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Oracle® Fusion Middleware Oracle Security Developer Toolsによるアプリケーションの開発
12c (12.1.3)
E59423-01
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Oracleセキュリティ開発ツールの新機能

この章では、Oracleセキュリティ開発ツールの新機能および変更された機能について説明します。

この項に含まれる内容は次のとおりです。

12c (12.1.3)の2014年9月のドキュメント改訂における更新

『Oracle Security Developer Toolsによるアプリケーションの開発』のこのエディションには、ユーザビリティの強化および編集上の修正が含まれています。

11gリリース1 (11.1.1.7.0)の新機能

新しいJava APIリファレンスがすべてのツールに対して公開されました。

11gリリース1 (11.1.1.6.0)の新機能

11gリリース1パッチ・セット5では、次の機能が提供されます。

  • JWTツールキット

    詳細は、第13章「Oracle JSON Web Token」を参照してください。

このドキュメントには、次の更新が含まれています。

  • 図は改訂されました。

  • ドキュメントの正誤情報は修正されました。

リリース11g(11.1.1)の新機能

Oracleセキュリティ開発ツールの新機能は次のとおりです。

  • すべての上位レベルのツールキットで、パラメータとして、Oracle暗号鍵と証明書のかわりにJCEキーと証明書が取得されるようになりました。

    これにより、任意のJCEプロバイダ、特にハードウェアベースのJCEプロバイダを使用できます。


    注意:

    この変更のため、11gリリース1のAPIは、11g以前のものとは互換性がありません。既存のコードを変更して、11gのOracleセキュリティ開発ツールでコンパイルする必要があります。

  • Web Services Security 1.1のサポート。これには、次のものが含まれます。

    • KerberosおよびSAML 2.0プロファイルの実装

    • WS-i BSPの準拠

  • Oracle Security Engineをコールしていたツールキット階層の上位レイヤーが、新しいJCE Providerの暗号化機能をコールします。

    図1-2は、ツールキット内のツール間の関係を示しています。

Oracle SAMLの変更点

Oracle Fusion Middleware 11gでは、SAML2ライブラリのほとんどのクラスが更新されています。修正点は、主に次のカテゴリに分類されます。

スキーマのエラー

これらのエラーには、不正確なスペルのXML要素や属性名、不正確なネームスペースURI、子要素の不正確な順序などがあります。

無関係なネームスペースの宣言

多くのクラスでは、同じネームスペースでデフォルトの宣言と接頭辞がバインドされた宣言の両方が出力されていました。これにより、一部のXMLパーサーとSOAP実装で問題が発生し、一部のサード・パーティのSAMLソフトウェアでXML署名の検証エラーの原因になっていました。

修正により、余分なデフォルトのネームスペース宣言が削除され、接頭辞がバインドされた宣言のみが残されます。

欠落しているネームスペースの宣言

一部のSAMLクラスでは、ネームスペースの接頭辞を宣言する必要がありました。

無関係なxsi:typeの宣言

多くのクラスでは、具体的なXML要素タイプ名とxsi:typeの両方を宣言していました。これは冗長で混乱を招くため、拡張XMLタイプのみで要素のxsi:typeを宣言するようにしてください。

ブール型の不完全なサポート

XML要素にxsd:boolean型の属性を実装する一部のクラスは、trueとfalseの値のみを認識していましたが、1と0の値も使用できます。