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Oracle® Fusion Middleware Oracle Exalogic Elastic CloudのためのWebLogic Server 12.1.3の管理
12c (12.1.3)
E59405-04
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5 Oracle Exalogic Elastic Cloud環境でのメッセージ圧縮

WebLogic Server 12.1.3には、JMSストアのI/O操作に対してメッセージ圧縮を構成できる機能があります。この機能により、Oracle Exalogic環境でパフォーマンスを大幅に改善できます。

メッセージ本文の適切な圧縮オプションを選択することで、次の点について、JMSストアのI/Oパフォーマンスが向上します。

次の項では、メッセージ圧縮を構成する方法について説明します。

JMSメッセージ圧縮の一般的なチューニング情報は、『Oracle WebLogic Serverのパフォーマンスのチューニング』のメッセージの圧縮に関する項を参照してください。

メッセージ圧縮オプションの選択

この項では、メッセージ本文の圧縮が有効な場合に使用可能なメッセージ圧縮のタイプについて説明します。


注意:

各圧縮オプションのパフォーマンスは、操作環境、データ型およびデータ・サイズによって異なります。使用環境をテストして最も適切な圧縮オプションを決めることをお薦めします。

表5-1 メッセージ本文の圧縮オプション

圧縮タイプ 説明

GZIP DEFAULT_COMPRESSION

DEFAULT_COMPRESSIONレベルのJDK GZIP APIを使用してメッセージ圧縮を有効にするには、GZIP_DEFAULT_COMPRESSIONを使用します。java.util.zipパッケージに関する項を参照してください。

GZIP BEST_COMPRESSION

BEST_COMPRESSIONレベルのJDK GZIP APIを使用してメッセージ圧縮を有効にするには、GZIP_BEST_COMPRESSIONを使用します。java.util.zipパッケージに関する項を参照してください。

GZIP BEST_SPEED

BEST_SPEEDレベルのJDK GZIP APIを使用してメッセージ圧縮を有効にするには、GZIP_BEST_SPEEDを使用します。java.util.zipパッケージに関する項を参照してください。

LZF

オープン・ソースLZFを使用してメッセージ圧縮を有効にするには、LZFを使用します。https://github.com/ning/compressを参照してください。


Exalogic環境でのJMSサーバーのメッセージ圧縮

JMSサーバーのメッセージ本文の圧縮を構成する手順は次のとおりです。

  1. JMSサーバーを作成していない場合は、JMSサーバーを作成します。Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプJMSサーバーの作成に関する項を参照してください。

  2. Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプJMSサーバーの一般的なプロパティの構成に関する項の手順を使用してください。使用環境の次の詳細なJMSサーバー属性を更新します。

    1. オプションで、JMSストアを有効にしてメッセージ本文の圧縮を行うには、「ストア・メッセージ圧縮の有効化」を選択します。Oracle WebLogic Server MBeanリファレンスStoreMessageCompressionEnabledに関する項を参照してください。

    2. オプションで、JMSページング・ストアを有効にして、永続および非永続メッセージに対してメッセージ本文の圧縮を行うには、「ページング・メッセージ圧縮の有効化」を選択します。Oracle WebLogic Server MBeanリファレンスPagingMessageCompressionEnabledに関する項を参照してください。

    3. 「メッセージ圧縮オプション」で、使用するメッセージ圧縮のタイプを指定します。Oracle WebLogic Server MBeanリファレンスMessageCompressionOptionsに関する項を参照してください。

Exalogic環境でのストア・アンド・フォワード送信エージェントのメッセージ圧縮

SAF送信エージェントのメッセージ本文の圧縮を構成する手順は次のとおりです。

  1. SAF送信エージェントを作成していない場合は、SAF送信エージェントを作成します。Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプストア・アンド・フォワード・エージェントの作成に関する項を参照してください。

  2. Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプSAFエージェントの一般的なプロパティの構成に関する項の手順を使用してください。使用環境の次の詳細な送信エージェント属性を更新します。

    1. オプションで、JMSストアを有効にしてメッセージ本文の圧縮を行うには、「ストア・メッセージ圧縮の有効化」を選択します。Oracle WebLogic Server MBeanリファレンスStoreMessageCompressionEnabledに関する項を参照してください。

    2. オプションで、JMSページング・ストアを有効にして、永続および非永続メッセージに対してメッセージ本文の圧縮を行うには、「ページング・メッセージ圧縮の有効化」を選択します。Oracle WebLogic Server MBeanリファレンスPagingMessageCompressionEnabledに関する項を参照してください。

    3. 「メッセージ圧縮オプション」で、使用するメッセージ圧縮のタイプを指定します。Oracle WebLogic Server MBeanリファレンスMessageCompressionOptionsに関する項を参照してください。