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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server 12.1.3 JDBCデータ・ソースの管理
12c (12.1.3)
E56266-09
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14 WebLogic ServerでのJDBCドライバの使用方法

この章では、WebLogic Server 12.1.3でのJDBCドライバの設定方法および使用方法を説明します。

この章には次の項が含まれます:

JDBCドライバのサポート

WebLogic Serverでは、アプリケーション・データ・アクセスおよびデータベース依存機能がサポートされています。詳細は、『Oracle WebLogic Serverの新機能』のデータベースの相互運用性に関する項を参照してください。

WebLogic ServerとともにインストールされるJDBCドライバ

Oracle Thinドライバのバージョン12cは、Oracle WebLogic Serverとともにインストールされます。

  • ojdbc7.jarojdbc7_g.jarojdbc7dms.jar (JDK7の場合)

  • ojdbc6.jarojdbc6_g.jarojdbc6dms.jar (JDK 6の場合)


注意:

WebLogic Serverとともに、WebLogicブランドのDataDirectのドライバもインストールされます。詳細は、「WebLogicブランドのDataDirectドライバの使用」を参照してください。

WebLogic Serverとともに、Oracle Thinドライバに加えて、mySQL 5.1.x (mysql-connector-java-commercial-5.1.22-bin.jar) JDBCドライバもインストールされます。

これらのドライバは、$ORACLE_HOME/oracle_common/modulesのサブディレクトリにインストールされます。これらのファイルはweblogic.jarファイルのマニフェストに直接または間接的に含まれるので、サーバーの開始時に自動的にロードされます。そのため、これらのJDBCドライバをCLASSPATHに追加する必要はありません。Oracleドライバの場合、デフォルトではojdbc7.jarが含まれます。WebLogic Serverとともにインストールされるドライバの異なるバージョンを使用する予定の場合は、「JDBCドライバの追加または更新」を参照してください。


注意:

WebLogic Serverでは、WebLogic ServerサンプルとともにDerby DBMSのバージョンがWL_HOME\common\derbyディレクトリにインストールされます。Derbyは、すべてJavaで作成されたDBMS製品で、WebLogic ServerサンプルのデモンストレーションをサポートするためにWebLogic Serverディストリビューションに含まれています。Derbyの詳細は、http://db.apache.org/derbyを参照してください。

サードパーティJDBCドライバの使用

WebLogic ServerとともにインストールされないサードパーティJDBCドライバを使用する予定がある場合、ドライバ・ファイルへのパスでCLASSPATHを更新することにより、それらのドライバ・ファイルをインストールする必要があります。「JDBCドライバの追加または更新」を参照してください。

サポート対象のJDBCドライバの詳細は、『Oracle WebLogic Serverの新機能』のサポート対象の構成に関する項およびデータベースの相互運用性に関する項を参照してください。

JDBCドライバの追加または更新


注意:

OPatchを使用してJDBCドライバを更新することをお薦めします。

新しいJDBCドライバを追加または既存のJDBCドライバを更新するには、次のようにします。

  1. 既存のJDBCドライバを更新する場合、対応するJARファイルのバックアップ・コピーを作成します。WebLogic Serverとともにインストールされるドライバは、$ORACLE_HOME/oracle_common/modulesディレクトリのサブディレクトリにあります。

  2. 適切な場所に、新しいドライバJARを追加するか、または更新されたJARで既存のJARを置き換えます。

  3. CLASSPATHを変更する必要があるかどうかを判断します。

    • JDBCドライバJARがWebLogic Serverとともにインストールされ、置き換えるJARの名前が同じ場合、CLASSPATHを変更する必要はありません。これらのファイルはweblogic.jarファイルのマニフェストに直接または間接的に含まれるので、サーバーの開始時に自動的にロードされます。

    • 新しいJDBCドライバを追加する場合、または置き換えるJARの名前が元のJARと異なるJDBCドライバを更新する場合、次の手順を実行します。

      • すべてのドメインで、WL_HOME/common/bincommEnv.cmd/shスクリプトを編集し、使用するJARファイルをWEBLOGIC_CLASSPATH環境変数の先頭に追加します。使用するJARはクライアントJARファイルの前にある必要があります。

      • 特定のWebLogic Serverドメインに対し、そのドメインのbinディレクトリにあるsetDomainEnv.cmd/shスクリプトを編集し、そのJARファイルをPRE_CLASSPATH環境変数の先頭に追加します。使用するJARはクライアントJARファイルの前にある必要があります。


        注意:

        setDomainEnvは、startWebLogicスクリプトなどの他のスクリプトがソースとなるように指定されます。setDomainEnvは、インタラクティブ・シェル内から直接呼び出さないでください。そうすることにより、使用するドメインで予期できない問題が発生する可能性があります。

Oracle Thinドライバのグローバリゼーション・サポート

Oracle Thinドライバでのグローバリゼーション・サポートのために、Oracleではnls_charset.zipにかわるorai18n.jarファイルを提供しています。Oracleのオブジェクト型およびコレクションにおいて、CHARおよびNCHAR型のデータに、US7ASCIIWE8DECWE8ISO8859P1およびUTF8以外の文字セットを使用する場合、CLASSPATHorai18n.jarおよびorai18n-mapping.jarを含める必要があります。

orai18n.jarおよびorai18n-mapping.jarは、WebLogic Serverインストールにより、ORACLE_HOME\oracle_common\modules\oracle.nlsrtl_12.1.0フォルダに格納されます。これらのファイルは、weblogic.jar manifestマニフェスト・ファイルからは参照されないため、使用前にCLASSPATHに追加する必要があります。

デバッグ・モードでのOracle Thinドライバの使用方法

ORACLE_HOME\oracle_common\modules\oracle.jdbc_12.1.0フォルダには、ojdbc6_g.jarファイル(JDK 6の場合)とojdbc7_g.jarファイル(JDK7の場合)があります。これらは、デバッグおよび追跡をサポートするクラスを備えたOracle Thinドライバのバージョンです。Oracle Thinドライバをデバッグ・モードで使用するには、CLASSPATHの先頭に、これらのファイルへのパスを追加します。