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Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理
12c (12.1.3)
E59414-02
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1 概要

この章では、OWSMを使用したWebサービス・セキュリティとポリシー管理の概要を示します。

この章の内容は次のとおりです。

このマニュアルおよびこの他のマニュアルに、なじみのない用語が出てきた場合は、用語集で定義を確認してください。

1.1 Webサービス・セキュリティとポリシー管理

Oracle Web Services Manager (OWSM)には、組織全体で一貫してWebサービスを管理および保護するためのポリシー・フレームワークが備わっています。OWSMの詳細は、『Oracle Web Services Managerの理解』を参照してください。

OWSMは、開発者が設計時に使用することも、システム管理者が本番環境で使用することも可能です。

  • アプリケーション開発者は、Oracle JDeveloperを使用して、OWSMポリシー・フレームワークのセキュリティと管理機能を活用します。詳細は、『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』における「Webサービスの開発および管理」を参照してください。

  • システム管理者は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlまたはコマンド行インタフェースのWebLogic Scripting Tool (WLST)を使用して、デプロイ後のOWSMを活用できます。

使用環境のWeb環境を保護するためのOWSMの詳細な使用方法は、事前定義済ポリシーおよびアサーションを含め、このドキュメント全体を通して説明されています。

OWSMフレームワークを使用して、表1-1に示されているタイプやカテゴリのOracle Webサービスを保護できます。WebサービスのカテゴリおよびWebサービスとクライアントのタイプの詳細は、Webサービスの理解のOracle Fusion Middleware 12cのWebサービスの概要に関する項を参照してください。

表1-1 OWSMを使用して保護できるOracle Webサービスのカテゴリ

Webサービスのカテゴリ Webサービスとクライアントのタイプ

Oracle Infrastructure Webサービス

Oracle ADFサービス

  • ADFビジネス・コンポーネント・サービス(SOAPおよびRESTful)

  • ADF Webアプリケーション(SOAPおよびRESTful)

  • ADFデータ・コントロール(SOAPのみ)


Oracle Enterprise Scheduler

  • Webサービス・ジョブおよびコントロール・サービス(SOAPのみ)


Oracle Service Bus

  • ビジネスおよびプロキシ・サービス(SOAP、RESTful)

  • JCAアダプタ

注意: OWSMポリシーのサブセットを非SOAP HTTPエンドポイントにアタッチすることも可能です。詳細は、『Oracle Service Busでのサービスの開発』のHTTPトランスポートを使用するWSDL (非SOAP)、XMLおよびメッセージ・サービス・タイプでサポートされるOracle WSMシード・ポリシーを参照してください。


Oracle SOA Webサービス

  • サービス・コンポーネント(SOAPおよびRESTful)

  • サービスおよび参照バインディング・コンポーネント(SOAPおよびRESTful)

  • JCAアダプタ

Java EE (WebLogic) Webサービス

  • JAX-WS (SOAP) Webサービス

  • JAX-RS (RESTful) Webサービス