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Oracle® Fusion Middleware Oracle Infrastructure Webサービスの開発
12c (12.1.3)
E57566-01
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3 Oracle Infrastructure Webサービスの保護

この章では、Oracle Infrastructure Webサービスを保護する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

Webサービスのセキュリティの概要

Webサービス・セキュリティには次の側面があります。

これらのWebサービス・セキュリティの概念の詳細は、『Oracle Web Services Managerの理解』のWebサービスのセキュリティの概念の理解に関する項を参照してください。

Oracle Web Services Manager (WSM)は、異種の環境においてWebサービスのセキュリティを定義して実装できるように設計されています。たとえば、認証、認可、メッセージの暗号化と復号化、署名の生成と検証、および複数のWebサービス間のアイデンティティ伝播などを使用して、1つのトランザクションが完成します。さらに、OWSMには、サービスレベル契約に基づいてWebサービスを管理するためのツールが用意されています。たとえば、ユーザー(セキュリティ設計者やシステム管理者)は、Webサービスの可用性、レスポンス時間および請求目的で使用可能なその他の情報を定義できます。OWSMの詳細は、『Oracle Web Services Managerの理解』のOWSMポリシーのフレームワークの理解に関する説明を参照してください。

OWSMの事前定義済セキュリティ・ポリシーとアサーション・テンプレート

第2章「Oracle Infrastructure Webサービスへのポリシーのアタッチ」で説明されているように、OWSMには、Oracle Fusion Middlewareをインストールすると自動的に使用可能になる一連の事前定義済のポリシーおよびアサーション・テンプレートが用意されています。

次のカテゴリのセキュリティ・ポリシーおよびアサーション・テンプレートは、即時に利用可能です。

事前定義済のOWSMポリシーおよびアサーション・テンプレートの詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』の次の項を参照してください。

使用するセキュリティ・ポリシーを決定する際には、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』の使用するセキュリティ・ポリシーの決定に関する説明を参照してください。

セキュリティ・ポリシーのアタッチ

Oracle Infrastructure Webサービスおよびクライアントにセキュリティ・ポリシーをアタッチします。設計時にはOracle JDeveloperを使用して、実行時にはFusion Middleware Controlを使用して行います。詳細は、第2章「Oracle Infrastructure Webサービスへのポリシーのアタッチ」を参照してください。

セキュリティ・ポリシーの構成

セキュリティ・ポリシーを環境内で使用するには、あらかじめ構成する必要があります。セキュリティ・ポリシーの構成手順の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のWebサービスの保護に関する説明を参照してください。