3 ユーザーの作成および管理

Oracle IoT Production Monitoring Cloud Service機能へのアクセス機能は、事前定義済のロールによって決定されます。

管理者アカウントを使用してログインし、Oracle IoT Production Monitoring Cloud Serviceでユーザーを作成し、これらに必要なロールを割り当てます。

注意:

またOracle Identity Cloud Serviceインスタンスを使用して、登録済Oracle IoT Production Monitoring Cloud Serviceアプリケーションのユーザーおよび割り当てられたロールを管理することもできます。

クラウドサブスクリプションの「マイ・サービス」ページから、Oracle Identity Cloud Serviceにアクセスできます。

ロールとユーザーの理解

Oracle IoT Production Monitoring Cloud Serviceでは、アプリケーション・ユーザーに対して事前定義済ロールが使用されます。ロールは、ユーザーに割り当てられた権限のセットです。

Oracle Identity Cloud Serviceは、生産モニタリング・ロールおよびユーザーの一元化されたアイデンティティ・ストアを提供します。生産モニタリングでユーザーを作成する場合、ユーザーはOracle Identity Cloud Service内のIoTアプリケーションに関連付けられたアイデンティティ・ドメインに作成されて格納されます。ユーザーに1つ以上のロールを付与できます。

Oracle IoT Production Monitoring Cloud Serviceでは、次のロールが使用されます。

  • 管理者(IoTPMAdministrator): アプリケーション管理者はアプリケーションを設定して保守します。管理者は、すべての権限を持つスーパーユーザーです。管理者のみが次の操作を実行できます。
    • 他のユーザーを作成します。

    • ファクトリを作成、更新、削除または置換します。

    • マシン・タイプを作成、更新、削除または置換します。

    • SCM Maintenance Cloudからマシンをインポートします。

  • ファクトリ・マネージャ(IoTPMFactoryManager): ファクトリ・マネージャはファクトリ、ファクトリ全体または複数ファクトリのセクションを管理します。ファクトリ・マネージャは、主に次の操作を実行します。

    • マシンを作成します。

    • メトリックまたはKPIを追加または削除します。

    • ファクトリ・メンテナンス構成、製品およびオペレータを作成、置換、更新または削除します。

    • マシン、生産ライン、生産プラン、メンテナンス・スケジュールおよびルーティング・タスクをインポートします。

    • メンテナンス・スケジュールを作成または削除します。

    • ルールを作成、更新または削除します。

    • ルーティング・タスクを作成、更新または削除します。

    • 再索引付けして検索します。

  • 技術者(IoTPMTechnician): 技術者は、マシン障害の診断および修理を処理します。技術者は、主に次の操作を実行します。

    • マシンを更新および置換します。

    • メンテナンス・スケジュールを更新、置換および最適化します。

    • 警告およびインシデントを更新します。

  • オペレータ(IoTPMOperator): オペレータがデバイスを使用してメッセージを送信します。オペレータは生産プランを更新および置換し、特定のビューおよびエンティティにアクセスできます。

  • ユーザー(IoTPMUser): 通常のユーザーは、Oracle IoT Production Monitoring Cloud Serviceにアクセスできます。ユーザーは次の操作も実行できます。

    • マップ・ビューを表示および検索します。

    • ファクトリ、マシン、マシン・タイプ、メンテナンス・スケジュール、ファクトリ・メンテナンス構成、オペレータ・タイプ、オペレータ、生産ライン、生産プラン、製品、ルーティング・タスクおよび作業指示をリスト、カウントおよび表示します。

    • ファクトリおよびマシン・メトリック、インシデントおよび警告を表示します。

    • 検索を実行します。

新規ユーザーの作成

ユーザーがOracle IoT Production Monitoring Cloud Serviceにアクセスできるようにするには、アプリケーションで新規ユーザーを作成します。次に、ユーザーの割当て済タスクに適したロールを割り当てます。

  1. 「メニュー」「メニュー」アイコンをクリックし、「構成」を選択します。
  2. 「ユーザー」(「ユーザー」タブ・アイコン。)タブをクリックします。
  3. 「ユーザーの作成」(「追加」アイコン)をクリックします。
  4. 「ロール」の下で、ユーザーに対して次のロールを1つ以上選択します。
    • 管理者: 新規ユーザーがアプリケーション管理者である場合、このロールを選択します。
    • ファクトリ・マネージャ: 新規ユーザーがファクトリ、ファクトリ全体または複数ファクトリのセクションを管理する場合は、このロールを選択します。
    • オペレータ: 新規ユーザーがオペレータの場合はこのロールを選択し、デバイスを使用してメッセージを送信します。
    • 技術者: 新規ユーザーがマシン障害の診断を処理および修理する場合、このロールを選択します。
    • ユーザー: 新規ユーザーがアプリケーションへの基本アクセス権を必要とする場合、このロールを選択します。
  5. 「名前」で、ユーザーの名前と目的のユーザーIDを入力します。
    • : ユーザーの名を入力します。

    • : ユーザーの姓を入力します。

    • ユーザー名: ユーザー・アカウントのユーザー名を入力します。

  6. 「電子メール」で、ユーザーの電子メールの詳細を指定します。
    • 勤務先: ユーザーの勤務先の電子メール・アドレスを入力します。

    • 自宅: (オプション)ユーザーの自宅の電子メール・アドレスを入力します。

    • リカバリ: (オプション)ユーザーのリカバリ電子メール・アドレスを入力します。この電子メール・アドレスを使用すると、ユーザーがパスワードを忘れた場合やロックアウトされた場合にユーザーがアカウントへのアクセスを回復するのに役立ちます。

    • その他: オプションで、ユーザーの追加の電子メール・アドレスを入力します。

    主要(勤務先)電子メールは必須です。Oracle Identity Cloud Serviceでは、ユーザー・アカウントのアクティブ化のリンクとともにこのアドレスにメールが自動的に送信されます。

  7. (オプション)電話で、ユーザーの電話詳細を指定します。
    • 勤務先: ユーザーの勤務先の電話番号を入力します。

    • 自宅: ユーザーの自宅の電話番号を入力します。

    • リカバリ: ユーザーのリカバリの電話番号を入力します。この電話番号を使用すると、ユーザーがパスワードを忘れた場合やロックアウトされた場合にユーザーがアカウントへのアクセスを回復するのに役立ちます。

    • その他: ユーザーの追加の電話番号を入力します。

    • 携帯: ユーザーの携帯電話番号を入力します。

  8. 「保存」をクリックします。
  9. 「戻る」をクリックして、「ユーザー」ページに戻ります。

ユーザー・アカウントの編集

ユーザー・アカウントを編集して、ユーザーのロール、名前、電子メールまたは電話情報を変更します。

  1. 「メニュー」「メニュー」アイコンをクリックし、「構成」を選択します。
  2. 「ユーザー」(「ユーザー」タブ・アイコン。)タブをクリックします。
  3. 適切なユーザー行に対して「編集」(「編集」アイコン)をクリックします。
  4. 「ロール」「名前」「電子メール」および電話の各セクションで必要な変更を行います。
  5. 「保存」をクリックします。
  6. 「戻る」をクリックして、「ユーザー」ページに戻ります。

ユーザー・アカウントの検索

特定の検索基準に一致する特定のユーザー・アカウントまたはユーザー・アカウントを検索するには、検索機能を使用します。

  1. 「メニュー」「メニュー」アイコンをクリックし、「構成」を選択します。
  2. 「ユーザー」(「ユーザー」タブ・アイコン。)タブをクリックします。
  3. 「検索」(「検索」アイコン)をクリックして、検索がオフになっている場合に切り替えます。
  4. 「このアプリケーションのユーザーのみを表示」リストで、次のいずれかのオプションを選択します。
    • : ユーザーの名でユーザー・アカウントを検索するには、このオプションを選択します。
    • : ユーザーの姓でユーザー・アカウントを検索するには、このオプションを選択します。
    • ユーザー名: ユーザー名でユーザー・アカウントを検索するには、このオプションを選択します。
    • 電子メール: 電子メール・アドレスでユーザー・アカウントを検索するには、このオプションを選択します。
    • ロール: ロールでユーザー・アカウントを検索するには、このオプションを選択します。

    「ユーザー」ページには、デフォルトでOracle IoT Production Monitoring Cloud Serviceユーザーが表示されます。

    ページで「このアプリケーションのユーザーのみを表示」設定を「False」に設定すると、同じOracle Identity Cloud Serviceドメインに格納されている他のユーザーもそのページに表示されます。たとえば、生産モニタリングに加えてIoTプラットフォームおよびコネクテッド・ワーカー・サービスも使用している場合は、Oracle Internet of Things Cloud ServiceおよびOracle Internet of Things (IoT) Connected Worker Cloud Serviceに存在する追加ユーザーが表示されることがあります。

  5. 2番目のリストで、次のいずれかのオプションを選択します。
    • 次で始まる: 検索句全部または一部を使用してユーザー・アカウントを検索するには、このオプションを選択します。たとえば、T、ToまたはTomを検索すると、Tom Jonesを検索できます。
    • 一致: 完全一致を使用してユーザー・アカウントを検索するには、このオプションを選択します。たとえば、ユーザーTom Jonesを検索するには、検索フィールドにTom Jonesと入力します。
    • 一致しない: 入力した検索基準を除外してユーザー・アカウントを検索するには、このオプションを選択します。たとえば、Tom Jonesを入力すると、Tom Jonesを除くすべてのユーザーが返されます。
  6. 検索基準をフィールドに入力して[Enter]を押します。
  7. (オプション)追加の検索基準を追加するには、「追加」(「追加」アイコン)をクリックします。
  8. (オプション)追加の検索基準を削除するには、「削除」(「削除」アイコン)をクリックします。
  9. (オプション)検索基準をクリアするには、「検索のクリア」をクリックします。