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Oracle® Fusion Middleware Oracle Event Processingのインストール
12c (12.1.3)
E57543-01
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Oracle® Fusion Middleware

Oracle Event Processingのインストール

12c (12.1.3)

E57543-01(原本部品番号:E48387-02)

2014年6月

このドキュメントでは、Oracle Event Processingのインストールおよび構成に役立つ情報を提供します。

この章では、次の項目について説明します。

1 Oracle Event Processingのインストールについて

このガイドでは、Oracle Event Processing 12c (12.1.3)の新しいOracleホームのインストール方法を説明します。

このガイドに示す手順を使用してOracle Event Processingをインストールした後、スタンドアロンのOracle Event Processingドメインを構成できます。Oracle Event Processingのスタンドアロン・サーバー・ドメインにOracle WebLogic Serverは必要ないことに注意してください。詳細は、『Oracle Event Processingの管理』のスタンドアロン・サーバー・ドメインに関する説明を参照してください。

以前のバージョンのOracle Event Processingを使用している場合、Oracle Event Processing 12c (12.1.3)のランタイム・ソフトウェアへのアップグレードはないことに注意してください。Oracle Event Processing 11gのスタンドアロン・サーバー・ドメインを作成済の場合は、Oracle Event Processing 12c (12.1.3)の新しいOracleホームをインストールした後、Oracle Event Processing 12cの新しいスタンドアロン・サーバー・ドメインを構成する必要があります。

Oracle Event Processing 11gの設計時ソフトウェアは、Eclipseプラグインとしてのみ使用可能でした。Oracle Event Processing 12c (12.1.3)では、Oracle JDeveloper 12c (12.1.3)を使用してOracle Event Processingアプリケーションを開発できます。Oracle JDeveloper 12c (12.1.3)へのOracle Event Processing Eclipseプロジェクトのインポートについては、『Oracle Event Processingスタート・ガイド』のOracle JDeveloperへのEclipseプロジェクトのインポートに関する説明を参照してください。

2 システム環境の検証

表1には、インストールおよび構成プロセスに先立って参照し理解する必要がある重要な情報が含まれています。ここでは、Oracle Event Processingをインストールおよび構成するために、ご使用の環境が適切に準備されていることを確認するための重要なタスクおよび判断項目を示します。

表1 システム環境を検証するためのタスク

タスク 説明 ドキュメント

動作保証要件およびシステム要件を確認します。

インストールと構成に向けて、対象のオペレーティング・システムが動作保証されていて、適切に構成されていることを確認します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の動作保証とシステム要件の確認に関する項を参照してください。

正しいインストール・ユーザーを指定します。

インストール・ユーザーが、ソフトウェアをインストールおよび構成するための適切な権限を持っていることを確認します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。

システムでインストールおよび構成のディレクトリを選択します。

推奨ディレクトリ構造に従って、インストールおよび構成に必要なディレクトリが作成できることを確認します。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成のためのディレクトリの選択に関する項を参照してください。

動作保証されたJDKをインストールします。

配布のインストール・プログラムは、ご使用のシステムで動作保証されたJDKを必要とします。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のJDKのインストールに関する項を参照してください。


3 製品の配布の入手

Oracle Event Processingの配布は、Oracle Technology Networkから入手可能です。

Oracle Event Processingを入手するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Technology Networkに移動します。

  2. fmw_12.1.3.0.0_oep_Disk1_1of1.zipを検索し、このファイルをご使用のシステムにダウンロードします。

  3. この.zipファイルの内容をシステムに抽出します。抽出されたファイルの1つはfmw_12.1.3.0.0_oep.jarで、製品のインストーラの実行およびシステムへのソフトウェアのインストールに使用されます(第4項)。

4 Oracle Event Processingのインストール

この項では、Oracle Event Processingソフトウェアのインストール方法およびOracleホーム・ディレクトリの作成方法を説明します。

この章では、次の項目について説明します。

4.1 インストール・プログラムの起動

インストール・プログラムを起動するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲット・システムにログインします。

  2. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  3. 次の例に示すとおり、ご使用のシステムのJDKディレクトリからjava実行可能ファイルを実行し、インストール・プログラムを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    /home/Oracle/jdk7_15/jdk1.7.0_15/bin/java -jar fmw_12.1.3.0.0_oep.jar
    

    Windowsオペレーティング・システムでは、~\javaw.exeでインストール・プログラムを起動できます。または、「スタート」メニューでcmd.exeを検索し、右クリックで「管理者として実行」を選択します。その後、コマンド・プロンプトで次のコマンドを使用できます。

    C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_15\bin\java -jar fmw_12.1.3.0.0_oep.jar
    

    これらの例におけるJDKの場所をシステムにおける実際のJDKの場所で必ず置換してください。

インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備が完了しています。各インストール・プログラム画面の詳細は、第4.2項を参照してください。


注意:

インストーラをサイレント・モードで起動して、インストール・プロセス中に構成オプションが表示されないようにすることもできます。サイレントまたはコマンド行のインストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのサイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用に関する項を参照してください。


4.2 インストール画面のナビゲート

インストール・プログラムでは表2に記載された順番で一連の画面が表示されます。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。

表2 Oracle Event Processingのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムで、初めてOracle製品をこのホストにインストールする場合にこの画面が表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択されたオペレーティング・システム・グループ名に対して、中央インベントリの場所への書込み権限が付与されていることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールでOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。

この画面は、Windowsオペレーティング・システムでは表示されません。

ようこそ

これは、製品インストーラの開始画面です。

インストールの場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。Oracle Event Processingはスタンドアロン製品として設計されているため、Oracle Event Processingを既存のOracleホームにインストールすることはできません。新しいOracleホームを作成する必要があります。

Oracle Fusion Middlewareディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングでインストールと構成のディレクトリの選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

この画面には、「Event Processing」または「Event Processingおよび例」という2つのオプションがあります。

オプションを切り替えて、インストール・タイプの下のリストでインストールされる項目を確認します。

前提条件のチェック

この画面で、システムが最小限の要件を満たしているかどうかが検証されます。

警告またはエラー・メッセージが表示された場合は、第2項に示すいずれかのドキュメントを参照できます。

インストール・サマリー

この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前と場所を指定します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

サイレント・インストールやコマンド行インストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールでサイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用方法に関する項を参照してください。

「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

進捗バーが100%完了になったら、「終了」をクリックしてインストーラを閉じるか、「次」をクリックしてサマリーを確認します。

インストール完了

画面上の情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


4.3 インストールの検証

インストールの完了後、次のタスクを正常に実行することでインストールを検証できます。

4.3.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。ログ・ファイルとその場所の詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのインストール・ログ・ファイルの理解に関する項を参照してください。

4.3.2 ディレクトリ構造のチェック

インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の「Oracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとは」を参照してください。Oracle Event Processingのインストールでは、ORACLE_HOMEoepフォルダが含まれます。


注意:

Windowsでは、OracleHomeの下にWebLogic Server 12c(12.1.3)というフォルダを示す「スタート」メニューのショートカットがあります。このショートカットはバグで、その内容は機能しません。


4.3.3 Oracleホームの内容の表示

viewInventoryスクリプトを使用すると、Oracleホームの内容を表示することもできます。詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracleホームの内容を表示する方法に関する項を参照してください。

5 Oracle Event Processingドメインの構成

Oracle Event ProcessingのインストールにOracle Fusion Middleware Infrastructureは含まれないため、スタンドアロン・サーバー・ドメインのみがOracle Event Processing用に作成されます。スタンドアロン・サーバー・ドメインの詳細は、『Oracle Event Processingの管理』のスタンドアロン・サーバー・ドメインに関する説明を参照してください。

スタンドアロン・ドメインの構成手順については、『Oracle Event Processingの管理』のスタンドアロン・サーバー・ドメインの作成に関する説明を参照してください。このドキュメントでは、ドメインの更新や、ドメインのサーバーの起動および停止を含む、Oracle Event Processingのその他の管理タスクについても説明しています。

6 Oracle Event Processingのアンインストール

この項では、Oracle Event Processingソフトウェアのアンインストール方法およびOracleホーム・ディレクトリの削除方法を説明します。

6.1 アンインストール・プログラムの起動

アンインストーラをWindowsオペレーティング・システムで起動する場合、次のいずれかを実行します。

  1. ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用して、ORACLE_HOME\oui\binディレクトリに移動し、deinstall.cmdをダブルクリックします。

  2. コマンド行で、ORACLE_HOME\oui\binに移動し、次のコマンドを入力します。

    deinstall.cmd
    
  3. 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」「Oracle」「OracleHome」「Uninstall Oracle Middleware」を選択します。

アンインストーラをUNIXオペレーティング・システムで起動するには、ORACLE_HOME/oui/binディレクトリに移動し、次のコマンドを入力します。

./deinstall.sh

6.2 アンインストール画面のナビゲート

アンインストール・プログラムによって、表3に列挙されている順に、一連の画面が表示されます。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。

表3 アンインストール画面と説明

画面 説明

ようこそ

この画面により製品アンインストーラが開始します。

アンインストール・サマリー

この画面は、アンインストールされるOracleホーム・ディレクトリとその内容を示しています。これが正しいディレクトリであることを確認してください。

「削除」をクリックして、ソフトウェアの削除を開始します。

アンインストールの進行状況

この画面にはアンインストールの進行状況が表示されます。

アンインストール完了

アンインストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認し、「終了(F)」をクリックしてアンインストーラを閉じます。


6.3 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

アンインストーラが終了した後、アンインストーラで削除されなかったOracleホーム・ディレクトリと既存のサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracleホーム・ディレクトリが/home/Oracle/product/Oracle_Homeの場合は、次のようにします。

> cd /home/Oracle/product
> rm -rf Oracle_Home

Windowsオペレーティング・システムでOracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Product\Oracle_Homeの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Productディレクトリに移動し、Oracle_Homeフォルダを右クリックしてから「削除」を選択します。

6.4 Windowsオペレーティング・システム上のプログラム・ショートカットの削除

Windowsオペレーティング・システムの場合は、プログラムのショートカットも手動で削除する必要があります(アンインストーラでは削除されません)。

C:\Program Data\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Oracle\Oracle Home\Productディレクトリに移動します。Oracleホームにインストールされている製品が1つのみの場合は、Oracle Homeディレクトリを削除してもかまいません。Oracleホームに複数の製品がインストールされている場合は、Oracle Homeを削除する前に、すべての製品を削除する必要があります。

7 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

お客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


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