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Oracle® Enterprise Data Qualityリリース・ノート
12c (12.1.3)
E59394-01
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Oracle® Enterprise Data Quality

リリース・ノート

12c (12.1.3)

E59394-01(原本部品番号:E51653-01)

2014年5月

このドキュメントでは、Oracle Enterprise Data Quality (EDQ) 12c (12.1.3)のリリース情報を示し、次の内容について説明します。

この内容を確認してから製品をインストールまたは使用することをお薦めします。

1 新機能と改善点

以降の項では、このリリースで導入された新機能と、改善点について説明します。

1.1 DIR-13825: Oracle Access Managerの統合

EDQはOracle Access Managerと統合できるようになりました。

1.2 DIR-12459 - XML形式の処理のドキュメント

EDQによるXMLデータの読取りおよび書出しの機能を記述した新しいドキュメントが追加されました。Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityの外部システムとの統合のXMLデータ・ファイルを処理するEDQの構成に関する項を参照してください。

1.3 DIR-13870 - 多くの表を含むデータベースの操作時のディレクタの改善。

スナップショット、外部参照データ、エクスポート・ウィザードが改善され、多数の表を含むデータベースをより適切に操作できるようになりました。スナップショット・ウィザードでは、SQLビューを切り換える、または表のリストがロードされる前に表名を入力できるようになりました。表のリストはすべてのウィザードでフィルタできます。

1.4 DIR-13871 - 参照データへの書込み機能

ディレクタで構成されたプロセス内の参照データ・セットへの書込みができるようになりました。これはステージングされたデータ・セットへの書込みと同じ方法で行われます。詳細は、ディレクタの参照データのヘルプ・トピックを参照してください。

2 解決されたバグ

以降の項では、このリリースで解決されたバグについて説明します。

2.1 BugDB # 18118843: EDQマージ属性プロセッサで属性名が自動的に変更される

属性を移動すると出力される名前が自動的に変更されます。これは修正されました。

2.2 BugDB # 17202807 - 基本となるデータがない場合にUIの結果ブラウザにデータベース・エラーが表示される

結果データが存在しないプロセスを選択すると、ディレクタの結果ブラウザおよびログに、適切なメッセージではなくデータベース・エラーが表示されます。「結果を表示する前にプロセスを実行する必要があります」というメッセージが表示されますが、エラーがログに書き込まれません。

2.3 BugDB # 17085911 - 複数のスナップショットを含むジョブが2回目に失敗した後はロック解除されない

ジョブに複数のデータ・ソースに接続している複数のデータ・ストアが含まれている場合、いずれかのデータ・ストアが存在しないファイルをポイントすると、ジョブは失敗します。しかし、ジョブの2回目の実行でエラーが発生した場合、3回目を実行しようとすると、「ジョブは実行中です」というメッセージが生成されます。この問題を解決する唯一の方法は、アプリケーション・サーバーを再起動することでした。現在、このようなジョブを再実行すると、ロックが解除されて開始されます。

2.4 BugDB # 16536222 - CMの移行およびアップグレード前の移行準備手順にケース・キー・チェッカを追加

ケース管理の移行前チェック・スクリプトでは、キーの移行を失敗させる問題が検出されなかったので、アップグレード全体が失敗する原因となっていました。この問題を解決するために、キー移行チェッカが移行前スクリプトに追加されました。

2.5 BugDB # 13623253 - 結果/ディレクタ・サービスが停止しているときの「ユーザー名/パスワードが間違っています」というメッセージ

結果サービスおよびディレクタ・サービスが実行していない状態でディレクタを起動すると、資格証明が有効であっても、ログイン画面に「ユーザー名/パスワードが間違っています」というメッセージが表示されました。現在、この場合は「サーバー構成エラー」が表示されるようになりました。

3 既知の問題と回避策

次の各項では、12c (12.1.3)で存在していた既知の問題と回避策について説明します。

3.1 BugDB # 18281806 - ダッシュボード公開が複合プロセッサから動作しない

ダッシュボード公開が複合プロセッサから正しく動作しない既知の問題があります。たとえば、ダッシュボード・メンバー・プロセッサとして選択され、親レベルで構成(ダッシュボード公開が動作中)された構成済監査チェックは、常に「表示するデータがありません」を表示して結果を公開します。しかし、複合プロセッサ以外で公開している場合は、同じプロセッサは正しく動作します。

3.2 BugDB # 18473996 - ダッシュボードでの誤ったサマリー値

ダッシュボードの索引値が、数値が16,500に達するまでしか予期したとおりに計算されない、既知の問題があります。その数値以降は、ダッシュボードは負の値を表示します。

3.3 BugDB # 18287262 - プロセスによる一意性の制約に違反する参照データの書込み時の誤ったエラー

参照データに書き込まれるデータが一意性の制約に違反する場合に、誤ったメッセージが返される、既知の問題があります。「プロセスは実行には有効ではありません」というメッセージは、一意性の違反ではなく、プロセス設計に問題があることを誤って示すものです。

4 アップグレードの考慮事項

次に、12c (12.1.3)にアップグレードする際の主な考慮事項を示します。

4.1 Oracle WebLogic Server環境でのアップグレード

  • Oracle Fusion MiddlewareのアップグレードのプランニングのOracle Fusion Middleware 12c (12.1.3)へのアップグレードの準備のためのガイドラインを参照してください。このドキュメントには、12c環境に移行するために理解する必要のある用語の変更についても記載されています。

  • 現在のEDQバージョンが11.1.1.7以降であり、かつOracle Universal Installer (OUI)を使用してインストールされた場合、アップグレード・アシスタントを使用して、直接12c (12.1.3)にアップグレードできます。EDQのバージョンがリリース11g (11.1.1.7)よりも前の場合、ソフトウェアをまず11.1.1.7以降にアップグレードしてから、その環境を12c (12.1.3)にアップグレードします。バージョン11.1.1.7にアップグレードするには、次に示す、Oracle Enterprise Data Qualityインストレーションおよびアップグレード・ガイド・リリース11g R1 (11.1.1.7)を参照してください。

    http://docs.oracle.com/cd/E48549_01/doc.11117/e40040/upgrade.htm#CIABBCGE

  • すべてのEDQコンポーネントは、アップグレード手順の最後に開始を求められるまで、停止したままである必要があります。WebLogic Serverコンソールは、アップグレード手順中に停止を求められるまで、実行したままである必要があります。

12c (12.1.3)にアップグレードするには、『Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityのインストールと構成』のWebLogic ServerでのEDQのアップグレードに関する項を参照してください。

4.2 Apache Tomcat環境でのアップグレード

EDQのバージョン12cへの直接のアップグレードは、Tomcatバージョン7からのみ実行できます。Tomcat 6を実行している場合、EDQのアップグレードを続行する前に、Tomcatをバージョン7にアップグレードする必要があります。次に示す、Apache Tomcatのドキュメントを参照してください。

http://tomcat.apache.org

12c (12.1.3)にアップグレードするには、『Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityのインストールと構成』のTomcat ServerでのEDQのアップグレードに関する項を参照してください。

5 関連ドキュメント

EDQの詳細は、Oracle Enterprise Data Qualityドキュメント・セットにある次のドキュメントを参照してください。

EDQドキュメント・ライブラリ

次の出版物がEDQのインストールと使用のために提供されています。

次の場所で、これらのガイドおよびすべてのOracle製品ドキュメントの最新バージョンを検索してください。

http://http://docs.oracle.com

オンライン・ヘルプ

オンライン・ヘルプは、すべてのOracle Enterprise Data Qualityユーザー・アプリケーションに提供されています。各アプリケーションで、[F1]キーを押すか、「ヘルプ」アイコンをクリックすることで表示できます。ディレクタのプロジェクト・ブラウザの主なノードには、ヘルプ・ページに統合されたリンクが含まれます。それらにアクセスするには、ノードを選択して[F1]を押すか、またはプロジェクト・ブラウザでオブジェクトを右クリックして「ヘルプ」を選択します。ディレクタ・ツール・パレットのEDQプロセッサには、統合されたヘルプ・トピックも含まれます。これにアクセスするには、キャンバスでプロセッサを右クリックして「プロセッサ・ヘルプ」を選択するか、キャンバスかツール・パレットでプロセッサを左クリックして[F1]を押します。

6 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


Oracle Enterprise Data Qualityリリース・ノート、12c (12.1.3)

E59394-01

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