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3GPP
Java: Third Generation Partnership Project。電気通信協会の様々な団体が、世界的に適用できる第3世代(3G)携帯電話システムの仕様策定を目的として連携しています。
抽象メソッド
Java: 実装を持たずに宣言されるメソッド(カッコはなしで、セミコロンが続きます)。例: abstract void moveTo(double deltaX, double deltaY);
Abstract Window Toolkit (AWT)
Java: Java言語で記述された下位レベルのAPIパッケージで、ボタンやスクロールバー、パネルなどのグラフィカル・コンポーネントを提供します。AWTは、Java Foundation Classesの1つです。
アクセス制御
Java: 他のクラスが特定のフィールドを使用したり、特定のメソッドを起動したりできるかは、アクセス・レベル修飾子により決定されます。アクセス制御にはレベルが2つあり、最上位レベルはpublicまたはpackage-private (明示的な修飾子はなし)です。メンバー・レベルはpublic、private、protectedまたはpackage-private (明示的な修飾子はなし)です。
アクセス決定
WebLogic Server: サブジェクトがWebLogicリソースに対して特定の操作を実行する権限を持っているかどうかを判定するコード。アクセス決定の結果は、許可、拒否、または決定の放棄のいずれかです。アクセス決定は、認可プロバイダのコンポーネントです。
アクション・バインディング
JDeveloper/ADF: ボタンやリンクなどのコマンド・コンポーネントの、データ・コントロール上の組込みメソッドやカスタム・メソッド、または組込みコレクションレベル操作(Create、Delete、NextまたはPreviousなど)へのバインディング。アクション・バインディング・オブジェクトは、メソッドの起動方法およびメソッドが取得するパラメータ(該当する場合)の詳細をカプセル化します。
アクション・イベント
Java: javax.faces.component.ActionSourceインタフェースを実装するJavaServer Facesコンポーネントをユーザーがアクティブ化するときに発生するイベント。これらのコンポーネントには、ボタンやハイパーリンクが含まれます。アクション・イベントおよび値変更イベントは、アプリケーション・イベントの一種です。
アクティブ・データ・サービス(ADS)
JDeveloper/ADF: ADF Facesコンポーネントのリアルタイム・データ更新を可能にするサーバー側のプッシュ・フレームワーク。ADF Facesコンポーネントをデータ・ソースにバインドすると、ブラウザ・クライアントが明示的に要求しなくても、ADSにより、このデータ更新がブラウザ・クライアントにプッシュされます。
アクティビティ
SOA Suite: BPELプロセス・サービス・コンポーネントのビルディング・ブロック。アクティビティを使用すると、BPELプロセス・サービス・コンポーネント内で特定のタスクを実行できます。Oracle BPELデザイナには、BPELプロセス・サービス・コンポーネントにドラッグする一連のアクティビティが用意されています。アクティビティの属性(プロパティ値)を定義するには、そのアクティビティをダブルクリックします。
アダプタ・データ・コントロール
JDeveloper/ADF: フレームワークに基づくデータ・コントロールで、検証ルールや値リスト(LOV)オブジェクトなどの機能に対する組込みのサポート。アダプタ・フレームワークを使用して、新しいデータ・コントロール・タイプを作成することも、既存のデータ・コントロール・タイプ(Beanデータ・コントロール・タイプなど)のいずれかを拡張することもできます。
ADFアプリケーション
JDeveloper/ADF: 高度なOracle ADFテクノロジ(ADFビジネス・コンポーネント、ADFモデル、ADF ControllerおよびADF Faces)を1つ以上使用しているアプリケーション。これに対し、Fusion Webアプリケーションでは、これらのテクノロジがすべて使用されています。
ADFバインディング
JDeveloper/ADF: データ・コントロールのデータ・コレクションからデータへのアクセスの詳細や、その操作の起動の詳細を抽象化するADFアプリケーション・オブジェクト。ADFバインディングは、ADFページの定義ファイルに定義されています。
ADFバインディング・コンテナ
JDeveloper/ADF: ページのページ定義ファイルに基づく、ページのバインディングのリクエスト・スコープ・マップ。JSFアプリケーションでは、バインディング・コンテナは、各ページ・リクエスト時にEL式#{bindings}を使用してアクセスできます。
ADFバインディング・コンテキスト
JDeveloper/ADF: 使用可能なデータ・コントロールおよびデータ・バインディング・オブジェクトのリストが含まれるコンテナ・オブジェクト。DataBindings.cpxファイルは、アプリケーションのバインディング・コンテキストを定義します。
ADFバインディング・フィルタ
JDeveloper/ADF: バインディング・コンテキストにアクセスする必要があるHTTPリクエストを、ADF Webアプリケーションが前処理するために使用するサーブレット・フィルタ。
ADFビジネス・コンポーネント
JDeveloper/ADF: Java EEプラットフォームのビジネス・アプリケーションの開発、提供およびカスタマイズを容易にするフレームワーク。ADFビジネス・コンポーネントを使用して、エンティティ・オブジェクト、ビュー・オブジェクトおよびアプリケーション・モジュール間のアソシエーションを定義し、基礎となる表内の外部キーを反映します。
ADF Controller
JDeveloper/ADF: JSF上に拡張ナビゲーションおよび状態管理モデルを提供するメカニズム。このメカニズムは、制御フロー・ルールを使用してナビゲーションを宣言的に定義します。
ADFデータ・コントロール
JDeveloper/ADF: サービスを記述するXML構成ファイル。設計時に、JDeveloperはメタデータを使用し、操作やデータ・コレクションをUIコンポーネントに宣言的にバインドします。
ADFデータ視覚化コンポーネント
JDeveloper/ADF: 動的チャート、ゲージ、および基礎となるデータをリアルタイムで表示するその他のグラフィックをレンダリングできるADF Facesコンポーネント。
ADFデータ・ウィンドウ
JDeveloper/ADF: ADFアプリケーションのデバッグ・ウィンドウの1つ。「ADF構造」ウィンドウで選択された、特定のアプリケーション・オブジェクトのデータ・リストを表示します。
ADFデスクトップ統合
JDeveloper/ADF: Oracle Application Development Framework (Oracle ADF)開発者が、Fusion Webアプリケーションによって提供される機能をデスクトップ・アプリケーションに拡張するためのフレームワークを提供します。ADFデスクトップ統合フレームワークにより、エンド・ユーザーは企業のネットワークから切断されている間もOracle ADFの機能を使用できます。
「ADFライフサイクル・ブレークポイント」ウィンドウ
JDeveloper/ADF: ADFアプリケーションのデバッグ・ウィンドウの1つ。アプリケーションのライフサイクル・ブレークポイントを設定および確認するADFライフサイクルの実行ポイントがすべて表示されます。アプリケーションがADFライフサイクル宣言ブレークポイントで一時停止すると、「ADFライフサイクル・ブレークポイント」ウィンドウのライフサイクル・フェーズの横に実行ポイントのアイコンが表示されます。
ADFモデル
JDeveloper/ADF: データ・コントロールと呼ばれるサービス抽象化を実装するOracle ADFのモジュール。データ・コントロールにより、統一化されたアプローチを使用して、各ユーザー・インタフェースをコード記述なしで任意のビジネス・サービスにバインドできます。
ADFセキュリティ
JDeveloper/ADF: ADFのセキュリティ対応リソースの宣言的で承認ベースの保護をサポートするフレームワークで、ADFバインド・タスク・フロー、ADFバインディングを使用する最上位レベルのWebページ、ADFエンティティ・オブジェクトおよびそれらの属性で定義された属性などがあります。ADFセキュリティはOracle Platform Security Services (OPSS)アーキテクチャ上に構築され、OPSSアーキテクチャにはJava Authentication and Authorization Service (JAAS)およびJava EEコンテナ管理のセキュリティが組み込まれます。
ADFスキン
JDeveloper/ADF: CSS形式でCSSプロパティ、ADFスキン・プロパティ、グローバル・セレクタ、およびADFスキニング・フレームワークのセレクタを指定し、ADFアプリケーションのユーザー・インタフェースにレンダリングされるコンポーネントの外観をカスタマイズできるファイル。
ADFスキニング・フレームワーク
JDeveloper/ADF: 基礎となるAPIおよびパーサーのことで、ADFアプリケーションの外観をカスタマイズするためのCSSを生成するADFスキンの作成や登録を可能にします。
「ADF構造」ウィンドウ
JDeveloper/ADF: ADFアプリケーションのデバッグ・ウィンドウの1つ(JDeveloperの「構造」ウィンドウとは異なります)。ADFアプリケーションの実行時構造が表示されます。「ADFデータ」ウィンドウと連携して機能し、「ADF構造」ウィンドウで選択された特定オブジェクトのデータ・リストが表示されます。
裁決プロバイダ
WebLogic Server: 複数のアクセス決定から返される結果を調停し、アクセス決定間の競合を解決して、PERMITまたはDENYの最終判定を行うWebLogicセキュリティ・プロバイダ。
管理サーバー
WebLogic Server: WebLogicドメインを管理するための一元的な場所を提供するWebLogic Serverインスタンス。ドメイン内の他のすべてのWebLogic Serverインスタンスは、管理対象サーバーと呼ばれます。
ADS
JDeveloper/ADF: ADF Facesコンポーネントのリアルタイム・データ更新を可能にするサーバー側のプッシュ・フレームワーク。ADF Facesコンポーネントをデータ・ソースにバインドすると、ブラウザ・クライアントが明示的に要求しなくても、ADSにより、このデータ更新がブラウザ・クライアントにプッシュされます。
アノテーション
Javaコンピュータ・プログラミング言語において、アノテーションは、Javaソース・コードに追加可能な構文メタデータの形式です。注釈は、クラス、メソッド、変数、メソッド・パラメータおよびパッケージに付けることができます。コンパイラによって生成されたクラス・ファイルに埋込み可能であり、実行時に取得できるようJava VMで保持することもできるため、Javadocタグとは異なり、Javaアノテーションは反映的です。
回答ロジック
Identity Management: OAAMチャレンジ・レスポンス・プロセスで、正しい回答をインテリジェントに検出するメカニズム。ユーザーが指定した回答が登録時に指定された回答と厳密に一致するかどうかをチェックします。
Apache HTTP Server
Apache HTTP Serverは、米国立スーパー・コンピュータ応用研究所(National Center for Supercomputing Applications: NCSA)での開発を基にしたオープン・ソースWebサーバーです。
アプレット
Java: Javaテクノロジ対応ブラウザで、インターネットからダウンロードして実行できる特殊なJavaプログラム。アプレットは、ブラウザで実行されるJavaFXプログラムの説明には使用されません。
アプリケーション
Identity Management: 特定の安全なリソースにアクセスする際の要件を定義するポリシー(およびその作成に使用されるポリシー・モデル・オブジェクト)の編成を目的とした高度なコンテナ。アプリケーションは、デプロイ済の1つのソフトウェア・アプリケーション、デプロイ済のソフトウェア・アプリケーションのセット、またはソフトウェア・アプリケーションのコンポーネント(Enterprise JavaBeansなど)に対応します。
アプリケーション・クライアント
Java: クライアント・マシンで実行されるJava EEクライアントのことで、マークアップ言語で作成できるものより高度なユーザー・インタフェースを必要とするタスクの処理を可能にします。アプリケーション・クライアントは、ビジネス層で実行されているエンタープライズBeanに直接アクセスします。通常、アプリケーション・クライアントには、SwingまたはAbstract Window Toolkit (AWT) APIで作成されたGraphical User Interface (GUI)がありますが、コマンド行インタフェースも使用できます。Webクライアントの機能が増えたため、アプリケーション・クライアントはそれほど使用されていません。
アプリケーション・クライアント・コンテナ
Java: アプリケーション・クライアント・コンポーネントの実行を管理するコンテナ。アプリケーション・クライアントおよびそのコンテナは、クライアントで実行されます。
アプリケーション・コンポーネント・プロバイダ
Java: Java EEアプリケーションで使用するWebコンポーネント、エンタープライズBean、アプリケーション・クライアントを作成する会社または個人。
アプリケーション構成リソース・ファイル
Java: JavaServer Facesテクノロジでは、faces-config.xmlという名前のXMLファイルのことで、ページ・ナビゲーション・ルールの定義や、Beansおよびその他のカスタム・オブジェクト(カスタム・コンポーネントなど)の構成に使用できます。
アプリケーション例外
Java: エンタープライズBeanによってスローされる例外のことで、エンタープライズBeanのビジネス・ロジックにエラーがあることを示します。トランザクション内でアプリケーション例外がスローされても、EJBコンテナは、そのトランザクションをロールバックしません。
アプリケーション・フェイルオーバー
Coherence Suite: アプリケーション・コンポーネントがなんらかの理由で使用できなくなった場合に、障害の発生したオブジェクトのコピーがジョブを完了します。ハードウェアなどの障害が発生した場合は、障害が発生したメンバーの処理を再開できる他のクラスタ・メンバーから、そのセッションの状態を確認できます。
アプリケーション管理のエンティティ・マネージャ
Java: Java Persistenceで、永続性コンテキストがアプリケーション・コンポーネントに伝播されていないために、javax.persistence.EntityManagerインスタンスのライフサイクルが、アプリケーションによって管理されているエンティティ・マネージャのこと。
アプリケーション・モジュール
JDeveloper/ADF: Oracle ADFビジネス・コンポーネントによって定義されているアプリケーション・データを処理するために、Oracle ADFクライアントが使用するトランザクション・コンポーネント。作業論理ユニットに関連する、更新可能なデータ・モデルや最上位レベルのプロシージャおよびファンクション(サービス・メソッド)を定義します。この作業ユニットは、エンド・ユーザー・タスクに関連付けられています。
アプリケーション・モジュール構成ファイル
JDeveloper/ADF: bc4j.xcfg構成ファイルの一般的な用語。ADFアプリケーション・モジュール名に関するメタデータ、アプリケーション・モジュールが使用するデータベース接続、およびデータ・モデル・プロジェクトの開発者がアプリケーション・モジュールに対して構成した実行時パラメータが含まれます。この構成により、ADFアプリケーションとデプロイ済アプリケーション・モジュールとの相互作用が可能になります。
アプリケーション・モジュール・データ・コントロール
JDeveloper/ADF: Oracle ADFビジネス・コンポーネントで生成されたサービスを説明するXML構成ファイル。設計時に、JDeveloperはメタデータを使用し、操作やデータ・コレクションをUIコンポーネントに宣言的にバインドします。
アプリケーション・モジュール・データ・モデル
JDeveloper/ADF: ユーザーがADFアプリケーションのWebページを介して操作するADFビジネス・コンポーネント・モデル・プロジェクトのビュー・オブジェクト・インスタンスを公開します。
アプリケーション・モジュール・インスタンス
JDeveloper/ADF: クライアントが使用するために、ADFアプリケーション・モジュール・プールから実行時にチェック・アウトされたOracle ADFビジネス・コンポーネントのアプリケーション・モジュール定義。
アプリケーション・モジュールのネスト
JDeveloper/ADF: Oracle ADFアプリケーション・モジュールによって公開されたサービスを、複数のアプリケーション・モジュールで使用できるようにすること。アプリケーション・モジュールのデータ・モデルは、ルート・アプリケーション・モジュールの下位に必要なアプリケーション・モジュールをネストさせて、コンポジット・サービスを定義します。
アプリケーション・モジュール・プール
JDeveloper/ADF: Oracle ADFビジネス・コンポーネント・フレームワークによって提供される実行時ロジックのことで、参照されていない、使用可能なアプリケーション・モジュール・インスタンスをADFクライアントに割り当てます。これまでにそのクライアントがアプリケーション・モジュールをリクエストしたことがある場合は、アプリケーション・モジュール・プールによって、そのクライアントがすでに使用したインスタンスが識別されて割り当てられます。
アプリケーション概要チェックリスト
JDeveloper/ADF: アプリケーション概要の一部で、オラクル社推奨のベスト・プラクティスに従って、Fusion Webアプリケーションの作成手順ごとにユーザーを誘導します。
Application Program Interface
Java: アプリケーション・プログラムがオペレーティング・システムおよびその他のサービスにアクセスするコール規則を定義します。プログラマがアプリケーションの記述に使用するクラスのセットで、標準のメソッドやインタフェースが提供されているため、一般的に使用されるコードを再度記述する必要がありません。
アプリケーション・プロトコル・データ・ユニット(APDU)
Java: SIMカードやスマート・カードと、カード・リーダー・ソフトウェアまたはカード・リーダー・デバイスによる通信に使用される通信メカニズム。TCKの場合は、ISO 7816-4で定義されているように、テスト・アプレットに送信されるスクリプトのこと。
アプリケーション・ロール
Identity Management: ユーザー、グループ、外部ロールまたはその他のアプリケーション・ロールを特定のOracle Entitlements Serverアプリケーション・オブジェクトにマッピングするための条件を定義します。アプリケーション・ロールは、アイデンティティ・ストアの外部ユーザー、グループ、ロールまたはポリシー・ストアの別のアプリケーション・ロールに付与することができます。
アプリケーション・サーバー・スコープのCoherenceクラスタ・メンバー
Coherence Suite: (WebLogic Server以外のアプリケーション・サーバーのデプロイメントの場合)この構成では、コンテナにデプロイしたすべてのアプリケーションが1つのCoherenceメンバーの一部になります。この構成では、クラスタに作成されるCoherenceメンバーは最小数(WebコンテナJVMごとに1つ)で、Coherenceライブラリがコンテナのクラスパスにデプロイされるため、JVMにロードされるCoherenceクラスのコピーは1つのみです。
アプリケーション状態管理
JDeveloper/ADF: Oracle ADFが提供する実行時ロジックのことで、Fusion Webアプリケーションで複数ステップのユース・ケースをサポートします。Oracle ADFアプリケーション・モジュールは、データベースに格納されているXMLドキュメントに、保留中のトランザクション状態を受動化(保存)します。
アサーション・テンプレート
OWSM: ポリシー・アサーションを定義するアサーション・テンプレートのことで、リクエスト操作とレスポンス操作のための特定のアクションを実行するポリシーの最小単位です。アサーション・テンプレートは、Webサービス・ポリシーへのアサーションの追加や、新規ポリシーの作成に使用できます。
非同期メソッド
Java: メソッドがセッションBeanインスタンスで呼び出される前に、EJBコンテナによってクライアントに制御が戻されるセッションBeanビジネス・メソッド。これに続き、クライアントでは、Java SEの並行処理APIを使用して、結果の取得、呼出しの取消し、例外のチェックを実行できます。
非同期Webサービス
SOA Suite: 起動の完了に時間のかかる場合にレスポンスします。リクエストの起動元はWebサービスが応答するまで待機します。非同期メッセージ形式は、サービス(融資処理など)でクライアント・リクエストの処理に時間がかかる環境で役に立ちます。
監査証跡
SOA Suite: Oracle Enterprise Managerにインスタンス(BPELプロセスのアクティビティなど)の実行の詳細が表示されます。監査証跡をスクロールしてエラーを確認し、ペイロード・リンクを開いてフローの特定の場所にある内容を表示できます。
認証
コンピュータ・システム内のユーザー、デバイスまたはその他のエンティティのアイデンティティを検証する処理。これにより、クライアントとサーバーなどの通信中のエンティティ同士が、アクセスを許可された特定のアイデンティティのかわりに動作していることを相互に証明します。認証により、ユーザーが自らの申し立てどおりの者であることが保証されます。
WebLogic Server: ユーザー、デバイス、またはホスト・システムにおけるその他のエンティティのアイデンティティを検証する処理で、しばしば、システム内のリソースへのアクセス権を付与するための前提条件とされます。認証されたメッセージの受信者は、そのメッセージの発信元(送信者)を確認できる。認証は、第三者が送信者を装っている可能性を排除するものとみなされる。
Autoboxing
Java: Javaコンパイラが、プリミティブ型とそれに対応するオブジェクト・ラッパー・クラスの間で行う自動変換。たとえば、intをIntegerに、doubleをDoubleというように変換します。逆の変換は、Unboxingと呼ばれます。
自動学習
Identity Management: 動作をリアルタイムで動的にプロファイリングする、Oracle Adaptive Access Managerの一連の機能。ユーザー、デバイスおよび場所の動作が記録され、現在の動作のリスクを評価するために使用されます。
自動タイマー
Java: エンタープライズBeanが正常にデプロイされると作成されるエンタープライズBeanタイマーのことで、java.ejb.Scheduleまたはjava.ejb.Schedulesアノテーションの注釈が付いたメソッドが含まれています。
バックアップ
環境内にファイルの正確な複製を作成する処理のことで、データの損失や破損、ホスト障害またはメディア障害の場合に、これらのコピーを使用して環境をリストアできます。バックアップには、オフライン・バックアップとオンライン・バックアップの2種類があります。オフライン・バックアップでは、環境を停止してからファイルをバックアップする必要があります。オンライン・バックアップでは、環境を停止せずにファイルをバックアップできます。
バッキングBeanスコープ
JDeveloper/ADF: ページ・ライフサイクルのADF定義のスコープ。このスコープのオブジェクトは、HTTPリクエストが送信された時点からレスポンスがクライアントに戻されるまで使用できます。
bc4j.xcfg
JDeveloper/ADF: ADFアプリケーション・モジュール構成ファイル。bc4j.xcfgファイルには、ADFアプリケーション・モジュール名に関するメタデータ、アプリケーション・モジュールが使用するデータベース接続、およびデータ・モデル・プロジェクトの開発者がアプリケーション・モジュールに対して構成した実行時パラメータが含まれます。この構成により、ADFアプリケーションとデプロイ済アプリケーション・モジュールとの相互作用が可能になります。
Bean
Java: Java言語において、Beanは、多数のオブジェクトを1つのオブジェクトにカプセル化するために使用する再利用可能なソフトウェア・コンポーネントで、複数の個別のオブジェクトではなく、1つのBeanオブジェクトとして渡すことができます。「JavaBeans」も参照してください。CDIでは、アプリケーションの状態またはロジック(あるいはその両方)を定義するコンテキスト・オブジェクトのソース。CDIの仕様に定義されているライフサイクル・コンテキスト・モデルに従い、インスタンスのライフサイクルをコンテナで管理できる場合、Java EEコンポーネントがBeanになります。
Bean管理並行性
Java: シングルトン・セッションBeanのすべてのビジネス・メソッドとタイムアウト・メソッドに、クライアントが完全に同時にアクセスできる同時アクセスの形式。シングルトンの開発者は、すべてのクライアントでシングルトンの状態が確実に同期するよう処理する必要があります。
動作インタフェース
Java: JavaServer Facesテクノロジにおけるインタフェースの1つで、クラスがインタフェースを実装している一連のコンポーネントの特定動作を定義します。これらのインタフェースは、javax.faces.componentパッケージで定義されます。
ビッグエンディアン
Java: 複数バイトのデータを格納する技術のことで、上位のバイトが先に処理されます。たとえば、ビッグエンディアンの順序で8ビットのデータ・アイテムが格納されている場合、最初に読み取られるビットが上位ビットとみなされます。
バイナリ互換性
Java: バイナリ互換性チェック・モードでは、Java言語仕様の第13章「バイナリ互換性」に定義されているように、互換性テストを実行中のJavaテクノロジ実装と参照されているそのAPIに、相互にバイナリ互換性があることを検証します。これにより、どのようなアプリケーションも、互換性のある任意のAPIで、リンク・エラーを発生させずに実行されることが保証されます。「ソース互換性」も参照してください。
バインディング・コンポーネント
SOA Suite: SOAコンポジット・アプリケーションと外部との接続を確立するコンポーネント。バインディング・コンポーネントには2つのタイプがあり、サービスは、SOAコンポジット・アプリケーションへのエントリ・ポイントを外部に提供します。参照は、SOAコンポジット・アプリケーションから、外部にある外部サービスへのメッセージ送信を可能にします。
バインディング・コンテナ
JDeveloper/ADF: ページのページ定義ファイルに基づく、ページのバインディングのリクエスト・スコープ・マップ。JSFアプリケーションでは、バインディング・コンテナは、各ページ・リクエスト時にEL式#{bindings}を使用してアクセスできます。
バインディング・コンテキスト
JDeveloper/ADF: 使用可能なデータ・コントロールおよびデータ・バインディング・オブジェクトのリストが含まれるコンテナ・オブジェクト。DataBindings.cpxファイルは、アプリケーションのバインディング・コンテキストを定義します。
ブートストラップ・ユーザー
Identity Governance: デフォルトの管理者で、Oracle Privileged Account Manager管理ロールを作成し、ユーザーを割り当てることが可能で、ドメイン・アイデンティティ・ストアからOracle Privileged Account Manager共通管理ロールにユーザーをマップすることもできます。
バインド・タスク・フロー
JDeveloper/ADF: 単一エントリ・ポイントと0以上の終了ポイントがあるADFタスク・フローのタイプ。プライベート制御フロー・ルール、アクティビティおよびマネージドBeanの独自のセットが含まれています。バインド・タスク・フローでは、再利用、パラメータ、トランザクション管理および再開が可能です。JSFページまたはページ・フラグメントにドロップされると、ADF Facesリージョン・コンポーネントにラップされます。
バインド・タイプ・パラメータ
Java: Javaの汎用機能では、パラメータ化されたタイプでタイプ引数として使用できるタイプの制限が必要な場合があります。たとえば、数値に対して実行されるメソッドでは、Numberまたはそのサブクラスのインスタンスのみを使用することが必要な場合があります。バインド・タイプ・パラメータは、このために存在します。
ビジネス・イベント
SOA Suite: 新規注文や注文完了などの発生や状況の結果として送信されるメッセージ。目的の状況が発生したときにビジネス・イベントを起動できます。公開されたイベントは、他のアプリケーションでサブスクライブできます。ビジネス・イベントの定義は、イベント配信ネットワーク(EDN)に公開されます。
ビジネス・フロー・インスタンス
SOA Suite: エンドツーエンド・ビジネス・トランザクションに対応します。ビジネス・フローは、単一のSOAコンポジット・アプリケーションまたは特定のビジネス・プロセスを実現するために組み合された複数のSOAコンポジット・アプリケーションで構成されます。
ビジネス・インタフェース
Java: エンタープライズBeanのビジネス・メソッドを含む標準のJavaプログラミング言語インタフェースを介して、クライアントがエンタープライズBeanにアクセスする手段。
Business Process Execution Language (BPEL)
SOA Suite: ビジネス・プロセスのオーケストレーションと実行に関する業界標準を企業に提供します。BPELを使用すると、独立した一連のサービスをエンドツーエンドのプロセス・フローに統合するビジネス・プロセスを設計できます。この統合により、プロセスのコストと複雑さが低減されます。
キャッシュ構成ファイル(coherence-cache-config.xml)
Coherence Suite: クラスタ内で使用できる様々な種類のキャッシュを指定するファイル。このファイルは、キャッシュ構成デプロイメント・ディスクリプタとも呼ばれます。
キャッシュ・ストア
Coherence Suite: キャッシュと基礎となるデータ・ソースの接続に使用されるアプリケーション固有のアダプタ。キャッシュ・ストア実装は、データ・アクセス・メカニズム(TopLink、JPA、アプリケーション固有のJDBCコールなど)を使用してデータ・ソースにアクセスします。キャッシュ・ストアでは、データ・ソースからの取得データを使用したJavaオブジェクトの作成方法、データ・ソースへのオブジェクトのマッピング方法や書込み方法、およびデータ・ソースからのオブジェクトの削除方法が認識されます。
CacheFactory
Coherence Suite: 一般的に、NamedCacheオブジェクト・インスタンスの取得とリリースに使用するCoherenceのクラス。このクラスには、Coherenceサービスを実行するクラスタ・オブジェクトを取得するメソッド、すべてのクラスタ化されたサービスを停止するメソッド、およびキャッシュのインスタンスを戻すメソッドが含まれます。
CDI
Java: Java EEプラットフォーム向けのContexts and Dependency Injection。一緒に使用されるサービスのセットで、開発者がWebアプリケーションでJavaServer FacesテクノロジとエンタープライズBeanを使用しやすくします。CDIはステートフル・オブジェクトとともに使用するよう設計されており、非常に幅広く使用することもできるため、開発者は様々な種類のコンポーネントを、疎結合であっても型安全な方法で柔軟に統合できます。
証明書
デジタル証明書とも呼ばれます。公開鍵に対してアイデンティティを安全にバインドするITU x.509 v3の標準データ構造。証明書は、あるエンティティの公開鍵が信頼できる機関(認証局)によって署名されたときに作成され、そのエンティティの情報が正しいこと、および公開鍵が実際にそのエンティティに属していることを保証します。証明書にはエンティティの名前、認証情報および公開鍵が含まれます。また、証明書に関する権利、ユーザーおよび権限についてのシリアル番号、有効期限、その他の情報が含まれる場合もあります。また、発行元の認証局に関する情報が含まれます。
認証局
他のエンティティ(ユーザー、データベース、管理者、クライアント、サーバー)の自らが何者であるかについての申し立てを認証する、信頼できる第三者。ユーザーを認証するとき、認証局は最初にそのユーザーが証明書失効リスト(CRL)に掲載されていないことを確認してからそのユーザーのアイデンティティを検証し、証明書を付与し、認証局の秘密鍵を使用してその証明書に署名します。認証局には自身の証明書と公開鍵があり、公開されています。サーバーおよびクライアントは、これらを使用して認証局の署名を検証します。認証局は、証明書サービスを提供する外部の会社の場合や、企業のMIS部門のような内部の組織の場合があります。
CGI
Common Gateway Interface (CGI)。Webサーバー、およびCGI仕様に準拠したデータを受け入れて返すように設計されたプログラム間で、情報を送信する業界標準の技術です。
チェック済例外
Java: プログラムの実行中に発生し、プログラムの指示の通常フローを中断するイベント。チェック済例外は、精度の高いプログラムでは、予測してリカバリする必要のあるものです。「ファイルが見つかりません」または「ファイルの読取り権限がありません」などがチェック済例外です。
クラス宣言
Java: Javaクラス宣言には、public、privateの他に、今後説明する様々な修飾子があります。クラス名は変換により、先頭の文字が大文字になります。クラスに親(スーパークラス)がある場合、その名前の先頭には、キーワードextendsが付いています。クラスで拡張(サブクラスに)できるのは、1つの親のみです。クラスに実装されているインタフェース(存在する場合)は、カンマ区切りのリストになっており、キーワードimplementsが先頭に付いています。クラスには、複数のインタフェースを実装できます。クラス本体は、カッコ({})で囲まれています。
クライアント認証
Webサーバーが、クライアントの公開鍵証明書を使用してクライアントの認証を行う認証。クライアント認証は、HTTP Basic認証やフォームベース認証より安全な認証方法です。HTTP over SSL (HTTPS)が使用されます。
クライアント側の@ルール
JDeveloper/ADF: ADFスキニング・フレームワークにより、ユーザー・エージェントへ直接渡されて評価される@ルール。ユーザー・エージェントは、@ルールで指定した条件が満たされている場合、その@ルール内のスタイル・プロパティを適用します。このカテゴリの@ルールには、@media、@keyframesおよび@pageがあります。
クラスタ・サービス
Coherence Suite: クラスタ・サービスは、他のクラスタ・メンバーの検出、クラスタ・メンバーの障害の検出およびクラスタ内の他のサービスの可用性の登録を行います。このサービスは、Coherenceクラスタ・メンバーにより自動的に開始され、各クラスタ・メンバーでは常に、このタイプのサービスが1つのみ実行されています。
Coherenceキャッシュ・クライアント
Coherence Suite: キャッシュ・データへアクセスし、処理や更新を行うためにクラスタを結合するアプリケーション。アプリケーションは、データ記憶域を対象としないクラスタ・メンバーです。キャッシュ・クライアントのタイプには、データ・クライアント、Extend/TCPクライアントとして構成されたリアルタイム・クライアント、および計算クライアントとして構成されたリアルタイム・クライアントがあります。
Coherenceクラスタ
Coherence Suite: Coherenceインスタンス(各コンピュータのJVMは1つ以上で、JVMごとに1つのインスタンス)のセット。JVMにより自動的に結合されて、クラスタが形成されます。
Coherenceクラスタ・メンバー
Coherence Suite: Coherenceクラスタの一部であるCoherenceのJVMプロセス。Coherenceクラスタ・メンバーは、Coherenceクラスタ・ノードとも呼ばれます。
Coherenceクラスタ・ノード
Coherence Suite: 「Coherenceクラスタ・メンバー」を参照してください。Coherenceのドキュメントには、Coherenceクラスタ・ノードと記載されている場合もありますが、優先される用語はCoherenceクラスタ・メンバーです。
Coherence GoldenGate HotCache
Coherence Suite: データベースに対するサードパーティの変更をCoherenceキャッシュ内のオブジェクトに伝播できるCoherenceの機能。Coherence GoldenGate HotCacheは、どのようなCoherenceアプリケーションにも追加できます。データベース・データからJavaオブジェクトへのマッピングの取得には標準JPAが使用されます。構成は、XMLのみで取得することも、注釈を使用したXMLで取得することできます。
Coherence Incubator
Coherence Suite: Coherence上に作成する高度な機能のサンプル実装(ソース・コード、バイナリおよびドキュメント)を含むjava.netプロジェクト。これらのサンプルは、公開されているCoherenceリリース(可能な場合は最新バージョン)を使用して、最先端機能の実装方法を説明することを目的としています。開発者がCoherenceで、アプリケーションに標準のアーキテクチャ・パターンの実装を使用したり、作成したりする場合には、問題に直接対応し、投資を行う必要が生じます。一般的なエンタープライズやアプリケーションのパターン/フレームワーク実装、ドキュメントおよびトレーニング資料の標準ライブラリを作成することで、重要なアプリケーション(つまり、キャッシュの読取り以上のことを求められるアプリケーション)にCoherenceを導入したり統合したりする場合に必要となる作業を大幅に削減するか、なくすことができます。
Coherenceクォーラム
Coherence Suite: サービス・アクションを許可または禁止する前にクラスタに必要なサービス・メンバーの最小数。クォーラムを使用すると、メンバー数がしきい値に達したときにクラスタが予測どおりに動作することが自動的に保証されるため、クォーラムは有用です。
Coherence REST
Coherence Suite: Coherence RESTを使用すると、HTTPプロトコルを介してCoherenceキャッシュおよびキャッシュ・エントリに簡単にアクセスできます。これは、Coherence*Extendに似ています。リモート・クライアントは、クラスタ自体のメンバーになることなく、Coherenceに保存されたデータにアクセスできます。ただし、独自のプロトコルであるCoherence*Extendとは異なり、Coherence RESTでは基礎となるプロトコルにHTTPが使用され、JSONおよびXMLの両方の表現形式でデータをマーシャリングできます。
Coherence Well Knownアドレス(WKA)
Coherence Suite: クラスタ・メンバーがマルチキャストのかわりにユニキャストを使用してクラスタを検出し、それに参加できるようにする機能。マルチキャスト・ネットワーキングが望ましくないか使用できない環境やマルチキャストを適切にサポートするように構成されていない環境でWKAを使用することが普通です。WKAを有効にすると、すべてのクラスタでマルチキャスト通信が無効になります。
Coherence*Extend
Coherence Suite: アプリケーションがクラスタ・メンバーにならずに、Coherenceクラスタを使用できるCoherenceの機能。Coherence*Extendは、TCPベースのプロトコルを介してクラスタ・プロキシ・サービスに接続する拡張クライアント(Java、C++または.NET)で構成されています。
Coherence*Web
Coherence Suite: クラスタ化環境におけるセッション状態の管理に特化したHTTPセッション管理モジュール。Coherenceデータ・グリッドのスケーラビリティ、可用性、信頼性およびパフォーマンスをインメモリー・セッション管理と記憶域にもたらします。
コレクションベース・コンポーネント
JDeveloper/ADF: 構造化データのコレクションの反復処理と表示を行うADF FacesのUIコンポーネント。表示するレコードごとに子コンポーネントを組み込み、そのコンポーネントを個々のレコードにバインドするかわりに、それらのコンポーネントを完全なコレクションにバインドします。その後、各レコードに値がスタンプ設定され、1つのコンポーネント(outputTextコンポーネントなど)に繰り返しレンダリングされます。table、treeおよびcarouselがこれに当たります。
コレクション・モデル
JDeveloper/ADF: JSF DataModelクラスを拡張し、行キーおよびソートのサポートを追加するADFオブジェクト。DataModelクラスでは、行を識別できるのは索引のみです。このため、あるリクエストから次のリクエストの間に基礎となるデータが変更されると、問題が発生する可能性があります。たとえば、ある行を削除するユーザー・リクエストの場合、別のユーザーが行を追加すると、異なる行が削除されます。これを回避するため、CollectionModelは索引ではなく行キーに基づいています。
コンパクト・ドメイン
Oracle Fusion Middleware製品のWebLogicドメインのことで、製品テンプレートに定義されているアプリケーションやサービス・グループのすべてまたはサブセットが、このドメインで管理サーバーにターゲット設定されます。コンパクト・ドメインには、Oracle Fusion Middleware製品の管理対象サーバーまたはクラスタは含まれません。単一インスタンス・ドメインとも呼ばれます。
互換性レルム
WebLogic Server: 互換性セキュリティを使用している場合にデフォルト(アクティブ)・セキュリティ・レルムとなるセキュリティ・レルム。互換性レルムでは、既存のWebLogic Server 6.xの認証プロバイダおよび認可プロバイダが使用されます。そのため、WebLogic Server 7.x以降でそれらのプロバイダを使用できます。互換性セキュリティで使用可能なセキュリティ・レルムは、互換性レルムのみです。
互換性セキュリティ
WebLogic Server: WebLogic Server 6.xのセキュリティ構成をそれ以降のリリースのWebLogic Serverで実行する機能。WebLogic Server 7.x以降で互換性セキュリティを使用して、6.xのセキュリティ・レルムの構成、ユーザー、グループおよびACLの定義、ユーザー・アカウント保護の管理、カスタム監査プロバイダのインストールを行います。互換性セキュリティで使用可能なセキュリティ・レルムは、互換性レルムのみです。互換性レルムのレルム・アダプタ・プロバイダを使用すると、6.xセキュリティ・レルムの認証および認可サービスとの後方互換性を保持できます。
コンポーネント・ファミリ
Java: JavaServer Facesテクノロジにおけるコンポーネントまたはコンポーネントのセットのことで、レンダラまたはレンダラのセットによってレンダリングされます。
コンポーネント管理のサインオン
Java: Java EEセキュリティにおいて、企業情報システム(EIS)へのサインオン処理を実行するコードを組み込むことで、EISリソースへのアクセスを、アプリケーション・コンポーネント・コードで管理するメカニズム。
コンポジット・コンポーネント
Java: JavaServer Facesテクノロジにおいて、コンポーネントとして機能する特別なタイプのテンプレート。コンポーネントは、特定の方法で動作する再利用可能なコードの一部です。たとえば、入力コンポーネントはユーザー入力を受け入れます。また、コンポーネントにバリデータ、コンバータおよびリスナーをアタッチして、定義した特定のアクションを実行することも可能です。
コンポジット・センサー
SOA Suite: SOAコンポジット・アプリケーションのメッセージに、トラッキング可能フィールドを実装します。センサーは、ビジネス・イベントをサブスクライブしているバインディング・コンポーネントおよびサービス・コンポーネント上に定義します。
条件付きブランチ
SOA Suite: BPELプロセス・サービス・コンポーネントの実行フローを制御するデシジョン・ポイントが導入されます。条件付きブランチの定義には、switch、if、whileおよびrepeatUntilアクティビティを使用できます。
接続フィルタ
WebLogic Server: サーバーがネットワーク・クライアントからの着信接続を許可するかどうかを判定するためにWebLogic Serverが使用するプログラミング可能なフィルタ。ユーザーの特性に基づいてWebLogicリソースを保護するセキュリティ・ポリシーに加えて、ネットワーク接続に基づいてフィルタリングを行うことでセキュリティの層を追加できます。
コネクタ・アーキテクチャ
Java: 企業情報システムへのアクセスをサポートし、任意のJava EE製品にプラグインできるリソース・アダプタを作成するために、ツール・ベンダーやシステム・インテグレータが参照する仕様(Java EE Connector Architecture)。
コンテナ
Java: コンポーネントと、そのコンポーネントをサポートするプラットフォーム固有の下位機能の間のインタフェース。実行する前に、Webコンポーネント、エンタープライズBeanコンポーネントまたはアプリケーション・クライアント・コンポーネントをJava EEモジュールにアセンブルし、コンテナにデプロイしておく必要があります。
コンテナ管理のエンティティ・マネージャ
Java: Java Persistenceにおいて、Java Transaction API (JTA)の単一のトランザクション内で、javax.persistence.EntityManagerインスタンスを使用するすべてのアプリケーション・コンポーネントに、永続性コンテキストがコンテナによって自動的に伝播されるエンティティ・マネージャのこと。
コンテナ管理のサインオン
Java: Java EEセキュリティにおいて、アプリケーション・コンポーネントが行う、企業情報システム(EIS)リソースへのアクセスの構成および管理を、コンテナが処理するメカニズム。
Java EEプラットフォーム向けのContexts and Dependency Injection (CDI)
Java: 一緒に使用されるサービスのセットで、開発者がWebアプリケーションでJavaServer FacesテクノロジとエンタープライズBeanを使用しやすくします。CDIはステートフル・オブジェクトとともに使用するよう設計されており、非常に幅広く使用することもできるため、開発者は様々な種類のコンポーネントを、疎結合であっても型安全な方法で柔軟に統合できます。
連続問合せ
Coherence Suite: 問合せ結果を、関連するイベントの連続的なストリームと結合することで、最新の問合せ結果をリアルタイムで保持する機能。目的の問合せの待機時間がゼロで、その問合せがミリ秒ごとに複数回繰り返されるのと同じような効果があるため、この機能は連続問合せと呼ばれています。
コントロール・バインディング
JDeveloper/ADF: ページ定義ファイルにある値バインディングおよびアクション・バインディングのセット。コントロール・バインディングは、ページ定義ファイルの実行可能ファイル・セクションにあるイテレータ・バインディングとは異なります。
制御フロー
JDeveloper/ADF: ADFタスク・フローの他のアクティビティ間のナビゲーションを可能にするADF Controllerアクティビティ。制御フローは、タスク・フローで、アクティビティ同士をリンクさせます。
コントロール・ヒント
JDeveloper/ADF: エンティティ・オブジェクトとビュー・オブジェクトの属性のラベル・テキスト、ツールチップおよびフォーマット・マスクのヒントを定義するADFビジネス・コンポーネント・メタデータ。ビジネス・サービス・レイヤーに定義するコントロール・ヒントは、ADFクライアントのUIコンポーネントで使用できます。
会話範囲
Java: CDIにおいて、開発者が制御する明示的な境界では、JavaServer Facesライフサイクルの複数の起動間に範囲が拡張されますが、その境界内でのユーザーによるJavaServer Facesアプリケーションの操作。長時間実行されるすべての会話は、特定のHTTPサーブレット・セッションに範囲設定され、セッション境界を越えることはありません。
Cookieパラメータ
Java: Cookie関連のHTTPヘッダーに宣言されたCookieから情報を抽出するJAX-RSのリクエスト・パラメータ。javax.ws.rs.CookieParamアノテーションを使用して指定されます。
相関セット
SOA Suite: メッセージ本体の内容に基づいて非同期メッセージを関係付けます。相関セットを使用すると、非同期メッセージを識別して、非同期コールバックが確実に適切なクライアントを特定できるようにすることができます。
CPU
セキュリティ・パッチ更新(SPU)を配信するプログラムの名前。これはオラクル社のプログラムで、四半期ごとにセキュリティ修正をリリースします。このプログラムの一部としてリリースされるパッチには、パッチ・セット更新、セキュリティ・パッチ更新およびバンドル・パッチがあります。パッチはパッチ・タイプに関係なく累積されます。
資格証明委任
OWSM: クライアント・リクエストを完了するために、サービスが別のサービスまたはサーバーにアクセスできるようにするメカニズム。たとえば、Kerberosプロトコルを使用してこのような接続を確立する場合、Kerberosでは、クライアントのユーザー・アカウントと認可レベルを使用して、2番目のサービスまたはサーバーに対して最初のサービスを認証する必要があります。
資格証明マッピング・プロバイダ
WebLogic Server: 資格証明マッピング・サービスを提供して、新しいタイプの資格証明をWebLogic Server環境に追加するために使用されるWebLogicセキュリティ・フレームワーク・プロバイダ。
クリティカル・パッチ・アップデート(CPU)
セキュリティ・パッチ更新(SPU)を配信するプログラムの名前。これはオラクル社のプログラムで、四半期ごとにセキュリティ修正をリリースします。このプログラムの一部としてリリースされるパッチには、パッチ・セット更新、セキュリティ・パッチ更新およびバンドル・パッチがあります。パッチはパッチ・タイプに関係なく累積されます。
ドメイン間シングル・サインオン
WebLogic Server: ユーザーが一度認証を行えば、複数のアプリケーションが異なるDNSドメインにある場合でも、これらのアプリケーションにアクセスできるようになるWebLogic Serverのセキュリティ機能。この機能を使用すると、シングル・サインオン・ドメインに参加する関連会社やパートナのネットワークを構築できます。
カスタム・セキュリティ・プロバイダ
WebLogic Server: WebLogicセキュリティ・サービスへの統合が可能なセキュリティ・プロバイダ(サードパーティのセキュリティ・ベンダーまたはセキュリティ開発者が記述)。カスタム・セキュリティ・プロバイダは、Security Service Provider Interface (SSPI)の実装で、Oracle WebLogic Server製品には付属していません。
データ・クライアント
Coherence Suite: データ・クライアントは、クラスタ内のデータへのアクセス(入力、取得、問合せ)や、標準のCoherence APIを使用した起動サービス・リクエストの作成が可能な拡張クライアントです。
データ・コントロール
JDeveloper/ADF: サービスを記述するXML構成ファイル。設計時に、JDeveloperはメタデータを使用し、操作やデータ・コレクションをUIコンポーネントに宣言的にバインドします。
「データ・コントロール」パネル
JDeveloper/ADF: アプリケーションのビジネス・サービスに対して作成されたすべてのデータ・コントロールをリストし、UIコンポーネントへのバインドに使用できるコレクション(データ・オブジェクトの行セット)、メソッドおよび組込み操作をすべて公開する、JDeveloperのパネル。
データ・モデル・イベント
Java: JavaServer Facesテクノロジにおいて、javax.faces.component.UIDataコンポーネントの新しい行が選択されると発生するイベント。
データベース管理システム認証プロバイダ
WebLogic Server: 認証を行うために、データベースに格納されているユーザー、パスワード、グループ、およびグループ・メンバーシップ情報にアクセスするWebLogicセキュリティ・フレームワーク・プロバイダ。必要に応じて、WebLogic Serverを使用してユーザー、パスワード、グループ、およびグループ・メンバーシップ情報を管理できます。
宣言によるセキュリティ
Java: デプロイメント・ディスクリプタまたはアノテーションのいずれかを使用して、アプリケーション・コンポーネントのセキュリティ要件を表現するJava EEセキュリティのタイプ。
宣言SQLモード
JDeveloper/ADF: Oracle ADFビジネス・コンポーネント・プロジェクトにビュー・オブジェクトを作成する優先的な方法。Oracle ADF開発者は設計時に、SQL文を含まないエンティティ・ベースのビュー・オブジェクトを作成できます。このモードにより、SQL文を指定するビュー・オブジェクトを作成する選択肢が提供されます。
デコレータ
Java: CDIにおいて、メソッド呼出しおよびBeanのライフサイクルに関連付けられた横断的なタスクは実行するが、ビジネス・ロジックは実行しないJavaクラス。デコレータには、javax.decorator.Decoratorによって注釈が付けられ、beans.xmlファイルに対応するデコレータ要素があります。
デフォルト・レルム
WebLogic Server: アクティブなセキュリティ・レルム。WebLogic Serverでは、WebLogicドメインに複数のセキュリティ・レルムを構成できますが、デフォルト(アクティブ)・セキュリティ・レルムに指定できるのはそのうちの1つのみです。
デハイドレーション・ストア
BPEL: 非同期コールバックの待機中、長期間にわたる非同期プロセスとその現在の状態の情報を自動的に保持するデータベース。データベースにプロセスを格納することにより、プロセスを維持し、システムの停止やネットワークの問題が発生した場合の状態や信頼性の低下を防ぎます。
依存性インジェクション
Java: CDIにおいて、コンポーネントを型安全な方法でアプリケーションに挿入する機能で、特定のインタフェースのどの実装を挿入するかをデプロイメント時に選択できます。Java EEプラットフォームでは、コンポーネントが必要とするすべてのリソースに依存性インジェクションを適用できるため、リソースの作成や検索をアプリケーション・コードから効果的に非表示にできます。
@Dependentスコープ
Java: CDIにおいて、何も指定されていない場合のデフォルトのスコープで、1つのクライアント(Bean)のみを処理するためにオブジェクトが存在し、ライフサイクルがそのクライアント(Bean)と同じであることを意味します。
デプロイ実行者
Java: アプリケーション・クライアント、Webアプリケーション、Enterprise JavaBeansコンポーネントおよびJava EEアプリケーションを構成してデプロイする会社または個人。
デプロイメント・ディスクリプタ
Java: .xmlという拡張子のXMLドキュメントのことで、アプリケーション、モジュールまたはコンポーネントのデプロイメント設定を説明します。Java EEサーバーは、実行時にデプロイメント・ディスクリプタを読み取り、それに応じて、アプリケーション、モジュールまたはコンポーネント上で機能します。
デプロイメント・ディスクリプタのプロパティ
SOA Suite: Oracle WebLogic ServerまたはOracle Enterprise Manager(あるいはその両方)で実行時に使用されるBPELプロセスのプロパティ。構成とパートナ・リンク・バインディングの2種類があります
非推奨
Java: APIが非推奨とされている場合がありますが、使用できないことを意味します。そのようになることは、ほとんどありません。@Deprecatedアノテーションは、このために用意されています。
派生色
JDeveloper/ADF: ADFスキンで使用する色プロパティを定義するグローバル・セレクタ別名のカテゴリ。これらのグローバル・セレクタ別名は、アンカー・カラーから色プロパティの色相値を派生させます。
デバイスのフィンガープリント
Identity Management: アクセス・リクエストまたはトランザクションで使用されているデバイスについての情報を、OAAMが取得するプロセス。デバイスには、コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、PDA、携帯電話、キオスクまたはその他のWeb対応デバイスがあります。デバイスのフィンガープリント・データは、セキュアなCookie、Flash共有オブジェクト、ユーザー・エージェント文字列、カスタム・エージェント、モバイル・アプリケーション、ブラウザ・ヘッダー・データおよびその他のデータなど、複数のソースから収集されます。
診断コンテキスト
WebLogic Server: リクエストがWebLogic Serverシステムに届いたときに、WebLogic診断フレームワークにより、すべてのリクエストに付加されるコンテキスト情報。この情報を使用して、トランザクション・イベントや、リクエストからレスポンスへの実行のスレッドを再構築できます。
診断フレームワーク
問題の検出、診断および解決を支援する診断フレームワーク。コードのbug、メタデータの破損、顧客データの破損、スレッドのデッドロック、一貫性のない状態に起因するクリティカル・エラーを対象とします。
ダイアモンド
Java: Java言語で汎用オブジェクトのインスタンスを作成する際、汎用クラスのコンストラクタの呼出しに必要な型引数は、コンパイラがコンテキストから型引数を推論できる場合にかぎり、型パラメータの空のセット()で置き換えることができます。この山カッコのペアは、非公式にダイアモンドと呼ばれています。ダイアモンドはJava演算子ではないことに注意してください。「ダイアモンド演算子」のように、演算子と呼ぶのは正しくはありません。「ダイアモンド表記法」、あるいは単に「ダイアモンド」と呼ぶのは許容範囲です。
ダイジェスト認証
ネットワーク経由でユーザー・パスワードを送信するかわりに、クライアントが、パスワードと追加データの一方向暗号化ハッシュを送信する認証のタイプ。パスワードはネットワーク上では送信されませんが、ダイジェスト認証では、予測されるダイジェストを計算することにより、受信したオーセンティケータを検証できるように、クリアテキスト・パスワードに相当するものを、認証コンテナが使用できる必要があります。
デジタル署名
秘密鍵を使用して暗号化された値のことで、クライアントはサーバーの公開鍵を使用して復号化し、独自に計算した値と比較することができます。その秘密鍵を使用しないと本物の署名を生成できないため、2つの値が一致すれば、クライアントはその署名が本物であることを信頼できます。
分離プロパティ
JDeveloper/ADF: ADF Faces UIコンポーネントのプロパティで、クライアントには設定できますが、サーバーには伝播されません。これらのプロパティには、サーバーでのライフサイクルとは無関係な、クライアント上でのライフサイクルがあります。
分散(またはパーティション化された)キャッシュ
Coherence Suite: 任意の数のクラスタ・メンバー間に分散(またはパーティション化)されたデータのコレクションのことで、クラスタ内の1つのメンバーがキャッシュ内の各データに対応し、その対応がクラスタ・ノード間で分散(ロード・バランシング)されます。
分散アプリケーション
Java: 3つの場所(クライアント・マシン、Java EEサーバー・マシン、バック・エンドのデータベースまたはレガシー・マシン)に分散されているJava EE複数層アプリケーション。
DistributedCacheサービス
Coherence Suite: クラスタ・メンバーがクラスタ全体にデータを分散(パーティション化)し、キャッシュ内の各データが、1つのクラスタ・メンバーでのみ管理(保持)されるようにするサービス。
ディストリビューション
ダウンロード可能なアーカイブのことで、Oracle Fusion Middleware製品と機能セットが事前定義されたものをインストールするインストーラが含まれており、顧客は、Oracle Software Delivery Cloud、Oracle Technology Network (OTN)またはMy Oracle Supportからディストリビューションを取得できます。
do
Java: do-whileループを作成するためにwhileと組み合せて使用するJavaの予約語の1つで、ループと関連付けられている文のブロックを実行し、whileと関連付けられているブール式をテストします。
ドメイン値マップ
SOA Suite: あるアプリケーションの値を別のアプリケーションの値に関連付けることができる値マッピングのセット。たとえば、ある値は都市を詳細名(Boston)で表す場合があるのに対して、別の値では、都市を短縮名(BO)で表す場合があります。このような場合は、ドメイン値マップを使用して値を直接マップできます。
永続プロセス
SOA Suite: 実行時に1つ以上のデハイドレーション・ポイントをデータベースに発生させるBPELプロセスのタイプ。デハイドレーションは、次のアクティビティによってトリガーされます。receiveアクティビティ、pickアクティビティのOnMessageブランチ、pickアクティビティのOnAlarmブランチ、waitアクティビティ。永続プロセスのインスタンスは、(通常に完了した場合でも、異常終了の場合でも)処理中に保存できます。これらのプロセスは通常長期間存続し、一方向呼出しを介して開始されます。メモリー不足およびシステム停止時間の問題があるため、永続プロセスはメモリーについて最適化できません。Oracle JDeveloperで設計する非同期プロセスは、一時プロセスと永続プロセスの両方の例です。
永続サブスクリプション
Java: JMS APIにおいて、パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージング・システムのクライアントが、サブスクライバがアクティブでないときに送信されたメッセージを受信できるようにするメカニズム。永続サブスクリプションがない場合、メッセージを使用するには、クライアントがアクティブであることが必要です。永続サブスクリプションは、キューの柔軟性と信頼性を高めながら、クライアントが多くの受信者にメッセージを送信できるようにします。
即時初期化
Java: EJBコンテナにより、アプリケーション内の任意のエンタープライズBeanにクライアント・リクエストが配信される前に、アプリケーションの起動時にシングルトン・セッションBeanを初期化すること。即時初期化は、javax.ejb.Startupアノテーションで指定されます。
EARファイル
Java: 接尾辞が.ear (エンタープライズ・アーカイブを表します)のファイルで、Java EEアプリケーションが含まれています。アプリケーションには、アプリケーション・クライアント、WebモジュールおよびEJBモジュールと、オプションでデプロイメント・ディスクリプタが含まれます。
EARスコープのCoherenceクラスタ・メンバー
Coherence Suite: (WebLogic Server以外のアプリケーション・サーバーのデプロイメントの場合)この構成では、各EARファイル内のデプロイされたすべてのアプリケーションが1つのCoherenceメンバーの一部になります。この構成では、デプロイ済EARファイルごとに1つのCoherenceメンバーが作成されます。Coherenceライブラリがアプリケーションのクラスパスにデプロイされるので、ロードされるCoherenceクラスのコピーはEARファイルごとに1つです。
EclipseLink
Toplink: Eclipse Foundationのオープンソースの永続性フレームワーク。EclipseLinkには、Java SEおよびJava EE環境で変換で、マッピング、データ・バインディングおよび永続性操作を提供するための開発ツールと実行時機能が含まれます。EclipseLinkは、数多くの永続性標準と、それらの標準に対する拡張機能をサポートします。標準には、Java Persistence API (JPA)、Java API for XML Binding (JAXB)、Java Connector Architecture (JCA)およびService Data Objects (SDO)が含まれます。EclipseLinkプロジェクトはオラクル社が指揮し、EclipseLinkがOracle TopLinkのコア機能を提供しています。
EclipseLink DBWS
Toplink: Webサービスを介してリレーショナル・データベース・アーティファクトにJava EE準拠のクライアント非依存アクセスを行うための開発ツールおよび実行時機能。開発ツールのDBWSビルダーは、必要なデプロイメント・アーティファクトを生成するコマンド行ユーティリティです。(DBWSビルダーは、Eclipse Dali Java PersistenceツールセットおよびOracle JDeveloperに統合されています。)実行時プロバイダ・コンポーネントは、(関連するデプロイメント・アーティファクトとともに)サービス・ディスクリプタを使用して、JAX-WS 2.0 Webサービスとして実現します。実行時機能は、EclipseLinkを使用して、Webサービス・クライアントが使用するXML SOAPメッセージとデータベース間の橋渡しをします。
EclipseLink EIS
Toplink: Java Connector Architecture (JCA)リソース・アダプタを通じてデータ・ストアの使用を有効化するための機能。XMLメタデータの使用によって、相互作用および交換データが構成され、ドメイン・モデルにマップされます。相互作用のデータは、Common Client Interface (CCI)から、またはXMLスキーマを使用してマップできます。この使用方法は、JDBCまたはSQLアクセスが提供されない非リレーショナル・データ・ストアを対象としています。
EclipseLink JAXB
Toplink: Java Architecture for XML Binding (JAXB)仕様のEclipseLink実装。XPathベースのマッピングやマッピング・ファイルなど、標準にEclipseLinkの拡張機能を追加します。EclipseLink JAXBは、Oracle TopLinkが使用するJAXB実装です。
EclipseLink JPA
Toplink: Java Persistence API (JPA)仕様のEclipseLink実装、および標準に対するEclipseLink拡張機能。EclipseLink JPAは、JPA 2.0およびJPA 2.1仕様の参照実装と、Oracle TopLinkが使用するJPA実装です。
EclipseLink Mapping Workbench
Toplink: ネイティブのTopLinkを使用して、ディスクリプタを構成し、EclipseLinkプロジェクトでオブジェクト・モデルとデータ・モデルをマッピングするためのグラフィカル・ツール(Graphical User Interface)。(このワークベンチは、Java Persistence API (JPA)のマッピングには使用できません。)EclipseLink Mapping Workbenchは、EclipseLinkディストリビューションで使用可能な個別のコンポーネントです。EclipseLink Mapping WorkbenchはOracle TopLink Mapping Workbenchをベースとしていますが、使用できなくなりました。ただし、ネイティブのTopLinkマッピング・プロジェクトは、現在もOracle JDeveloperでサポートされています。
EclipseLink MOXy
Toplink: EclipseLink Java Architecture for XML Binding (JAXB)、およびJAXBタイプ操作におけるXMLのかわりとしてのJavaScript Object Notation (JSON)のサポート。EclipseLinkは、JSONの読取り時と書込み時のすべてのオブジェクト/XMLオプションに対応しています。MOXyでは、ネイティブのEclipseLinkオブジェクト/XML APIもサポートしています。
EclipseLink Service Data Objects (SDO)
Toplink: Service Data Objects (SDO) 2.1.1仕様の参照実装のことで、異機種間データ・アクセス用のプログラミング・アーキテクチャとAPIが含まれます。EclipseLink SDOは、EclipseLinkのオブジェクト/XMLレイヤーにシン・レイヤーとして実装され、EclipseLink JAXBのベースでもあります。EclipseLink SDOは単独で使用することも、POJOをデータ・オブジェクトとして公開する手段として使用することも可能であるため、EclipseLink JPAおよびEclipseLink JAXBのようなコンポーネントも使用できます。
EJBコンポーネント
Java: Enterprise JavaBeansコンポーネント。アプリケーションのビジネス・ロジックをカプセル化するサーバー側コンポーネント。エンタープライズBeanとも呼ばれ、EJBコンポーネントはセッションBeanまたはメッセージドリブンBeanのいずれかです。
EJBモジュール
Java: エンタープライズBeanのクラス・ファイルと、EJBデプロイメント・ディスクリプタ(オプション)を含むモジュール。EJBモジュールは、拡張子が.jarのJavaアーカイブ(JAR)ファイルとしてパッケージ化されます。
EL
Java: 式言語。Webアプリケーションのプレゼンテーション・レイヤーとアプリケーション・ロジックとの通信を可能にするために設計された簡単な言語。ELは、JavaServer FacesとJavaServer Pagesの両方のテクノロジで使用されます。
エラスティック・データ
Coherence Suite: エラスティック・データは、メモリーとディスクベースのデバイス間で、シームレスにデータを保存するために使用するCoherenceの機能です。この機能は、特にSSD (Solid State Disk)などの高速ディスクベースのデバイスを使用する場合に調整され、SSDからデータを読書きする際にメモリーと同等の速度でアクセスできるようにします。
組込みLDAPサーバー
WebLogic Server: ユーザー、グループ、セキュリティ・ロール、セキュリティ・ポリシーおよび資格証明情報のデフォルト・ストアであるWebLogic Serverに組み込まれているサーバー。
暗号化
意図した受信者以外はだれも判読できないようにメッセージを変換する処理。暗号化は、データを権限のないユーザーまたはシステムから理解できないコードに変換することによって行われます。暗号化には主に、公開鍵暗号(非対称鍵暗号化)と対称鍵暗号化の2つの種類があります。
エンタープライズBean
Java: アプリケーションのビジネス・ロジックをカプセル化するサーバー側コンポーネント。Enterprise JavaBeans (EJB)コンポーネントとも呼ばれます。エンタープライズBeanは、セッションBeanまたはメッセージドリブンBeanのいずれかです。
エンタープライズ・デプロイメント
Oracle Fusion Middlewareなど、特定のオラクル製品の実証済高可用性テクノロジやセキュリティ・テクノロジ、および推奨事項に基づいたベスト・プラクティスの青写真。これらの青写真に示すベスト・プラクティスは、Oracle Database、Oracle Fusion MiddlewareおよびOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlなどの技術スタック全体にわたるすべてのOracle製品を対象にしています。エンタープライズ・デプロイメントでは、様々なビジネス・サービス・レベル合意(SLA)を考慮し、高可用性のベスト・プラクティスを可能なかぎり幅広く適用できるようにします。回復力が高く、コストのかからないインフラストラクチャを提供します。高可用性アーキテクチャが実行に最適な構成になっていること、ビジネス・ニーズに合った最適な構成になっていることを保証します。停止状態からのリカバリ時間と自然災害時に許容可能なデータ損失量を制御できます。
Enterprise JavaBeans (EJB)コンポーネント
Java: アプリケーションのビジネス・ロジックをカプセル化するサーバー側コンポーネント。エンタープライズBeanとも呼ばれ、EJBコンポーネントはセッションBeanまたはメッセージドリブンBeanのいずれかです。
エンティティ
Java: Java Persistenceにおける軽量の永続性ドメイン・オブジェクト。一般に、エンティティはリレーショナル・データベースの表を表現し、各エンティティ・インスタンスはその表の行に相当します。
エンティティ・アソシエーション
JDeveloper/ADF: 関連付けられたエンティティ・オブジェクトのそれぞれの属性に基づいて、2つのADFエンティティ・オブジェクト間の関係を定義するOracle ADFビジネス・コンポーネント・オブジェクト。アソシエーションは、ソース・エンティティから宛先エンティティへのアクセスに便利です。実行時には、エンティティ・オブジェクトはこのアソシエーションを使用して、一連の関連エンティティの操作を自動化します。
エンティティ・オブジェクト
JDeveloper/ADF: データベース表内の1行を表すADFビジネス・コンポーネント・オブジェクトのことで、すべてのデータ操作言語(DML)操作を処理することでデータ変更を簡略化します。また、ビジネス・ロジックをカプセル化し、ビジネス・ルールが一貫して適用されることを保証します。エンティティ・オブジェクトを他のエンティティ・オブジェクトと関連付け、基盤となるデータベース・スキーマの関係を反映することで、複数のアプリケーションで再使用できるビジネス・ドメイン・オブジェクトのレイヤーを作成します。
エンティティ・プロバイダ
Java: 表現とそれに関連付けられたJavaタイプ間のマッピング・サービスを提供するJAX-RSインタフェース。エンティティ・プロバイダには、javax.ws.rs.ext.MessageBodyReaderとjavax.ws.rs.ext.MessageBodyWriterの2種類があります。
エンティティ変数
SOA Suite: サービス・データ・オブジェクト(SDO)ベースのデータを使用して、Oracle Application Development Framework (ADF)ビジネス・コンポーネントのデータ・プロバイダ・サービスとともに使用します。エンティティ変数を使用すると、基礎となるデータ・プロバイダ・サービスがBPELデータ操作を実行するように指定できます。データ・プロバイダ・サービスはデータ・ストア内でデータ操作をバックグラウンドで実行しますが、Oracle BPEL Process Manager提供の他のデータ・ストア関連の機能(たとえば、データベース・アダプタ)を使用しません。この操作により、BPEL Process Managerの実行時パフォーマンスを高め、コンパイルおよび実行時に、基礎となるデータ・プロバイダ・サービスのネイティブの機能を組み込みます。
エントリ・アグリゲータ
Coherence Suite: エントリ・アグリゲータは、エントリのサブセットに対して操作を実行し、単一の結果を取得します。集計は、元のクライアントに送信された、各キャッシュ・サーバーのローカル結果を使用してmap-reduce方式で実行され、その後、最終的なreduceステップが実行されます。
エントリ・プロセッサ
Coherence Suite: エントリ・プロセッサは、1つのprocessまたはprocessAll操作で、複数のキャッシュ内のキャッシュ・エントリを更新できます。これらのキャッシュは同じサービスによって管理され、エントリは同じパーティションに存在する必要があります。エンティティ・プロセッサは、効率性と拡張性が高く、ロックのない計算環境を実現し、この環境においては、データをクライアント・アプリケーションに移動するのではなく、データのある場所で計算が行われます。
イベント配信ネットワーク(EDN)
SOA Suite: 公開されたビジネス・イベントを格納します。EDNは、すべてのSOAインスタンスの範囲内で実行されます。発生したイベントはEDNにより、サブスクライブするサービス・コンポーネントに配信されます。
イベント・インターセプタ
Coherence Suite: イベント・インターセプタは、どのイベントを受信し、アクションがある場合には、どれを取得するかを明示的に定義します。特定のキャッシュに対して、または特定のパーティション・サービスによって管理されるすべてのキャッシュに対して、任意の数のイベント・インターセプタを作成し、登録できます。同じイベント・タイプに登録されている複数のインターセプタは、自動的にリンクされ、1つのイベントのコンテキストで実行されます。
イベント・ルート・コンポーネント
JDeveloper/ADF: ページの境界を決定し、その境界内のコンポーネントでのみライフサイクルの実行を許可するADF Faces UIコンポーネント。ポップアップなどの特定のコンポーネントは、本質的にイベント・ルート・コンポーネントです。ポップアップ内でイベントが発生すると、ポップアップとその子のみが再レンダリングされ、ページ全体は再レンダリングされません。また、特定のイベントは、イベント・ルート・コンポーネントを示します。たとえば、showDetailコンポーネントの拡張中に送信される公開イベントは、そのshowDetailコンポーネントがイベント・ルートであることを示します。
実行可能ファイル・バインディング
JDeveloper/ADF: ADFバインディングのカテゴリの1つで、データ・コレクションのスクロール処理やページング、または概要情報から詳細情報へのドリルダウンを可能にするユーザー・インタフェースの作成を容易にするイテレータ・バインディングや、他のページ内の一連のページの検索やネストを可能にするバインディング、操作をすぐに実行させるバインディングがあります。
式言語(EL)
Java: Webアプリケーションのプレゼンテーション・レイヤーとアプリケーション・ロジックとの通信を可能にするために設計された簡単な言語。ELは、JavaServer FacesとJavaServer Pagesの両方のテクノロジで使用されます。
拡張クライアント
Coherence Suite: クラスタの外部で実行され、記憶域が無効化された1台以上のキャッシュ・サーバーがホストするクラスタで実行される拡張プロキシ・サービスと通信します。拡張クライアントは、キャッシュ・ファクトリを使用してCoherenceクラスタ化サービスを取得します。サービスを取得すると、クライアントでは、Coherenceクラスタの一部であるかのようにそのサービスを使用します。リモート・クラスタ・メンバーに送信される操作は、クライアント・アプリケーションに対して透過的です。
eXtensible Markup Language(XML)
Java: 人間とマシンの両方が読むことのできる形式でドキュメントをエンコーディングするための一連のルールを定義するマークアップ言語。W3Cが策定したXML 1.0仕様と、その他いくつかの関連する仕様で定義されています。いずれもオープン・スタンダードです。
Facelets
Java: JavaServer Facesテクノロジのビュー宣言言語。Faceletsは強力でありながら軽量のページ宣言言語で、HTMLスタイルのテンプレートを使用してJavaServer Facesビューを作成する際や、コンポーネント・ツリーを作成する際に使用されます。
Fast Infoset
テキストベースのXML形式よりも効率的にシリアライズできる、圧縮バイナリ・エンコーディング形式。Fast Infosetは、ドキュメント・サイズと処理パフォーマンスの両方を最適化します。Fast Infoset仕様、ITU-T Rec.X.891およびISO/IEC 24824-1 (Fast Infoset)は、ITU-TおよびISOの両方の標準化団体によって規定されています。
フォルト・ポリシー・ファイル
SOA Suite: フォルト条件およびそれに対応するフォルト・リカバリ・アクションを定義します。それぞれのフォルト条件で、処理を試みる特定のフォルトまたは一連のフォルトを指定し、それに対応するアクションを指定します。フォルト・ポリシー・ファイルでは一連のアクションがIDで識別されます。
final
Java: エンティティを一度定義するために使用するJavaの予約語の1つで、後からそのエンティティを変更したり導出したりすることはできません。具体的には、finalクラスはサブクラス化できず、finalメソッドはオーバーライドすることができず、final変数を使用できるのは式の左側で一度のみです。
分岐/結合フレームワーク
Java: 複数のプロセッサの活用を支援するExecutorServiceインタフェースの実装。より小さな単位に再帰的に分割できる作業向けに設計されています。使用可能な処理能力をすべて使用し、アプリケーションのパフォーマンスを高めることを目標としています。
フォームベース認証
HTTPブラウザがエンド・ユーザーに表示するログイン画面やエラー・ページをカスタマイズすることにより、開発者が、ログイン認証画面のルック・アンド・フィールを制御できるようにする認証のタイプ。
フォーム・パラメータ
Java: MIMEメディア・タイプ・アプリケーション/x-www-form-urlencodedのリクエスト表現から情報を抽出し、HTMLフォームで指定されているエンコーディングに準拠するJAX-RSのリクエスト・パラメータ。このパラメータは、HTMLフォームのPOSTで送信された情報の抽出に便利です。
Fusion Middleware構成ウィザード
WebLogicドメインの適切なディレクトリ構造、ドメイン構成ファイル(config.xml)、およびドメイン内のサーバーの起動に使用可能なスクリプトを作成するツール。
Fusion Webアプリケーション
JDeveloper/ADF: Oracle ADF Webスタック(ADFビジネス・コンポーネント、ADFモデル、ADF ControllerおよびADF Faces)をすべて使用しているアプリケーション。
GARファイル
Coherence Suite: グリッド・アーカイブ・ファイル。管理対象のCoherenceサーバーでサポートされているアプリケーション・モジュールの名前。GARファイルには、Coherenceアプリケーションのアーティファクトが格納され、デプロイメント・ディスクリプタが含まれています。GARファイルは標準のJava EEモジュールと同様にデプロイおよびアンデプロイされ、アプリケーション・ライフサイクルはコンテナから分離されています。
汎用
Java: クラス、インタフェースおよびメソッドを定義する際に、型(クラスおよびインタフェース)をパラメータ化できます。メソッド宣言でよく使用される仮パラメータに似ていて、型パラメータを使用すると、同じコードを別の入力で再利用できます。仮パラメータへの入力が値であるのに対し、型パラメータへの入力が型である点が異なります。
グローバル・ポリシー・アタッチメント
OWSM: デプロイメント状態を問わず、同じタイプのポリシー・サブジェクトの範囲にポリシーを関連付けるメカニズム。複数のポリシー参照を含めることができるポリシー・セットを使用して、ポリシーがグローバルにアタッチされます。
ヒープ
Java: コンピュータ・プログラムが使用可能な空きメモリーの共通プール。ヒープは、動的メモリー割当てに使用されるコンピュータのメモリーの一部で、メモリーのブロックが任意の順序で使用されます。
高可用性
サービスを中断することなく、ユーザーがシステムにアクセスできるアーキテクチャ。高可用性システムのデプロイによって、システムのダウン(使用不可の時間)を最小限に抑え、実行(使用可能な時間)を最大化できます。
HTTP Basic認証
サーバーが、Webクライアントのユーザー名とパスワードを要求し、指定されたレルムまたはデフォルト・レルムの認可されたユーザーのデータベースと比較して、そのユーザー名とパスワードが有効であることを確認する認証のタイプ。
idempotentアクティビティ
SOA Suite: 問題なく再試行できるアクティビティ。idempotentアクティビティは、永続プロセスと一時プロセスの両方に適用されます。冪等性は、パートナ・リンクの操作レベルで管理できます。適用可能な操作をidempotentとして定義すると、その操作を何度も呼び出すことができます。
アイデンティティ・アサーション・プロバイダ
WebLogic Server: 境界認証(トークンを使用する特殊なタイプの認証)を実行するWebLogicセキュリティ・フレームワーク・プロバイダ。アイデンティティ・アサーション・プロバイダを使用しても、WebLogic Serverではユーザーを検証して信頼を確立できます。したがって、アイデンティティ・アサーション・プロバイダの機能は、トークンを検証してユーザー名にマップすることです。
アイデンティティ・フェデレーション
Access Management: あるトラスト・サークル内の1つ以上のアイデンティティ・プロバイダまたはサービス・プロバイダでプリンシパルが保持する複数のアカウントのリンク。
アイデンティティ伝播
Identity Governance: OPSSトラスト・サービス・アサーション・プロバイダがトークンを調査および検証した後、Oracle Privileged Account Managerサーバーに対してRESTfulコールを実行しているアイデンティティがトークンに含まれているものであることをアサートするプロセス。
IMlet
Java: IMP-NGで記述されているアプリケーション。IMletはIMP(-NG)に含まれないMIDPクラスを参照できないことを除き、MIDP 2.0 MIDletに似ています。IMletで使用できるのは、IMP(-NG)およびCLDC仕様で定義されているAPIのみです。
暗黙的ナビゲーション
Java: 開発者がJavaServer Facesのページ・ナビゲーションを簡単に構成できるようにするビルトイン・ルールのセット。ビルトイン・ルールにより、アプリケーションの手動での構成プロセスが少なくなります。
インストール
Oracle Fusion Middlewareのソフトウェア・ファイルをシステムに移入するプロセス。通常、これらのソフトウェア・ファイルは、ZIP、JARまたはTARアーカイブに格納されており、システムにダウンロードする必要があります。アーカイブ・ファイルのコンテンツを抽出すると、システム環境を検証するインストーラ・プログラムが実行されて、適切なディレクトリ構造が作成され、然るべき場所にOracle Fusion Middlewareソフトウェア・ファイルが配置されます。必要な場合は、インストーラにより、環境変数および権限を設定するスクリプトも実行されます。インストールでは、システムの構成も行われます。プロセスが完了すると、Oracle Fusion Middlewareコンポーネントがデプロイされ、使用の準備が整います。
インターセプタ
Java: 関連付けられているターゲット・クラスで発生するメソッドの起動やライフサイクル・イベントへの割込みに使用するJavaクラスまたはメソッド。インターセプタは、ロギングや監査といったタスクを実行しますが、これらのタスクは、アプリケーションのビジネス・ロジックから分離されており、多くの場合、アプリケーション内で繰り返されます。インターセプタは、javax.interceptor.Interceptorによって注釈が付けられます。管理対象Beanを含む、Java EE管理対象オブジェクトでも、インターセプタを使用できます。当初は、エンタープライズBeanとともに使用するために設計されましたが、CDIでも使用可能です。
起動サービス
Coherence Suite: クラスタ化された起動を実行し、グリッド・コンピューティング・アーキテクチャをサポートするサービス。このサービスにより、クラスタ内のメンバー、任意のメンバー・グループまたはクラスタ全体に渡って、アプリケーションがエージェントを起動できます。エージェントの起動には、リクエスト/レスポンス方式、fire and forget方式、または非同期のユーザー定義可能な方式を使用できます。
イテレータ・バインディング
JDeveloper/ADF: ビュー・オブジェクト・コレクション全体で反復処理するイテレータへのバインディング。ページで使用されるコレクションごとに1つのイテレータ・バインディングがあります。ページ上のすべての値バインディングはイテレータ・バインディングを参照して、実行時にデータを伴って移入されたコンポーネント値を含む必要があります。
JAAS
Java: Java Authentication and Authorization Services。認証されたアイデンティティにおけるサブジェクトベースの認証を提供するJavaセキュリティ・パッケージ。
Java 2D
Java: Abstract Window Toolkit (AWT)を拡張することにより、Java 2D APIに、Javaプログラムに対する2次元のグラフィック、テキストおよびイメージングの機能が搭載されています。この包括的なレンダリング・パッケージでは、柔軟であらゆる機能が揃ったフレームワークに線画、テキストおよび画像がサポートされており、より多彩なユーザー・インタフェース、高度な描画プログラムおよびイメージ・エディタを開発できます。
Java API for RESTful Web Services (JAX-RS)
Java: RESTアーキテクチャを使用するWebサービス・アプリケーションを開発しやすくするために設計されたJavaプログラミング言語のAPI。
Java API for XML Processing (JAXP)
Java: Javaプログラミング言語で作成されたアプリケーションを使用してXMLデータを処理します。JAXPでは、パーサー標準のSimple API for XML Parsing (SAX)およびDocument Object Model (DOM)を活用しているため、データをイベントのストリームとして解析するか、オブジェクト表現を作成するかを選択できます。また、JAXPでは、Extensible Stylesheet Language Transformations (XSLT)標準もサポートしており、データのプレゼンテーションを制御でき、データをその他のXMLドキュメントやHTMLなどの別の形式に変換することも可能です。JAXPはネームスペースもサポートしており、これがサポートされていない場合には名前の競合が発生する可能性のあるDTDも使用できます。
Java API for XML Web Services (JAX-WS)
Java: XMLを使用して通信するWebサービスやクライアントを作成するためのテクノロジ。JAX-WSを使用すると、開発者は、リモート・プロシージャ・コール指向(RPC指向)のWebサービスのみでなく、メッセージ指向のWebサービスも記述できます。
Java Architecture for XML Binding (JAXB)
Java: XMLスキーマとJava表現をバインドする簡単で便利な方法で、Java開発者は、XMLデータおよび処理機能をJavaアプリケーションに簡単に組み込むことができます。このプロセスの一環として、JAXBでは、XMLインスタンス文書をJavaコンテンツ・ツリーにアンマーシャリングし(読み取り)、次にJavaコンテンツ・ツリーをXMLインスタンス文書にマーシャリングする(書き込む)ことが可能です。JAXBでは、JavaオブジェクトからXMLスキーマを生成する方法も提供されます。
Javaアーカイブ形式(JAR)ファイル
Java: 複数のファイルを1つのアーカイブ・ファイルに統合できるファイル形式。JARファイルには、主にアプレットおよびアプリケーションに関連したクラス・ファイルおよび補助リソースが含まれています。
JAAS (Java Authentication and Authorization Service)
Java: 認証されたアイデンティティにおけるサブジェクトベースの認証を可能にするJavaセキュリティ・パッケージ。
Java Compatibility Test Tools (Java CTT)
Java: TCKの設計や作成に使用可能なツール、ドキュメント、テンプレートおよびサンプル。Java CTTを使用すると、互換性テストの開発が簡略化され、テストの開発や実行がより効率的になります。
Javaコンポーネント
1つ以上のJava EEアプリケーションおよびリソースのセットとしてデプロイされるOracle Fusion Middlewareコンポーネント。Javaコンポーネントは、Oracle WebLogic Serverドメインにドメイン・テンプレートの一部としてデプロイされます。Javaコンポーネントの例としては、Oracle SOA Suite、Oracle WebCenter Portal、Oracle WebCenter Contentコンポーネントなどがあります。
Java CTT
Java: Java Compatibility Test Tools。TCKの設計や作成に使用可能なツール、ドキュメント、テンプレートおよびサンプル。Java CTTを使用すると、互換性テストの開発が簡略化され、テストの開発や実行がより効率的になります。
Java Database Connectivity
Java: JDBC APIは、あらゆる種類の表形式データ(特にリレーショナル・データベースに格納されているデータ)にアクセス可能なJava APIです。JDBCは、次の3つのプログラミング・アクティビティを管理するJavaアプリケーションの記述を支援します: データベースなどのデータ・ソースへのアクセス。問合せの送信とデータベースへの文の更新。問合せへの回答でデータベースから受け取った結果の取得と処理。
Java DB
Java: Apache Derbyオープン・ソース・データベースのオラクル社がサポートするディストリビューション。JDBCおよびJava EEのAPIを介して、標準のANSI/ISO SQLをサポートしています。Java DBはJDKに同梱されています。
Java EE
Java: Java Platform, Enterprise Edition。エンタープライズ・アプリケーションをホストする標準のプラットフォーム。Java EEプラットフォームは、Javaテクノロジーのすべてを担うJava Community Process (JCP)を通して開発されます。数々のJava EEテクノロジーを定義するため、利害関係者から成る専門家の様々なグループにより、Java Specification Request (JSR)が作成されました。Java EEプラットフォームの目標は、開発時間の短縮、アプリケーションの複雑さの低減、アプリケーション・パフォーマンスの向上を実現すると同時に、開発者に強力なAPIのセットを提供することです。
Java EEアプリケーション
Java: 1つ以上のコンポーネント(アプリケーション・クライアント、Webコンポーネント、EJBコンポーネントなど)で構成され、クライアント・マシン、Java EEサーバー・マシン、バック・エンドのデータベースまたはレガシー・マシンにデプロイ可能なアプリケーション。
Java EEモジュール
Java: 1つ以上のJava EEコンポーネントで構成されるアーカイブ・ファイルのことで、同一のコンテナ・タイプと、オプションで、そのタイプのコンポーネント・デプロイメント・ディスクリプタが1つ含まれます。たとえば、エンタープライズBeanモジュールのデプロイメント・ディスクリプタは、エンタープライズBeanのトランザクション属性とセキュリティ認証を宣言します。Java EEモジュールは、スタンドアロン・モジュールとしてデプロイできます。
Java EE製品プロバイダ
Java: Java EE仕様に定義されているJava EEプラットフォームAPIやその他の機能を設計したり、販売したりする会社。一般的に、製品プロバイダは、プラットフォームの仕様に準じてJava EEプラットフォームを実装するアプリケーション・サーバー・ベンダーです。
Java EE Webサービス
WebサービスをJavaで実装するための標準のJava EEランタイム・アーキテクチャを定義するWeb Services for Java EE仕様に従って実装されるWebサービス。
Java Generic Security Services (Java GSS-API)
Java: 通信アプリケーション間で安全にメッセージを交換する手段。Java GSS-APIには、RFC 2853で定義されたGSS-API (Generic Security Services Application Program Interface)用のJavaバインディングが含まれます。GSS-APIは、アプリケーション・プログラマに対し、Kerberosを含む基盤となるさまざまなセキュリティ・メカニズム上のセキュリティ・サービスへの統一されたアクセスを提供します。
JMX (Java Management Extensions)
Java: アプリケーション、デバイス、サービスなどのリソースを管理するための簡単で標準的な方法。JMXテクノロジは動的であるため、リソースが作成、インストール、および実装されると、そのリソースをモニターおよび管理するために使用できます。JMXテクノロジを使用して、Java Virtual Machine (JVM)をモニターして管理することも可能です。
Java Message Service
Java: アプリケーションによるメッセージの作成、送信、受信および読取りを可能にするJava APIで、これには、信頼できる非同期の疎結合通信が使用されます。
Java Naming and Directory Interface
Java: Javaテクノロジで指定されたAPIのことで、Javaプログラミング言語で記述されたアプリケーションに、ネーミングおよびディレクトリ機能を提供します。Javaのオブジェクト・モデルを使用するJavaプラットフォームに特化して設計されています。JNDIを使用すれば、Javaテクノロジをベースとしたアプリケーションで、任意のタイプの名前付きJavaオブジェクトを格納および取得できます。また、JNDIには、属性とオブジェクトを関連付けたり、それらの属性を使用してオブジェクトを検索したりする、標準のディレクトリ操作を実行するためのメソッドが用意されています。
Java Native Interface (JNI)
Java: Javaネイティブ・メソッドを記述したり、Java Virtual Machineをネイティブ・アプリケーションに組み込んだりするための標準プログラミング・インタフェース。主な目的は、所定のプラットフォーム上のすべてのJava Virtual Machineの実装間で、ネイティブ・メソッド・ライブラリをバイナリ互換とすることにあります。
Java Network Launch Protocol (JNLP)
Java: Javaアプリケーションやアプレットをリモートからダウンロードしたり起動したりするためのJava Web Startフレームワークで使用するプロトコル。JNLPファイルは、Java Web Startアプリケーションの起動方法を指定するXMLスキーマで定義されています。
Java Persistence API
Java: Java開発者に、Javaアプリケーションでリレーショナル・データを管理するためのオブジェクト/リレーショナル・マッピング機能を提供するAPI。Java Persistenceは、Java Persistence API、問合せ言語、Java Persistence Criteria API、およびオブジェクト/リレーショナル・マッピング・メタデータの4つの領域で構成されています。
Java Platform, Enterprise Edition (Java EE)
Java: エンタープライズ・アプリケーションをホストする標準のプラットフォーム。Java EEプラットフォームは、Javaテクノロジーのすべてを担うJava Community Process (JCP)を通して開発されます。数々のJava EEテクノロジーを定義するため、利害関係者から成る専門家の様々なグループにより、Java Specification Request (JSR)が作成されました。Java EEプラットフォームの目標は、開発時間の短縮、アプリケーションの複雑さの低減、アプリケーション・パフォーマンスの向上を実現すると同時に、開発者に強力なAPIのセットを提供することです。
Java Platform, Standard Edition (Java SE)
Java: Java言語向けのアプリケーション開発環境であり、Javaアプリケーションの実行時環境でもあり、かつ、クロス・プラットフォーム環境にJavaアプリケーションをデプロイするためのメカニズム。Javaプラットフォームには、Java SE Runtime Environment (JSE)、Java SE Development Kit (JDK)、Java Virtual Machine (JVM)およびJava言語仕様が含まれます。Java言語は、Java Community Process (JCP)プログラムによって管理されます。
Javaプラグイン
Java: Javaプラグイン・テクノロジは、Java Runtime Environment, Standard Edition (JRE)に含まれており、一般的なブラウザとJavaプラットフォーム間の接続を確立します。この接続により、Webサイトのアプレットをデスクトップのブラウザ内で実行できます。
Java Reflection API
Java: Reflectionは、一般的に、Java仮想マシンで実行されているアプリケーションのランタイム動作の調査または変更を必要とするプログラムによって使用されます。
Java Remote Method Invocation (RMI)
Java: あるJava仮想マシンで実行中のオブジェクトから、別のJava仮想マシンで実行中のオブジェクトのメソッドを呼び出すことができます。RMIは、Javaプログラミング言語で記述されたプログラム間のリモート通信を実現します。
インターネットORB間プロトコル(IIOP)を介するJava Remote Method Invocation (RMI-IIOP)
Java: インターネットORB間プロトコル(IIOP)を使用して、プログラムがリモート・オブジェクトにアクセスできるようにするプロトコル。
Java SE
Java: Java Platform, Standard Edition。Java言語向けのアプリケーション開発環境であり、Javaアプリケーションの実行時環境でもあり、かつ、クロス・プラットフォーム環境にJavaアプリケーションをデプロイするためのメカニズム。Javaプラットフォームには、Java SE Runtime Environment (JSE)、Java SE Development Kit (JDK)、Java Virtual Machine (JVM)およびJava言語仕様が含まれます。Java言語は、Java Community Process (JCP)プログラムによって管理されます。
Java SE Development Kit (JDK)
Java: Javaプログラミング言語を使用してJavaアプリケーション、アプレット、コンポーネントを作成するために、オラクル社が提供している開発製品。JDKには、Javaプログラミング言語で記述され、Javaプラットフォームで実行されるプログラムの開発やテストに便利なツールが含まれています。
Java SE Runtime Environment (JRE)
Java: Javaプログラミング言語で記述されたアプレットやアプリケーションを実行するためのライブラリ、Java仮想マシンおよびその他のコンポーネント。また、JREには、一般的なブラウザでアプレットを実行できるようにするJavaプラグインと、ネットワーク越しにスタンドアロン・アプリケーションをデプロイするJava Web Startという、2つの主要なデプロイメント・テクノロジも含まれています。
Java Secure Socket Extension (JSSE)
Java: 安全なインターネット通信を可能にし、JavaバージョンのSSLおよびTLSプロトコルのフレームワークと実装を提供するだけでなく、データ暗号化、サーバー認証、メッセージの整合性の他、オプションでクライアント認証の機能も含まれます。
Java Simple Authentication and Security Layer (SASL)
Java: 認証およびクライアント・アプリケーションとサーバー・アプリケーション間のセキュリティ層の確立(オプション)を行うプロトコルを指定するインターネット標準(RFC 2222)。SASLは認証データの交換方法を定義しますが、そのデータの内容は指定しません。認証データの内容およびセマンティックスを指定する特定の認証メカニズムが適合できるフレームワークです。
Java Specification Request (JSR)
Java: Java Community Process (JCP)のもとで、Javaプラットフォームに対して提案された仕様または最終的な仕様の実際の記述。JSRは、JSR 135: Mobile Media APIのように、タイトルの付いた文書で、一意の番号で識別されます。
Java Transaction Service (JTS)
Java: Java EEトランザクション・マネージャの実装によく使用されるJava APIですが、アプリケーションから直接呼び出されることはなく、呼出しにはJava Transaction API (JTA)が使用されます。
Java Virtual Machine (JVM)
Java: Java Virtual Machineの仕様の実装のことで、コンピュータのオペレーティング・システム上に存在し、コンパイル済のJavaアプレットやアプリケーションを解釈します。JVMは、Javaプラットフォームの一部です。
JavaBeans
Java: Java言語において、JavaBean (Beanとも呼ばれる)は、多数のオブジェクトを1つのオブジェクトにカプセル化するために使用する再利用可能なソフトウェア・コンポーネントで、複数の個別のオブジェクトではなく、1つのBeanオブジェクトとして渡すことができます。
JavaServer Facesライフサイクル
Java: JavaServer Facesアプリケーションが通過する各ステージのことで、クライアントがページに対するHTTPリクエストを行ったときに始まり、サーバーがHTMLに変換されたページで応答すると終了します。ライフサイクルは、実行フェーズとレンダリング・フェーズに大別されます。個別のフェーズには、ビューのリストア・フェーズ、リクエスト値の適用フェーズ、検証処理フェーズ、モデル値の更新フェーズ、アプリケーションの起動フェーズおよびレスポンスのレンダリング・フェーズがあります。
JavaServer Facesテクノロジ
Java: JavaテクノロジをベースとするWebアプリケーションを作成するためのサーバー側コンポーネント・フレームワーク。JavaServer Facesテクノロジには、コンポーネントを表現し、その状態を管理するためのAPI、イベントの処理、サーバー側の検証およびデータ変換、ページ・ナビゲーションの定義、国際化とアクセシビリティのサポート、これらすべての機能での拡張性の実現、Webページへのコンポーネントの追加とサーバー側のオブジェクトへのコンポーネントの接続を行うタグ・ライブラリが含まれます
JavaServer Faces UIコンポーネント
Java: ボタンやテキスト・フィールドなどのユーザー・インタフェース・コンポーネントのことで、HTMLタグ・ライブラリで指定し、HTMLページに配置できます。
JavaServer Faces UIコンポーネント・クラス
Java: javax.faces.componentパッケージのクラス(UICommandまたはUIInputなど)のことで、JavaServer Faces UIコンポーネントにAPIを提供します。
JavaServer Pages(JSP)
Java: テキストベースのドキュメントにサーブレット・コードのスニペットを直接配置できるテクノロジ。JSPページはテキストベースのドキュメントで、静的データ(HTML、WML、XMLなど、任意のテキストベースの形式で表現可能)と、ページでの動的コンテンツの作成方法を決定するJSP要素の2種類のテキストで構成されます。JSPページよりJavaServer Faceletsテクノロジが優勢になりましたが、まだ使用可能です。
JavaTestハーネス
Java: Technology Compatibility Kit (TCK)向けのテスト実行と結果報告を管理するために開発されたテスト・ハーネス。ハーネスにより、テスト・スイートの構成と順序付けが行われ、実行されます。JavaTestハーネスでは、テストをカスタマイズして、柔軟に実行できます。Java仕様を実装するためのテストの設計や実装で、テスト・アーキテクトに必要となるすべてのものが備えられています。
JAXP
Java: Java API for XML Processing。Javaプログラミング言語で作成されたアプリケーションを使用してXMLデータを処理します。JAXPでは、パーサー標準のSimple API for XML Parsing (SAX)およびDocument Object Model (DOM)を活用しているため、データをイベントのストリームとして解析するか、オブジェクト表現を作成するかを選択できます。また、JAXPでは、Extensible Stylesheet Language Transformations (XSLT)標準もサポートしており、データのプレゼンテーションを制御でき、データをその他のXMLドキュメントやHTMLなどの別の形式に変換することも可能です。JAXPはネームスペースもサポートしており、これがサポートされていない場合には名前の競合が発生する可能性のあるDTDも使用できます。
JDBC
Java: Java Database Connectivity。JDBC APIは、あらゆる種類の表形式データ(特にリレーショナル・データベースに格納されているデータ)にアクセス可能なJava APIです。JDBCは、次の3つのプログラミング・アクティビティを管理するJavaアプリケーションの記述を支援します: データベースなどのデータ・ソースへのアクセス。問合せの送信とデータベースへの文の更新。問合せへの回答でデータベースから受け取った結果の取得と処理。
JKSキーストア
JavaキーストアのデフォルトのJDK実装。Oracle Fusion MiddlewareのすべてのJavaコンポーネントおよびJava EEアプリケーションが、JKSベースのキーストアとTrustStoreを使用します。
JMS管理対象オブジェクト
Java: クライアントが使用できるよう、管理者が作成する事前構成済のJMSオブジェクト。JMSの管理対象オブジェクトには、宛先とコネクション・ファクトリの2種類があります。
JMSクライアント
Java: JMS APIにおいて、Javaプログラミング言語で記述されたプログラムまたはコンポーネントのことで、メッセージを生成または消費します。どのようなJava EEアプリケーションでも、JMSクライアントにすることができます。
JNDIルックアップ
Java: Java EEアプリケーションがリソースへのアクセスを取得する手段。また、エンタープライズBeanのクライアントが、Java Naming and Directory Interface構文を使用して、エンタープライズBeanのインスタンスへの参照を取得する手段でもあります。
結合メッセージ
Java: JMS APIにおいて、JMSクライアントが様々なソースからの複数のメッセージを待機し、それらすべてのメッセージに含まれる情報を使用してメッセージをアセンブルし、別の宛先に送信する設計パターン。このようなタスクでは、受信のすべてと一度の送信が1つのトランザクションとして処理される必要があります。
JTAトランザクション
Java: Java EEトランザクション・マネージャによって制御され、Java Transaction API (JTA)を使用するトランザクション。トランザクション・マネージャは、Java Transaction Service (JTS)とともに実装されます。
SOA Suite: トランザクション・アダプタ操作に関連するプロセスの各ステップは、JTAトランザクションのコンテキスト内で実行されます。JTAトランザクションでは1つ以上の操作がアトミック作業ユニットとして実行されます。
Kerberos
OWSM: 非セキュア・ネットワークを介して通信するコンピュータ(クライアントおよびサーバー)が、共有秘密鍵と信頼できる第三者を利用して、互いに自身のアイデンティティを安全な方法で証明できるようにするネットワーク認証サービス。Kerberosでは、この信頼できる第三者は、キー配布センター(KDC)です。KDCには、プリンシパルと呼ばれる、クライアントとサーバーのキー情報が格納されます。
Kerberosチケット
OWSM: 物理的にセキュアでないネットワークに対するアクセスの制御に使用されるシーケンス(数百バイトの長さ)。KerberosチケットはKerberosプロトコルに基づいています。
鍵のペア
2つの暗号化情報のことで、1つは秘密でもう1つは公開です。一方の鍵で暗号化したデータは、ペアのもう一方の鍵でのみ復号化できます。この特性は、トランザクションの信頼性とプライバシを確立する際に不可欠なものです。
キーストア
秘密鍵証明書、デジタル証明書、信頼性のあるCA証明書などのセキュリティに必要なオブジェクトと、メッセージ・セキュリティのオブジェクトのリポジトリ。たとえば、SSL通信でキーストアが使用されます。
Java: Javaセキュリティにおいては、クライアントまたはサーバーの識別に使用される証明書のリポジトリ。一般的に、キーストアは、あるクライアントまたはあるサーバーのアイデンティティを含むファイルです。
子の遅延作成
JDeveloper/ADF: ADF Faces UIコンポーネントの場合、子コンポーネントが公開されている場合にのみ、子コンポーネントが作成されます。公開されて関連付けられた子コンポーネントがレンダリングされると、それらはコンポーネント・ツリー内に作成されたままになります。特定のコンポーネントは、子の作成を遅延し、キャッシュされないように設定できますが、これは、子コンポーネントがレンダリングされて、その後非表示になった場合に破棄される(コンポーネント・ツリーに作成されたままにならない)ことを意味します。
コンテンツの遅延配信
JDeveloper/ADF: ADF Facesにおいて、UIコンポーネントにデータをフェッチする方法。当初、コンポーネントは標準のライフサイクルを進みます。ただし、最初のリクエスト時にデータがフェッチされるのではなく、個別の部分ページ・レンダリング(PPR)リクエストが実行され、データが返されます。ページのレンダリング直後であるため、レスポンスのレンダリング・フェーズのみが実行され、対応するデータのフェッチおよび表示が可能になります。
LDAP認証プロバイダ
WebLogic Server: iPlanetのActive DirectoryやNovellのOpenLDAPなど、ユーザーやグループの情報へのアクセスにLightweight Data Access Protocol (LDAP)サーバーを使用するWebLogicセキュリティ・フレームワーク・プロバイダ。
ライブ・イベント
Coherence Suite: データ・グリッドで実行された操作にアプリケーションが対応できるようにするイベント・フレームワーク。このフレームワークは、イベントがクラスタ操作の監視可能な発生を表すイベントベースのモデルを使用します。サポートされているイベントには、パーティション・サービス、キャッシュおよびアプリケーション・イベントが含まれます。これらのイベントは、イベント・インターセプタを登録(プログラムで実行するか、またはキャッシュ構成を使用)して処理できます。
ローカル・ビジネス・インタフェース
Java: エンタープライズBeanのビジネス・メソッドとライフサイクル・メソッドを定義するインタフェースで、一般的には、@Localアノテーションを使用したローカル・アクセス(クライアントとエンタープライズBeanの両方が同じアプリケーションで実行されている)を可能にします。
lockboxターゲット
Identity Governance: Oracle Privileged Account Managerと相互作用しないターゲット・タイプですが、特権アカウントに関連付けられたパスワード(またはあらゆる種類の機密情報)をデプロイメントに格納するためのセキュアなメカニズムを提供します。
ログイン・モジュール
Java: Javaセキュリティにおいて、認証データ収集のために、アプリケーション・クライアントから提供されるJavaクラス。このクラスには、javax.security.auth.callback.CallbackHandlerインタフェースを実装する必要があります。
保守リード
Java: Java Community Process (JCP)において、既存のJava仕様や、関連する参照実装(RI)およびTechnology Compatibility Kit (TCK)の保守を行う個人または組織。保守リードは、TCKのアピール・プロセス、関連する除外リスト、および仕様、TCKまたはRIに必要な改定を管理します。
マネージドBean
Java: 要件が最小限で、軽量のコンテナ管理オブジェクト(Plain Old Java Object(POJO))のことで、リソース・インジェクション、ライフサイクル・コールバック、インターセプタなどの基本的なサービスの小規模なセットをサポートします。マネージドBeanは、JavaServer FacesテクノロジおよびJava EEプラットフォーム向けのContexts and Dependency Injection (CDI)で指定されたマネージドBeanの汎化を表すものであり、Webモジュールのみでなく、Java EEアプリケーションのどこにでも使用できます。
管理対象Coherenceサーバー
Coherence Suite: WebLogic管理フレームワークを利用する手段。管理対象Coherenceサーバーは、管理サーバーから構成および制御できます。管理対象Coherenceサーバーを明示的にCoherenceクラスタに関連付けたり、Coherenceクラスタに関連付けられているWebLogic Serverクラスタに関連付けたりすることが可能です。管理対象Coherenceサーバーは通常、それぞれのタイプに基づいてデータを格納するデータ層、アプリケーションをホストするアプリケーション層および外部クライアントへのアクセスを許可するプロキシ層の各層に設定されます。
管理対象サーバー
WebLogic Server: ビジネス・アプリケーション、アプリケーション・コンポーネント、Webサービスおよびそれらに関連するリソースをホストするWebLogic Serverインスタンス。
Management Pack for Oracle Coherence
Coherence Suite: Oracle Coherenceに包括的なモニタリングおよび管理の機能を提供するOracle Enterprise Managerの機能。このパックでは、様々なクラスタ・アーティファクトおよびそれらの相互依存性の詳細なメトリックを提供することで、クラスタの完全な可視化を実現しています。1つのコンソールから、複数のOracle Coherenceクラスタをモニターできます。
マップ・イベント
Coherence Suite: JavaBeanイベント・モデルを使用するキャッシュ・イベント。この実装によって、実際にクラスタ内のどこで変更が行われたのかに関係なく、アプリケーションはそれらが必要としているタイミングと場所でイベントを受信できます。
マスター/ディテール関係
JDeveloper/ADF: 2つのビュー・オブジェクト・インスタンスを関連付けるビュー・リンクが作成されたときに確立されるADFアプリケーションのデータ・モデル内の階層関係。マスター/ディテール関係は、通常は基礎となるデータベース表間の外部キー関係に基づきますが、必須というわけではありません。
マトリックス・パラメータ
Java: URLパス・セグメントから情報を抽出するJAX-RSのリクエスト・パラメータ。javax.ws.rs.MatrixParamアノテーションを使用して指定されます。
MBean実装ファイル
WebLogic Server: カスタム・セキュリティ・プロバイダ用のMBeanタイプを作成するためにWebLogic MBeanMakerユーティリティによって生成される複数の中間Javaファイルの1つ。このファイルを編集して、特定のメソッド実装を提供します。
MBean情報ファイル
WebLogic Server: カスタム・セキュリティ・プロバイダ用のMBeanタイプを作成するためにWebLogic MBeanMakerユーティリティによって生成される複数の中間Javaファイルの1つ。このファイルの大部分はメタデータなので、編集は不要です。
MBeanインタフェース・ファイル
WebLogic Server: カスタム・セキュリティ・プロバイダ用のMBeanタイプを作成するためにWebLogic MBeanMakerユーティリティによって生成される複数の中間Javaファイルの1つ。このファイルは実行時クラスまたはMBean実装が構成データを取得するために使用するMBeanのクライアント側APIであり、編集は不要です。
MBean JARファイル
WebLogic Server: セキュリティ・プロバイダの実行時クラスとMBeanタイプが格納されるJARファイル。MBean JARファイルは、WebLogic MBeanMakerによって作成されます。
MBeanタイプ
WebLogic Server: セキュリティ・プロバイダの構成と管理に使用するMBeanを作成するためのファクトリ。MBeanタイプは、WebLogic MBeanMakerによって作成されます。
メニュー・モデル
JDeveloper/ADF: ADF Facesにおいて、現在フォーカス(フォーカス・ノード)があるノードのrowKeyの取得方法が認識されているツリー・データ・モデル。XMLメタデータで、ナビゲーションの階層ツリーを定義することが可能です。
メッセージ・コンシューマ
Java: JMS APIにおいて、セッションによって作成され、宛先に送信されるメッセージの受信に使用されるオブジェクト。javax.jms.MessageConsumerインタフェースを実装します。
メッセージドリブンBean
Java: セッションBeanとメッセージ・リスナーの機能をあわせ持ったエンタープライズBeanのことで、ビジネス・コンポーネントが非同期にメッセージを受信できるようにします。一般的に、これらはJava Message Service (JMS)のメッセージです。
メッセージ・リスナー
Java: JMS APIにおいて、メッセージの非同期イベント・ハンドラとして機能するオブジェクト。メッセージ・リスナーは、onMessageメソッドを実装している必要があります。
メッセージ・プロデューサ
Java: JMS APIにおいて、セッションによって作成され、宛先へのメッセージ送信に使用されるオブジェクト。javax.jms.MessageProducerインタフェースを実装します。
メッセージ・セキュリティ
Webサービスと連携し、デジタル署名や暗号化などのセキュリティ機能を、アプリケーション・レイヤーで機能しているSOAPメッセージのヘッダーに組み込んで、エンドツーエンドのセキュリティを保証するセキュリティの形式。
MTOM (メッセージ転送最適化メカニズム)
SOAP Message Transmission Optimization Mechanism仕様に定義されているように、SOAPメッセージ内のxs:base64Binaryまたはxs:hexBinaryタイプのXMLデータの転送を最適化するためのメソッド。
メタデータ・ラベル
MDSリポジトリ・パーティションから各オブジェクトの特定のバージョンを選択する手段。概念的に、これは一連のドキュメント・バージョン(ドキュメントごとに1バージョン)で、様々なドキュメント・バージョンの水平のストライプを表します。このストライプは、ラベルが作成された時点におけるドキュメントの最先端バージョン(最新のバージョン)で構成されます。
メタデータ・サービス(MDS)リポジトリ
特定タイプのデプロイ済アプリケーションのメタデータが格納される特殊なタイプのリポジトリ。これには、ユーザーの組織で独自に開発されたカスタムのJava EEアプリケーションや、Oracle B2Bなどの一部のOracle Fusion Middlewareコンポーネント・アプリケーションが含まれます。MDSリポジトリはファイル・ベースまたはデータベース・ベースのいずれかです。
メソッド・イテレータ
JDeveloper/ADF: データ・コントロールのカスタム・メソッドによって戻されたコレクションで反復処理するイテレータへのバインディング。イテレータ・バインディングは、常に、メソッド・アクション・バインディング・オブジェクトに関連付けられています。メソッド・アクション・バインディングは、メソッドの起動方法およびメソッドが取得するパラメータの詳細をカプセル化します。メソッド・アクション・バインディング自体がメソッド・イテレータにバインドされ、データが提供されます。
メソッド権限
Java: Java EEセキュリティにおいて、エンタープライズBeanのビジネス・インタフェース、ホーム・インタフェース、コンポーネント・インタフェースまたはWebサービス・エンドポイント(あるいは、これらのすべて)のメソッドの指定されたグループを起動する権限。メソッド権限が定義されると、ユーザー名/パスワードの認証を使用して、ユーザーのアイデンティティが検証されます。
モニタリング・ダッシュボード
WebLogic Server: WebLogic Serverおよびホストされているアプリケーションの現在の動作状態および動作状態の履歴をグラフィカルに表示するWebLogic診断フレームワーク(WLDF)コンポーネント。
モノリシック・セッション状態モデル
Coherence Suite: Coherence*Webが使用するセッション状態モデル。このモデルには、すべてのセッション状態が単一のエンティティとして保存され、すべての属性が1つの操作としてシリアライズおよびデシリアライズされます。
マルチ・データ・ソース
WebLogic Server: データ・ソースがJNDIツリーにバインドされるのと同じように、JDNDIツリーまたはローカル・アプリケーション・コンテキストにバインドされるデータ・ソースのグループ周辺を抽象化したもの。
NamedCache
Coherence Suite: CoherenceのNamedCacheオブジェクトは、データ・キャッシュを表します。このオブジェクトは、Coherenceクラスタのメンバー間で共有されるリソースを保持するために設計されています。このようなリソースはメモリー内で管理され、通常はデータベースに恒久的に保存されるデータまたはアセンブル/クラスタ化されたデータから構成されます。つまり、こうしたリソースはキャッシュ済とみなされます。
ネーミング環境
Java: 一般的にJava Naming and Directory Interface (JNDI)により提供される環境のことで、コンポーネント・ソース・コードへのアクセスや変更を必要とせずに、コンポーネントをカスタマイズできます。
ネイティブEclipseLink
Toplink: EclipseLink JPAおよびEclipseLink JAXBの基礎となるAPI。非推奨のネイティブTopLink APIにかわるものです。すべてのEclipseLinkおよびTopLinkディストリビューションに含まれるパッケージの名前変更ユーティリティを使用して、ネイティブTopLinkからネイティブEclipseLinkに移行できます。
ネイティブTopLink
Toplink: Java Persistence API (JPA)仕様が記述され、(TopLink Essentialsのときに) TopLinkに実装されるまで、Oracle TopLinkを構成していたAPI、ライブラリ、構成ファイルおよびツール。標準ベースの仕様が開発されるまで、ネイティブTopLinkには、オブジェクト/リレーショナル(ORM)、オブジェクト/XML (OXM)およびその他のマッピング/永続性テクノロジの独自の実装がありました。ネイティブTopLinkは使用できなくなりました。ただし、アプリケーションは、簡単にネイティブEclipseLinkにアップグレードできます。
ナビゲーション
Java: JavaServer Facesテクノロジにおいて、ボタンやハイパーリンクがクリックされるなどのアプリケーション・アクションの後に表示する、次のページやビューを選択する一連のルール。Java Persistenceにおいては、問合せ言語式の関係をトラバースすることで、ナビゲーション演算子はピリオドです。
ニア・キャッシュ
Coherence Suite: ニア・キャッシュはハイブリッドなキャッシュであり、一般に、ローカル・キャッシュが分散キャッシュまたはリモート・キャッシュのフロント・キャッシュとなります。ニア・キャッシュでは、構成済の無効化戦略を使用してフロント・キャッシュ・エントリを無効にし、優れたパフォーマンスおよび同期化を実現します。この機能は、繰り返し読取りを行うためのキャッシュ・クライアントでローカル・アクセスを可能にすることを目的としています。
新規I/O (NIO) / (NIO.2)
Java: Java I/Oのサポートは、java.ioおよびjava.nioパッケージに含まれています。これらのパッケージのいずれにも、データ・ストリームを介した入出力、シリアライズおよびファイル・システムの機能が含まれています。バイトとUnicode文字の間で変換するための文字セット、デコーダ、およびエンコーダ。ファイル、ファイル属性、およびファイル・システムへのアクセス。非同期または多重化された非ブロック入出力を使用してスケーラブルなサーバーを構築するためのAPI。
インタフェースなしのビュー
Java: クライアントがエンタープライズBeanにアクセスする方法の1つで、エンタープライズBean実装クラスのパブリック・メソッドがクライアントに公開されます。エンタープライズBeanのインタフェースなしのビューを使用しているクライアントは、エンタープライズBean実装クラスまたはその実装クラスの任意のスーパークラスの任意のパブリック・メソッドを呼び出すことができます。
ノード・マネージャ
WebLogic Server: 離れた場所から管理サーバー・インスタンスや管理対象サーバー・インスタンスを起動、停止、および再起動できるWebLogic Serverのユーティリティ。
不明瞭化
Java: 逆コンパイルしたときに簡単に理解できないようにすることで、コードを複雑化するために使用される技術。不明瞭化により、アプリケーションのリバース・エンジニアリングが難しくなるため、盗まれにくくなります。
オブジェクト
Java: クラスによって指定されたテンプレートに従って定義されたデータ構造の一意のインスタンス。各オブジェクトには、そのクラスに属する変数ごとに値があり、クラスで定義されたメッセージ(メソッド)に応答できます。
OPatch
既存のOracle Fusion Middlewareインストールにパッチを適用するために使用されるJavaベースのユーティリティ。サポートされているすべてのオペレーティング・システムで実行でき、Oracle Universal Installerがインストールされている必要があります。
操作構成ファイル(tangosol-coherence.xml)
Coherence Suite: 操作設定とランタイム設定が含まれているファイルで、クラスタ、通信、およびデータ管理の各サービスの作成と構成に使用されます。このファイルは操作デプロイメント・ディスクリプタとも呼ばれます。
オプティミスティック・ロック
Java: Java Persistenceにおけるロック・スキームのことで、データへの変更をコミットする前に、永続性プロバイダが、そのデータの読取り以降、他のトランザクションでそのデータが変更または削除されていないことを確認します。
OptimisticCacheサービス
Coherence Suite: ReplicatedCacheサービスのオプティミスティック並行処理バージョンで、サービス自身のすべてのデータをすべてのクラスタ・メンバーに完全にレプリケートし、一貫性を維持するためにオプティミスティック・データベース・ロックと同様の最適化を採用しています。同一時刻に様々なサーバーから複数の更新が実行されても、最終的にはすべてのサーバーが同じ現在値になります。
Oracle ADF
JDeveloper/ADF: Oracle Application Development Framework。Java EE標準やオープンソース・テクノロジに基づいて、サービス指向アプリケーションの実装を簡略化および高速化するエンドツーエンド・アプリケーション・フレームワーク。
Oracle ADFモデル・テスター
JDeveloper/ADF: JDeveloperから起動されたJavaアプリケーションのことで、ADFビジネス・コンポーネントの開発者が、データ・モデル・プロジェクトのビジネス・オブジェクトを操作できるようにします。Oracle ADFモデル・テスターはJDeveloper外部で実行し、データ・モデル・プロジェクトのテストと調査のための総合的なUIを提供します。
Oracle Application Development Framework (Oracle ADF)
JDeveloper/ADF: Java EE標準およびオープン・ソース・テクノロジを基盤とするエンドツーエンドのアプリケーション・フレームワークで、サービス指向アプリケーションの実装を簡素化および迅速化します。
Oracle共通ディレクトリ
OracleホームにインストールされているすべてのOracle Fusion Middleware製品および機能に共通のバイナリおよびライブラリ・ファイルを含むディレクトリ。特に、Oracle共通ディレクトリには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control、WLST、構成ウィザード、アップグレード・ツールおよびOracle JRFに必要なファイルが格納されています。各OracleホームのOracle共通ディレクトリは1つのみです。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control
Webブラウザベースのグラフィカル・ユーザー・インタフェースで、Fusion Middleware環境のモニターおよび管理に使用できます。
Oracle Fusion Middleware Infrastructure
Oracle WebLogic ServerやOracle JRFを提供するOracle Fusion Middlewareのディストリビューション。
Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)
特定のOracle Fusion Middlewareコンポーネントに必要なスキーマを、サポートされているデータベースにインストールするために使用するユーティリティ。
Oracleホーム
Oracle Fusion Middleware全製品用にホスト・コンピュータに作成されるOracleホーム。この読取り専用ディレクトリには、バイナリ・ファイルとライブラリ・ファイル、Oracle共通ディレクトリ、およびインストールするOracle Fusion Middlewareの各製品ごとの個別の製品ディレクトリが含まれています。
Oracle Infrastructure Webサービス
Oracle Fusion MiddlewareでサポートされているWebサービスのカテゴリのことで、SOA、Application Development Framework (ADF)、Oracle Service BusおよびOracle Enterprise Schedulerの各サービスが含まれます。
Oracle JRF
Oracle JRF (Java Required Files)は、Oracle WebLogic Serverインストールに含まれておらず、Oracleビジネス・アプリケーションおよびアプリケーション・フレームワークに共通の機能を提供するコンポーネントで構成されています。Oracle JRFには、共通の場所にデプロイされる、個別に開発されたいくつかのライブラリおよびアプリケーションが含まれています。Oracle JRFの一部とみなされるコンポーネントには、Oracle Application Development Framework共有ライブラリやODLロギング・ハンドラがあります。
Oracle Metadata Services
アプリケーション・メタデータを定義、使用、管理およびカスタマイズするための一貫性のある手段。アプリケーション・メタデータの特徴は、アプリケーションの動作を定義できることです。
Oracle TopLink
TopLink: Java SEおよびJava EE環境で変換、マッピング、永続性操作を提供するための開発ツールと実行時機能を含む永続性フレームワーク。TopLinkのコア・テクノロジは、Eclipse Foundationのオープンソースの永続性フレームワークであるEclipseLinkによって提供されます。TopLinkには、TopLink GridやTopLink Data Servicesなど、EclipseLinkを超える追加機能が含まれます。TopLinkは、Oracle WebLogic Server、Oracle GlassfishおよびOracle JDeveloperのOracleディストリビューションに含まれています。
Oracleウォレット
証明書、信頼できる証明書、証明書リクエスト、秘密鍵などの資格証明を格納するコンテナ。Oracle Internet DirectoryなどのLDAPディレクトリやファイル・システムにOracleウォレットを格納できます。Oracleウォレットは、パスワードで保護することも自動ログインにもできます。Oracleウォレットはキーストアの一種です。
Oracle Web Services Manager(OWSM)
OWSM: Oracle Web Services Manager (OWSM)は、ポリシー管理やサービス・インフラストラクチャのセキュリティ用の包括的で使用しやすいソリューションを提供します。Oracle Enterprise Managerが提供する一元的な管理インタフェースから、ポリシーを表示して制御できます。
OTP Anywhere
Identity Management: リスク・ベースのチャレンジ・ソリューションであり、構成済のアウト・オブ・バンド・チャネルを経由してエンド・ユーザーに送信されるサーバー生成のワンタイム・パスワードで構成されます。
アウトバウンド・トランザクション
SOA Suite: SOAシステム(つまり、アダプタ)からのアウトバウンド・トランザクション。たとえば、SOAシステムの外部でデータベースに対して作成されたトランザクションなどです。
オーバーライド
Javaでは、スーパークラスのインスタンス・メソッドと、署名(名前の他に、パラメータの数値とタイプ)および戻り型が同一のサブクラスのインスタンス・メソッドは、スーパー・クラスのメソッドをオーバーライドします。Javaの注釈機能でも、@Overrideアノテーションがサポートされています。メソッドのオーバーライドにこのアノテーションを使用しなくてもかまいませんが、エラーの防止に役立ちます。@Overrideでマークされたメソッドが、スーパークラスのいずれかにあるメソッドを適切にオーバーライドできない場合は、コンパイラによってエラーが生成されます。
OWSM
OWSM: Oracle Web Services Manager (OWSM)は、ポリシー管理やサービス・インフラストラクチャのセキュリティ用の包括的で使用しやすいソリューションを提供します。Oracle Enterprise Managerが提供する一元的な管理インタフェースから、ポリシーを表示して制御できます。
OWSMエージェント
Identity Management: OWSMコンポーネントは、ポリシーの適用と実行、および実行時統計の収集を行います。Oracle Fusion Middlewareのすべての管理対象サーバー上で使用できます。エージェントは、保護対象のアプリケーションと同じサーバー上に構成されます。ポリシー・マネージャと通信するポリシー・アクセス・ポイント(PAP)と、ポリシーを適用するポリシー・インターセプタの2つのコンポーネントで構成されます。
OWSMポリシー
OWSM: OWSMで指定されているWebサービス・ポリシー。OWSMは、顧客のデプロイメントで使用されている一般的なベスト・プラクティス・ポリシー・パターンに基づく、事前定義済のポリシー・セットを提供します。
OWSMポリシー・マネージャ
OWSM: 事前定義済ポリシーやカスタム・ポリシー、アサーション・テンプレートなどのOWSMドキュメントを、OWSMリポジトリから読み取ったり書き込んだりするOWSMコンポーネント。
OWSMリポジトリ
OWSM: OWSMリポジトリは、ポリシー、ポリシー・セット、アサーション・テンプレート、ポリシーの使用状況データなどのOWSMメタデータを格納します。OWSMリポジトリは、データベースとして(本番用)またはファイル・システム内のファイルとして(JDeveloperでの開発用)利用できます。
ページ定義ファイル
JDeveloper/ADF: 実行時にUIコンポーネントにデータを移入するバインディング・オブジェクトを定義するファイル。ADFバインディングを持つすべてのページには、対応するページ定義ファイルが必要です。このファイルには、そのページで使用するバインディング・オブジェクトの定義が含まれています。
ページ・フロー・スコープ
JDeveloper/ADF: ページ・ライフサイクルのADF定義のスコープ。このスコープのオブジェクトは、ユーザーがあるページから別のページへのナビゲートを続けるかぎり使用できます。ユーザーが新たなブラウザ・ウィンドウを開いてナビゲートを始めた場合、そのウィンドウは別のページ・フロー・スコープを持ちます。
パラレル・フロー
SOA Suite: BPELプロセス・サービス・コンポーネントで、複数のタスクの同時実行を可能にします。パラレル・フローは、時間を要する独立した複数のタスクを実行する必要がある場合に特に役立ちます。
部分ページ・レンダリング(PPR)
JDeveloper/ADF: JSFページ・リクエスト・ライフサイクル(変換と検証を含む)がページ上の特定のコンポーネントについてのみ実行されます。ライフサイクルをどのコンポーネントで実行するかは、イベント・ルート・コンポーネントで決定されます。
パーティション
SOA Suite: SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイできるSOAインフラストラクチャの個別のセクション。パーティションにデプロイすると、SOAコンポジットを論理的にグループ化し、大量のコンポジット・アプリケーションに対して一括ライフサイクル管理タスクを実行できます。
パーティション・キャッシュ・イベント
Coherence Suite: キャッシュ内の一連のエントリに対して実行されている操作を表すイベントのセット。パーティション・キャッシュ・イベントには、エントリ・イベントとエントリ・プロセッサ・イベントの両方が含まれます。エントリ・イベントは、キャッシュのエントリの挿入、削除および更新に関連しています。エントリ・プロセッサ・イベントは、エントリ・プロセッサの実行に関連しています。
パーティション・サービス・イベント
Coherence Suite: パーティション・サービスによって実行されている操作を表す一連のイベント。パーティション・サービス・イベントには、パーティション転送イベントとパーティション・トランザクション・イベントの両方が含まれます。パーティション転送イベントは、クラスタ・メンバー間のパーティションの移動に関連しています。
パートナ・リンク
SOA Suite: 対話において各サービスが果たす役割を定義すること、および対話の中でメッセージを受信するために各サービスが提供するポート・タイプを指定することで、2つのサービス間での対話関係を特徴付けます。
パッチ
通常は、オラクル製品の特定のバージョンに関連付けられているファイルのコレクションで、製品の1つのマイナー・バージョンから同じ製品のより新しいマイナー・バージョンへの更新(たとえば、バージョン12.1.2.1.0からバージョン12.1.2.2.0)が含まれます。
ピア
JDeveloper/ADF: ADF Facesフレームワークにおいて、クライアント・コンポーネントとDocument Object Model (DOM)を仲介します。ピアでは、Javaレンダラによって生成されたDOMと対話し、状態の更新とユーザーとの対話へのレスポンスが処理されます。
ドメインごとのノード・マネージャ
WebLogic Server: 同じドメインに属するすべてのWebLogic Serverインスタンスを制御するノード・マネージャのバージョン。サーバー・インスタンスは同じマシンに存在する必要はありません。これは、ドメインに構成されているデフォルトのノード・マネージャ・タイプであることに注意してください。
ホストごとのノード・マネージャ
WebLogic Server: 特定のマシンに構成されているすべてのWebLogic Serverインスタンスを制御するノード・マネージャのバージョン。すべてのサーバー・インスタンスが、同じドメインのメンバーである必要はありません。
永続的属性
JDeveloper/ADF: ADFビジネス・コンポーネント・エンティティ・オブジェクトまたはビュー・オブジェクトの属性で、データベース表などの基礎となるデータ・ソースから導出されます。
ペシミスティック・ロック
Java: Java Persistence APIにおけるロック・スキームのことで、トランザクションが終了するまで、データに対する長期のロックを取得するトランザクションが永続性プロバイダにより作成されるため、そのロックが終了するまで、他のトランザクションがそのデータを変更または削除することができなくなります。
POF (Portable Object Format)
Coherence Suite: 高パフォーマンスのシリアライズ向けの独自データ・フォーマット。POF形式は、標準のシリアライズ可能なJavaインタフェース形式より大幅に高速で、シリアライズされた結果セットが小さくなります。
POF構成ファイル(coherence-pof-config.xml)
Coherence Suite: オブジェクトのシリアライズにPortable Object Format (POF)を使用する際のカスタム・データ型。また、このファイルはPOF構成デプロイメント・ディスクリプタとも呼ばれます。
ポリシー・アサーション
OWSM: リクエスト操作とレスポンス操作のための特定のアクションを実行するポリシーの最小単位。ポリシーなどのアサーションは、信頼性のあるメッセージング、管理、WS-Addressing、セキュリティ、構成およびMTOMなどのカテゴリにグループ化されます。
ポリシー・サブジェクト
OWSM: OWSMポリシーをアタッチするターゲット・リソース。Web Services Policy 1.5 Frameworkで定義されているように、ポリシー・サブジェクトは、ポリシーを関連付けることが可能なエンティティ(エンドポイント、メッセージ、リソース、操作など)です。
ポストバック・リクエスト
Java: JavaServer Facesページへのリクエスト。このリクエストは、初期リクエストの実行結果として、以前にブラウザにロードされたページに含まれていたフォームが、ユーザーによって発行されると発生します。
PPR
JDeveloper/ADF: 部分ページ・レンダリング。JSFページ・リクエスト・ライフサイクル(変換と検証を含む)がページ上の特定のコンポーネントについてのみ実行されます。ライフサイクルをどのコンポーネントで実行するかは、イベント・ルート・コンポーネントで決定されます。
プリミティブ型
Java: 言語によって事前定義され、予約語が名前になっている型。Javaには、byte、short、int、long、float、double、booleanおよびcharの8つのプリミティブ型があります。
特権アカウント
Identity Governance: 機密データへのアクセス、機密データへのアクセス権の付与、またはそのデータへのアクセスとアクセス権付与の両方が可能なアカウント。特権アカウントは、企業の最も強力なアカウントであり、頻繁に共有されます。これらのアカウントは、通常、昇格された権限に関連付けられており、複数のエンド・ユーザーによってタスク別に使用され、制御および監査を受ける必要があります。たとえば、UNIXルート、システムまたはデータベース管理者です。
製品ディレクトリ
論理製品または機能セットに関連付けられたバイナリ・ファイルが含まれるOracleホーム内のディレクトリ。ミドルウェアのOracleホーム内の各製品ディレクトリの名前はインストーラによって事前定義され、変更できません。
プロファイル
Java: モバイル・デバイスの特定の使用方法をサポートするために、構成に追加されるAPIのセット。基礎となる構成とともに、プロファイルは、完全で自己完結型のアプリケーション環境を定義します。
protected
Java: Javaの予約語の1つで、メソッド、フィールドまたは内部クラスの宣言に使用します。protectedメンバーにアクセスできるのは、そのクラスのメンバー、そのクラスのサブクラス、または同じパッケージのクラスのみです。
プロキシ・サービス
Coherence Suite: クラスタの外部で実行されるクライアントからの接続(TCPを使用)を可能にするサービス。多くのアプリケーションは、すべてのクライアントがクラスタ・メンバーでもあるように構成しますが、クラスタ外部でクライアントを実行する場合も少なくありません。数百から数千のクライアント・プロセスが存在する場合、クライアントがJavaプラットフォーム上で稼働していない場合、またはきわめて高度に分離されている場合には、リモート・クライアントが特に便利です。
パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージング・システム
Java: JMS APIにおいて、クライアントがメッセージの宛先をトピックにするメッセージング・システムで、トピックは掲示板のような働きをします。複数のパブリッシャから届いたメッセージは、システムにより、それぞれのサブスクライバに配信されます。
プッシュ・レプリケーション
Coherence Suite: 外部プロトコル(TCP/IPまたはJMS)を使用して、あるクラスタから別のクラスタへキャッシュ操作をレプリケートする機能。操作はオプティミスティックにレプリケートされ、クラスタ間で通信ができなくなった場合に、通信が再確立されるまで待機します。
問合せパラメータ
Java: リクエストURI問合せパラメータから抽出され、メソッド・パラメータの引数でjavax.ws.rs.QueryParamアノテーションを使用して指定されるJAX-RSリクエスト・パラメータ。
問合せルート
Java: Java Persistence APIにおけるベース・エンティティのことで、問合せは、エンティティの属性や関連エンティティを検索するためにここから移動します。Criteria APIでは、問合せオブジェクトのfromメソッドを呼び出して問合せルートが作成されます。Java Persistence問合せ言語では、範囲変数宣言を使用して問合せルートを指定できます。
キュー
Java: JMS APIにおいて、point-to-pointメッセージングに使用される宛先。キューの各メッセージにあるコンシューマは1つのみです。各メッセージは特定のキューに送信され、受信するクライアントはメッセージを保持するために確立されたキューからメッセージを抽出します。メッセージが消費されるか、期限が切れるまで、キューに送信されたすべてのメッセージがキューに保持されます。
範囲ページング
JDeveloper/ADF: 結果セットが大量になる可能性がある場合に、Oracle ADFビュー・オブジェクトに設定されるアクセス・モード。範囲ページング・モードでは、現行ページの行のみがビュー・オブジェクトにフェッチおよびキャッシュされるため、Oracle ADFアプリケーションでスクロール可能アクセスを使用している場合よりも効率的に、データを介して前後のページへ移動できます。
リードスルー・キャッシング
Coherence Suite: キャッシュを更新する技術のことで、アプリケーションからキャッシュにないエントリのキャッシュを要求されると、Coherenceにより、基礎となるデータ・ソースからのエントリのロードが自動的にキャッシュ・ストアに委任されます。データ・ソースにそのエントリが存在する場合は、キャッシュ・ストアにロードされ、Coherenceに返されます。次に、Coherenceにより、今後の使用に備えてキャッシュに配置され、その後で、そのエントリをリクエストしたアプリケーション・コードに返されます。
計算クライアントとして構成されたリアルタイム・クライアント
Coherence Suite: 鍵の管理、モニタリング、サービスのクオリティ、パフォーマンスの各機能を提供するサーバークラス・クライアント。「リアルタイム・クラスタ・メンバー・クライアント」も参照してください。
Extend/TCPクライアントとして構成されたリアルタム・クライアント
Coherence Suite: 拡張プロキシと呼ばれる特別に構成されたクラスタ・メンバーを介して、TCP/IP経由でCoherenceクラスタに接続するクライアント。リアルタイムExtend/TCPクライアントは複数言語クライアントで、現在は、Java、.NET (C#)およびC++のリアルタイムExtend/TCPクライアントを使用できます。データ・クライアントとは対照的に、リアルタイムExtend/TCPクライアントは、グリッドで発生しているイベントの通知に登録することが可能で、Coherenceのニア・キャッシュや連続問合せを使用できます。
リアルタイム・クラスタ・メンバー・クライアント
Coherence Suite: Grid Editionクラスタの一部の場合もあり、パーティション・データの管理や拡張プロキシに関連付けられたものを除き、Grid Editionのすべての機能を備えています。リアルタイム・クラスタ・メンバー・クライアントは、パーティション・キャッシュ・サービス・ストレージに対応するすべての属性をfalseに設定するよう構成されていても、Extend/TCPクライアントからの接続はホストできないGrid Editionメンバーの場合もあります。リアルタイム・クラスタ・メンバー・クライアントはJavaクライアントにする必要があり、その他のリアルタイム・クライアントの拡張プロキシとして構成することはできません(複数言語データ・クライアントおよびリアルタイムExtend/TCPクライアントで使用するプロキシ・サーバーとして構成できるのは、Server Editionメンバーのみです)。リアルタイム・クラスタ・メンバー・クライアントは、Grid Editionでは無料ですが、Enterprise Editionの場合は有料です。
レルム
Java: Java EEセキュリティにおいて、Webサーバーまたはアプリケーション・サーバーに定義されたセキュリティ・ポリシー・ドメイン。レルムにはユーザーのコレクションが格納されますが、そのユーザーはグループに割り当てられている場合も、割り当てられていない場合もあります。
参照実装(RI)
Java: Java仕様のプロトタイプまたはproof-of-conceptの実装。新しい仕様や改訂された仕様には、必ずRIを含める必要があります。仕様RIは、その仕様のすべてのTCKテストを通過する必要があります。
リフレッシュアヘッド・キャッシング
Coherence Suite: キャッシュの更新技術。Coherenceでは、キャッシュ・ローダーから最近アクセスされた任意のキャッシュ・エントリを、失効する前に自動的かつ非同期的にリロード(リフレッシュ)するようにキャッシュを構成できます。その結果、アクセス頻度の高いエントリがキャッシュに入ると、失効が原因でエントリがリロードされるときに、アプリケーションは潜在的に低速なキャッシュ・ストアに対する読取りの影響を受けません。非同期リフレッシュは、有効期限がもうすぐ切れるオブジェクトにアクセスがあった場合にのみトリガーされます。有効期限後にオブジェクトへのアクセスがあると、Coherenceにより、キャッシュ・ストアからの同期読取りが実行され、その値がリフレッシュされます。
リモート・インタフェース
Java: エンタープライズBeanのビジネス・メソッドとライフサイクル・メソッドを定義するインタフェースで、一般的には、@Remoteアノテーションを使用したリモート・アクセス(アクセスするエンタープライズBeanとは異なるマシンやJVMでクライアントを実行可能)を可能にします。
Remote Method Invocation
Java: リモート仮想マシン(コール元以外の仮想マシン)に配置されているオブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出すためのオプションのJavaマシン。
RemoteInvocationサービス
Coherence Suite: リモートのCoherenceクラスタにあるタスクを実行するサービス。実行時に、拡張プロキシ・サービスへの接続が確立されて、InvocationServiceの実装が返され、これによって、クライアントの接続先のリモート・クラスタJVM内で同期Invocableタスクが実行されます。
レンダー・キット
Java: javax.faces.render.Rendererクラスのセットで、JavaServer Facesコンポーネント・クラス・マップを、特定のクライアントに適したコンポーネント・タグにマップする方法を定義します。
レプリケート・キャッシュ
Coherence Suite: クラスタ内の各アプリケーション・サーバー・メンバーにレプリケートされるデータ。このタイプのキャッシュは、高速読取りアクセスが必要な場合にお薦めしますが、データをメンバーのそれぞれに書き込む必要があるため、書込み操作には向きません。レプリケート・キャッシュの短所は、すべてのメンバーにすべてのオブジェクトのコピーが保持されるため、大量のメモリーを必要とすることです。
ReplicatedCacheサービス
Coherence Suite: このサービスを実行するすべてのクラスタ・メンバーにすべてのデータを完全にレプリケートする、同期化されたレプリケート・キャッシュ・サービス。レプリケート・キャッシュは、一般には内部アプリケーション・メタデータの管理に使用します。
レポート構成ファイル
Coherence Suite: 特定のメトリック・セットの管理情報を表示するレポート・ファイルが作成されるレポート定義。レポート構成ファイルは、実行時に使用されるレポート・グループ構成ファイルで参照される必要があります。デフォルトのレポート構成ファイルはcoherence.jarファイルの/reportsディレクトリにあり、デフォルトのレポート・グループ構成ファイルによって参照されます。
Representational State Transfer (REST)
RESTはアーキテクチャ・スタイルであり、リソースまたは特定の情報のソース(データおよび機能)として表示される、ステートレスなサービスを作成するための設計ルールのセットを提供します。各リソースは一意のURI (Uniform Resource Identifier)で識別されます。RESTは、SOAPなどの追加メッセージング・レイヤーなしで、標準化されたインタフェース(HTTPなど)を介してデータを送信する単純なインタフェースです。
リクエスト・メソッド指定子
Java: @HttpMethod、または@GET、@PUT、@POST、@DELETEを使用するJAX-RS実行時アノテーション。これらのアノテーションは、リソース・メソッドで処理するHTTPリクエスト・メソッドの識別に使用されます。
リクエスト・スコープ
Java: Beanスコープのことで、1つのHTTPリクエストにおけるユーザーとWebアプリケーションとの対話が、このスコープの期間になります。リクエスト・スコープは、CDIおよびJavaServer Facesテクノロジによって定義されます。
リソース
Java: データベース・サーバーやメッセージング・システムなどのシステムへの接続を提供するプログラム・オブジェクト。(Java Database Connectivityリソースは、データ・ソースと呼ばれることもあります。)Webリソースと混同しないようにしてください。
リソース・アダプタ
Java: Java EEアプリケーション・コンポーネントが、企業情報システム(EIS)の基礎となるリソース・マネージャにアクセスして対話することを可能にするソフトウェア・コンポーネント。
リソース・アダプタ・モジュール
Java: リソース・アーカイブ(RAR)ファイルにパッケージされているリソース・アダプタ。リソース・アダプタ・モジュールはEARファイルにパッケージされている場合もありますが、多くの場合、個別にデプロイされます。
リソース・スコープ
Identity Management: OWSMのグローバル・ポリシー・アタッチメントの場合、リソース・スコープは、ポリシーを含むポリシー・セットが適用されるリソース内の場所を識別します。これは、ポリシー・セットのattachTo属性にマッピングされ、複数のポリシー・セットが存在する場合に競合の解決に使用されます。
リソース・タイプ
OWSM: OWSMのグローバル・ポリシー・アタッチメントの場合、リソース・タイプ(つまり、サブジェクト・タイプ)は、ポリシー・セットが適用されるエンドポイントのタイプを識別します。
RESTful Webサービス
Java: Representational State Transfer (REST)アーキテクチャ・スタイルを使用するWebサービス。RESTスタイルは統一インタフェースなどの制約を指定しますが、Webサービスに適用すると、そのWebサービスのパフォーマンス、スケーラビリティおよび変更プロパティが拡張されます。
ロール・マッピング・プロバイダ
WebLogic Server: サブジェクトがWebLogicリソースで操作を実行しようとしているときに、そのサブジェクトに格納されているプリンシパルに適用するセキュリティ・ロールを判断するWebLogicセキュリティ・フレームワーク・プロバイダ。通常、この操作ではWebLogicリソースへのアクセスを取得する必要があるので、ロール・マッピング・プロバイダは認可プロバイダと共に使用するのが一般的です。
ルート・アプリケーション・モジュール
JDeveloper/ADF: ビュー・オブジェクト・インスタンスだけでなく、1つ以上の他のアプリケーション・モジュール・インスタンスを(論理的に)含むOracle ADFアプリケーション・モジュール。最も外側のアプリケーション・モジュールが、ルート・アプリケーション・モジュールと呼ばれます。実行時、ルート・アプリケーション・モジュールが、トランザクション・オブジェクトを定義します。
行セット・イテレータ
JDeveloper/ADF: Oracle ADFアプリケーションに存在する現在のオブジェクトおよび現在の範囲情報のマネージャ。任意のビュー・オブジェクト・インスタンスのデフォルト行セットのデフォルト行セット・イテレータに直接バインドするイテレータ・バインディング。
SAMLトークン・プロファイル
SAMLトークン・プロファイルは、Security Assertion Markup Language (SAML) Token Profile 1.1仕様に定義されており、WS-Security標準の中核を成すセットの一部です。SAMLアサーションをWebサービス・セキュリティにどのように使用するかを指定します。
SARファイル
SOA Suite: SOAアーカイブ・デプロイメント・ユニット。SARファイルは特別なJARファイルで、sca_という接頭辞が必要です。(たとえば、sca_OrderBookingComposite_rev1.0.jar。)SARファイルは、バインディング・コンポーネントやサービス・コンポーネント(BPELプロセス、ビジネス・ルール、ヒューマン・タスク、メディエータ・ルーティング・サービスなど)を、SOAコンポジット・アプリケーションにパッケージします。
2次キャッシュ
Java: Java Persistence APIにおいて、アプリケーション・パフォーマンスを向上するために永続性プロバイダによって管理されているエンティティ・データのローカル・ストア。
Secure Sockets Layer (SSL)
Java: デジタル証明書や公開鍵と秘密鍵の両方を使用することも含め、暗号化と認証を使用して、インターネット経由でデータを転送するためのプロトコル。
トランスポート・レイヤーに実装されているセキュリティ。SSLを使用すると、WebブラウザとWebサーバーが安全な接続で通信できます。この安全な接続では、データは送信前に暗号化され、受信後に処理される前に復号化されます。ブラウザとサーバーのどちらも、データの送信前にすべてのトラフィックを暗号化します。
Security Assertion Markup Language (SAML)
Security Assertion Markup Language (SAML)仕様で定義されているとおり、セキュリティ・ドメイン間で認証および認可データを交換するためのXML標準。
セキュリティ属性
プリンシパルごとに関連付けられている属性のセット。セキュリティ属性には、保護されているリソースへのアクセスやユーザーの監視など、様々な使用方法があります。セキュリティ属性は、認証プロトコルにより、プリンシパルと関連付けられます。
セキュリティ制約
Java: Java EEセキュリティにおいて、URLマッピングを使用して、Webリソースのコレクションに対するアクセス権限の定義に使用する情報。セキュリティ制約は、アノテーションまたはデプロイメント・ディスクリプタのいずれかを使用して定義できます。
セキュリティ・コンテキスト
Java: EJBコンテナまたはWebサーバーによって提供されるコンテキストで、コンポーネントがセキュリティ情報にアクセスできます。たとえば、コンポーネントで、javax.ejb.EJBContextインタフェースが提供するメソッドが使用されます。
セキュリティ・ポリシー・ドメイン
Java: Java EEセキュリティにおいて、共通のセキュリティ・ポリシーが定義され、セキュリティ・サービスのセキュリティ管理者によって強制されるスコープ。レルムとも呼ばれます。
セキュリティ・プロバイダ・データベース
WebLogic Server: 一部のセキュリティ・プロバイダでセキュリティ・サービスを提供するために使用される、ユーザー、グループ、セキュリティ・ポリシー、ロール、および資格証明が格納されたデータベース。セキュリティ・プロバイダ・データベースとしては、(WebLogic Serverセキュリティ・プロバイダで使用されるような)組込みLDAPサーバー、(サンプル・セキュリティ・プロバイダで使用されるような)プロパティ・ファイル、またはすでに使用している製品レベルの品質のデータベースを使用できます。
セキュリティ・レルム
WebLogic Server: スコープ・メカニズムとして機能するエンティティ。各セキュリティ・レルムは、構成済のセキュリティ・プロバイダ、ユーザー、グループ、ロール、セキュリティ・ポリシーで構成されます。1つのドメインに複数のセキュリティ・レルムを構成できますが、デフォルト(アクティブ)・セキュリティ・レルムになるのは1つのみです。
セキュリティ・ロール参照
Java: Java EEセキュリティにおいて、isUserInRole(String role)メソッドを使用してWebコンポーネントから呼び出されたロールの名前と、アプリケーションに定義されているセキュリティ・ロールの名前の間のマッピング。
Security Service Provider Interfaces (SSPI)
WebLogic Server: カスタム・セキュリティ・プロバイダを開発し、WebLogic Serverセキュリティ・サービスと統合できるようにするWebLogic Serverパッケージのセット。これらのインタフェースは、WebLogicセキュリティ・プロバイダおよびカスタム・セキュリティ・プロバイダによって実装されます。WebLogicセキュリティ・フレームワークは、これらのインタフェースでメソッドを呼び出してセキュリティ操作を実行します。
シード済検索
JDeveloper/ADF: ADF Facesにおいて、基準がすでに決定されていて、ユーザーがそこから選択できる検索のことで、ユーザーが基準を追加してそれらの検索を保存することも可能です。
セレクタ・ツリー
JDeveloper/ADF: スタイル・クラス、グローバル・セレクタ別名、セレクタおよび@ルールのリストを表示するADFスキン・エディタの機能で、ADF FacesやADFデータ視覚化コンポーネントの外観を変更するプロパティを構成できます。
サーバー側の@ルール
JDeveloper/ADF: ADFスキニング・フレームワークにより評価され、レンダリングするスタイル・プロパティが決定される@ルール。このカテゴリの@ルールには、@agent、@accessibility-profileおよび@localeがあります。
サービス・コンポーネント
SOA Suite: SOAコンポジット・アプリケーションのビジネス・ロジックまたは処理ルールを実装するコンポーネント。サービス・コンポーネントは、SOAコンポジット・アプリケーションの基礎単位です。サービス・コンポーネントには、BPELプロセス、ビジネス・ルール、ヒューマン・タスク、BPMNプロセス、メディエータ・ルーティング・サービスおよびspringが含まれます。
サービス・コンポーネント・アーキテクチャ(SCA)
SOA Suite: コンポジット・アプリケーションを形成するためのサービス詳細と相互運用性を提供します。SCAにより、ビジネス・ロジックを、すべてのSCA準拠アプリケーションに容易に統合できる再利用可能なサービス・コンポーネントとして表現できます。その結果、アプリケーションはSOAコンポジット・アプリケーションになります。
サービス対応アプリケーション・モジュール
JDeveloper/ADF: ADFアプリケーション・モジュールのことで、Oracle Fusion Webアプリケーションで外部Webサービスとして使用できるよう、サービス・インタフェース接続とともにパブリッシュされます。サービス・インタフェースは、アプリケーション・モジュールのビュー・オブジェクト・インスタンスをサービス・コンシューマが使用できるようにします。
サービス・エンジン
SOA Suite: SOAコンポジット・アプリケーション(BPELプロセスなど)内の各サービス・コンポーネントのビジネス・ロジックを実行します。BPELプロセス、ヒューマン・ワークフロー、デシジョン・サービス、Oracle Mediator、BPMNプロセスおよびspring用のサービス・エンジンがあります。
サービス・インフラストラクチャ
SOA Suite: 内部メッセージ転送インフラストラクチャを提供して複数のコンポーネントを接続し、データ・フローを有効にします。サービス・インフラストラクチャには、サービス、サービス・コンポーネントおよび参照間のワイヤ接続に従ってメッセージをルーティングする役割があります。
サービス・メソッド
Java: クライアントにサービスを提供するサーブレット・クラス内の任意のメソッド。リクエストから情報を抽出して、外部リソースへアクセスし、抽出した情報に基づいてレスポンスを移入するのが、サービス・メソッドの一般的なパターンです。
サービス指向アーキテクチャ(SOA)
SOA Suite: ビジネス上の問題に対するソリューションを提供するために、エンタープライズ・アプリケーション統合の構築をサポートするエンタープライズ・アーキテクチャを提供します。SOAは、統合と再利用が容易で、柔軟かつ順応性のあるITインフラストラクチャを作成するモジュール型ビジネスのWebサービスとして、エンタープライズ・アプリケーションの開発を促進します。
サービス・リクエスト
Coherence Suite: タスクの完了に必要なラウンドトリップ。リクエストは、クライアントがタスクを開始したときに始まり、実行側のメンバー(サーバー)にリクエストを配信するための所要時間、タスクが受信されてサービス・キューに入れられてから実行が開始されるまでの間隔、タスクの実行時間、およびクライアントに結果を返信するための所要時間が含まれます。
サービス表
サービス・プロバイダがサービスに関するエンドポイント情報をパブリッシュでき、それらのサービスのクライアントがサービスの問合せとバインドを実行できるデータベース表。サービス表はデータベース・スキーマの単一の表です。パブリッシュされる各エンドポイントに対して1行あります。サービス表スキーマは、最初にOracle Fusion Applicationsのリポジトリ作成ユーティリティにより作成されます。
サービス・タスク
Coherence Suite: 1つ以上のメンバーで呼び出され実行されるオブジェクト。オブジェクトには、フィルタ、起動エージェント(エントリ・プロセッサおよびアグリゲータ)、単一パス・エージェント(Invocableオブジェクト)などがあります。
サーブレット認証フィルタ
WebLogic Server: コンテナベースの認証にかわるJava EEフィルタ・オブジェクトの一意の実装。サーブレット認証フィルタは、ログインを実行するためのリモート・サイトへのリダイレクト、問合せ文字列からのログイン情報の抽出、およびブラウザとのログイン機能のネゴシエーションを実行して、クライアントを認証するための会話を制御します。
セッション
Java: サーブレットの場合、HTTPクライアントとHTTPサーバーの間で維持される状態。セッションは、複数の接続またはユーザーからの複数のページ・リクエストに渡って、指定された期間持続します。通常、1つのセッションが1人のユーザー(同じサイトに何度もアクセスする場合も)に対応します。
セッションBean
Java: クライアントとの一時的な対話を表すエンタープライズBean。クライアントの実行が停止すると、セッションBeanとそのデータはなくなります。セッションBeanは、クライアントがローカル、リモートまたはWebサービスのクライアント・ビューを介して、プログラムで呼び出すことのできるビジネス・ロジックをカプセル化します。
セッション・リーパー
Coherence Suite: Coherence*Webにおいて、セッションを終了する手段。セッション・リーパーが提供するサービスは、JVMのガベージ・コレクション(GC)機能に似ており、セッションのタイムアウト時に使用されていないと判断されたセッションを破棄する役目を担います。
セッション・スコープ
Java: Beanスコープのことで、複数のHTTPリクエストに渡るユーザーとWebアプリケーションとの対話が、このスコープの期間になります。セッション・スコープは、CDIおよびJavaServer Facesテクノロジによって定義されます。
共有アプリケーション・モジュール
JDeveloper/ADF: Oracle ADFアプリケーション全体の静的データを再利用する必要がある場合に、ビュー・オブジェクト・インスタンスをグループ化すること。たとえば、共有アプリケーション・モジュールでは、国リストなどの参照データにアクセスするビュー・インスタンスをグループ化できます。
SPNEGO (Simple and Protected GSS-API Negotiation)メカニズム
OWSM: クライアントとサービスの間で認証に使用するメソッドのネゴシエーションを可能にする標準。
Simple Object Access Protocol
Java: 任意のタイプのオブジェクトが分散環境で通信できるようにするXMLベースのプロトコルで、Webサービスの開発に最もよく使用されます。
シングルトン・セッションBean
Java: アプリケーションごとに1度インスタンス化され、そのアプリケーションのライフサイクルの間存在するセッションBean。シングルトン・セッションBeanは、単一のエンタープライズBeanインスタンスがクライアント間で共有され、同時にアクセスされる場合に備えて設計されています。
スマートカード
Java: 本体のシリコン基板に埋め込まれた電子回路を介して情報の保存と処理を行うカード。磁気ストライプ・カードとは異なり、スマート・カードには、処理能力があるだけでなく、情報も記憶されています。取引の際にリモート・データベースにアクセスする必要はありません。
スマート・リスト
JDeveloper/ADF: inputComboboxListOfValuesコンポーネントの値のドロップダウン・リストのサブセット。完全なリストに適用される追加のフィルタで、可能性の高い選択肢のみが表示されます。
SOAコンポジット・アプリケーション
単一のアプリケーションで設計とデプロイが行われるサービス・バインディング・コンポーネント、サービス・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントとのアセンブリ。コンポーネント同士が接続されるため、メッセージ通信が可能になります。コンポジットの詳細は、composite.xmlファイルに格納されています。
SOAインフラストラクチャ
SOA Suite: Oracle WebLogic Serverで実行されるJava EE準拠のアプリケーション。アプリケーションでは、SOAコンポジット・アプリケーションとそのライフサイクル、サービス・エンジンおよびバインディング・コンポーネントが管理されます。SOAコンポジット・アプリケーションをSOAインフラストラクチャ上の選択したパーティションにデプロイします。
SOAP Over JMSトランスポート
通常、Webサービスおよびクライアントは、接続プロトコルとしてSOAP over HTTP/Sを使用して通信します。SOAP over JMSトランスポートを使用すれば、WebサービスとクライアントがHTTP接続ではなくJMS宛先を使用して通信するようになるため、信頼性、スケーラビリティおよびサービス品質の面で利点があります。Webサービスの信頼性のあるメッセージングの場合と同様に、メソッド呼出しがまだキューに入っているときにサーバーが停止しても、再起動すればすぐに処理が行われます。クライアントは、Webサービスを呼び出す際にレスポンスを待機しないため、クライアントの実行は続行可能です。
SOAP with Attachments API for Java(SAAJ)
SOAP with Attachments API for Java (SAAJ)仕様に定義されているように、SOAP 1.1仕様およびSOAP with Attachmentsノートに準拠するメッセージの生成と消費を行うために開発者が使用できる実装。
Sockets Direct Protocol(SDP)
Java: InfiniBandファブリック経由のストリーム接続をサポートするために開発されたネットワーキング・プロトコル。SDPのサポートは、Oracle Solarisオペレーティング・システム(Solaris OS)やLinuxオペレーティング・システムにデプロイされたアプリケーション向けに、JDK 7リリースのJava Platform, Standard Edition (Java SEプラットフォーム)に導入されました。
ソース互換性
Java: 互換性のある任意のAPIで、エラーを発生させずにコンパイルするアプリケーションの能力。バイナリ互換性は重要である一方、バイナリ互換性のあるその他のAPIを使用して、クラス・ファイルのセットとしてのバイナリ・フォームのアプリケーションを、エラーをなしでコンパイル可能であることは保証されません。署名テストやソース互換性チェックでは、互換性のあるAPIを使用して、エラーを発生させずにコンパイルする任意のアプリケーションは、その他すべてのソース互換性のあるAPIを使用して、エラーなしでコンパイルできることが検証されます。これは、バイナリ互換性チェックより厳しいもので、ツールにより、デフォルトで実行されます。
特殊色
JDeveloper/ADF: ADFスキンの色プロパティを定義するグローバル・セレクタ別名のカテゴリ。このカテゴリのグローバル・セレクタ別名は、色相値をアンカー・カラーから派生させず、他の色のアンカー・カラーでもありません。
特殊化
Java: CDIにおいて、あるBeanクラスを別のBeanクラスで拡張したものであり、特殊化されたBeanは実行時に、もう一方のBeanと完全に置き換えられます。特殊化されたBeanには、アノテーションjavax.enterprise.inject.Specializesがあります。
スプリット・セッション状態モデル
Coherence Suite: Coherence*Webが使用するセッション状態モデル。このモデルは、トラディショナル・モデルを拡張したものですが、大きなセッション属性は独立した複数の物理エンティティに分離します。
SSPI MBean
WebLogic Server: WebLogicセキュリティ・プロバイダのMBeanタイプを生成するためにOracleで使用するインタフェースで、このインタフェースからカスタム・セキュリティ・プロバイダのMBeanタイプを生成します。Security Service Provider Interface (SSPI) MBeanは、構成の場合は必須で、管理の場合はオプションです。
スタンドアロン・ドメイン
Oracle HTTP Serverなどのシステム・コンポーネント用のコンテナ。ディレクトリ構造はOracle WebLogic Serverドメインに似ていますが、管理サーバーや管理対象サーバーは含まれません。スタンドアロン・ドメインには、同一タイプのシステム・コンポーネント(Oracle HTTP Serverなど)、またはタイプの混在したシステム・コンポーネントの1つ以上のインスタンスが含まれます。WebLogic管理フレームワークには、構成ウィザード、圧縮と解凍、WLSTおよびノード・マネージャなどのツールがあり、スタンドアロン・ドメインで操作できます。
ステートレス・セッションBean
Java: クライアントとの会話状態を維持しないセッションBean。クライアントがステートレス・セッションBeanのメソッドを呼び出す際、そのBeanインスタンス変数にはそのクライアント固有の状態が含まれていますが、そのコールの間のみです。
ステレオタイプ
Java: CDIにおいて、他の注釈を組み込むBeanに適用される注釈の1つ。デフォルトのスコープと、ゼロ以上のインターセプタ・バインディングを指定します。特定のステレオタイプで注釈が付けられているBeanでは、指定された注釈が必ず使用されるため、同じ注釈を複数のBeanに適用する必要はありません。
構造ウィンドウ
JDeveloper/ADF: 指定された構造に含まれているウィンドウのうち、アクティブなOracle JDeveloperのウィンドウで現在選択されているドキュメント内にあるデータの構造ビューの表示。これらのウィンドウには、ダイアグラム、エディタとビューア、プロパティ・ウィンドウが含まれます。
構造化属性
JDeveloper/ADF: データ制御において、Javaプリミティブ型(属性として示される)または任意のタイプのコレクションのいずれでもない戻りオブジェクト。構造化属性の例としてドメインがあります。これはアプリケーションのメンテナンスを簡素化するために開発者によって作成されたデータ型です。
サブリソース・ロケータ
Java: @Pathで注釈が付けられ、対応するリソースのサブリソースの検出に使用されるJAX-RSリソース・クラスのメソッド。HTTPリクエストを処理するオブジェクトが返されます。
サブリソース・メソッド
Java: @Pathで注釈が付けられ、対応するリソースのサブリソースに対するリクエストの処理に使用されるJAX-RSリソース・クラスのメソッド。HTTPリクエストが直接処理されます。
Swing
Java: 軽量の(プラットフォームに依存しない)コンポーネントを作成するためのAWTツールキットを拡張するJava GUIパッケージ。プラットフォームに依存するAWTコンポーネントのほとんどには、対応するSwingコンポーネント(AWTのButtonクラスに対応するSwingのJButtonクラスなど)があります。最新のJava GUIパッケージはJavaFXです。
switch
Java: Javaの予約語の1つで、caseおよびdefaultと組み合せてswitch文を作成する際に使用し、変数を検証して、特定のcaseに値を照合し、そのcaseに関連付けられた文のブロックを実行します。値に一致するcaseがない場合は、defaultとラベルが付けられているオプションのブロックが実行されます(指定されている場合)。
synchronized
Java: Javaの予約語の1つで、メソッドまたはコード・ブロックの宣言に使用して、現在のスレッドがコードを実行している間、オブジェクトに対する相互除外(mutex)ロックを取得します。
同期Webサービス
SOA Suite: 起動に対するレスポンスを即時に返します。BPELプロセス・サービス・コンポーネントは、パートナ・リンクを介して同期Webサービスに接続し、データを送信して、同一の同期起動でリプライを受信できます。
システム・コンポーネント
Javaアプリケーション・コンテナにデプロイされない管理可能なプロセスです。システム・コンテナは、Oracle WebLogic Serverなどのアプリケーション・サーバーでは実行できません。Oracle HTTP Serverはシステム・コンポーネントの一例です。
システム・イベント
Java: JavaServer Facesテクノロジにおいて、UIComponentではなく、オブジェクトによって生成されるイベント。システム・イベントは、アプリケーションの実行中に、事前定義された時間に生成されます。特定のコンポーネントではなく、アプリケーション全体に適用できます。
システム例外
Java: エンタープライズBeanによってスローされる例外のことで、アプリケーションをサポートするサービスに問題があることを示します。たとえば、外部リソースへの接続を取得できない場合や、注入されたリソースが見つからない場合です。トランザクション内でシステム例外が発生すると、EJBコンテナにより、そのトランザクションがロールバックされます。
Tangosol Cluster Management Protocol (TCMP)
Coherence Suite: クラスタ・メンバーの検出、クラスタの管理、サービスのプロビジョニングおよびデータの伝送に使用するIPベースのプロトコル。デフォルトのTCMP構成では、UDP/IPユニキャストおよびマルチキャストが使用されます。ただし、TCMPは、UDP/IPユニキャストのみ、TCP/IP、SDP/IPおよびSSL over TCP/IPまたはSDP/IPを使用するように構成可能です。さらに、Exalogicシステムでは、IMB、LWMB、TMB、TMBS、SDMBまたはSDMBSなどの信頼できるメッセージ・バス・トランスポート・プロトコルを使用するよう、TCMPを構成できます。
ターゲット・コンポーネント
JDeveloper/ADF: ADF Facesにおいて、トリガー・コンポーネントと呼ばれる別のコンポーネントでイベントが発生すると、再レンダリングされるUIコンポーネント。
TCMP
Coherence Suite: Tangosol Cluster Management Protocol。クラスタ・メンバーの検出、クラスタの管理、サービスのプロビジョニングおよびデータの伝送に使用する、IPベースのプロトコル。デフォルトのTCMP構成では、UDP/IPユニキャストおよびマルチキャストが使用されます。ただし、TCMPは、UDP/IPユニキャストのみ、TCP/IP、SDP/IPおよびSSL over TCP/IPまたはSDP/IPを使用するように構成可能です。さらに、Exalogicシステムでは、IMB、LWMB、TMB、TMBS、SDMBまたはSDMBSなどの信頼できるメッセージ・バス・トランスポート・プロトコルを使用するよう、TCMPを構成できます。
テンプレート
Java: JavaServer Facesアプリケーションの他のページのベースとして機能するFaceletsページ。テンプレートを使用すると、コードを再利用することができ、同じような構成のページを再度作成しなくてすみます。
テナント分離
1つのアプリケーションを使用している複数のクライアント(テナント)が、お互いのデータを参照できないようにする機能。Software as a Service (SaaS)環境では、複数のクライアント(テナント)に1つのアプリケーションをデプロイすることが可能です。それぞれのテナントが他のテナントから分離されているため、テナントごとにアクセスできるアプリケーションの機能を変えることができ、共有データ・ストアにある自分のテナントのデータに対するプライベート・アクセス権がある場合や、他のテナント固有の機能にアクセスできる場合があります。たとえば、規模の大きな企業が1つの給与アプリケーションを、複数の部門で使用するよう開発したとします。各部門は、自分の部門のデータと共有データにアクセスできますが、他の部門のデータは参照できません。
トピック
Java: JMS APIにおいて、パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングで使用される宛先のことで、各メッセージのコンシューマを複数にすることができます。トピックの機能は掲示板に似ています。一般的に、パブリッシャもサブスクライバも匿名で、コンテンツ階層に動的にパブリッシュまたはサブスクライブできます。複数のパブリッシャから届いたメッセージは、システムにより、それぞれのサブスクライバに配信されます。トピックがメッセージを保持するのは、メッセージを現在のサブスクライバに配信し終わるまでの間のみです。
TopLink Essentials
Toplink: オラクル社が開発し、オープン・ソース・コミュニティに寄贈したEJB 3.0 Java Persistence API (JPA)の参照実装。TopLink Essentialsでは、EJB 3.0参照実装にJPA 1.0の機能が組み込まれています。EclipseLinkが提供するTopLinkのJPA実装が後継です。
TopLink Grid
Coherence Suite: Oracle CoherenceとOracle TopLinkの統合で、ドメイン・モデルの一部またはすべてをCoherenceデータ・グリッドに格納でき、CoherenceをTopLinkの2次キャッシュとして使用することも可能です。
TopLink: EclipseLinkが提供するTopLink JPA実装と、インメモリー・データ・グリッドであるOracle Coherenceとを統合するための機能。TopLink Gridは、Oracle Coherenceを使用してJPAアプリケーションをスケーリングするための手段を提供します。アプリケーションは、Coherenceを分散共有(L2)キャッシュとして使用することから、Java Persistence問合せ言語(JPQL)の問合せをCoherenceに送ってグリッド全体でパラレル実行してデータベース負荷を削減することまで、様々な方法でスケーリングできます。
トラディショナル・セッション状態モデル
Coherence Suite: Coherence*Webが使用するモデルで、すべてのセッション状態が単一のエンティティとして保存されますが、属性は個別にシリアライズおよびデシリアライズされます。
トランザクション属性
Java: エンタープライズBeanクラスまたはメソッドの属性で、トランザクションのスコープを制御します。javax.ejb.TransactionAttributeアノテーションには、REQUIRED、REQUIRES_NEW、MANDATORY、NOT_SUPPORTED、SUPPORTS、NEVERのいずれかの値を使用できます。
一時属性
JDeveloper/ADF: ADFビジネス・コンポーネント・エンティティ・オブジェクトまたはビュー・オブジェクトの属性で、データベース表などの基礎となるデータ・ソースからは導出されません。一時属性の値は、Groovy式を使用するかJavaコードを介して、その他の属性から導出されます。一時属性は、一時的な値ホルダーとして使用され、ビジネス・ロジックの実装にも使用されます。
一時プロセス
SOA Suite: プロセス実行時に中間デハイドレーション・ポイントを発生させないタイプのBPELプロセス。未処理のフォルトがある場合、またはプロセス実行時にシステム停止時間がある場合、一時プロセスのインスタンスはトレースをシステムに残しません。一時プロセスのインスタンスは、(正常終了または異常終了に関係なく)処理中に保存できません。一時プロセスは通常、短期間のリクエスト/レスポンス形式のプロセスです。Oracle JDeveloperで設計する同期プロセスは、一時プロセスの例です。
遷移コンポーネント
JDeveloper/ADF: ADF Facesで、コンポーネントのジオメトリ管理に関して、それ自体は拡大可能だが、子コンポーネントは拡大しないコンポーネント。遷移コンポーネントは、子を拡大するコンポーネントと拡大しないコンポーネントの間で常に使用する必要があります。
Transmission Control Protocol/Internet Protocol (TCP/IP)
Java: 基本的なインターネット・プロトコルで、あるホストから別のホストへのデータ・ストリームの信頼できる配信を実現します。
トリガー・コンポーネント
JDeveloper/ADF: ADF Facesにおいて、このUIコンポーネントでイベントが発生すると、別のコンポーネント(ターゲット・コンポーネントと呼ばれる)が再レンダリングされます。
trinidad-config.xmlファイル
JDeveloper/ADF: Fusion WebアプリケーションのADFスキンを決定する構成ファイル。アクセシビリティやローカリゼーションなど、アプリケーションのその他の機能も構成できます。
トラストストア
Java: Javaセキュリティにおいて、通信予定の相手からの証明書、または相手を識別する際に信頼する認証局からの証明書のリポジトリ。トラストストアは、サーバーから送信された証明書を検証するために、クライアントが使用します。
try-with-resources
Java: 1つ以上のリソースを宣言するtry文。リソースは、プログラムでの使用が終わったら閉じる必要があるオブジェクトです。try-with-resources文は、文の終わりで各リソースが確実に閉じられるようにします。java.io.Closeableを実装しているすべてのオブジェクトも含め、java.lang.AutoCloseableを実装しているオブジェクトはリソースとして使用できます。
型の消去
Java: Java言語の汎用機能において、型の消去は、汎用型のすべての型パラメータを、バインドまたはオブジェクト(型パラメータがバインドされていない場合)で置き換えるコンパイラ・プロセスです。そのため、生成されるバイトコードには、通常のクラス、インタフェースおよびメソッドのみが含まれます。必要な場合には、型の安全性を維持するために型キャストが挿入されます。拡張された汎用型の多様性を保つため、ブリッジ・メソッドが生成されます。
UIヒント
JDeveloper/ADF: エンティティ・オブジェクトとビュー・オブジェクトの属性のラベル・テキスト、ツールチップおよびフォーマット・マスクのヒントを定義するADFビジネス・コンポーネント・メタデータ。ビジネス・サービス・レイヤーに定義するUIヒントは、Oracle ADFクライアントのUIコンポーネントで使用できます。コントロール・ヒントと呼ばれることもあります。
バインドなしタスクフロー
JDeveloper/ADF: アクティビティ、Oracle ADF制御フロー・ルールおよびユーザーがタスクを完了できるように作用するマネージドBeanのセット。バインドなしタスクフローには、エントリ・ポイントが1つ以上存在します。
アンボクシング
Java: ラッパー・クラス(Integer、Double、Characterなど)を、それに対応するプリミティブ型(int、double、charなど)に変換する際にJavaコンパイラが行う自動変換。
未チェックの例外
Java: プログラムの実行中に発生し、プログラムの指示の通常フローを中断するイベント。未チェックの例外はランタイム例外とも呼ばれ、リカバリできないような問題であるため、プログラムが補足しないものです。未チェックの例外には、メモリー不足などがあります。
Uniform Resource Identifier(URI)
Java: 抽象的または物理的なリソースを識別したり名前を付けたりするために使用される一連の文字列。URIはさらに、Uniform Resource Locator (URL)、Uniform Resource Name (URN)、あるいはその両方として分類されます。
ユニット・テスト
SOA Suite: 本番環境へのデプロイメントの前に、SOAコンポジット・アプリケーションとWebサービス・パートナ間の相互作用をシミュレートして、SOAコンポジット・アプリケーションのテストを自動化します。SOAコンポジット・アプリケーションに含まれているBPELプロセス・サービス・コンポーネントをテストするためのテスト・ケースを作成することもできます。このテストにより、本番環境へのデプロイメント準備が完了するまでに、プロセスとWebサービス・パートナの相互作用が期待どおりであるかを確認できます。
Universal Description, Discovery, and Integration (UDDI)
Universal Description, Discovery, and Integration (UDDI)の仕様に定義されているように、Webサービスの記述、既知のレジストリへのWebサービスの登録、他の登録済Webサービスの検索を行うための標準。
アップグレード
以前の主要バージョンから次の主要バージョンへ移行する処理。たとえば、Oracle Fusion Middleware 11gからOracle Fusion Middleware 12cへ移動するには、アップグレードが必要です。
アップグレード・アシスタント
Oracle Fusion Middleware 11gからOracle Fusion Middleware 12cのように、ある主要バージョンから別のバージョンへ、スキーマや構成情報をアップグレードするために使用するユーティリティ。
URIパス・パラメータ
Java: リクエストURIから抽出されるJAX-RSのリクエスト・パラメータ。パラメータ名は、@Pathクラスレベルのアノテーションで指定されたURIパス・テンプレート変数名に対応します。URIパラメータは、メソッド・パラメータの引数にjavax.ws.rs.PathParamアノテーションを使用して指定します。
ユーザー(セキュリティ)
Java: Java EEセキュリティにおいて、Java EEサーバーに定義されている個人またはアプリケーション・プログラムのアイデンティティ。Webアプリケーションでは、ユーザーのアイデンティティをロールのセットに関連付けられますが、これにより、そのロールで保護されているすべてのリソースに、そのユーザーがアクセスする資格が与えられます。ユーザーをグループと関連付けることも可能です。
値バインディング
JDeveloper/ADF: データを表示するUIコンポーネントで使用されるバインディング。値のバインディングは、単純なテキスト・フィールドで使用する最も基本的なものから、リスト、表、ツリーでのUIコントロールのニーズをサポートするような、より高度なリスト、ツリーのバインディングまで、様々な種類があります。値バインディングのタイプには、属性、リスト、表、ツリー、グラフおよびボタンのバインディングがあります。
値変更イベント
Java: javax.faces.component.UIInputまたはそのサブクラスのいずれかで表されるJavaServer Facesコンポーネントの値をユーザーが変更するときに発生するイベント。アクション・イベントおよび値変更イベントは、アプリケーション・イベントの一種です。
変数イテレータ
JDeveloper/ADF: バインディング・コンテナのすべての変数を他のバインディングに公開するイテレータへのバインディング。コレクションごとにイテレータ・バインディングがありますが、1ページで使用されているすべての変数には、1つの変数イテレータ・バインディングしかありません。
ビュー・アクセッサ
JDeveloper/ADF: エンティティ・オブジェクト属性(またはビュー・オブジェクト)から、同じアプリケーション・ワークスペースの宛先ビュー・オブジェクトまたは共有ビュー・インスタンスをポイントするADFビジネス・コンポーネント・オブジェクト。ビュー・アクセッサにより、デフォルトですべての行を含む行セットがリンク先ビュー・オブジェクから戻されます。
ビュー基準
JDeveloper/ADF: Oracle ADFアプリケーションのビュー・オブジェクト・インスタンスの行セットをフィルタリングすることで、開発者が特定の使用方法に問合せを適合できるようにするADFビジネス・コンポーネント・オブジェクト。
ビュー・リンク
JDeveloper/ADF: 2つのビュー・オブジェクト間の関係を表すOracle ADFビジネス・コンポーネントで、通常は基礎となるデータベース表間の外部キー関係に基づきますが、そうでない場合もあります。
ビュー・リンク・アクセッサ
JDeveloper/ADF: Oracle ADFアプリケーションの詳細なコレクション行セットを返すために、実行時にマスター・コレクションが使用するアクセッサ属性を識別するOracle ADFビジネス・コンポーネント・オブジェクト。
ビュー・リンク一貫性
JDeveloper/ADF: Oracle ADFビジネス・コンポーネント・フレームワークによって提供される実行時ロジック。このロジックにより、あるビュー・オブジェクト・インスタンスに作成された新しい行が、同じエンティティ・オブジェクトに基づく、その他のビュー・インスタンスの行セットに自動的に追加されることが保証されます。この動作により、Oracle ADFクライアントでは、別のアプリケーション・ページの新しい行が、一貫して保留中のトランザクションに反映されます。
ビュー・オブジェクト
JDeveloper/ADF: SQL問合せを表し、その結果の使用を簡素化するADFビジネス・コンポーネント・オブジェクト。SQL問合せを使用し、ユーザー・インタフェースで表されるエンド・ユーザーのタスクが必要とする形に、データを結合、計画、フィルタ、ソートおよび集約します。
ビュー・スコープ
JDeveloper/ADF: ページ・ライフサイクルのADF定義のスコープ。このスコープのオブジェクトは、現在のビューのIDが変更されるまで使用できます。ビュー・スコープを使用して特定のページの値を保持します。JavaServer Facesのビュー・スコープとは異なり、ADF Facesのビュー・スコープに格納されるオブジェクトは、ページがリフレッシュされたり、同じビューIDにリダイレクトされても存続します。
仮想認証デバイス
Identity Management: パスワードまたはPINを入力するためのパーソナライズされたデバイス、あるいは認証資格証明を入力するためのデバイスで、保護されたWebアプリケーションとの対話の際にユーザーを保護します。仮想認証デバイスでは、認証資格証明の入力と送信のプロセスを強化し、ユーザーが有効なアプリケーションに対して認証していることを検証します。
WARスコープのCoherenceクラスタ・メンバー
Coherence Suite: WebLogic Server以外のアプリケーション・サーバーのデプロイメントの場合、デプロイされた各Webアプリケーションがそれ自体のCoherenceメンバーになります。この構成でクラスタに作成されるCoherenceメンバーの数は最多(Coherenceを使用するデプロイ先WARファイルごとに1つずつ)となり、CoherenceライブラリがWebアプリケーションのクラスパスにデプロイされるため、ロードされるCoherenceクラスのコピーの数はデプロイ先WARファイルと同じ数になります。
Webクライアント
様々な種類のマークアップ言語(HTML、XMLなど)を含む動的Webページ(Web層で実行されているWebコンポーネントによって生成されます)と、サーバーから受信したページをレンダリングするWebブラウザの2つで構成されるクライアント。Webクライアントは、シン・クライアントと呼ばれる場合もあります。通常、シン・クライアントでは、データベースの問合せ、複雑なビジネス・ルールの実行またはレガシー・アプリケーションへの接続は行われません。Java EEアプリケーションでシン・クライアントを使用する場合、そのような負荷のかかる操作は、Java EEサーバーで実行されているエンタープライズBeanにオフロードされ、Java EEのサーバー側テクノロジのセキュリティ、速度、サービスおよび信頼性を使用して処理されます。
Webコンポーネント
Java: Webサーバーに動的拡張機能を提供するコンポーネント。Java EE Webコンポーネントには、Javaサーブレット、JavaServer Facesテクノロジを使用して実装されるWebページ、Webサービス・エンドポイントまたはJavaServer Pagesがあります。
Webコンテナ
Java: Java EEアプリケーションのWebページ、サーブレットおよび一部のEJBコンポーネントの実行を管理するコンテナ。Webコンポーネントおよびそのコンテナは、Java EEサーバーで実行されます。Webコンテナには、リクエスト・ディスパッチ、セキュリティ、並行性およびライフサイクル管理といったサービスがあります。また、Webコンポーネントが、ネーミングやトランザクション、電子メールなどのAPIへアクセスできるようにします。
Webモジュール
Java: デプロイ可能かつ使用可能なWebリソースの最小単位。Webモジュールには、Webコンポーネント、イメージなどの静的Webコンテンツ・ファイル、および(通常は)デプロイメント・ディスクリプタが含まれます。Webモジュールは、拡張子が.war (Webアーカイブ)のJARファイルとしてパッケージ化されます。
Webリソース・コレクション
Java: Java EEセキュリティにおいて、URLパターン(制約が必要なホスト名とポートの後のURLの一部)とHTTP操作(制約が必要なURLパターンに一致するファイル内のメソッド)のリストを指定するセキュリティ制約の一部で、保護する一連のリソースが記述されています。
Webサービス
Webサービスとは緩やかに結合された分散型の環境であり、企業が社内の異種アプリケーションを統合したり、インターネット上で顧客や取引先にビジネス機能を公開したりすることを可能にするものです。Webサービスへのアクセスは、XMLやHTTPなどの標準のWebプロトコルを使用して行われるため、Web上の多種多様で異なる種類のアプリケーション(通常、もともとXMLやHTTPを解釈可能)は、そのままWebサービスにアクセスして相互に通信できます。
World Wide Web (WWW)において、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)で通信するクライアントとサーバーのアプリケーション。ネットワークでアクセス可能なエンドポイントを介して提供されるソフトウェア・コンポーネントもWebサービスです。
Web Services Addressing (WS-Addressing)
Web Services Addressing (WS-Addressing)の仕様で説明されているように、Webサービスおよびメッセージのアドレッシングを行うための、トランスポートに依存しないメカニズム。特に、この仕様では、Webサービスのエンドポイントを識別したり、メッセージ内のエンドポイントIDをエンド・ツー・エンドで保護したりするのに使用される多数のXML要素が定義されています。
Webサービス原子性トランザクション
Webサービス原子性トランザクション・フレームワークは、Web Services Atomic Transaction (WS-Atomic Transaction)やWeb Services Coordination (WS-Coordination)の仕様をサポートすることで、WebSphere、Microsoft .NETなど、他の外部トランザクション処理システムとの相互運用を可能にします。これらの仕様は、一連の参加者の間で分散アクティビティを調整するための拡張可能なフレームワークを定義します。
Web Services Definition Language (WSDL)
Web Services Description Language (WSDL) 1.1の提出文書で説明されているように、SOAPベースのWebサービスを記述するためのモデルを提供する、XMLベースの言語。
Web Services Federation Language (WS-Federation)
別々のセキュリティ・レルムの連携を可能にするメカニズムのことで、あるレルムで管理されているリソースへのアクセスが、アイデンティティおよび属性が別のレルムで管理されているセキュリティ・プリンシパルに認可されます。Web Services Federation Language (WS-Federation)バージョン1.2の仕様に定義されているように、これには、レルム間のアイデンティティ、属性、認証および認可アサーションの仲介と、フェデレートされた申告のプライバシが含まれます。
Web Services Inspection Language (WS-Inspection)
Web Services Inspection Language (WS-Inspection) 1.0の仕様で説明されているように、サイトの使用可能なサービスの検査を支援するXML形式を提供します。
Web Services Metadata Exchange (WS-MetadataExchange)
Web Services Metadata Exchange (WS-MetadataExchange)の仕様で説明されているように、WS-Federationロードマップの一部で、Webサービス・エンドポイントに関するメタデータの取得を可能にします。
Webサービス・ポリシー
メッセージを保護する必要性と保護する方法、メッセージを確実に送信する必要性と確実に送信する方法など、Webサービスの機能および要件を定義するXMLドキュメント。ポリシーは、Webサービスの機能または要件を表す複数のポリシー・アサーションとして表現されます。たとえば、ポリシー・アサーションは、Webサービスへのリクエストが暗号化されることを規定します。
Web Services Policy Attachment (WS-PolicyAttachment)
Web Services Policy 1.5 - AttachmentおよびWeb Services Policy 1.2 - Attachment (WS-PolicyAttachment)の仕様に定義されているように、ポリシーを適用するサブジェクトにポリシーを関連付けるメカニズム。
Web Services Policy Framework (WS-Policy)
Web Services Policy 1.5 - FrameworkおよびWeb Services Policy 1.2 - Framework (WS-Policy)の仕様に説明されているように、Webサービスのポリシーを記述して通信するための、汎用的なモデルおよび対応する構文。
Web Services Reliable Messaging (WS-ReliableMessaging)
ソフトウェア・コンポーネント、システム、またはネットワークに障害が発生した場合に、別々のサーバー・インスタンス上で動作する2つのエンドポイント(Webサービスおよびクライアント)が確実に通信するため実装。WS-ReliableMessagingは、Web Services Reliable Messaging (WS-ReliableMessaging) 1.1と、Web Services Reliable Messaging Protocol (WS-ReliableMessaging) 1._0の仕様に定義されています。
Web Services Reliable Messaging Policy Assertion (WS-RM Policy)
Web Services Reliable Messaging Policy Assertion (WS-RM Policy)の仕様に定義されているように、WS-PolicyおよびWS-ReliableMessagingで使用する信頼性のあるメッセージングのポリシー・アサーション。
Web Services Secure Conversation Language (WS-SecureConversation)
WS-SecurityおよびWS-Policyモデル上に構築された標準であり、サービス間の通信を保護します。Web Services Secure Conversation Language (WS-SecureConversation)仕様では、安全な通信を可能にするための、セキュリティ・コンテキストの確立および共有メカニズムと、セキュリティ・コンテキストからのキーの導出メカニズムが定義されています。
Web Services Security (WS-Security)
WS-Security 1.1 OASIS標準で説明されているように、メッセージの内容の整合性と機密性を確保するセキュアなWebサービスを構築する際に使用できるSOAP (SOAP11、SOAP12)の拡張機能の標準セット。
Web Services Security Policy (WS-SecurityPolicy)
Web Services Security Policy (WS-SecurityPolicy) 1.3、1.2および1.1の仕様で定義されているように、WS-Policyフレームワークで使用するセキュリティ・ポリシー・アサーションのセット。
WebLogicコンポーネント
WebLogic Server: サーブレット、JavaServer Pages、Enterprise JavaBeansを含む、数多くのJava EEコンポーネント・テクノロジの1つ。WebLogic Serverアプリケーションを構築するには、必要に応じてこれらのサービスAPIを使用して、コンポーネントを作成し組み立てる必要があります。コンポーネントは、WebLogic ServerのWebコンテナまたはEJBコンテナ内で実行されます。Webコンポーネントは、ブラウザベースのJava EEアプリケーションに対してプレゼンテーション・ロジックを提供します。EJBコンポーネントは、ビジネスのオブジェクトやプロセスをカプセル化します。
WebLogicコンテナ
WebLogic Server: WebLogic Serverのコンポーネントのことで、Java EEの仕様で定義されているライフサイクルのサポートとサービスが組み込まれているため、作成するコンポーネントでは、基礎となるライフサイクルの詳細を処理する必要がありません。
WebLogicドメイン
論理的に関連するOracle WebLogic Serverリソースのグループで、管理サーバーと、通常は1つ以上の管理対象サーバー、および1つの単位としてまとめて管理されている論理的に関連したリソースとサービスで構成されます。
WebLogic Java EEサービス
WebLogic Server: 標準のネットワーク・プロトコル、データベース・システム、メッセージング・システムへのアクセスなどを含む、数多くのJava EEサービスの1つ。WebLogic Serverアプリケーションを構築するには、必要に応じてこれらのサービスAPIを使用して、コンポーネントを作成し組み立てる必要があります。WebアプリケーションとEJBは、JDBC、JMS (Java Messaging Service)、およびJTA (Java Transaction API)などのJava EEアプリケーション・サービス上に構築されています。
WebLogic JDBCデータ・ソース
WebLogic Server: データベースへのアクセスおよびデータベース接続管理の手段。各データ・ソースには、データ・ソース作成時およびサーバー起動時に作成される、データベース接続のプールが含まれています。
WebLogic管理フレームワーク
基本的な管理機能を必要とする複数のOracle Fusion Middleware製品に、種類の異なる管理機能を提供するフレームワーク。この機能には、共通のコマンド行、API、およびユーザー・インタフェースを介した開始、停止、構成設定、およびその他の、製品のライフサイクルにわたる基本的な各種操作が含まれます。WebLogic管理フレームワークは固有のWebLogic ServerおよびCoherence機能で構成されます。WebLogic管理フレームワークはJavaコンポーネントおよびシステム・コンポーネントを含めることができるWebLogic Serverドメインと、システム・コンポーネントが含まれるスタンドアロン・ドメインの両方を管理します。
WebLogicメッセージング・ブリッジ
WebLogic Server: 複数のWebLogic JMSの実装間、およびJMSと他のメッセージング製品間で相互運用できるようにするための転送メカニズム。
WebLogicリソース
WebLogic Server: イベント、サーブレット、JDBC接続プール、JMS宛先、JNDIコンテキスト、接続、ソケット、ファイル、エンタープライズ・アプリケーションやリソース(データベースなど)といった、WebLogic Serverからアクセス可能なエンティティ。
WebLogic Scripting Tool
WebLogic Server: アクティブまたは非アクティブなWebLogic Serverドメインの管理およびモニタリングに使用されるコマンド行スクリプト・インタフェース。
WebLogicセキュリティ・フレームワーク
WebLogic Server: セキュリティの施行を統合し、他のWebLogic Serverコンポーネントにセキュリティ・サービスとして提供するweblogic.security.serviceパッケージのインタフェース。
WebLogicセキュリティ・プロバイダ
WebLogic Server: アプリケーションにセキュリティ・サービス(認証、認可、監査、資格証明マッピングなど)を提供するために、WebLogic Serverセキュリティ・レルムが使用するソフトウェア・モジュール。セキュリティ・プロバイダは、実行時クラスとMBean(それぞれSSPIおよびMBeanタイプから作成される)で構成されます。セキュリティ・プロバイダは、WebLogic Serverに付属しているWebLogicセキュリティ・プロバイダか、またはカスタム・セキュリティ・プロバイダです。
WebLogicセキュリティ・サービス
WebLogic Server: WebLogic Serverのサブシステムで、WebLogicセキュリティ・フレームワーク、Security Service Provider Interfaces (SSPI)およびWebLogicセキュリティ・プロバイダという3つの主要なコンポーネントで構成されるセキュリティ・アーキテクチャを実装しています。
WebLogic Server
WebLogic Server: エンタープライズ対応のスケーラブルなJava Platform, Enterprise Edition (Java EE)アプリケーション・サーバー。WebLogic Serverインフラストラクチャは、様々な分散アプリケーションのデプロイメントをサポートしており、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいてアプリケーションを作成するための理想的な基盤です。
WebLogic Webサービス・ポリシー
Oracle WebLogic Serverで指定されているWebサービス・ポリシー。可能な場合、WebLogic Webサービス・ポリシーよりもOWSMポリシーを使用することをお薦めします。同じWebサービスで、OWSMポリシーとWebLogic Webサービス・ポリシーを混在して使用することはできません。
ワイルドカード・キャプチャ
Java: 汎用型を使用するJavaプログラムにおいて、ワイルカードが意図する型についてのコンパイラによる推論。ジェネリクスを使用しているJavaプログラムをコンパイルする際、コンパイラがワイルドカードの型を推論する場合があります。たとえば、リストがList?と定義されていても、式を評価する際、コンパイラは、コードから特定の型を推論します。このシナリオは、ワイルドカード・キャプチャとして知られています。
ワイルドカードを使用したホスト名検証
WebLogic Server: デフォルトのWebLogic Serverホスト名検証と同様に機能するクラスですが、ワイルドカードを使用したホスト名検証では、証明書のSubject CommonName属性およびSubjectAlternativeName dnsName (SAN)証明書から取得されるホスト名にアスタリスク文字も使用できます。
ワイヤ
SOA Suite: ワイヤは、サービス・バインディング・コンポーネント、サービス・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントを完全なSOAコンポジット・アプリケーションに接続します。
WKA
Coherence Suite: Coherence Well Knownアドレス。クラスタ・メンバーがマルチキャストのかわりにユニキャストを使用してクラスタを検出し、それに参加できるようにする機能。マルチキャスト・ネットワーキングが望ましくないか使用できない環境やマルチキャストを適切にサポートするように構成されていない環境でWKAを使用することが普通です。WKAを有効にすると、すべてのクラスタでマルチキャスト通信が無効になります。
ラッパー・クラス
Java: オブジェクトにプリミティブ・データ型を配置するためのもの。多くの場合、ラッピングはコンパイラによって行われます。オブジェクトが予期されている場所にプリミティブ・データ型を使用すると、コンパイラにより、プリミティブ・データ型がラッパー・クラスでラッピングされます。同様に、プリミティブ・データ型が予期される場所に数値オブジェクトを使用すると、コンパイラにより、オブジェクトのラッピングが解除されます。
ライトビハインド・キャッシュ
Coherence Suite: キャッシュの更新技術。変更されたキャッシュ・エントリは、構成された遅延の後で、非同期的にデータ・ソースに書き込まれます。これは、キャッシュの挿入と更新にのみ適用されることに注意してください。データ・ソースからのキャッシュ・エントリの削除は、同期的に行われます。
ライトスルー・キャッシュ
Coherence Suite: キャッシュの更新技術。アプリケーションがキャッシュ内のデータの一部を更新する場合、その操作は、Coherenceがキャッシュ・ストア内をすべて確認し、基礎となるデータ・ソースにデータを正常に格納するまで完了しません。
WS-Trust
WS-Trustの仕様に定義されているように、WS-Securityで作成された拡張機能であり、セキュリティ・トークンのリクエストおよび発行を行う際のフレームワークを提供し、信頼関係を仲介します。