10 シミュレーション・セット

この章の内容は次のとおりです。

シミュレーション・セット: 説明

シミュレーション・セットを使用すると、テスト目的で品目-組織属性を変更できます。

シミュレーション・セットは、品目を再度収集する必要なく、品目-属性値を短時間で変更するために使用します。たとえば、品目のリード・タイムまたはオーダー・モディファイアを変更してプランニング結果をテストできます。

シミュレーション・セットを開き、「品目」表を使用して次の品目属性を変更できます。

属性

リード・タイム

固定リード・タイム、変動リード・タイム、事前プロセスのリード・タイム、プロセス・リード・タイム、事後プロセスのリード・タイム

オーダー・モディファイアOrder modifiers

最小オーダー数量、最大オーダー数量、固定ロット乗数、固定オーダー数量、供給の固定日数

タイム・フェンス

需要タイム・フェンス・タイプ、プランニング・タイム・フェンス・タイプ、リリース・タイム・フェンス・タイプ、需要タイム・フェンス日数、プランニング・タイム・フェンス日数、リリース・タイム・フェンス日数

安全在庫

安全在庫プランニング方法、対象日数、および安全在庫レベルの計算に使用されるその他の属性

その他

標準原価、許容前倒日数、超過範囲、廃止日、販売価格、割引率、バック・トゥ・バック可能

シミュレーション・セットの作成: 手順

「プラン入力」作業領域からシミュレーション・セットを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータで、「プラン入力」作業領域のリンクをクリックします。

  2. 「プラン入力」ページで、「オープン」ボタンをクリックし、「フル・ペイン」を選択します。

  3. 「表、グラフまたはタイル・セットのオープン」ダイアログ・ボックスで、次のようにします。

    1. 「検索」ドロップダウン・リストで、「名前」を選択します。

    2. 「検索」テキスト・ボックスに、「品目」「リソース」など、表の名前を入力します。

    3. 「検索」アイコン・ボタンをクリックします。

    4. 「品目」表を選択して「OK」をクリックします。

  4. 「プラン入力」ページの「品目」タブ(または「リソース」タブ)で、「検索」ボタンをクリックします。

  5. 「検索結果」リージョンで、行を1行以上選択して次のようにします。

    1. 「処理」をクリックして「シミュレーション・セットに追加」を選択します。

    2. 「シミュレーション・セットに追加」ダイアログ・ボックスで、「検索: シミュレーション・セット」の値リストの下矢印をクリックしてから、「シミュレーション・セットの作成」をクリックします。

    3. 「シミュレーション・セットの作成」ダイアログ・ボックスで、「シミュレーション・セット」フィールドに作成するシミュレーション・セットの名前を入力します。

    4. 「保存してクローズ」をクリックします。

    5. 「シミュレーション・セットに追加」ダイアログ・ボックスで、「保存してクローズ」をクリックします。

シミュレーション・セットの編集: 手順

「プラン入力」作業領域からシミュレーション・セットを編集するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータで、「プラン入力」作業領域のリンクをクリックします。

  2. 「プラン入力」ページで、「プラン」パネル・タブをクリックします。

  3. 「プラン」パネル・ドロワーで、次のようにします。

    1. 「シミュレーション・セット」リストを展開します。

    2. シミュレーション・セットを選択し、右クリックして「オープン」を選択します。

  4. 「シミュレーション・セット」ページで、「オープン」をクリックし、「フル・ペイン」を選択します。

  5. 「表、グラフまたはタイル・セットのオープン」ダイアログ・ボックスで、「リソース」「品目」など、表を選択して「OK」をクリックします。

    「シミュレーション・セット」ページで、「リソース」タブや「品目」タブなど、選択した表の新しいタブが開きます。

  6. 「検索」リージョンで「検索」をクリックします。

  7. 「検索結果」リージョンで、行を1行以上選択します。「処理」をクリックしてドロップダウン・リストから「編集」を選択します。

  8. 編集ダイアログ・ボックスでは、アクセスした表に応じて、一部の属性の編集や追加の表へのドリルダウンが実行できます。次に例を示します。

    • 「リソース」表の場合、「ボトルネック」の値を変更できます。「リソース可用性」表へドリルダウンすることもできます。

    • 「品目」表の場合、「プロセス・リード・タイム」の値を変更できます。「サプライヤ」表へドリルダウンすることもできます。

  9. 完了したら、「OK」をクリックして「シミュレーション・セット」ページに戻ります。変更した行およびフィールドには、小さい色付きのドットのマークが付きます。

需要および供給の変更のシミュレーション: 説明

プランニング・セントラルでは、プランでの需要および供給の変更による影響をシミュレートできます。

品目シミュレーション・セット

品目シミュレーション・セットを使用して、「プランニング・セントラル」作業領域内で品目-組織パラメータを編集した後、編集した値を使用してプランを実行できます。需要および供給の変更をすばやくシミュレートし、その変更でプラン出力を分析できます。

プランを開いた後、「供給および需要」表を開いて次の変更を行います。

  • 需要の追加: 手動需要を作成し、日付および数量を確定します。

  • 需要の取消: 需要を確定し、確定日を変更します。

  • 需要の再スケジュール: 需要を確定し、確定日を変更します。

  • 新規計画オーダーの追加: 計画オーダーを作成し、確定日および数量を設定します。

  • 供給および計画オーダーの取消: 供給を確定し、確定数量をゼロに設定します。

  • 供給の再スケジュール: 供給を確定し、確定日を変更します。

「現在のデータでリフレッシュしない」オプションを選択してプランを実行すると、需要および供給の変更結果を表示できます。