リリース・ノート
12c (12.1.3)
E59394-01(原本部品番号:E51653-01)
2014年5月
このドキュメントでは、Oracle Enterprise Data Quality (EDQ) 12c (12.1.3)のリリース情報を示し、次の内容について説明します。
この内容を確認してから製品をインストールまたは使用することをお薦めします。
以降の項では、このリリースで導入された新機能と、改善点について説明します。
EDQによるXMLデータの読取りおよび書出しの機能を記述した新しいドキュメントが追加されました。Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityの外部システムとの統合のXMLデータ・ファイルを処理するEDQの構成に関する項を参照してください。
以降の項では、このリリースで解決されたバグについて説明します。
結果データが存在しないプロセスを選択すると、ディレクタの結果ブラウザおよびログに、適切なメッセージではなくデータベース・エラーが表示されます。「結果を表示する前にプロセスを実行する必要があります」というメッセージが表示されますが、エラーがログに書き込まれません。
ジョブに複数のデータ・ソースに接続している複数のデータ・ストアが含まれている場合、いずれかのデータ・ストアが存在しないファイルをポイントすると、ジョブは失敗します。しかし、ジョブの2回目の実行でエラーが発生した場合、3回目を実行しようとすると、「ジョブは実行中です」というメッセージが生成されます。この問題を解決する唯一の方法は、アプリケーション・サーバーを再起動することでした。現在、このようなジョブを再実行すると、ロックが解除されて開始されます。
次の各項では、12c (12.1.3)で存在していた既知の問題と回避策について説明します。
ダッシュボード公開が複合プロセッサから正しく動作しない既知の問題があります。たとえば、ダッシュボード・メンバー・プロセッサとして選択され、親レベルで構成(ダッシュボード公開が動作中)された構成済監査チェックは、常に「表示するデータがありません」を表示して結果を公開します。しかし、複合プロセッサ以外で公開している場合は、同じプロセッサは正しく動作します。
次に、12c (12.1.3)にアップグレードする際の主な考慮事項を示します。
Oracle Fusion MiddlewareのアップグレードのプランニングのOracle Fusion Middleware 12c (12.1.3)へのアップグレードの準備のためのガイドラインを参照してください。このドキュメントには、12c環境に移行するために理解する必要のある用語の変更についても記載されています。
現在のEDQバージョンが11.1.1.7以降であり、かつOracle Universal Installer (OUI)を使用してインストールされた場合、アップグレード・アシスタントを使用して、直接12c (12.1.3)にアップグレードできます。EDQのバージョンがリリース11g (11.1.1.7)よりも前の場合、ソフトウェアをまず11.1.1.7以降にアップグレードしてから、その環境を12c (12.1.3)にアップグレードします。バージョン11.1.1.7にアップグレードするには、次に示す、Oracle Enterprise Data Qualityインストレーションおよびアップグレード・ガイド・リリース11g R1 (11.1.1.7)を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E48549_01/doc.11117/e40040/upgrade.htm#CIABBCGE
すべてのEDQコンポーネントは、アップグレード手順の最後に開始を求められるまで、停止したままである必要があります。WebLogic Serverコンソールは、アップグレード手順中に停止を求められるまで、実行したままである必要があります。
12c (12.1.3)にアップグレードするには、『Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityのインストールと構成』のWebLogic ServerでのEDQのアップグレードに関する項を参照してください。
EDQのバージョン12cへの直接のアップグレードは、Tomcatバージョン7からのみ実行できます。Tomcat 6を実行している場合、EDQのアップグレードを続行する前に、Tomcatをバージョン7にアップグレードする必要があります。次に示す、Apache Tomcatのドキュメントを参照してください。
12c (12.1.3)にアップグレードするには、『Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityのインストールと構成』のTomcat ServerでのEDQのアップグレードに関する項を参照してください。
EDQの詳細は、Oracle Enterprise Data Qualityドキュメント・セットにある次のドキュメントを参照してください。
EDQドキュメント・ライブラリ
次の出版物がEDQのインストールと使用のために提供されています。
『Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityリリース・ノート』
Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityのインストールと構成
『Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityの管理』
『Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityの理解』
Oracle Fusion Middleware Enterprise Data Qualityの外部システムとの統合
Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Data Qualityの保護
Oracle Enterprise Data Qualityアドレス検証サーバーのインストレーションおよびアップグレード・ガイド
Oracle Enterprise Data Qualityアドレス検証サーバー・リリース・ノート
次の場所で、これらのガイドおよびすべてのOracle製品ドキュメントの最新バージョンを検索してください。
オンライン・ヘルプ
オンライン・ヘルプは、すべてのOracle Enterprise Data Qualityユーザー・アプリケーションに提供されています。各アプリケーションで、[F1]キーを押すか、「ヘルプ」アイコンをクリックすることで表示できます。ディレクタのプロジェクト・ブラウザの主なノードには、ヘルプ・ページに統合されたリンクが含まれます。それらにアクセスするには、ノードを選択して[F1]を押すか、またはプロジェクト・ブラウザでオブジェクトを右クリックして「ヘルプ」を選択します。ディレクタ・ツール・パレットのEDQプロセッサには、統合されたヘルプ・トピックも含まれます。これにアクセスするには、キャンバスでプロセッサを右クリックして「プロセッサ・ヘルプ」を選択するか、キャンバスかツール・パレットでプロセッサを左クリックして[F1]を押します。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
Oracle Enterprise Data Qualityリリース・ノート、12c (12.1.3)
E59394-01
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