変更にアクセスがない一部のユーザーも、オブジェクトの承認または却下のワーク・リスト・タスクの通知を受け取ることがあります。

Agile Product Lifecycle Managementビジネス・オブジェクトを要件に関連付ける方法を教えてください。

要件仕様または要件から、「追加情報」タブの下の「関係」テーブルにナビゲートします。「選択および追加」アイコンをクリックし、まず、要件に関連付けるAgile Product Lifecycle Managementアイテムまたは設計を検索します。Product Lifecycle Managementオブジェクトが選択されている状態で、ページの下の「OK」をクリックします。その後、ページの一番上の「保存」ボタンをクリックします。

要件仕様または要件に添付を追加する方法を教えてください。

要件仕様または要件が開かれ、選択された状態で、「追加情報」タブを開きます。「添付」領域で、「処理」メニューから「追加」を選択するか、「追加」アイコンをクリックします。「タイプ」「ファイル」または「URL」を選択します。添付がファイルの場合、「参照」ボタンをクリックしてシステムからファイルを選択し、「開く」をクリックします。添付がURLの場合、フィールドに入力します。いずれのタイプでも、添付の追加前または後に、タイトルや摘要を追加できます。

要件仕様を製品に関連付ける方法を教えてください。

要件仕様を開いた状態で、「詳細」タブをクリックします。「製品」メニューをクリックし、適切な製品を選択します。要件仕様の別のバージョンを別の製品に関連付けることができます。この属性のメニューに表示される製品名は、管理者が作成します。

要件仕様または要件を提案に関連付ける方法を教えてください。

要件仕様または提案の「追加情報」タブを開きます。「選択および追加」アイコンをクリックします。関連付けるオブジェクトを「関係」テーブルに追加して関係を作成します。

テスト・ケースを要件に関連付ける方法を教えてください。

状況により、依存関係または関係を使用できます。依存関係は関係よりも厳密に制御されており、要件が別の要件に影響を与える場合、その要件は削除できません。

依存関係サマリーと依存関係の違いは何ですか。

「依存関係サマリー」タブは要件仕様に用意されており、「依存関係」タブは要件で使用されます。

また、「依存関係サマリー」・タブの表は読取り専用ですが、「依存関係」タブの「依存対象要件」表は変更可能です。

「依存対象要件」表の内容は何ですか。

「依存対象要件」表は、要件の「依存関係」タブと、要件仕様の読取り専用「依存関係サマリー」・タブに表示されています。この表は、選択されている要件が依存しているすべての要件をリスト表示します。リスト表示されているそれぞれの要件はライブ・リンクになっており、その要件を開くことができます。「選択および追加」アイコンによってダイアログが開き、他の要件と依存関係を設定できます。「依存対象」リンクは手動で追加されます。新しく追加した依存関係を保持するには、要件を保存する必要があります。

「影響要件」表とはなんですか。

要件仕様の「依存関係サマリー」・タブには、読取り専用の「影響要件」表が表示されており、構造内のすべての要件から影響を受ける要件が収集されています。要件の「依存関係」タブには、読取り専用の「影響要件」表があり、選択されている要件が影響を与える要件がリスト表示されます。選択された要件が変更されると、「影響要件」の要件に影響が及びます。リスト表示されているそれぞれの要件はライブ・リンクになっており、その要件を開くことができます。

「影響コンポーネント」表とはなんですか。

要件仕様の「依存関係サマリー」・タブには、読取り専用の「影響コンポーネント」表が表示されており、構造内のすべての要件からコンポーネントが収集されています。要件の「依存関係」タブには、読取り専用の「影響コンポーネント」表があり、選択されている要件が影響を与えるコンポーネントがリスト表示されます。選択された要件が変更されると、「影響コンポーネント」のコンポーネントに影響が及びます。リスト表示されているそれぞれのコンポーネントはライブ・リンクになっており、そのコンポーネントを開くことができます。概念設計管理でコンポーネントが履行され、テストが成功すると、この表には更新後のステータスが表示されます。

依存関係と影響の違いは何ですか。

依存関係と依存は、要件の進捗が別の要件の進捗によって影響を受けることを意味します。これにはスケジュール、優先度、または完成度など様々な要因が考えられます。影響は、要件の進捗が別の要件の進捗に影響を与えることを意味します。要件Aが要件Bに依存している場合、要件Bは要件Aに影響を与えることになります。 この場合、要件Aが要件Bによって影響を受けているともいえます。