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Oracle® Application Expressエンド・ユーザー・ガイド
リリース4.2 for Oracle Database 12c
B71355-01
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4 データのアップロードについて

この項では、既存のアプリケーションのデータのロード・ウィザードを使用して、Oracle Application Expressアプリケーションにデータをインポートする方法を説明します。


ヒント:

この項で説明する機能を使用するには、アプリケーションにデータ・アップロード機能が組み込まれている必要があります。詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のデータのロード機能を使用したアプリケーションの作成に関する説明を参照してください。

内容は次のとおりです。

4.1 データのロード・ウィザードの使用について

データのロード機能を持つアプリケーションでは、エンド・ユーザーは、アクセスできる任意のスキーマ内にある表にデータを動的にインポートできます。エンド・ユーザーは、データ・ロード・ウィザードを実行して、ファイルからデータをアップロードするか、エンド・ユーザーがウィザードに直接入力したデータをコピー・アンド・ペーストします。

アプリケーションのデータのロード・ウィザードに、データのアップロード時に表参照およびトランスフォーメーション・ルールを適用する機能が組み込まれている場合があります。データを実際にデータベースにインポートする前に、ユーザーにはすべての参照およびトランスフォーメーション・ルールが適用されたデータを確認する機会が与えられます。

4.2 ファイルからアプリケーションへのデータのインポート

アプリケーションにデータをアップロードするには、アプリケーションにデータ・アップロード機能が組み込まれ、ファイルが正しくフォーマットされている必要があります。

次の項では、データ・ロード・ウィザードを使用してテキスト・ファイルからデータをインポートするアップロード手順を、サンプル・パッケージ・アプリケーションであるサンプル・データベース・アプリケーションの例を使用して説明します。


関連項目:

『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のパッケージ・アプリケーションの使用に関する説明およびサンプル・データベース・アプリケーションに関する説明

ファイルからサンプル・パッケージ・アプリケーションであるサンプル・データベース・アプリケーションにデータをインポートするには、次のステップを実行します。

  1. サンプル・パッケージ・アプリケーションであるサンプル・データベース・アプリケーションにログインします。

  2. 「顧客」ページで「データをアップロード」をクリックし、データ・ロード・ウィザードを起動します。

    データ・ロード・ウィザードが表示されます。

  3. 「データ・ロード・ソース」で次のステップを実行します。

    1. インポート元: 「ファイルをアップロード(カンマ区切り(*.csv)またはタブ区切り)」を選択します。

      「データ・ロード・ソース」ページにデータ・ファイルからロードする際のオプションが表示されます。

      data_load_source.gifの説明が続きます
      図data_load_source.gifの説明

    2. セパレータ: 列セパレータ文字を入力します。タブ区切りには\tを使用します。

    3. 囲み文字(オプション): データ値の開始および終了の範囲を区切るデリミタ文字を入力します。

    4. 1行目に列名がある: 次のオプションがあります。

      • はい: 列名には、アップロードされたデータ・ファイルの最初の行の列名が使用されます。

      • いいえ: 列名には、アップロードされたデータ・ファイルの列名が使用されません。

    5. ファイルのキャラクタ・セット: アップロードするファイルに関連付けられているファイル・キャラクタ・セットを選択します。

    6. ファイル名: アップロードするデータを含むファイル名を参照します。

      次に、customer.txtデータ・ロード・ファイルの例を示します。

      customer.gifの説明が続きます
      図customer.gifの説明

    7. 通貨記号: データに国際通貨記号が含まれている場合は、それをここに入力します。たとえば、データが$1,234.56または¥1,234.56の場合、$または¥を入力します。このようにしないと、データが正しくロードされない場合があります。

    8. グループ・セパレータ: データにグループ・セパレータが含まれる場合、ここに入力します。グループ・セパレータとは、たとえば、千や100万などを示すために整数グループを区切る文字です。

      グループ・セパレータには任意の文字を使用できます。指定した文字はシングルバイトで、グループ・セパレータは他の小数点文字とは異なる必要があります。これらの文字には、スペースは使用できますが、数字、プラス記号(+)、ハイフン(-)または小なり記号(<>)、大なり記号(>)は使用できません。

    9. 小数点文字: データに小数点文字が含まれる場合、ここに入力します。小数点文字は、数値の整数部と小数部を区切ります。少数点文字には任意の文字を使用できます。指定した文字はシングルバイトで、小数点文字は他の小数点文字とは異なる必要があります。これらの文字には、スペースは使用できますが、数字、プラス記号(+)、ハイフン(-)または小なり記号(<>)、大なり記号(>)は使用できません。

  4. 「次へ」をクリックします。

    「データと表のマッピング」ページが表示されます。

    data_table_mapping.gifの説明が続きます
    図data_table_mapping.gifの説明

  5. 「データと表のマッピング」では、次のステップを実行します。

    1. 列のマッピング: 宛先の列名が示されます。列名を変更するには、リストから新しい列名を選択します。列を非表示にするには、「ロードしない」を選択します。

    2. 日付/数値書式: 多くの標準化されている日付および数値書式は、自動解析され、データベースに渡されます。独自の書式を定義したい場合や、自動的に解析されない書式の場合、このフィールドを使用し独自のものを定義します。「自動的にサポートされている日付、タイムスタンプおよび数値書式」を参照してください。

    3. 「次へ」をクリックします。

    すべての表参照およびトランスフォーメーション・ルールの適用後、挿入または更新されるデータを示す「データ検証」ページが表示されます。表参照およびトランスフォーメーション・ルールの詳細は、「データ・ロード・ウィザードの使用」を参照してください。

    validation.gifの説明が続きます
    図validation.gifの説明

  6. アップロードするデータを確認して、「データのロード」をクリックします。

    「データ・ロード結果」ページが表示されます。

    data_load_results.gifの説明が続きます
    図data_load_results.gifの説明

    「データ・ロード結果」ページには、次が表示されます。

    • 挿入された行: 表にアップロードされた新しい行です。

    • 更新された行: 新しい情報で更新された表内の行数です。

    • 失敗した行: 追加または更新されていないアップロード・ファイルからの行数です。

    • レビューの必要な行: レビューが必要な行数です。

  7. 「顧客」ページに戻るには、顧客の表示をクリックします。

4.3 アプリケーションへのデータのコピー・アンド・ペースト

アプリケーションにデータをアップロードするには、アプリケーションにデータ・アップロード機能が組み込まれ、ペーストしたデータが正しくフォーマットされている必要があります。

次の項では、データ・ロード・ウィザードを使用してテキスト・ファイルからのデータをコピー・アンド・ペーストするアップロード手順を、サンプル・パッケージ・アプリケーションであるサンプル・データベース・アプリケーションの例を使用して説明します。

アプリケーションにデータをコピー・アンド・ペーストするには、次のステップを実行します。

  1. サンプル・パッケージ・アプリケーションであるサンプル・データベース・アプリケーションにログインします。

  2. 「顧客」ページで「データをアップロード」をクリックし、データ・ロード・ウィザードを起動します。

    データ・ロード・ウィザードの最初のページが表示されます。

    data_load_paste.gifの説明が続きます
    図data_load_paste.gifの説明

  3. 「データ・ロード・ソース」で次のステップを実行します。

    1. インポート元: 「コピー・アンド・ペースト」を選択します。

    2. セパレータ: 列セパレータ文字を入力します。タブ区切りには\tを使用します。

    3. 囲み文字(オプション): データ値の開始および終了の範囲を区切るデリミタ文字を入力します。

    4. 1行目に列名がある: 次のオプションがあります。

      • はい: 列名には、アップロードされたデータ・ファイルの最初の行の列名を使用します。

      • いいえ: 列名には、アップロードされたデータ・ファイルの列名は使用しません。

    5. ファイルのキャラクタ・セット: コピーするデータに関連付けられているファイル・キャラクタ・セットを選択します。

    6. 区切りデータをコピー・アンド・ペースト: ページ下部の「サンプル・データを挿入」ボタンをクリックします。

      「区切りデータをコピー・アンド・ペースト」フィールドに、サンプル・データが表示されます。

      copy_example.gifの説明が続きます
      図copy_example.gifの説明

    7. 通貨記号: データに国際通貨記号が含まれている場合は、それをここに入力します。たとえば、データが$1,234.56または¥1,234.56の場合、$または¥を入力します。このようにしないと、データは正しくロードされない場合があります。

    8. グループ・セパレータ: データにグループ・セパレータが含まれる場合、ここに入力します。グループ・セパレータとは、たとえば、千や100万などを示すために整数グループを区切る文字です。

      グループ・セパレータには任意の文字を使用できます。指定した文字はシングルバイトで、グループ・セパレータは他の小数点文字とは異なる必要があります。これらの文字には、スペースは使用できますが、数字、プラス記号(+)、ハイフン(-)または小なり記号(<>)、大なり記号(>)は使用できません。

    9. 小数点文字: データに小数点文字が含まれる場合、ここに入力します。小数点文字は、数値の整数部と小数部を区切ります。少数点文字には任意の文字を使用できます。指定した文字はシングルバイトで、小数点文字は他の小数点文字とは異なる必要があります。これらの文字には、スペースは使用できますが、数字、プラス記号(+)、ハイフン(-)または小なり記号(<>)、大なり記号(>)は使用できません。

  4. 「次へ」をクリックします。

    「データと表のマッピング」ページが表示されます。

    data_table_mapping.gifの説明が続きます
    図data_table_mapping.gifの説明

  5. 「データと表のマッピング」では、次のステップを実行します。

    1. 列のマッピング: 宛先の列名が示されます。列名を変更するには、リストから新しい列名を選択します。列を非表示にするには、「ロードしない」を選択します。

    2. 日付/数値書式: 多くの標準化されている日付および数値書式は、自動解析され、データベースに渡されます。独自の書式を定義したい場合や、自動的に解析されない書式の場合、このフィールドを使用し独自のものを定義します。「自動的にサポートされている日付、タイムスタンプおよび数値書式」を参照してください。

    3. 「次へ」をクリックします。

  6. 「次へ」をクリックします。

    すべての表参照およびトランスフォーメーション・ルールの適用後、挿入または更新されるデータを示す「データ検証」ページが表示されます。表参照およびトランスフォーメーション・ルールの詳細は、「データ・ロード・ウィザードの使用」を参照してください。

    validation2.gifの説明が続きます
    図validation2.gifの説明

  7. アップロードするデータを確認してデータ検証を行い、「データのロード」をクリックします。

    「データ・ロード結果」ページが表示されます。

    data_load_results2.gifの説明が続きます
    図data_load_results2.gifの説明

    「データ・ロード結果」ページには、次が表示されます。

    • 挿入された行: 表にアップロードされた新しい行です。

    • 更新された行: 新しい情報で更新された表内の行数です。

    • 失敗した行: 追加または更新されていないアップロード・ファイルからの行数です。

    • レビューの必要な行: レビューが必要な行数です。

  8. 「顧客」ページに戻るには、顧客の表示をクリックします。

4.4 自動的にサポートされている日付、タイムスタンプおよび数値書式

データのアップロード時、次の日付、タイムスタンプおよび数値書式が自動解析され、データベースに渡されます。

自動的にサポートされている日付書式マスク

'MM/DD/RRRR'

'DD/MM/RRRR'

'DD/MM/RR'

'fmMM/DD/RRRR'

'fmDD/fmMM/RRRR'

'RRRR.MM.DD.'

'DD-MM-RR'

'DD.MM.RRRR'

'DD/MON/RR'

'RRRR-MM-DD'

'DD-MM-RRRR'

'fmDD/MM/RRRR'

'RRRR/MM/DD'

'DD.MM.RR'

'fmRRRR/MM/DD'

'fmDD.MM.RRRR'

'MM/DD/RRRR'

'RRRR.MM.DD'

'fmDD-MM-RRRR'

'RRRR-MM-DD"T"hh24:mi:ss'

自動的にサポートされているタイムスタンプ書式マスク

'DD/MM/RR HH24.MI.SSXFF'

'DD.MM.RR HH:MI:SSXFF PM'

'DD/MM/RR HH:MI:SSXFF PM'

'DD-MON-YYYY HH24:MI'

'DD-MON-YYYY HH24.MI.SSXFF'

'DD-MON-YYYY HH:MI:SSXFF PM'

'DD-MON-YYYY HH24:MI TZR'

'DD-MON-YYYY HH24.MI.SSXFF TZR'

'DD-MON-YYYY HH.MI.SSXFF PM TZR'

自動的にサポートされている数値書式マスク

'FML999G999G999G999G990D00'

'999G999G999G999G990D00'

'999G999G999G999G990D0000'

'999G999G999G999G999G999G990'

'999G999G999G999G990D00MI'

'S999G999G999G999G990D00'

'999G999G999G999G990D00PR'