JcaDataInterface
のほとんどのメソッドに、次の2つのバージョンがあります。
1つ目が、仕様を認識するバージョンで、プロパティまたは属性の所属先のアクティブ化または相互作用の仕様を示す(activationまたはinteraction) spec引数を取ります。
もう1つが、仕様を認識しないバージョンで、spec引数は取りません。このドキュメントの例ではすべて仕様非認識APIが使用されています。
これらのメソッドの仕様非認識バージョンは、一度に1つの仕様のみをサポートするアダプタ・ウィザード向けです。たとえば、FileAdapterインスタンスでは、ファイルの読取りかファイルへの書込みのいずれかを実行できます。単一インスタンスで両方を実行することはできません。
仕様認識メソッドは、複数の仕様をサポートするアダプタ・ウィザードで使用する必要があります。たとえば、MQアダプタでは、非同期コールバックも使用する読取り操作がサポートされています。
この場合、MQアダプタ・ウィザードでは、アクティブ化の仕様と相互作用の仕様が生成されます。このため、MQアダプタ・ウィザードでは、プロパティまたは属性の所属先がどちらの仕様であるかを明確にするために、仕様認識メソッドを使用する必要があります。
spec引数には、spec文字列のみが含まれます。
仕様非認識APIでは、アクティブ化または相互作用の仕様を追加する前にプロパティを設定できる古いアダプタもサポートされます。