A RightNow資格証明を管理するための資格証明ストアの構成

この付録では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlでCSFキーを使用可能にする方法について説明します。

Oracle RightNowアダプタを使用してRightNow Cxに対して統合を構成する前に、SOAまたはService BusサービスがデプロイされるWeblogicドメインの資格証明ストアで、設計時に指定した認証キーを使用可能にする必要があります。

認証キーは、SOAコンポジットまたはService Busプロジェクトのデプロイ時に、資格証明ストア内に自動的に作成されません。

この章では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してWeblogicドメインに認証キー(別名CSFキー)を手動で作成する方法について説明します。

A.1 Fusion Middleware ControlでのCSFキーの使用

Oracle RightNowアダプタでは、認証キー(CSFキー)を使用して、設計時に資格証明を安全に格納および管理できます。これによって、統合のためのセキュリティ・ポリシーを手動で管理する必要がなくなると同時に、設計時のプロジェクトに実際の資格証明のトレースを格納する必要もなくなります。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlでCSFキーを構成するには、次の手順を行います。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにログインし、「WebLogicドメイン」に移動します(図A-1を参照)。

図A-1 WebLogicドメインが表示されたFusion Middleware Control

「図A-1 WebLogicドメインが表示されたFusion Middleware Control」の説明
デプロイメントに使用する管理対象サーバーを右クリックして、「セキュリティ」から「資格証明」に移動します(図A-2を参照)。「資格証明」ページが表示されます。

図A-2 Fusion Middleware ControlのWebLogicドメイン

「図A-2 Fusion Middleware ControlのWebLogicドメイン」の説明
「マップの作成」をクリックします(図A-3を参照)。

図A-3 「マップの作成」画面

「図A-3 「マップの作成」画面」の説明
図A-4に示すように、SOAという名前のマップを作成して、「OK」をクリックします。作成されたSOAマップは、「資格証明」リストに表示されます。

図A-4 マップ名

「図A-4 マップ名」の説明
資格証明リストからSOAマップを選択し、「キーの作成」をクリックします(図A-5を参照)。

図A-5 キーの作成

「図A-5 キーの作成」の説明
ユーザー・アカウントに関連付ける一意のCSFキーを入力します(図A-6を参照)。

このキーは、Oracle JDeveloperの構成ウィザードの適切な場所で、まったく同じ形式と文字で構成する必要があります。

図A-6 「キーの作成」画面

「図A-6 「キーの作成」画面」の説明
キーのタイプは「パスワード」のままとして、残りの資格証明とオプションの説明を入力し、「OK」をクリックします(図A-7を参照)。

図A-7 資格証明の入力

「図A-7 資格証明の入力」の説明
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは、追加したCSFキーがSOAマップの下に表示されます(図A-8を参照)。

図A-8 資格証明ストア・プロバイダ

「図A-8 資格証明ストア・プロバイダ」の説明