ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorの管理
12c (12.1.3)
E59403-01
  目次へ移動
目次

前
 
次
 

5 データ・サービスの生成およびデプロイ

この章では、Oracle Data Integratorを使用してデータ・サービスを生成およびデプロイする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

5.1 データ・サービスの生成およびデプロイ

モデル、データ・ソースおよびコンテナを構成した後は、データ・サービスを生成してデプロイできます。モデルにデータ・サービスを生成すると、モデル・レベルのデータ・サービスおよび選択したデータストアのデータ・サービスがモデルに生成されます。

モデルにデータ・サービスを生成するには:

  1. デザイナ・ナビゲータの「モデル」ツリーで、モデルを選択します。

  2. 右クリックして「サービスの生成」を選択します。「データ・サービスを生成中」ウィンドウが開きます。

  3. 「データ・サービスを生成中」ウィンドウで、次の各フィールドに値を入力します。

    • 生成されたデータ・サービスを格納: 生成されたソース・コードおよびコンパイルされたWebサービスがここに配置されます。このディレクトリは、生成後に削除できる一時的な場所です。データ・サービスに対して生成されたソース・コードをここで確認できます。

    • コンテキスト: データ・サービスを生成してデプロイするコンテキスト。このコンテキストの選択は、次の3つに影響します。

      • 生成時のJDBC/Javaデータ型バインディングの決定

      • データの提供に使用される物理スキーマの決定

      • デプロイ先の物理Webサービス・コンテナの決定

    • 生成フェーズ: 1つ以上の生成フェーズを選択します。通常のデプロイでは、3つのフェーズすべてを選択する必要があります。ただし、新規のSKMをテストする場合などには、生成フェーズのみを実行すると便利です。各フェーズの意味は、次の表を参照してください。

  4. 「OK」をクリックし、データ・サービスの生成およびデプロイを開始します。

フェーズ 説明

コードの生成

このフェーズは、次の操作を実行します。

  • 生成ディレクトリの内容を削除します。

  • SKMのコード・テンプレートを使用して、データ・サービスのJavaソース・コードを生成します。

コンパイル

このフェーズは、次の操作を実行します。

  • Webサービス・フレームワークを抽出します。

  • Javaソース・コードをコンパイルします。

デプロイメント

このフェーズは、次の操作を実行します。

  • コンパイル・コードをパッケージ化します。

  • コンテナに対して選択したデプロイ方法を使用して、パッケージをデプロイ・ターゲットにデプロイします。


5.2 生成サービスの概要

Oracle Data Integratorで生成されるデータ・サービスには、モデル・レベルのサービスとデータストア・レベルのサービスがあります。次に、これらのサービスについて説明します。

モデル・レベルのサービス

モデルが一貫性セットCDCに対応している場合、データ・サービスはモデル・レベルで生成されます。

モデル・レベルでは、次のサービスを使用できます。

これらの操作の詳細は、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』の「ジャーナル化の使用」を参照してください。

データストア・レベルのサービス

生成された各データ・サービスによって提供される操作の範囲は、その生成に使用されたSKMに応じて異なります。Oracle Data Integratorに付属するSKMでは、複数の共通プロパティを共有しています。ほとんどの場合、公開されるエンティティの名前が各操作の名前の一部となります。次に、公開エンティティCustomerを使用した例を示します。

データストア・レベルでは、次の操作を使用できます。

5.3 データ・サービスのテスト

生成されたデータ・サービスをテストする最も簡単な方法は、OdiInvokeWebService Oracle Data Integratorツールのグラフィカル・インタフェースを使用することです。この件の詳細は、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』の「Webサービスの使用」を参照してください。