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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのアップグレードのプランニング
12c (12.1.3)
E56231-02
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目次

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2 アップグレード戦略の開発

この章では、最新バージョンのOracle Fusion Middlewareにアップグレードする準備の重要な情報について説明します。

実行する必要がある手順は、既存のシステムの構成、アップグレードするコンポーネントおよびアップグレードと構成プロセスの最後に作成する環境によって異なります。

この章の内容は次のとおりです。

2.1 アップグレードのプランニング

アップグレードを開始する前に、アップグレード・プランを作成する必要があります。表2-1は、アップグレードを開始する前に慎重に検討する必要がある基本的なFusion Middlewareアップグレード・プランニング手順およびアップグレード要件をいくつか示しています。この表には、プロセスの各手順について、詳細情報の参照先も示されています。


注意:

アップグレード後のタスクを実行する順序は、現在の環境によって異なります。最も重要なアップグレード後の考慮事項を確認するには、次のリストをチェックリストとして使用してください。

表2-1 アップグレード・プランニングのロードマップ

タスク 説明 ドキュメント

Oracle Fusion Middleware 11gとリリース12c (12.1.3)との相違点を理解する。

Oracle Fusion Middleware 11gユーザーは、アップグレード・プロセスを開始する前に、11gとリリース12c (12.1.3)との概念的な相違点を理解する必要があります。

11gユーザーを対象としたOracle Fusion Middleware 12cの概要


どの11g製品および機能を12.1.3にアップグレードできるかを理解する。

どの11gコンポーネントを12.1.3にアップグレードできるかを理解する必要があります。

注意: 11gコンポーネントをアップグレードした12.1.3コンポーネントとともに使用する予定の場合、アップグレードによって相互運用性および互換性にどのような影響があるかを理解する必要があります。

Oracle Fusion Middleware 12cで使用可能な製品および機能に関する項

Oracle Fusion Middleware 12で使用できない製品および機能に関する項

(相互運用性および互換性の理解に関するドキュメント)

データベースがサポートされていることを確認する。

12cドメインには、新しいスキーマを格納するデータベースが必要です。Fusion Middlewareで使用するスキーマをホストするデータベースがサポートされている必要があります。

12c (12.1.3)のためのOracle Databaseのアップグレードおよび準備


32ビット・オペレーティング・システムを64ビットに更新または置き換える(必要な場合)。

新しいリリース12c (12.1.3)コンポーネントに64ビット・オペレーティング・システムが必要であることが確認された場合、アップグレード前に新しいマシンに移行する必要があります。

32ビットから64ビット・オペレーティング・システムへのアップグレード


サポートされているバージョンのOracle Fusion Middleware 11gが実行されていることを確認する。

既存のOracle Fusion Middlewareデプロイメントが、Oracle Fusion Middleware 12c (12.1.3)にアップグレードする前に特定の要件を満たしている必要があります。

サポートされているアップグレード開始点の理解


オペレーティング・システム、既存のハードウェアおよびサポートしているすべてのソフトウェアが、アップグレードするコンポーネントで正常に動作することが保証されていることを確認する。

Fusion Middleware 12c (12.1.3)デプロイメントをサポートするために使用されるシステム・ハードウェアおよびソフトウェアが、Fusion Middlewareの動作保証要件を満たしている必要があります。

動作保証およびシステム要件の確認


バックアップおよびリカバリ戦略を作成する。

アップグレードを開始する前に、スキーマをホストするデータベースなどのシステムに重要なファイルの完全コピーが作成されているか確認してください。

アップグレードのためのバックアップ戦略の作成


アップグレードの基本的なルールおよび制限を理解する。

アップグレードで発生する可能性のある問題を回避するために、基本的なルールおよび制限を理解する必要があります。

アップグレードの基本的なルールと制限の理解


デプロイされている11gアプリケーションおよびコンポーネントに与える影響を考慮する。

アップグレードされた12c (12.1.3)環境でFusion Middleware 11gコンポーネントを使用する場合、発生する可能性のある相互運用性および互換性の問題を確認および理解する必要があります。

以前のバージョンとの相互運用性および互換性の理解


アップグレード・プロセス時のシステム停止時間を計画する。

アップグレード・プロセスでは、ほとんどのFusion Middlewareコンポーネントで「インプレース」アップグレードが行われます。この間システムが停止するための準備をする必要があります。失敗した場合に備えてバックアップおよびリカバリをテストし、アップグレードのダウンタイムを計画するため、アップグレード・プロセスをテストし、またリストア機能をテストします。アップグレード時に問題が発生し、11gシステムのリストアが必要になった場合のシナリオの計画にも役立ちます。

アップグレード時のシステム停止時間に関する計画


アップグレードの製品ディストリビューションを入手する。

アップグレード・プロセスを開始する前に、リリース12c (12.1.3)ソフトウェアを入手してインストールする必要があります。アップグレードに必要な製品ディストリビューションをダウンロードする必要があります。

製品ディストリビューションの取得


標準的なインストール、構成およびアップグレード・ツールの使用方法を理解する。

Oracleは、インストール、アップグレードおよび構成プロセスの多くを自動化するために使用できるツールの標準的なスイートを提供しています。

標準インストールおよびアップグレード・ツールの使用方法


次の手順: 全般的なプランニングの後、アップグレードするコンポーネントのコンポーネント固有のアップグレード・ドキュメントを取得する必要があります。

アップグレードする各コンポーネントでは、特定のアップグレード・タスクのセットを実行する必要があります。これらのタスクの一部は、アップグレード後に実行します。正常にアップグレードされていることを確認するために、コンポーネントのアップグレード・ドキュメントを確認してください。

コンポーネント固有のアップグレード・ドキュメントの検索



2.2 本番環境のアップグレード前のクローン環境のアップグレード(推奨)

実際の本番環境の完全な作業用コピーを作成し、クローン環境をアップグレードし、アップグレードされたコンポーネントが予想どおりに動作することを確認してから(必ず確認した後で)、本番環境をアップグレードすることをお薦めします。

アップグレードの導入に使用するためのテスト環境の作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のテスト環境から本番環境への移動に関する項を参照してください。

アップグレード前にクローン環境でテストを実施することにより、本番のアップグレード計画全体に適用できる重要なデータが得られます。その他のメリットには次のものがあります。

  • アップグレードに関する問題を明らかにし、修正します。

  • エンドツーエンドのアップグレードを完了させる練習をします。

  • アップグレードのパフォーマンスおよびパージ・スクリプトがどのように役立つかを理解します。

  • Upgrade Assistantでメタデータおよびオープン・インスタンスをアップグレードするために必要な時間を理解します(SOAアップグレード)。

  • データベース・リソースの使用(一時表領域、PGAなど)について理解します。

バックアップにおける考慮事項および手順の完全なリストは、「バックアップ戦略の作成」に記載されています。アップグレードを開始する前に、必ずこの情報を確認し、完全なバックアップを実行してください。

2.3 アップグレードのためのバックアップ戦略の作成

新しいリリース12c (12.1.3)ディストリビューションのインストールと、Oracle Fusion Middleware 11gデプロイメントのリリース12c (12.1.3)へのアップグレードを始める前に、システムに重要なすべてのファイルをバックアップしたか確認します。Oracle Fusion Middlewareスキーマをホストするデータベースなどの既存のデプロイメントの完全バックアップを実行することを強くお薦めします。

アップグレードに失敗した際、環境のすべてのコンポーネントを確実にリストアできるようにするための詳細は第3章「アップグレードのバックアップ/リカバリ戦略」を参照してください。

2.4 インプレース・アップグレードとアウトオブプレース・アップグレードの理解

11g環境を12c (12.1.3)にアップグレードする場合、アップグレードがアップグレード前の環境にどのような影響を与えるかを理解する必要があります。たとえば、アップグレード時に既存の11gファイルを更新するスキーマおよびドメイン・ディレクトリのアップグレードは、「インプレース」で実行されます。12c (12.1.3)のOracleホーム・バイナリは新しいディレクトリにインストールされるため、「アウトオブプレース」でアップグレードされます。

12c (12.1.3)へのアップグレードには、中間層およびスキーマが含まれます。中間層のみ、またスキーマのみのアップグレードはできません。

次のリストは、各コンポーネントに対するアップグレードの実行方法を示します。

  • Oracleホーム・バイナリ - アウトオブプレースでアップグレード

    Oracle Infrastructure 12c (12.1.3) (WebLogic ServerおよびJRFを含みます)およびその他の12c (12.1.3)ディストリビューション・バイナリを、新しいOracleホームにインストールします。11gバイナリは上書きされないため、バイナリのアップグレードは「アウトオブプレース」と考えられます。

  • スキーマ - インプレースでアップグレード

    11gスキーマは12c「インプレース」でアップグレードされるため、Upgrade Assistantはアップグレード処理時にスキーマを更新および上書きします。この処理の間は、サーバーを停止する必要があります。

  • インスタンス - スキーマのアップグレード時に移行(SOAアップグレードのみ)

    アクティブ・インスタンスおよびクローズされたインスタンスの11gから12cへのアップグレードは、スキーマのアップグレードの一環として自動的に実行されます。管理スクリプトを使用してアップグレードを管理できます。

  • ドメイン・ディレクトリ再構成 - インプレースでアップグレード

    既存のドメインは「インプレース」でアップグレードされます。アップグレードの間、11gドメインの場所を指定し、11gドメインは新しい12c (12.1.3)のホーム・ディレクトリを指すように再構成されます。

  • ドメイン・コンポーネント構成 - インプレースでアップグレード

    11gドメインを再構成した後、Upgrade Assistantを再度使用して、新しい12c (12.1.3)ホーム・ディレクトリ内の、アップグレードが必要な残りのドメイン・コンポーネント構成をアップグレードします。


注意:

ドメインのアップグレードはインプレースで実行することをお薦めします。ただし、アウトオブプレース・ドメイン・アップグレードが必要な場合は、「アウトオブプレース・ドメイン・ディレクトリ・アップグレードの実行」を参照してください。その場合も、スキーマはインプレースでアップグレードされます。

2.5 アップグレードの基本的なルールと制限の理解

アップグレード・プロセスを開始する前に、いくつかの基本的なルールおよび制限について理解する必要があります。どの統合されたコンポーネントをこのバージョンのFusion Middlewareにアップグレードできるかを理解することは重要です。

本番環境をアップグレードする前に、クローン本番環境でアップグレードを試すことを強くお薦めします。

アップグレードにおけるその他の考慮事項は、相互運用および互換性の理解のガイドに記載されています。

2.6 アップグレード時のシステム停止時間に関する計画

Fusion Middlewareデプロイメントの正常なアップグレード戦略を作成する前に、アップグレード中に本番環境がどのような影響を受けるかを理解する必要があります。特に多くのアーティファクトをアップグレードする場合、一部のアップグレード手順は非常に時間がかかる場合があります。データベースのサイズおよびシステムのインフラストラクチャの速度が、アップグレード中の全体の停止時間に影響を与える場合もあります。

停止時間をプランニングする場合は、次の内容を慎重に検討してください。

  • Upgrade Assistantでは、スキーマ・アップグレードの期間全体を通じて、ドメインのすべてのサーバーおよびコンポーネントを停止する必要があります。

  • アップグレードの前に、11gドメインがOPSSポリシー・ストアに関連付けられていない場合、11gドメインをOPSS DBベースのポリシー・ストアに再関連付けする必要があります。この操作により、11gドメインは再起動されます。

  • コンポーネント・スキーマのアップグレード後、再構成ウィザードを使用してドメインを再構成します。ドメインが再構成された後、Upgrade Assistantでは、構成をアップグレードする間、すべてのサーバーおよびコンポーネントを停止したままにする必要があります。12.1.3では、アップグレード処理の期間全体を通じて、サーバーおよびコンポーネントは停止します。

  • アップグレードに障害が発生した場合、アップグレード・プロセスを最初からもう一度開始する必要があります。これには、バックアップ・ファイルからのリカバリおよび再デプロイメントも含まれます。これは、停止時間のプランニングにおける考慮事項です。

2.7 32ビットから64ビット・オペレーティング・システムへのアップグレード

新しいリリース12c (12.1.3)コンポーネントに64ビット・オペレーティング・システムが必要であることが確認された場合、アップグレード前に32ビット環境を64ビット・ソフトウェア環境に移行する必要があります。64ビット環境への移行後、11gサーバーが起動し、アプリケーションがアクセス可能であることを確認します。

Oracle Fusion Middleware 11gソフトウェアがすべて適切に64ビット・マシンで動作することを確認してから、Oracle Fusion Middleware 12cへのアップグレードを実行してください。


注意:

これらの手順は、データベースが別のホスト上にあり、移動されないことを前提としています。

オペレーティング・システムのアップグレードには、通常、次の内容が含まれます。


注意:

次の手順は、オペレーティング・システム・アップグレード・プロセスの例として説明されているため、特定のオペレーティング・システムを更新する場合に実行する必要がある手順がすべて含まれている場合と含まれていない場合があります。詳細は、使用しているオペレーティング・システムのアップグレード・ドキュメントを参照してください。

次のタスクでは、ホストは、32ビット・ソース・マシンを指し、ターゲットは、新しい64ビット・ターゲット・マシンを指します。


タスク1   アップグレードの64ビット・ソフトウェア要件をサポートするハードウェアを調達する。

アップグレード・プロセスを開始する前に、サポートされている適切なターゲット・ハードウェアが存在することを確認してください。

タスク2   管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャも含めて、すべてのプロセスを停止する。

管理サーバー、管理対象サーバーおよびノード・マネージャがホスト上で起動している場合はこれらも含めて、すべてのプロセスを停止する必要があります。たとえば、管理サーバーを停止するには、次のように指定します。

DOMAIN_HOME/bin/stopWebLogic.sh username password [admin_url]
タスク3   32ビット・ホスト・マシンからすべてのファイルをバックアップする。

11gデプロイメント全体の完全バックアップを作成したことを確認してからアップグレード・プロセスを開始する必要があります。移行中に問題が発生した場合、これらのファイルを使用してプロセスを再度開始する必要があります。

同一のマシンで32ビットから64ビットへアップグレードする場合、アップグレードが失敗した場合、ソース環境が破損するリスクがあることに注意してください。

11gのファイルのバックアップの詳細は、『Oracle® Fusion Middleware管理者ガイド』環境のバックアップに関する項を参照してください。

アップグレード時に、次のコンテンツにアクセスする必要があります。

  • 11gドメイン・ホーム

  • MW_HOME/wlserver_10.3/common/にある11g /nodemanagerディレクトリ


注意:

『Oracle® Fusion Middleware管理者ガイド』環境のバックアップに関する項で説明されている一部のバックアップおよびリカバリ手順は、製品に固有です。完全バックアップを作成するまでアップグレードを続行しないでください。

タスク4   11gのホスト名およびIPアドレスを使用してターゲットの64ビット・マシンを設定する。

ターゲット・マシンのホスト名およびIPアドレスはホストと同一にする必要があります。そのため、ソース・マシンのIPアドレスおよび名前を変更するか、ソース・マシンを停止してネットワークの干渉を回避する必要があります。

IPアドレスおよびホスト名を変更するプロセスは、オペレーティング・システムによって異なります。詳細は、オペレーティング・システムの管理ドキュメントを参照してください。

タスク5   11gドメインのバックアップを32ビット・ホストから64ビット・ホストにリストアする。

11gで使用したのと同じディレクトリ構造を使用して、タスク3でバックアップしたファイルをリストアします。ターゲット・マシンのディレクトリ構造は、ホスト・マシンのディレクトリ構造と同じである必要があります。

64ビットターゲット・マシンに11gファイルをリストアする方法の詳細は、『Oracle® Fusion Middleware管理者ガイド』環境のリカバリに関する項を参照してください。

タスク6 12c (12.1.3)製品ディストリビューションをターゲット・マシンにインストールする。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』およびインストールするコンポーネントのコンポーネント固有のインストレーション・ガイドを参照してください。

タスク7   標準的なアップグレード手順を使用してターゲットの64ビット環境をアップグレードする。

コンポーネントのアップグレードおよびアップグレード後のタスクの実行に関する詳細は、コンポーネント固有のアップグレード・ガイドを参照してください。詳細は、「コンポーネント固有のアップグレード・ドキュメントの検索」を参照してください。


ヒント:

ノード・マネージャ・アップグレード手順では、元のノード・マネージャ・ファイルにアクセスする必要があります。タスク3の一部としてソース・マシンからバックアップされた11gノード・マネージャ・ファイルを使用します。

2.8 12cでの新機能および変更点の理解

Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)へのアップグレードのプランニングを開始する前に、11gとOracle Fusion Middleware 12cの用語および概念の相違点についてよく理解しておく必要があります。

11gユーザーが変更内容を理解するために使用できるリソースのリストは、第1章「11gユーザーを対象としたOracle Fusion Middleware 12cの概要」を参照してください。

2.9 製品ディストリビューションの取得

製品ディストリビューションは、Oracle Software Delivery CloudまたはOracle Technology Networkのいずれかから取得できます。ディストリビューションを取得するためにアクセスする必要のあるサイトの詳細な情報は、「Oracle Fusion Middlewareダウンロード、インストールおよび構成のReadmeファイル」ページを参照してください。


注意:

インストーラを実行するには、システム上に動作保証されたJDKが必要です。動作保証されるJDKを確認するには、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページにある、ご使用のリリースでの動作保証に関するドキュメントを確認してください。

アップグレードのための適切な製品ディストリビューションをダウンロードしたら、Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)コンポーネント固有のインストレーション・ガイドを使用してインストールを完了します。利用できるガイドのリストは、Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)ドキュメント・ライブラリを参照してください。

2.10 サポートされているアップグレード開始点の理解

Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)にアップグレードする場合の、サポートされているOracle Fusion Middleware 11gバージョンの詳細は、次の項を参照してください。

2.10.1 アップグレード開始点とは

Oracle Fusion Middleware 12cにアップグレードするために実行する必要があるOracle Fusion Middlewareの特定のバージョンがアップグレード開始点となります。サポートされているアップグレード開始点であるOracle Fusion Middlewareのバージョンを実行していない場合は、以前のリリースのドキュメントを使用して、まずサポートされている開始点にアップグレードする必要があります。

2.10.2 Oracle Fusion Middleware 12c (12.1.3)でサポートされているアップグレード開始点

次の項は、Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)にアップグレードする場合にサポートされている開始点に関する情報です。

2.10.2.1 サポートされているOracle Fusion Middlewareリリース

次の以前のバージョンのOracle Fusion MiddlewareからOracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)にアップグレードできます。

  • Oracle Fusion Middleware 12cリリース1 (12.1.2)

  • Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.7.0)

  • Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.6.0)

サポートされているバージョンのOracle Fusion Middleware 11gを実行していない場合、第2.10.3項を参照してください。

2.10.2.2 サポートされているOracle WebLogicリリース

WebLogic Serverバージョンのアップグレードをプランニングしている場合、Oracle Technology Network (OTN)のFusion Middlewareでサポートされているシステム構成に関する説明のページを参照して、アップグレード後の環境がOracleでサポートされるか確認する必要があります。

詳細は、次を参照してください。

  • WebLogic Server 12.1.3と以前のリリースとの互換性に関する項

  • アプリケーション環境をアップグレードする場合のロードマップに関する項

2.10.2.3 サポートされているOracle HTTP Serverリリース

Oracle HTTP Server製品ディストリビューションの一環として、ご使用のOracle HTTP Server 11gリリース1 (11.1.1.6または11.1.1.7)または12cリリース1 (12.1.2)を、リリース12c (12.1.3)へアップグレードできます。Oracle HTTP ServerをOracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)にアップグレードする詳細は、次を参照してください。

  • 相互運用性および互換性の理解に関するドキュメントのOracle HTTP Serverの相互運用性の説明

  • アップグレードする管理対象HTTP Serverは、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード』を参照してください。

  • アップグレードするスタンドアロンHTTP Serverは、『スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード』を参照してください。

2.10.2.4 サポートされているデータベース・バージョン

Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)がサポートしている最新のデータベース・バージョンの詳細は、第4章「12c (12.1.3)のためのOracle Databaseのアップグレードおよび準備」を参照してください。

2.10.3 サポートされているFusion Middlewareコンポーネントを実行していない場合

リリース12c (12.1.3)アップグレード・プロセスを開始する前に、最初にご使用の環境でサポートされていないFusion Middlewareコンポーネントを、サポートされているアップグレード開始点にアップグレードします。


注意:

アップグレードした環境で、サポートされていないFusion Middleware 11gまたは12.1.2コンポーネントを使用しないでください。

サポートされている11gまたは12.1.2コンポーネントとリリース12c (12.1.3)との間に互換性の問題が発生するかどうかを確認するには、「動作保証、互換性および相互運用性に関する要件の理解」を参照してください。


以前のリリースのパッチ適用およびアップグレードに関するドキュメントは、Oracle Technology Network (OTN)で提供されています。

http://www.oracle.com/technology/documentation/middleware.htm

サポートされている開始点にアップグレードした後、Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)のアップグレード・ドキュメントを使用してアップグレードを実行します。詳細は、「コンポーネント固有のアップグレード・ドキュメントの検索」を参照してください。

2.11 アップグレード前のスキーマの作成

12.1.3コンポーネントをインストールした後、このリリースのOracle Fusion Middlewareでの使用の動作が保証されている、サポートされたデータベースに新しい12cに必要なスキーマを作成する必要があります。


以前の12cリリースからアップグレードする場合

12c (12.1.2)からアップグレードする場合、12c (12.1.3)用の新しいスキーマを作成する必要はなく、かわりにUpgrade Assistantを使用して12c (12.1.2)スキーマを12.1.3にアップグレードします。

スキーマ情報の詳細は、アップグレードする各コンポーネント別の、コンポーネント固有のアップグレード・ガイドを必ず参照してください。


たとえば、12cリリース1 (12.1.2)では、アップグレードの前に作成する必要がある新しいスキーマが追加されました。新しいサービス表スキーマ(prefix_STB)には、ドメイン作成時に他のOracle Fusion Middlewareコンポーネントがアクセスして使用できる基本的なスキーマ構成情報が格納されます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。

また、監査スキーマには、12cを実行する前に作成する必要がある2つのスキーマが追加されました。監査サービス(_IAU)をアップグレードする場合、_IAUに加えて、_IAU_APPENDおよび_IAU_VIEWERを必ず選択します。

12.1.3に作成する必要があるその他のスキーマを確認するには、既存の環境にあるコンポーネント・スキーマと12.1.3アップグレードに必要なスキーマを比較します。コンポーネント固有のアップグレード・ガイドで、コンポーネントに必要なスキーマを特定できます。11gまたは12c (12.1.2)環境に必要なスキーマがない場合、アップグレードを開始する前に、それらを作成する必要があります。

2.12 エディション・ベースの再定義のためのサーバー上でのエディションの作成(オプション)

エディション・ベースの再定義を使用すると、アプリケーションの使用中にそのデータベース・コンポーネントをアップグレードでき、停止時間を最小化あるいは排除することができます。

アプリケーションを使用中にアップグレードするには、アプリケーションを構成するデータベース・オブジェクトをコピーし、コピーしたオブジェクトを個別に再定義します。アプリケーションのユーザーは、この変更による影響を受けず、変更されていないアプリケーションを引き続き実行します。変更が正しいことを確認できたら、アップグレードしたアプリケーションをすべてのユーザーが使用できるようにします。

エディション・ベースの再定義(EBR)に対応したスキーマをアップグレードする前に、最初にデータベース・サーバーに接続して、12c (12.1.3)のデータベース・サーバーにエディションを作成する必要があります。12.1.3の新しいエディションは、使用している11.1.1.6、11.1.1.7または12.1.3エディションの子である必要があります。

データベース・サーバーにエディションを作成するには、SYS (またはDBA権限のある別のOracleユーザー)としてログインし、次のコマンドを使用します。

SQL> create edition Oracle_FMW_12_1_3 as child of Oracle_FMW_11_1_1_7_0;
Edition created.

前述のコードの例Oracle_FMW_11_1_1_7_0は11.1.1.6または11.1.1.7スキーマを作成したときにRCU 11.1.1.6または11.1.1.7で指定するエディション名の例として使用します。エディションを作成する際は、実際に使用する名前を入力してください。

アップグレード手順の間、再構成ウィザードを実行して既存のドメインを再構成するよう要求されます。再構成ウィザードの実行前に、データベースのデフォルト・エディションを指定する必要があります。次のようなSQLを使用して、データベースのデフォルト・エディション名を手動で次のように設定します。

ALTER DATABASE DEFAULT EDITION = edition_name;

エディション・ベース再定義の有効化の詳細は、Oracle Databaseアドバンスト・アプリケーション開発者ガイドのエディション・ベース再定義に関する項を参照してください。


注意:

EBR対応スキーマをFusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.6または11.1.1.7)または12c (12.1.2)からアップグレードする前に、最初にデータベース・サーバーに接続して、12c (12.1.3)のデータベース・サーバーにエディションを作成する必要があります。12.1.3の新しいエディションは、使用している11.1.1.6、11.1.1.7または12.1.2エディションの子である必要があります。

エディション・ベースの再定義のためにサーバー上にエディションを作成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのアップグレードのプランニング』のエディション・ベースの再定義のためにサーバー上にエディションを作成する方法に関する項を参照してください。


2.13 セキュリティの12.1.3へのアップグレード

OPSSセキュリティ・ストアをアップグレードする前に、アップグレードが失敗した場合にリカバリできるように、バックアップします。セキュリティ・ストアのバックアップの詳細は、「OPSSセキュリティ・ストアのバックアップとリカバリ」を参照してください。

アップグレード手順は開始したセキュリティ・ストアのタイプにより異なります。アップグレードするセキュリティ・ストアは、ファイル・ベース、OIDベース、DBベースのいずれかです。手順は開始した監査データ・ソースのタイプにより異なることに注意してください(ファイル・ベースまたはDBベース)。

  • DBベースのセキュリティ・ストアのアップグレード

  • OIDベースのセキュリティ・ストアのアップグレード

  • 共有セキュリティ・ストアのアップグレード

  • ファイル・ベースのセキュリティ・ストアのアップグレード

2.13.1 データベース・ベースのポリシー・ストアの使用

ポリシー・ストアは、ファイル・ベースではなく、データベース・ベースである必要があります。ファイル・ベースのポリシー・ストアを使用している場合、アップグレードの前に、ストアをデータベース・ベースのストアに再関連付けする必要があります。データベース・ベースのポリシー・ストアを使用している場合、これらのタスクを実行する必要はありません。

詳細は、次のタスクを参照してください。

タスク1   11g OPSSおよびIAUスキーマの作成

11gリポジトリ作成ユーティリティを使用して、サポートされているDatabaseで新しい11g Oracle Platform Security Services (OPSS)を作成します。アップグレード時にOPSSを使用して、OPSSをDBベースのストアに正常に関連付けた場合、12.1.3のRCUを使用して12.1.3のIAUスキーマを作成できます。IAUの作成はオプションであることに注意してください。

11gスキーマ作成の詳細は、11gリリース1 (11.1.1.7.0)の『Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティ・ユーザーズ・ガイド』リポジトリ作成ユーティリティの入手と実行に関する項を参照してください。

タスク2   11gポリシー・ストアとデータベース・ベースのポリシー・ストアおよびOPSSスキーマとの再関連付け

11g環境でファイル・ベースのポリシー・ストアを使用している場合、ファイル・ベースのストアをデータベース・ベースのリポジトリおよびOPSSスキーマに再関連付けします。

OPSSスキーマとデータベース・ベースのリポジトリの再関連付けの詳細は、11gリリース1 (11.1.1.7.0)ドキュメント・ライブラリのOracle Fusion Middlewareアプリケーション・セキュリティ・ガイドOPSSセキュリティ・ストアの再関連付けに関する項を参照してください。

タスク3   ポリシー・ストアにデータベース・ベースの再関連付けが正常に行われたことを確認する

ポリシー・ストアの再関連付けが正常に行われたことを確認するため、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにログインします。

  2. 「ドメイン」「セキュリティ」「セキュリティ・プロバイダ構成」に移動します。

  3. 画面の「監査サービス」セクションの「構成」をクリックし、次の画面にアクセスします。

    emsecprovconf.pngについては周囲のテキストで説明しています。
  4. 表の「プロバイダ・タイプ」フィールドには、エントリ「Oracle Database」が表示されます。「プロバイダ・タイプ」に「ファイル」と表示されている場合、再関連付けは成功していません。

2.14 動作保証、互換性および相互運用性に関する要件の理解

Oracle Fusion Middleware 11g環境のアップグレードを開始する前に、次のことを検討してください。

2.14.1 動作保証およびシステム要件の確認

ご使用の環境がインストールに必要な要件を満たしていることを確認するには、動作保証マトリックスおよびシステム要件のドキュメントを併せて使用する必要があります。

タスク1   ご使用の環境が動作保証要件を満たしていることを確認する

サポートされているハードウェアまたはソフトウェア構成上に製品をインストールしていることを確認してください。詳細は、12c (12.1.3)の動作保証マトリックスに関する説明を参照してください。

Oracleは、動作保証されているすべてのシステムおよび環境で製品のパフォーマンスをテストおよび検証しており、新しい動作保証要件が確認されると、それらはすぐに適切な動作保証に関するドキュメントに追加されます。新しい動作保証要件は随時確認される場合があるため、動作保証に関するドキュメントはドキュメント・ライブラリの外部に置かれ、Oracle Technology Networkで提供されています。

タスク2   動作保証情報を確認するためのシステム要件ドキュメントの使用

Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様に関するドキュメントを使用して、(前述の)動作保証の要件を満たしていることを確認する必要があります。たとえば、この動作保証に関するドキュメントに、ご使用の製品を64ビットOracle Linux 5上にインストールすることが動作保証されていると示されている場合、このドキュメントを使用して、Oracle Linux 5システムが最低限必要な仕様(ディスク領域、使用可能なメモリー、特定のプラットフォーム・パッケージとパッチおよびその他のオペレーティング・システム固有のアイテムなど)を満たしていることを確認します。このドキュメントは必要に応じて更新され、ドキュメント・ライブラリの外部に置かれています。最新バージョンは、Oracle Technology Networkから入手できます。

Oracle Fusion Middleware 12cのインストールおよびこのバージョンへのアップグレードに関するシステム要件については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のシステム要件および仕様の確認に関する項を参照してください。


注意:

アップグレード準備の一環としてOracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)ソフトウェアをインストールする際は、Oracle Fusion Middleware 11gソフトウェアのインストールおよび構成に使用したものと同じユーザー・アカウントを使用する必要があります。UNIXオペレーティング・システムでは、これによって、正しい所有者とグループが新しいOracle Fusion Middleware 12cのファイルおよびディレクトリに確実に適用されます。

2.14.2 以前のバージョンとの相互運用性および互換性の理解

アップグレード・プロセスを開始する前に、相互運用性および互換性の理解に関するドキュメントを参照してください。Oracle Fusion Middleware製品が旧バージョンの他のOracle Fusion Middleware、Oracleまたはサード・パーティ製品と機能するために重要な情報がこのマニュアルに記載されています。

2.15 ドメイン・アップグレードの制限の理解

既知の制限および以前のFusion Middlewareリリースからの構造の変更により、12c (12.1.3)にアップグレードできないドメインもあります。次の項目を確認し、ドメインがこれらの制約の影響を受けないことを確認します。これらの制約の影響を受けるドメインはアップグレードできません。

2.15.1 リリース11g (11.1.1.6)以前に本番へのテストで作成されたドメインのアップグレード(未サポート)

リリース11g (11.1.1.6)以前に本番へのテスト・スクリプトを使用してドメインを作成した場合、このドメインを12c (12.1.3)にアップグレードすることはできません。ドメインのスキーマをアップグレードするためにUpgrade Assistantを実行すると、Upgrade Assistantはドメインがアップグレード可能かどうかのチェックを実行します。リリース11.1.1.6以前に本番へのテスト手順で作成されたドメインは、アップグレードできません。

11.1.1.6.0以前に本番へのテストで作成したドメインがあり、そのドメインを12c (12.1.3)にアップグレードする必要がある場合、アップグレードの実行方法について、Oracleサポートに連絡してください。Upgrade Assistantを使用してこのドメイン内のスキーマをアップグレードしないでください。アップグレードが失敗するため、バックアップからリストアする必要があります。

2.15.2 単一ドメイン内でUMSを使用する複数コンポーネントのアップグレード(未サポート)

SOA、OSBおよびBAMなど、一部のFusion Middlewareコンポーネントは、12cにおいてUser Messaging Service (UMS)に依存しています。同一の12.1.3ドメイン内でこれらのコンポーネントのいずれかを構成する場合は、コンポーネントが動作するサーバーが1つしかない場合でも、自身のクラスタ内で動作する必要があります。ただし、管理サーバーのあるドメインおよび管理対象サーバー1台のみが、UMSによりサポートされます。

次のシナリオを検討してください。

  • BPMのみ、またはBPMと管理対象サーバー1台のみを含むBPMドメインをアップグレードする場合、クラスタは不要です。

  • BPMおよびOSBを含むドメインがある場合、または同一のドメインに複数のサーバーがある場合、これらの管理対象サーバーはクラスタに定義される必要があります。定義されていない場合、アップグレード後のサーバー起動時に問題が、特に構成ファイルの破損を伴う問題が発生します。

クラスタ作成の詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』のクラスタに関する項を参照してください。

2.16 標準インストールおよびアップグレード・ツールの使用方法

アップグレード開始点およびアップグレードする予定のコンポーネントによって、標準的なOracleアップグレードおよびインストール・ツールを使用して既存のソフトウェアをインストール、アップグレードまたはパッチ適用を実行する必要があります。これらのツールは、第2.9項で説明されている製品ディストリビューションに含まれています。


注意:

11gのツールの一部の機能は12c (12.1.3)で変更され、新しいツールが追加されているため、「アップグレードおよび構成ツールの理解と取得」を参照して確認してください。

次のドキュメントには、これらのツールの取得方法および使用方法に関する情報が記載されています。

  • Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるインストール

  • Oracle Fusion Middleware Upgrade Assistantによるアップグレード

  • Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成

  • 再構成ウィザードを使用したOracle WebLogicドメインの再構成

  • OPatchを使用したパッチ適用

2.17 コンポーネント固有のアップグレード・ドキュメントの検索

このガイドでは、Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.1.3)ドキュメント・ライブラリから入手できるその他のアップグレード・ガイドと同様に、サポートされているバージョンのOracle Fusion Middleware 11gから最新のOracle Fusion Middleware 12cリリースにアップグレードするための手順が説明されています。

アップグレードに必要なアップグレード前の手順をすべて完了したら、表2-2を使用して、12cアップグレードの完了に必要なアップグレード固有のドキュメントを確認します。

表2-2 アップグレードを完了するためのドキュメント

製品領域 アップグレードする内容 使用するアップグレード・ドキュメント

Oracle WebLogic Server - スタンドアロン

既存のFusion Middleware 11gドメインによって管理されていない、または登録されていないOracle WebLogic Server。

Oracle WebLogic Serverのアップグレード


Oracle WebLogic Server (12cではInfrastructureと呼ばれる)を使用したカスタムOracle Application Developer Frameworkアプリケーション

カスタムOracle Application Developer Frameworkアプリケーションのセットを使用してデプロイされた管理対象11g WebLogic Serverドメイン。

Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード


Oracle HTTP Server - 管理対象

管理機能のためにWebLogicドメインに登録されているOracle HTTP Server。

Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード


Oracle HTTP Server - スタンドアロン

Oracle WebLogicによって管理されていない、またはOracle WebLogicに登録されていないおよび他のどの11gコンポーネントにもアップグレードしていないOracle HTTP Server。

スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード

Oracle SOA SuiteおよびBPM

Business Process Management (BPM)、Oracle Service Bus (OSB)、AIAFP (現在のSOA Core Extension)、Business Activity Monitoring (BAM)およびワークフロー・インスタンス・データなどのSOA Suiteコンポーネント。

Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのアップグレード


User Messaging Service

User Messaging Service

Oracle User Messaging Serviceの管理


Oracle MapViewer

MapViewer

Oracle Fusion Middleware for Oracle MapViewerユーザーズ・ガイド


Oracle GoldenGate Veridata

Veridata

Oracle GoldenGate Veridataのアップグレード


Oracle Data Integrator

Data Integrator

Oracle Data Integratorのアップグレード


Oracle GoldenGate Monitor

Monitor

Oracle GoldenGate Monitor 12.1.3へのアップグレード


Enterprise Data Quality (EDQ)

WebLogicまたはTomcatサーバー上のEnterprise Data Quality

Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityのインストールと構成