Oracle® Fusion Middleware Fusion Middleware 12.1.3 ドメイン・テンプレート・リファレンス 12c (12.1.3) E56261-01 |
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この章では、WebLogic Server 12.1.3のインストールで提供される次のWebLogicドメイン・テンプレートについて説明します。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「テンプレート」画面でこれらのテンプレートを選択することで、ドメインの作成または拡張ができます。
表2-1 Oracle WebLogic ServerおよびWorkshop for WebLogicテンプレート
テンプレート | 説明 |
---|---|
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基本的なWebLogic Serverドメインを作成します。 |
WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレート |
WebLogic Serverのスターター・ドメインを作成します。 |
WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレート |
Webサービスの信頼性のあるメッセージング、バッファリング、JMSトランスポートなどの高度なJAX-RPC Webサービスに必要な機能を追加するために、既存のWebLogic Serverドメインを拡張します。 |
WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレート |
非同期メッセージング、Webサービスの信頼性のあるメッセージング、メッセージ・バッファリング、Webサービスの原子性トランザクションおよびWS-SecureConversationを使用したセキュリティなどの高度なWebサービスに必要な機能を追加するためにドメインを拡張します。 |
WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレート |
ドメインを拡張して、JAX-WS WebサービスでSOAP over JMSトランスポートを使用するために必要なリソースを含めます。 |
Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン・テンプレート |
Avitek Medical Recordsのサンプル・ドメインを作成するために基本WebLogic Serverドメインを拡張します。このドメインは、J2EEプラットフォームのすべての側面を示すWebLogic Serverのサンプル・アプリケーション・スイートです。 |
Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン・テンプレート(Springバージョン) |
基本WebLogic Serverドメインを拡張してSpring用のAvitek Medical Recordsサンプル・ドメインを作成します。このドメインは、J2EEプラットフォームのすべての側面を示すWebLogic Serverのサンプル・アプリケーション・スイートです。 |
WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレート |
WebLogic Serverの導入によって新しいユーザーを支援するように設計されたWebアプリケーションで基本WebLogic Serverドメインを拡張します。Webアプリケーションを実行すると、ユーザーはWebLogic Server機能のハイライトなど、様々なトピックの情報に関する内容を確認できます。このwebアプリケーションから構成済、コンパイル済の複数のサンプルを実行することもできます。この拡張テンプレートのリソースは、WebLogic Serverサンプル・ドメインで必要です。 |
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基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートおよびWebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートのリソースに含まれるWebLogic Serverドメインを拡張して、完全なWebLogic Serverサンプル・ドメインを作成します。WebLogic Serverサンプル・ドメインには、個々のJ2EEおよびWebLogic Server APIをコード化するためのベスト・プラクティスを説明するサンプル群が含まれています。 |
製品をインストールすると、事前定義済の基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートが1つインストールされます。事前定義済の他のすべてのテンプレートは、基本WebLogic Serverドメインにリソース、サービス、およびアプリケーションを追加するために使用する拡張テンプレートです。これらの事前定義済テンプレートを構成ウィザードまたはWLSTとともに使用すると、ドメインの作成や拡張を簡単に行うことができます。
次の表には、基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートの基本情報が記載されています。テンプレート名には、構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」画面および「拡張ソースの選択」画面にある製品リストに表示されたテンプレートの名前がそのまま表示されます。
次の表には、基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートで作成されるドメイン内で構成されるリソースとサービスを示しています。
表2-3 基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソース
リソースの種類 | 名前 | ノート |
---|---|---|
管理サーバー |
AdminServer |
管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。
ドメインの作成に構成ウィザードまたはWLSTオフラインを使用し、管理サーバー名をデフォルト名のAdminServerとは別の名前にする場合、名前は手動で構成する必要があります。拡張テンプレートを適用した後には名前を変更できません。 構成ウィザードでドメインを作成するときの管理サーバー名のカスタマイズ方法の詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』のWebLogicドメインの作成に関する項を参照してください。 WLSTオフラインでドメインを作成するときの管理サーバー名のカスタマイズ方法の詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』のWLSTオフラインを使用したWebLogicドメインの作成と構成に関する項を参照してください。 次のWLSTオフライン・サンプル・コード・スニペットは、デフォルトの管理サーバー名であるAdminServerをMedRecServerに変更する方法を示しています。 #-----------------------------------# Read the Basic WebLogic Server Domain template readTemplate('d:/MW_HOME/wlserver/common/templates/wls/wls.jar') #Change the Administration Server name. cd('Servers/AdminServer') set('Name', 'MedRecServer') #----------------------------------- |
セキュリティ・レルム |
myrealm |
これは、デフォルトの(アクティブな)WebLogic Serverセキュリティ・レルムです。管理者のユーザー・アカウントである |
製品をインストールすると、事前定義済のWebLogic Serverドメイン・テンプレートも1つインストールされます。このテンプレートには、デフォルトのドメイン構成設定およびテンプレートの使用を開始するための「ようこそ」ページを提供するアプリケーションが含まれています。これらの事前定義済テンプレートを構成ウィザードまたはWLSTとともに使用すると、ドメインの作成や拡張を簡単に実行できます。
次の表には、WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレートの基本情報が記載されています。
表2-4 WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレートの情報
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
ドメイン |
構成ウィザードでのテンプレート名 |
このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。 |
テンプレートJARファイルと場所 |
WL_HOME\common\templates\wls\wls_starter.jar |
テンプレート依存 |
基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート |
次の表には、基本WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレートで作成されたドメインで構成されるリソースとサービスを示しています。
表2-5 WebLogic Serverスターター・ドメインで構成されるリソース
リソースの種類 | 名前 | ノート |
---|---|---|
管理サーバー |
AdminServer |
管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。
ドメインの作成に構成ウィザードまたはWLSTオフラインを使用し、管理サーバー名をデフォルト名のAdminServerとは別の名前にする場合、名前は手動で構成する必要があります。拡張テンプレートを適用した後には名前を変更できません。 構成ウィザードでドメインを作成するときの管理サーバー名のカスタマイズ方法の詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』のWebLogicドメインの作成に関する項を参照してください。 WLSTオフラインでドメインを作成するときの管理サーバー名のカスタマイズ方法の詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』のWLSTオフラインを使用したWebLogicドメインの作成に関する項を参照してください。 次のWLSTオフライン・サンプル・コード・スニペットは、デフォルトの管理サーバー名であるAdminServerをMedRecServerに変更する方法を示しています。 #-----------------------------------# Read the Basic WebLogic Server Domain template readTemplate('d:/MW_HOME/wlserver/common/templates/wls/wls.jar') #Change the Administration Server name. cd('Servers/AdminServer') set('Name', 'MedRecServer') #----------------------------------- |
セキュリティ・レルム |
myrealm |
デフォルトの(アクティブな)WebLogic Serverセキュリティ・レルム。 |
アプリケーション・デプロイメント |
wl_starter |
初期ドメインにデプロイしたサンプルWebアプリケーション。 |
構成ウィザードまたはWLSTを使用すると、基本的なWebLogic Serverドメインを拡張して高度なJAX-RPC Webサービスを使用するために必要なリソースを簡単に含めることができます。これは、WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレートで提供されるリソースやサービスを基本的なWebLogic Serverドメインに追加することによって達成できます。
次の表には、WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレートの基本情報が記載されています。
表2-6 WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレートの情報
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
カテゴリ |
Oracle WebLogic ServerおよびCoherence |
テンプレート名とバージョン |
WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC Extension - 12.1.3.0 |
テンプレート依存 |
基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート |
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\oracle_common\common\templates\wls\oracle.wls-webservice-template_12.1.3.jar |
この表に、WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPCテンプレートで拡張されたドメインに構成されるリソースとサービスが記載されています。
表2-7 WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPCドメインで構成されるリソース
リソースの種類 | 名前 | 拡張の結果 |
---|---|---|
管理サーバー |
AdminServer |
基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。拡張テンプレートで参照される管理サーバーはcgServerです。 管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。
ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。 |
セキュリティ・レルム |
myrealm |
基本WebLogic Serverドメインによって提供されたデフォルトのセキュリティ・レルムを使用します。 |
ファイル・ストア |
WseeFileStore |
WseeJmsServer JMSサーバーの永続ストアとして使用するファイル・ストアを追加します。このファイル・ストアは管理サーバーにターゲット指定されます。 |
SAFエージェント |
ReliableWseeSAFAgent |
WseeFileStoreを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。SAFエージェントによって信頼性のあるメッセージの受信と処理が制御されます。 |
JMSキュー |
WseeMessageQueue |
JMSキューをJMSサーバーであるWseeJMSServerに追加します。 キューは、JMSModules/モジュールの名前で、WseeJMSModuleの下にあります。 |
JMSキュー |
WseeCallbackQueue |
JMSキューをJMSサーバーであるWseeJMSServerに追加します。 |
JMSサーバー |
WseeJmsServer |
JMSサーバーをシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーであるAdminServerにターゲット指定します。 |
ワーク・マネージャ |
weblogic.wsee.mdb.DispatchPolicy |
このワーク・マネージャを追加し、管理サーバーであるAdminServerにターゲット指定します。 |
WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレートでは、次の高度なWebサービスの機能をサポートするために必要なリソースが自動的に構成されます。
Webサービスの原子性トランザクション
WS-SecureConversationを使用したセキュリティ
注意: 2つのAdvanced Web Servicesテンプレートはそれぞれ、ドメイン内で個別にまたは一緒に使用することができます。このテンプレートは、WebLogic Advanced Web Services拡張テンプレートが適用されたドメインに適用する場合、Advanced Web Services for JAX-WSテンプレートを適用する前にAdvanced Web Servicesテンプレートを適用する必要があります。 |
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』の高度なWebサービス機能向けのドメインの構成に関する項を参照してください。
次の表には、WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレートの基本情報が記載されています。
表2-8 WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
カテゴリ |
Oracle WebLogic ServerおよびCoherence |
テンプレート名とバージョン |
WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS Extension - 12.1.3.0 |
テンプレート依存 |
|
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\oracle_common\common\templates\wls\oracle.wls-webservice-jaxws-template_12.1.3.jar |
この表に、WebLogic Advanced Web Services for JAX-WSテンプレートで拡張されたドメインに構成されるリソースとサービスが記載されています。
表2-9 WebLogic Advanced Web Services for JAX-WSドメインで構成されるリソース
リソースの種類 | 名前 | 拡張の結果 |
---|---|---|
管理サーバー |
AdminServer |
基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。拡張テンプレートで参照される管理サーバーはcgServerです。 管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。
ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。 |
セキュリティ・レルム |
myrealm |
基本WebLogic Serverドメインによって提供されたデフォルトのセキュリティ・レルムを使用します。 |
JMSサーバー |
WseeJaxwsJmsServer |
JMSサーバーをシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
ワーク・マネージャ |
weblogic.wsee.jaxws.mdb.DispatchPolicy |
このワーク・マネージャを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。ワーク・マネージャによって、スレッド・プール・リソースを定義できます。 |
ファイル・ストア |
WseeJaxwsFileStore |
WseeJaxwsJmsServer JMSサーバーの永続ストアとして使用するファイル・ストアを追加します。このファイル・ストアは管理サーバーにターゲット指定されます。 |
JMSシステム・リソース |
WseeJaxwsJmsModule |
クラスタの分散宛先を定義します。すべての関連付けられたターゲットがJAX-WS Webサービスをサポートするために使用されます。サブデプロイメントの名前はWseeJaxwsJmsServerSubです。 注意: デフォルトでは、重み設定された分散宛先(WDD)が構成されています。クラスタ環境では、宛先を共通分散宛先(UDD)にアップグレードすることを強くお薦めします。 |
SAFエージェント |
ReliableWseeJaxwsSAFAgent |
WseeJaxwsFileStoreを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。SAFエージェントによって信頼性のあるメッセージの受信と処理が制御されます。 |
JMSキュー |
weblogic.wsee.BufferedRequest Queue weblogic.wsee.BufferedRequestErrorQueue weblogic.wsee.BufferedResponseQueue weblogic.wsee.BufferedResponseErrorQueue |
これらのJMSキューをJMSサーバーに追加し、WseeJaxwsJmsServerにターゲット指定します。 これらのキューは将来の使用のために予約されています。 |
構成ウィザードまたはWLSTを使用すると、基本的なWebLogic Serverドメインを拡張して、JAX-WS WebサービスでSOAP over JMSトランスポートを使用するために必要なリソースを簡単に含めることができます。これは、WebLogic Advanced Web Services拡張テンプレートで提供されるリソースやサービスを基本WebLogic Serverドメインに追加することによって行います。
次の表には、WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレートの基本情報が記載されています。
表2-10 WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレートの詳細
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
カテゴリ |
Oracle WebLogic ServerおよびCoherence |
テンプレート名とバージョン |
WebLogic JAX-WS SOAP/JMS Extension - 12.1.3.0 |
テンプレート依存 |
基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート |
テンプレートJARファイルと場所 |
ORACLE_HOME\oracle_common\common\templates\wls\oracle.wls-webservice-soapjms-template_12.1.3.jar |
次の表は、WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレートで拡張されたドメイン内で構成されるリソースとサービスを示しています。
表2-11 WebLogic JAX-WS SOAP/JMSドメインで構成されるリソース
リソースの種類 | 名前 | 拡張の結果 |
---|---|---|
JMSサーバー |
WseeSoapjmsJmsServer |
JMSサーバー管理コンテナ。 |
ファイル・ストア |
WseeSoapjmsFileStore |
物理ストレージ(ファイル、DBMSなど)へのデータ保存、物理ストレージからのデータ取得などのI/O操作を行うために、WebLogic Serverで使用されるファイル・ストアまたは物理ストア。 |
JMSモジュール |
WseeSoapjmsJmsModule |
SOAP over JMSトランスポートに必要なJMSリソースを定義するJMSモジュール。 |
JMSサブデプロイメント |
WseeSoapjmsJmsServerSub |
|
JMS接続ファクトリ |
com.oracle.webservices.api.jms.ConnectionFactory |
SOAP over JMSトランスポート用の接続の作成に使用するデフォルトのJMS接続ファクトリ。 |
JMSキュー |
com.oracle.webservices.api.jms.RequestQueue |
デフォルトのJMSリクエスト・キュー。 |
JMSキュー |
com.oracle.webservices.api.jms.ResponseQueue |
デフォルトのJMSレスポンス・キュー。 |
JMSキュー |
com.oracle.webservices.api.jms.ErrorQueue |
デフォルトのJMSエラー・キュー。 |
構成ウィザードまたはWLSTの使用により、基本WebLogic Serverドメインを容易に拡張してAvitek Medical Recordsサンプル・ドメインを作成できます。Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン拡張テンプレートで提供されるリソースおよびサービスを、基本WebLogic Serverドメインに追加することで、これを実現できます。
Avitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションに関する詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。
次の表には、Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン拡張テンプレートの基本情報が記載されています。
表2-12 Avitek Medical Recordsサンプル・ドメインの情報
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
構成ウィザードでのテンプレート名 |
このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。 |
テンプレートJARファイルと場所 |
WL_HOME\common\templates\wls\medrec.jar |
テンプレート依存 |
基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート |
次の表は、Avitek Medical Recordsサンプル拡張テンプレートで拡張されるドメイン内で構成されるリソースとサービスを示しています。
ワーク・マネージャ・サービス(weblogic.wsee.mdb.DispatchPolicy)も使用可能ですが、管理サーバーのターゲットではありません。
表2-13 Avitek Medical Recordsドメインで構成されるリソース
リソースの種類 | 名前 | 拡張の結果 |
---|---|---|
管理サーバー |
AdminServer |
基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。管理サーバーはテンプレート内で@SERVER_NAMEとして参照され、WebLogic Server管理コンソールではAdminServerと表示されます。 管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。
ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。 |
セキュリティ・レルム |
myrealm |
基本WebLogic Serverドメインで提供されるデフォルト・セキュリティ・レルムを使用します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
medrec |
サンプルmedrecエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
physician |
サンプルphysicianエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
browser-starter |
browser-starter Webアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
chat |
患者と医師の間の会話に使用されるチャットWebアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
SamplesSearchWebApp |
サンプル検索アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
メール・セッション |
mail/MedRecMailSession |
このメール・セッションを追加します。 |
JDBCデータ・ソース |
MedRecGlobalDataSourceXA |
JDBCデータ・ソースを MedRecGlobalDataSourceXA システム・リソースとして識別します。 |
JMSシステム・リソース |
MedRec-jms |
JMSサーバー、接続ファクトリ、およびキューをJMSシステム・リソースとして使用するように追加し、リソースを管理サーバーにターゲット指定します。 |
JMSサーバー |
MedRecJMSServer |
JMSサーバーをMedRec-jmsシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
ワーク・マネージャ |
weblogic.wsee.mdb.DispatchPolicy |
このワーク・マネージャを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。ワーク・マネージャによって、スレッド・プール・リソースを定義できます。 |
WLDFシステム・リソース |
MedRecWLDF |
仕分けインジェクション用のWLDFシステム・リソースと定義されたWLDFインストゥルメンテーション監視を追加し、それらを管理サーバーにターゲット指定します。 |
SAFエージェント |
WsrmAgent |
MedRecWseeFileStorfileストアを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。 |
JMSキュー |
com.oracle.medrec.jms.RecordToCreateQueue com.oracle.medrec.jms.PatientNotificationQueue weblogic.wsee.DefaultQueue |
JMSキューをJMSサーバーであるMedRecWseeJMSServerに追加します。 |
構成ウィザードまたはWLSTの使用により、基本WebLogic Serverドメインを容易に拡張してSpringのAvitek Medical Recordsサンプル・ドメインを作成することができます。Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン拡張テンプレートで提供されるリソースおよびサービスを、基本WebLogic Serverドメインに追加することで、これを実現できます。
Avitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションに関する詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。
次の表には、WebLogic Advanced Web Services拡張テンプレートの基本情報が記載されています。テンプレート名には、構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」画面および「拡張ソースの選択」画面にある製品リストに表示されたテンプレートの名前がそのまま表示されます。
表2-14 Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン(Spring)の情報
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
テンプレート名 |
このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。 |
テンプレートJARファイルと場所 |
WL_HOME\common\templates\wls\medrec_spring.jar |
テンプレート依存 |
基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート |
次の表には、SpringのAvitek Medical Recordsサンプル拡張テンプレートで拡張されたドメインに構成されるリソースとサービスを示しています。
表2-15 Spring用のAvitek Medical Recordsドメインで構成されるリソース
リソースの種類 | 名前 | 拡張の結果 |
---|---|---|
管理サーバー |
AdminServer |
基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。管理サーバーはテンプレート内で@SERVER_NAMEとして参照され、WebLogic Server管理コンソールではAdminServerと表示されます。 管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。
ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。 |
セキュリティ・レルム |
myrealm |
基本WebLogic Serverドメインで提供されるセキュリティ・レルムを使用します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
medrec |
サンプルmedrecエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
physician |
サンプルphysicianエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
browser-starter |
browser-starter Webアプリケーションを追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
SamplesSearchWebApp |
サンプル検索アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
デプロイ済みライブラリ |
jsf#1.2@1.2.9.0 |
Java Server Facesバージョン1.2のライブラリを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。 |
デプロイ済みライブラリ |
jstl#1.2.@1.2.0.1 |
Java standard tagging (JSTL)バージョン1.2のライブラリを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。 |
デプロイ済みライブラリ |
weblogic-spring#12.1.3.0.0@12.1.3.0.0 |
WebLogic Springバージョン12.1.3のライブラリを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。 |
メール・セッション |
mail/MedRecMailSession |
このメール・セッションを追加します。 |
JDBCデータ・ソース |
MedRecGlobalDataSourceXA |
JDBCデータ・ソースを MedRecGlobalDataSourceXA システム・リソースとして識別します。 プールの容量(初期): 2 プールの容量(最大): 10 プロトコル: 2フェーズ・コミット |
JMSシステム・リソース |
MedRec-jms |
JMSサーバー、接続ファクトリ、およびキューをJMSシステム・リソースとして使用するように追加し、リソースをMedRecServerにターゲット指定します。 |
JMSサーバー |
MedRecJMSServer |
JMSサーバーをMedRec-jmsシステム・リソースとして追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。 |
ワーク・マネージャ |
weblogic.wsee.mdb.DispatchPolicy |
このワーク・マネージャを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。ワーク・マネージャによって、スレッド・プール・リソースを定義できます。 |
WLDFシステム・リソース |
MedRecWLDF |
このWLDFシステム・リソースを追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。WLDFリソースは、ハーベスタ・メトリックおよび仕分けインジェクションのためのインストゥルメンテーション・モニターを定義します(com.oracle.medrec.admin.AdminReport)。 |
SAFエージェント |
WsrmAgent |
ファイル・ストア、MedRecWseeFileStoreを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。 |
JMSキュー |
com.oracle.medrec.jms.RecordToCreateQueue com.oracle.medrec.jms.PatientNotificationQueue weblogic.wsee.DefaultQueue |
これらのJMSキューをJMSサーバーのMedRecWseeJMSServerに追加します。 |
構成ウィザードまたはWLSTの使用により、基本WebLogic Serverドメインを容易に拡張してデフォルトWebLogic Serverドメインを使用するために必要なリソースを含めることができます。これは、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートで提供されるリソースやサービスを基本WebLogic Serverドメインに追加することによって行います。
WebLogic Serverサンプル・ドメインでサポートされるサンプルの詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。
次の表には、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートの基本情報が記載されています。
テンプレート依存には、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートが必要とするリソースを用意するすべてのテンプレートがリストされます。
表2-16 WebLogic Serverデフォルト・ドメインの情報
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
構成ウィザードでのテンプレート名 |
このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。 |
テンプレートJARファイルと場所 |
WL_HOME\common\templates\wls\wls_default.jar |
テンプレート依存 |
基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート |
次の表は、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートで拡張されたドメイン内で構成されるリソースとサービスを示しています。
表2-17 WebLogic Serverデフォルト・ドメインで構成されるリソース
リソースの種類 | 名前 | 拡張の結果 |
---|---|---|
管理サーバー |
AdminServer |
基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。管理サーバーはテンプレート内で@SERVER_NAMEとして参照され、WebLogic Server管理コンソールではAdminServerと表示されます。 管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。
ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。 |
セキュリティ・レルム |
myrealm |
基本WebLogic Serverドメインで提供されるセキュリティ・レルムを使用します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
SamplesSearchWebApp |
SamplesSearchWebAppアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
mainWebApp |
mainWebAppアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
examplesWebApp |
examplesWebAppアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
entityBeanValidation |
entityBeanValidationアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jsfBeanValidation |
jsfBeanValidationアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
cdi |
cdiアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
asyncMethodOfEJB |
asyncMethodOfEJBエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
calendarStyledTimer |
calendarStyledTimerアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
noInterfaceViewInWAR |
noInterfaceViewInWARアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
portableGlobalJNDIName |
portableGlobalJNDINameアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
singletonBean |
singletonBeanアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jaxrs |
jaxrsアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
stockAdapter |
stockAdapterアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
stockFrontEnd |
stockFrontEndアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
stockBackEnd |
stockBackEndアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jdbcDataSource.war |
jdbcDataSource.warアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
criteriaQuery |
criteriaQueryアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
elementCollection |
elementCollectionアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
ajaxJSF |
ajaxJSFアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
bookmarkingJSF |
bookmarkingJSFアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
faceletsJSF |
faceletsJSFアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
annotation |
annotationアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
asyncServlet30 |
asyncServlet30アプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
programmaticSecurity |
progammaticSecurityアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
multipartFileHandling |
multipartFileHandlingアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
webFragment |
webFragmentアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
sample-echo |
sample-echoアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
sample-cdi |
sample-cdiアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
sample-auction |
sample-auctionアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
message-board |
message-boardアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jaxrs-async |
jaxrs-asyncアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jaxrs-provider |
jaxrs-providerアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jaxrs-sse |
jaxrs-sseアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。 |
JDBCシステム・リソース |
examples-demo |
次の構成があるこのJDBCデータ・ソースを識別します。
接続プール設定は次のとおりです。
|
JDBCシステム・リソース |
examples-demoXA |
次の構成があるこのJDBCデータ・ソースを識別します。
接続プール設定は次のとおりです。
|
デプロイ済みライブラリ |
jax-rs |
jax-rsライブラリ依存関係をこのドメインに追加します。 |
構成ウィザードまたはWLSTの使用により、基本WebLogic Serverドメインを容易に拡張してWebLogic Serverサンプル・ドメインを作成できます。これは、WebLogic Server Examples拡張テンプレートで提供されるリソースやサービスを基本WebLogic Serverドメインに追加することによって行います。
WebLogic Serverサンプル・ドメインでサポートされるサンプルの詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。
次の表には、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートの基本情報が記載されています。
テンプレート依存では、WebLogic Serverサンプル拡張テンプレートで必要となるリソースを提供するすべてのテンプレートがリストされます。テンプレートは、ドメイン内で構成される必要のある順序でリストされます。
表2-18 WebLogic Serverサンプル拡張の情報
テンプレートの詳細 | 情報 |
---|---|
テンプレート・タイプ |
拡張 |
構成ウィザードでのテンプレート名 |
このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。 |
テンプレートJARファイルと場所 |
WL_HOME\common\templates\wls\wls_examples.jar |
テンプレート依存 |
基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート |
WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレート(表2-17を参照)で構成されたリソースに加えて、WebLogic Serverサンプル拡張テンプレートでは、次の表にリストされたリソースおよびサービスが構成されます。
表2-19 WebLogic Serverサンプル・ドメインで構成される追加リソース
リソースの種類 | 名前 | ノート |
---|---|---|
管理サーバー |
AdminServer |
基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。管理サーバーはテンプレート内で@SERVER_NAMEとして参照され、WebLogic Server管理コンソールではAdminServerと表示されます。 管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。
ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。 |
セキュリティ・レルム |
myrealm |
基本WebLogic Serverドメインで提供されるセキュリティ・レルムを使用します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
SamplesSearchWebApp |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
mainWebApp |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
examplesWebApp |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
entityBeanValidation |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jsfBeanValidation |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
cdi |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
asyncMethodOfEJB |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
calendarStyledTimer |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
noInterfaceViewInWAR |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
portableGlobalJNDIName |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
singletonBean |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jaxrs |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
stockAdapter |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
stockFrontEnd |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
stockBackend |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jdbcDataSource.war |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
criteriaQuery |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
elementCollection |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
ajaxJSF |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
bookmarkingJSF |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
faceletsJSF |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
annotation |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
asyncServlet30 |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
programmaticSecurity |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
multipartFileHandling |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
webFragment |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
sample-echo |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
sample-cdi |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
sample-auction |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
message-board |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jaxrs-async |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jaxrs-provider |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
アプリケーション・デプロイメント |
jaxrs-sse |
このアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 |
JMSサーバー |
examplesJMSServer |
JMSサーバーをexamples-jmsシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。
|
JDBCストア |
exampleJDBCStore |
examples-demo JDBCデータ・ソースおよびexamplesJMSServer JMSサーバーの永続ストアとして使用するようにJDBCストアを追加し、そのストアをexamplesServer管理サーバーにターゲット指定します。 |
JMSシステム・リソース |
examples-jms |
JMSシステム・リソース用に使用されるJMSサーバー、接続ファクトリ、キュー、およびトピックを識別します。 |
JDBCシステム・リソース |
examples-demo |
次の構成があるこのJDBCデータ・ソースを識別します。
データベース・ドライバがorg.apache.derby.jdbc.ClientDriverとして構成されます。 |
JDBCシステム・リソース |
examples-demoXA |
次の構成があるこのJDBCデータ・ソースを識別します。
データベース・ドライバがorg.apache.derby.jdbc.ClientXADataSourceとして構成されます。 |
JDBCシステム・リソース |
examples-oracleXA |
次の構成があるこのJDBCデータ・ソースを識別します。
データベース・ドライバがoracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSourceとして構成されます。 このデータ・ソースがexamples-multiDataSource-demoXAPoolマルチ・データ・ソースにマップされます。 |
JDBCシステム・リソース |
examples-demoXA-2 |
管理サーバーにターゲット指定するJDBCデータ・ソースを識別します。このJDBCデータ・ソースには次の構成があります。
このデータ・ソースがexamples-multiDataSource-demoXAPoolマルチ・データ・ソースにマップされます。 |
JDBCシステム・リソース |
examples-multiDataSource-demoXAPool |
管理サーバーにターゲット指定するJDBCマルチ・データ・ソースを識別します。これはフェイルオーバーのために構成され、examples-oracleXAおよびexamples-demo-XA-2データ・ソースにマップされます。 |
ファイル・ストア |
WseeFileStore |
WSEEJMSServer JMSサーバーおよびReliableWseeSAFAgent SAF Agentの永続ストアとして使用するファイル・ストアを追加します。このファイル・ストアはexamplesServer管理サーバーのターゲットとなります。 |
JMSサーバー |
WseeJMSServer |
JMSサーバーをexamples-jmsシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。 このサーバーが、WSeeFileStore永続ストアを使用するために構成されます。 |
SAFエージェント |
ReliableWseeSAFAgent |
WseeFileStoreファイル・ストアを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。 |
ワーク・マネージャ |
weblogic.wsee.mdb.DispatchPolicy |
このワーク・マネージャを追加しますが、サーバーにはターゲット指定しません。 |
JMS接続ファクトリ |
exampleTopic exampleTrader weblogic.examples.jms.QueueConnectionFactory weblogic.examples.ejb30.QueueConnectionFactory |
これらのコネクション・ファクトリをexamples-jmsシステム・リソースとして追加し、examplesServerサーバーにターゲット指定します。 |
JMSキュー |
exampleQueue jms/MULTIDATASOURCE_MDB_QUEUE weblogic.examples.ejb30.ExampleQueue |
これらのJMSキューをexamplesJMSServer JMSサーバーに追加します。 |
JMSキュー |
weblogic.wsee.wseeExamplesDestinationQueue WseeBufferedRequestQueue WseeBufferedResponseQueue |
これらのJMSキューをWseeJMSServer JMSサーバーに追加します。 |
JMSトピック |
exampleTopic quotes stockTopic |
これらのJMSトピックを追加し、examplesJMSServer JMSサーバーにターゲット指定します。 |