Oracle® Fusion Middleware DockerでのOracle WebLogic Server 12.1.3の実行 12c (12.1.3) E64866-03 |
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この項では、DockerコンテナでWebLogic Server 12.1.3イメージを稼働する際に関してよくある質問とそれに対する回答について説明します。
はい。WebLogic 12.1.3は、Oracle Linux 6.5/7およびRed Hat Linux 7でサポートおよび動作保証されています。サポートされているWebLogic Server Dockerイメージの動作保証の詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/oracleas-supported-virtualization-089265.html
を参照してください。
はい。GitHubで公開されているサンプルのDockerfilesおよびスクリプトを使用できます。詳細は、「DockerでのWebLogic Serverイメージのビルド」を参照してください。
いいえ。ただし、オラクル社では、WebLogic Server Dockerイメージを作成できるサンプルのDockerfilesおよびサポート・スクリプトをGitHubで公開しています。詳細は、「GitHubのDockerfileおよびスクリプトについて」を参照してください。
コンテナは、イメージのinstancesです。それぞれのコンテナは、コピー・オン・ライトの技法を使用して独自のファイルシステムを取得します。Dockerでは、ユニオン・ファイルシステムを使用しています。コンテナのデータは、次の3つの方法で保持されます。
コンテナ・ユニオン・ファイルシステム(デフォルト) — コピー・オン・ライト
データ・ボリューム — フォルダが、ホスト上のフォルダにマッピングされます。
データ・ボリューム・コンテナ — フォルダが、他のコンテナ上のフォルダにマッピングされます。
Oracleは、「従来の」WebLogic Serverデプロイメント(WebLogicドメインとクラスタを持ち、各クラスタに複数のサーバーが存在)に対して、単一のホスト環境のみをサポートします。これは、異なるマシン(ホスト)上で実行されるDockerコンテナに、ともにネットワーク化されていない他のコンテナと直接通信するために必要な可視性とアクセスがないためです。図1-4「単一ホストにまたがるDockerコンテナのWebLogicクラスタ」を参照してください。
ただし、コンテナの構成におけるDocker方式と一致するトポロジに対しては、単一ホストおよび複数ホストの両環境をサポートします。コンテナ化されたアプリケーションとサービスのDocker方式の構成は、すべてのリソース、共有ライブラリおよびデプロイメントを含む管理サーバーのみを実行するように設計されたコンテナから構成されます。そのようなコンテナはすべて、単一の物理または仮想サーバーLinuxホスト上(図1-5「単一ホスト上にコンテナ化されたOracle WebLogic Serverアプリケーション」参照)、または、複数の物理または仮想サーバーLinuxホスト上(図1-6「複数ホスト上にコンテナ化されたOracle WebLogic Serverアプリケーション」参照)に存在できます。
詳細は、「Dockerコンテナの非クラスタ化WebLogic Serverドメイン」を参照してください。
DockerのWebLogic Serverへのパッチ適用および/またはアップグレードの詳細は、「WebLogic Serverイメージへのパッチ適用およびアップグレード」を参照してください。
現時点では、オーケストレーション・レイヤーはサポートされていません。
DockerではOracle WebLogic Server 12.1.3のみが動作保証されています。http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/oracleas-supported-virtualization-089265.html
を参照してください。