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Oracle® Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール
12c (12.1.3)
E59410-01
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E インストール・ログ・ファイルおよび構成ログ・ファイルの構成

この付録では、インストーラおよび構成ウィザードによって作成されるログ・ファイルについて説明します。

ログ・ファイルには、インストールや構成に関する問題のトラブルシューティングに役立つ情報が記載されています。

この付録の内容は、次のとおりです。

E.1 インストール・ログ・ファイルの理解

デフォルトでは、インストーラはログ・ファイルをCentral_Inventory_Location/log (UNIXオペレーティング・システムの場合)またはCentral_Inventory_Location\logs (Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリに書き込みます。UNIXオペレーティング・システムでは、Oracle中央インベントリの場所が不明な場合は、次のディレクトリ(デフォルトの場所)に格納されているoraInst.locファイルでその場所を検索できます。

Windowsオペレーティング・システムの場合、中央インベントリ・ディレクトリの場所は%SystemDrive%\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。

次のインストール・ログ・ファイルは、ログ・ディレクトリに書き込まれます。

ロギング・レベルを変更してロギングの詳細情報を増減するには、次のようにします。

インストーラの起動時にコマンドラインから-logLevelオプションを指定します。次に例を示します。

java -jar fmw_infra_121200.jar -logLevel finer

時間の使用状況に関する情報をログに記録するには、次のようにします。

インストーラの起動時にコマンドラインから-printtimeオプションを指定します。-printtimeオプションでは、time<timestamp>.logファイルを作成して、要求されたOracle Universal Installerの操作(-installなど)の各種要素の実行にかかった時間に関する情報を記録します。次に例を示します。

java -jar fmw_infra_121200.jar -printtime

timeTakendate-time-stamp.logファイルおよびtimedate-time-stamp.logファイルについて、簡単に説明します。

E.2 構成ログ・ファイルの理解

構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次に示すとおり、-logオプションを指定して構成ウィザードを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./config.sh -log=log_filename -log_priority=log_level

Windowsオペレーティング・システムの場合:

config.cmd -log=log_filename -log_priority=log_level

-logおよび-log_priorityオプションの詳細は、表E-1を参照してください。

表E-1 構成ウィザードのログ・ファイルのオプション

オプション 説明

-log

ログ・ファイルの場所を指定します。

log_filenameに絶対パスを指定すると、その場所にログ・ファイルが作成されます。ファイル名のみを指定し、パスを指定しない場合、ログ・ファイルはOracleホームのlogsディレクトリに作成されます。

-logで指定できる他の値は次のとおりです。

  • stdout

    標準出力ストリームにエラー・メッセージを書き込みます。

  • stderr

    標準エラー・ストリームにエラー・メッセージを書き込みます。

  • disable

    デフォルトのロギングを無効にして、ORACLE_HOME/logs(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME\logs(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルが生成されないようにします。

-log_priority

ログに書き込む詳細レベルを指定します。

指定できる値は次のとおりです(詳細度の高い順)。

  • debug

  • info

  • warning

  • error

  • fatal