Oracle Streamsパッケージの1つであるDBMS_CAPTURE_ADM
パッケージでは、取得プロセスの開始、停止および構成を実行するためのサブプログラムが提供されています。取得した変更のソースはREDOログで、取得した変更のリポジトリはキューです。
関連項目: このパッケージおよび取得プロセスの詳細は、『Oracle Streams概要および管理』および『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 |
この章では、次の項目について説明します。
概要
セキュリティ・モデル
この項では、DBMS_CAPTURE_ADM
パッケージの使用に関連する項目について説明します。
このパッケージは、取得プロセスまたは同期取得を開始、停止および構成するインタフェースを提供します。このパッケージには、データベース・オブジェクトをインスタンス化する準備を行うためのサブプログラムが含まれます。
取得プロセスは、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のXStream構成で使用できます。CDBは、ユーザーが作成した0以上のプラガブル・データベース(PDB)を含むOracle Databaseです。
関連項目: CDBおよびPDBの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。 |
このパッケージのセキュリティは、次のいずれかの方法で制御できます。
選択したユーザーまたはロールに、このパッケージのEXECUTE
を付与する方法
選択したユーザーまたはロールに、EXECUTE_CATALOG_ROLE
を付与する方法
パッケージのサブプログラムをストアド・プロシージャ内から実行する場合、そのサブプログラムを実行するユーザーには、パッケージのEXECUTE
権限を直接付与する必要があります。ロールを通して付与することはできません。
DBMS_CAPTURE_ADM
パッケージを使用してOracle Streams構成を管理する場合、ユーザーには、Oracle Streams管理者の権限を付与する必要があります。
DBMS_CAPTURE_ADM
パッケージを使用してXStream構成を管理する場合、ユーザーには、XStream管理者の権限を付与する必要があります。
注意:
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関連項目:
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表34-1 DBMS_CAPTURE_ADMパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
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ABORT_GLOBAL_INSTANTIATIONプロシージャ |
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ABORT_SCHEMA_INSTANTIATIONプロシージャ |
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ABORT_SYNC_INSTANTIATIONプロシージャ |
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ABORT_TABLE_INSTANTIATIONプロシージャ |
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取得プロセスを変更します。 |
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同期取得を変更します。 |
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現行のデータベースのデータ・ディクショナリをREDOログに抽出し、すべての主キー列と一意キー列についてデータベースのサプリメンタル・ロギングを自動的に指定します。 |
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取得プロセスを作成します。 |
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同期取得を作成します。 |
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取得プロセスを削除します。 |
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指定した取得プロセスまたは同期取得によって取得される論理変更レコード(LCR)に追加属性を記録するかどうかを指示します。 |
PREPARE_GLOBAL_INSTANTIATIONプロシージャ |
別のデータベースで、データベース内のすべての表をインスタンス化するために必要な同期化を行い、表内のキー列またはすべての列でサプリメンタル・ロギングを有効にできます。 |
PREPARE_SCHEMA_INSTANTIATIONプロシージャ |
別のデータベースで、スキーマ内のすべての表をインスタンス化するために必要な同期化を行い、表内のキー列またはすべての列でサプリメンタル・ロギングを有効にできます。 |
PREPARE_SYNC_INSTANTIATIONファンクション |
別のデータベースで、1つ以上の表をインスタンス化するために必要な同期化を行い、準備SCNを戻します。 |
PREPARE_TABLE_INSTANTIATIONプロシージャ |
別のデータベースで、表をインスタンス化するために必要な同期化を行い、表内のキー列またはすべての列でサプリメンタル・ロギングを有効にできます。 |
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取得プロセス・パラメータを指定した値に設定します。 |
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取得プロセスを開始します。取得プロセスは、REDOログを調査し、取り出したREDO情報を関連キューにエンキューします。 |
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取得プロセスを停止してREDOログの調査を中断します。 |
注意: 特に指定がないかぎり、すべてのサブプログラムがコミットされます。 |
このプロシージャは、PREPARE_GLOBAL_INSTANTIATION
、PREPARE_SCHEMA_INSTANTIATION
およびPREPARE_TABLE_INSTANTIATION
プロシージャの実行効果を元に戻します。
具体的には、このプロシージャは次の操作を実行します。
データベース、スキーマおよび表のインスタンス化に関連するデータ・ディクショナリ情報を削除します。
PREPARE_GLOBAL_INSTANTIATION
、PREPARE_SCHEMA_INSTANTIATION
およびPREPARE_TABLE_INSTANTIATION
プロシージャで有効にしたサプリメンタル・ロギングを削除します。
このプロシージャは、PREPARE_SCHEMA_INSTANTIATION
プロシージャの実行効果を元に戻します。また、指定したスキーマ内にある表のPREPARE_TABLE_INSTANTIATION
プロシージャの実行結果も元に戻します。
具体的には、このプロシージャは次の操作を実行します。
スキーマのインスタンス化およびスキーマ内の表のインスタンス化に関連するデータ・ディクショナリ情報を削除します。
PREPARE_SCHEMA_INSTANTIATION
プロシージャで有効にしたサプリメンタル・ロギングを削除します。
指定したスキーマ内にある表のPREPARE_TABLE_INSTANTIATION
プロシージャで有効にしたサプリメンタル・ロギングを削除します。
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.ABORT_SCHEMA_INSTANTIATION( schema_name IN VARCHAR2, container IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT');
パラメータ
表34-3 ABORT_SCHEMA_INSTANTIATIONプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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準備中のインスタンス化の結果を元に戻すスキーマの名前。 |
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このプロシージャは、PREPARE_SYNC_INSTANTIATION
プロシージャの実行効果を元に戻します。具体的には、表のインスタンス化に関連するデータ・ディクショナリ情報を削除します。
このプロシージャはオーバーロードされています。table_names
パラメータは、一方のバージョンではVARCHAR2
データ・タイプであり、もう一方のバージョンではDBMS_UTILITY.UNCL_ARRAY
データ・タイプです。
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.ABORT_SYNC_INSTANTIATION( table_names IN VARCHAR2); DBMS_CAPTURE_ADM.ABORT_SYNC_INSTANTIATION( table_names IN DBMS_UTILITY.UNCL_ARRAY);
パラメータ
表34-4 ABORT_SYNC_INSTANTIATIONプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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いずれのバージョンのプロシージャも、それぞれの表の名前を |
このプロシージャは、PREPARE_TABLE_INSTANTIATION
プロシージャの実行効果を元に戻します。
具体的には、このプロシージャは次の操作を実行します。
表のインスタンス化に関連するデータ・ディクショナリ情報を削除します。
PREPARE_TABLE_INSTANTIATION
プロシージャで有効にしたサプリメンタル・ロギングを削除します。
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.ABORT_TABLE_INSTANTIATION( table_name IN VARCHAR2); container IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT');
パラメータ
表34-5 ABORT_TABLE_INSTANTIATIONプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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このプロシージャは、取得プロセスを変更します。
関連項目: 取得プロセスの変更の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.ALTER_CAPTURE( capture_name IN VARCHAR2, rule_set_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, remove_rule_set IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, start_scn IN NUMBER DEFAULT NULL, use_database_link IN BOOLEAN DEFAULT NULL, first_scn IN NUMBER DEFAULT NULL, negative_rule_set_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, remove_negative_rule_set IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, capture_user IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, checkpoint_retention_time IN NUMBER DEFAULT NULL, start_time IN TIMESTAMP DEFAULT NULL);
パラメータ
表34-6 ALTER_CAPTUREプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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変更する取得プロセスの名前。既存の取得プロセス名を指定する必要があります。所有者を指定しないでください。 |
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取得プロセスに対するポジティブ・ルール・セットの名前。ポジティブ・ルール・セットには、変更の取得を取得プロセスに指示するためのルールが含まれています。 取得プロセスのポジティブ・ルール・セットを変更するには、既存のルール・セットを 指定したルール・セットが存在しない場合は、エラーが戻されます。ルール・セットを作成し、そのルール・セットにルールを追加するには、
関連項目: 取得プロセスによって取得可能な変更の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
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取得プロセスのネガティブ・ルール・セットが存在するときに、取得プロセスに対するポジティブ・ルール・セットを削除すると、取得プロセスは、ネガティブ・ルール・セットによって破棄されない、サポートされているすべての変更を取得します。
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データベースの有効なSCNのうち、取得プロセスによる変更の取得の開始時に使用するSCN(開始時SCN)。SCN値は、取得プロセスの最初のSCN値以上にする必要があります。また、開始時SCNを再設定する前に、取得プロセスを停止する必要があります。 無効なSCNが指定された場合または取得プロセスが有効である場合に、エラーが戻されます。 |
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取得プロセスで変更を取得できるREDOログの最小SCN。取得プロセスに対して新たに最小(最初の)SCNを指定する場合、その最小SCNは次の条件を満たす必要があります。
指定した最小SCNがこれら3つの条件を満たさない場合は、エラーが戻されます。これらのすべての条件を満たすSCN値を決定する方法は、「使用上の注意」を参照してください。 最小(最初の)SCNを変更すると、以前のSCNからの取得プロセス再開に必要な情報が取得プロセスのLogMinerデータ・ディクショナリからパージされます。LogMinerデータ・ディクショナリの詳細は、「BUILDプロシージャ」を参照してください。 指定された最小SCNが取得プロセスに対する現行の開始時SCNより大きい場合は、現行の開始時SCNが自動的に新しい最小SCNに変更されます。 |
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取得プロセスに対するネガティブ・ルール・セットの名前。ネガティブ・ルール・セットには、変更の破棄を取得プロセスに指示するためのルールが含まれています。 取得プロセスのネガティブ・ルール・セットを変更するには、既存のルール・セットを 指定したルール・セットが存在しない場合は、エラーが戻されます。ルール・セットを作成し、そのルール・セットにルールを追加するには、
1つの取得プロセスに対してポジティブ・ルール・セットとネガティブ・ルール・セットの両方を指定した場合は、常にネガティブ・ルール・セットが最初に評価されます。 |
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取得プロセスのポジティブ・ルール・セットが存在するときに、取得プロセスに対するネガティブ・ルール・セットを削除すると、取得プロセスは、ポジティブ・ルール・セットによって破棄されない、サポートされているすべての変更を取得します。
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ユーザーを指定しますが、このユーザーのセキュリティ・ドメイン内で、取得プロセスは、取得プロセスのルール・セットを満たす変更を取得し、取得プロセス・ルールに対して構成されているカスタム・ルールベースの変換を実行します。 取得ユーザーを変更するには、 取得ユーザーを変更すると、取得プロセスで使用されるキューに対するエンキュー権限が新しい取得ユーザーに付与され、その取得ユーザーがキューの保護キュー・ユーザーとして構成されます。なお、取得ユーザーには次の権限が必要です。
これらの権限は取得ユーザーに直接付与するか、またはロールによって付与できます。 また、取得ユーザーには、取得プロセスによって実行されるルールベース変換で起動されるすべてのパッケージ(オラクル社が提供するパッケージを含む)の このパラメータの値を変更すると、取得プロセスは自動的に停止し、再開します。 注意: 取得プロセスの取得ユーザーが |
|
取得プロセスで自動的にパージが行われるまでチェックポイントが保存される日数、またはチェックポイントを自動的にパージしない場合は、 日数を指定すると、チェックポイントが取得されてから指定した日数後に、取得プロセスによってチェックポイントがパージされます。小数値を使用して時間単位で指定することもできます。たとえば、6時間は、 チェックポイントがパージされると、そのチェックポイントに対応するアーカイブREDOログ・ファイルのLogMinerデータ・ディクショナリ情報もパージされ、取得プロセスの 関連項目: チェックポイントの保存期間の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
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取得プロセスによる変更の取得の開始時点となる有効な時間。開始時間を再設定する前に、取得プロセスを停止する必要があります。 無効な時間が指定された場合または取得プロセスが有効である場合に、エラーが戻されます。
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このプロシージャは、同期取得を変更します。
関連項目: 取得プロセスの変更の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.ALTER_SYNC_CAPTURE( capture_name IN VARCHAR2, rule_set_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, capture_user IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表34-7 ALTER_SYNC_CAPTUREプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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変更する同期取得の名前。既存の同期取得名を指定する必要があります。所有者を指定しないでください。 |
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同期取得に対するポジティブ・ルール・セットの名前。ポジティブ・ルール・セットには、変更の取得を同期取得に指示するためのルールが含まれています。 同期取得のルール・セットを変更するには、既存のルール・セットを 指定したルール・セットが存在しない場合は、エラーが戻されます。
関連項目: 同期取得によって取得可能な変更の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
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ユーザーを指定しますが、このユーザーのセキュリティ・ドメイン内で、同期取得は、同期取得のルール・セットを満たす変更を取得し、同期取得ルールに対して構成されているカスタム・ルールベースの変換を実行します。 取得ユーザーを変更するには、 取得ユーザーを変更すると、同期取得で使用されるキューに対するエンキュー権限が新しい取得ユーザーに付与され、その取得ユーザーがキューの保護キュー・ユーザーとして構成されます。なお、取得ユーザーには次の権限が必要です。
これらの権限は取得ユーザーに直接付与するか、またはロールによって付与できます。 また、取得ユーザーには、同期取得によって実行されるルールベース変換で起動されるすべてのパッケージ(オラクル社が提供するパッケージを含む)の |
このプロシージャは、現行のデータベースのデータ・ディクショナリをREDOログに抽出し、次のSQL文を実行して、データベースのサプリメンタル・ロギングを自動的に指定します。
ALTER DATABASE ADD SUPPLEMENTAL LOG DATA;
このプロシージャはオーバーロードされています。このプロシージャの一方のバージョンではOUT
パラメータfirst_scn
を使用しますが、もう一方のバージョンでは使用しません。
使用上の注意
このプロシージャには、次の使用上の注意が適用されます。
このプロシージャは、ソース・データベースで繰り返し実行できます。
ソース・データベースで発生する変更を取得プロセスによって取得する場合は、このプロシージャをソース・データベースで少なくとも1回は実行する必要があります。ローカル・ソース・データベースまたはダウンストリーム・データベースで取得プロセスを起動すると、REDOログに抽出された情報に基づいて、LogMinerデータ・ディクショナリが作成されます。
LogMinerデータ・ディクショナリは、取得する変更の詳細を判別するために取得プロセスで使用される個別のデータ・ディクショナリです。ソース・データベースの1次データ・ディクショナリが、取得プロセスでスキャンされているREDOデータと同期化されない場合があるため、LogMinerデータ・ディクショナリが必要となります。
このプロシージャを実行した後、DICTIONARY_BEGIN
列をYES
に指定して、V$ARCHIVED_LOG
動的パフォーマンス・ビューのFIRST_CHANGE#
列を問い合せると、取得プロセスに対する最初のSCNとして指定できるデータベースの最小SCNの値がわかります。取得プロセスに対する最初のSCNは、REDOログ内にある最小のSCNであり、取得プロセスでは、この最小SCNから変更の取得を開始できます。DBMS_CAPTURE_ADM
パッケージ内のCREATE_CAPTURE
プロシージャまたはALTER_CAPTURE
プロシージャの実行時に、取得プロセスに対する最初のSCNを指定できます。
CDBでは、BUILD
プロシージャはルートから実行する必要があります。
このプロシージャは、取得プロセスを作成します。
関連項目:
|
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.CREATE_CAPTURE( queue_name IN VARCHAR2, capture_name IN VARCHAR2, rule_set_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, start_scn IN NUMBER DEFAULT NULL, source_database IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, use_database_link IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, first_scn IN NUMBER DEFAULT NULL, logfile_assignment IN VARCHAR2 DEFAULT 'implicit', negative_rule_set_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, capture_user IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, checkpoint_retention_time IN NUMBER DEFAULT 60, start_time IN TIMESTAMP DEFAULT NULL, source_root_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, capture_class IN VARCHAR2 DEFAULT 'Streams');
パラメータ
表34-9 CREATE_CAPTUREプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
取得プロセスが変更をエンキューするキューの名前。既存のキューを 注意: |
|
作成する取得プロセスの名前。 注意: |
|
取得プロセスに対するポジティブ・ルール・セットの名前。ポジティブ・ルール・セットには、変更の取得を取得プロセスに指示するためのルールが含まれています。 取得プロセスに対してポジティブ・ルール・セットを使用する場合は、既存のルール・セットを 指定したルール・セットが存在しない場合は、エラーが戻されます。ルール・セットを作成し、そのルール・セットにルールを追加するには、
取得プロセスのネガティブ・ルール・セットが存在するときに 関連項目: 取得プロセスによって取得可能な変更の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
|
データベースの有効なSCNのうち、取得プロセスによる変更の取得の開始時に使用するSCN(開始時SCN)。 無効なSCNが指定された場合はエラーが戻されます。
関連項目: start_scnパラメータの詳細は、 |
|
ソース・データベースのグローバル名。ソース・データベースは、取得対象の変更が発生したデータベースです。 ドメイン名を指定しない場合は、自動的にドメイン名がデータベース名に追加されます。たとえば、ドメイン名が このパラメータに |
|
取得プロセスでは、このデータベース・リンクを使用してソース・データベースでデータベース・オブジェクトをインスタンス化するための準備を行い、必要に応じてソース・データベースで ダウンストリーム取得プロセスの作成時に、
|
|
取得プロセスで変更を取得できるREDOログの最小SCN。このパラメータに ソース・データベースで 関連項目: first_scnパラメータの詳細は、 |
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デフォルト値である
ローカル取得プロセス用のこのパラメータに対して 関連項目: REDOログ・ファイルを手動で追加する方法は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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取得プロセスに対するネガティブ・ルール・セットの名前。ネガティブ・ルール・セットには、変更の破棄を取得プロセスに指示するためのルールが含まれています。 取得プロセスに対してネガティブ・ルール・セットを使用する場合は、既存のルール・セットを
取得プロセスのポジティブ・ルール・セットが存在するときに 指定したルール・セットが存在しない場合は、エラーが戻されます。ルール・セットを作成し、そのルール・セットにルールを追加するには、 1つの取得プロセスに対してポジティブ・ルール・セットとネガティブ・ルール・セットの両方を指定した場合は、常にネガティブ・ルール・セットが最初に評価されます。 |
|
ユーザーを指定しますが、このユーザーのセキュリティ・ドメイン内で、取得プロセスは、取得プロセスのルール・セットを満たす変更を取得し、取得プロセス・ルールに対して構成されているカスタム・ルールベースの変換を実行します。 注意: 取得プロセスの取得ユーザーが 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
|
取得プロセスで自動的にパージが行われるまでチェックポイントが保存される日数を指定します。または、チェックポイントを自動的にパージしない場合は、 日数を指定すると、チェックポイントが取得されてから指定した日数後に、取得プロセスによってチェックポイントがパージされます。小数値を使用して時間単位で指定することもできます。たとえば、6時間は、 チェックポイントがパージされると、そのチェックポイントに対応するアーカイブREDOログ・ファイルのLogMinerデータ・ディクショナリ情報もパージされ、取得プロセスの 関連項目: チェックポイントの保存期間の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
|
取得プロセスによる変更の取得の開始時点となる有効な時間。 無効な時間が指定された場合はエラーが戻されます。
関連項目: start_timeパラメータの設定の詳細は、 |
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ソースCDBのルートのグローバル名。
注意: ダウンストリーム取得構成では、取得データベースがCDBでソース・データベースがCDB以外の場合は、 |
|
有効な値は
注意: 取得データベースがCDBの場合は、 |
使用上の注意
このプロシージャを実行する場合は、次の使用上の注意を考慮する必要があります。
DBAロール要件
このプロシージャを起動するユーザーがcapture_user
パラメータに指定されたユーザーと異なる場合、起動するユーザーにDBA
ロールが付与されている必要があります。このプロシージャを起動するユーザーがcapture_user
パラメータに指定されたユーザーと同じである場合、起動するユーザーにDBA
ロールは必要ありません。capture_user
をSYS
に設定できるのは、SYS
ユーザーに限られています。
取得ユーザー要件
capture_user
パラメータでは、取得プロセスのルール・セットを満たす変更を取得するユーザーを指定します。このユーザーには、変更を取得するためのいくつかの権限が必要です。このプロシージャを実行すると、取得プロセスで使用されるキューに対するエンキュー権限が取得ユーザーに付与され、その取得ユーザーがキューの保護キュー・ユーザーとして構成されます。
なお、取得ユーザーには次の権限が必要です。
取得プロセスで使用されるルール・セットのEXECUTE
権限
ポジティブ・ルール・セットで使用されるすべてのルールベース変換ファンクションのEXECUTE
権限
これらの権限は取得ユーザーに直接付与するか、またはロールによって付与できます。
また、取得ユーザーには、取得プロセスによって実行されるルールベース変換で起動されるすべてのパッケージ(オラクル社が提供するパッケージを含む)のEXECUTE
権限が付与されている必要があります。これらの権限は、取得ユーザーに直接付与する必要があります。ロールを通して付与することはできません。
注意:
|
最小SCNと開始時SCNの設定
このプロシージャを使用して取得プロセスを作成する場合、取得プロセスの最小SCNおよび開始時SCNを指定できます。取得プロセスは、開始時SCNが最小SCNまたはチェックポイントSCNより大きい場合でも、最小SCNまたは既存の取得プロセスのチェックポイント以降のREDOデータをスキャンします。この場合、取得プロセスは、開始時SCNより前のREDOデータの変更を取得しません。取得プロセスの作成時に、最小SCNと開始時SCNの差をできるかぎり小さくして、取得プロセスでスキャンされるREDOの量を最小限に抑えることをお薦めします。
注意: start_scn パラメータのかわりにstart_time パラメータを指定する場合、start_time は特定のSCNに一致します。その場合、この項の情報は、指定したstart_time に一致するSCNにも適用されます。 |
取得プロセスの動作は、これらのSCNの設定値、および取得プロセスがローカルであるかダウンストリームであるかによって異なる場合があります。
次の表に、SCNの設定値に対する取得プロセスの動作を示します。
最小SCNの設定 | 開始時SCNの設定 | 取得プロセスのタイプ | 説明 |
---|---|---|---|
NULL 以外 |
NULL |
ローカルまたはダウンストリーム | 新しい取得プロセスは、first_scn パラメータに指定した値から開始される新しいLogMinerセッションとともにローカル・データベースに作成されます。開始SCNは、指定した先頭SCNに自動的に設定されます。新しい取得プロセスでは、このSCNより以前に行われた変更は取得されません。
これらのSCN設定で作成したローカル取得プロセスおよびダウンストリーム取得プロセスでは、取得プロセスの動作は同じになります。ただし、ローカル取得プロセスはソース・データベースで作成され、ダウンストリーム取得プロセスはダウンストリーム・データベースで作成されます。 |
NULL 以外 |
NULL 以外 |
ローカルまたはダウンストリーム | start_scn パラメータに指定した値がfirst_scn パラメータに指定した値以上である場合、指定した最小SCNから開始される新しいLogMinerセッションとともに、新しい取得プロセスがローカル・データベースで作成されます。この場合、新しい取得プロセスでは、指定した開始時SCNより前に行われた変更は取得されません。start_scn パラメータに指定した値がfirst_scn パラメータに指定した値より小さい場合、エラーが発生します。
これらのSCN設定で作成したローカル取得プロセスおよびダウンストリーム取得プロセスでは、取得プロセスの動作は同じになります。ただし、ローカル取得プロセスはソース・データベースで作成され、ダウンストリーム取得プロセスはダウンストリーム・データベースで作成されます。 |
NULL |
NULL 以外 |
ローカル | 次のいずれかの条件に該当した場合、新しい取得プロセスによって新しいLogMinerデータ・ディクショナリが作成されます。
いずれの場合も、取得プロセスの作成時に ただし、ローカル・ソース・データベースに、チェックポイントを取得した既存のローカル取得プロセスが1つ以上存在する場合、新しい取得プロセスは、既存のLogMinerデータ・ディクショナリをこの既存の取得プロセスと共有します。この場合、指定した開始時SCN以下の最小SCNを持つ取得プロセスが、1回以上正常に実行されている必要があります。また、処理中のトランザクションが存在する場合は、それらのトランザクションがコミットされた後に取得プロセスが作成されます。 ローカル・ソース・データベースに既存の取得プロセスが存在せず(チェックポイントを取得済の既存の取得プロセスが存在しない)、指定された開始時SCNがデータベースの現行のSCNより小さい場合は、エラーが発生します。 |
NULL |
NULL 以外 |
ダウンストリーム | CREATE_CAPTURE プロシージャによるダウンストリーム取得プロセスの作成時に、first_scn パラメータがNULL に設定されている場合は、use_database_link パラメータをTRUE に設定する必要があります。そうでない場合は、エラーが発生します。データベース・リンクを使用して、ソース・データベースの現行のSCNを取得します。
次のいずれかの条件に該当した場合、新しい取得プロセスによって新しいLogMinerデータ・ディクショナリが作成されます。
いずれの場合も、取得プロセスの作成時に ただし、ダウンストリーム・データベースで、1つ以上の既存の取得プロセスがチェックポイントを取得済で、ソース・データベースに対する変更を取得する場合、新しい取得プロセスは、既存のLogMinerデータ・ディクショナリを1つ以上の既存の取得プロセスと共有します。この場合、指定した開始時SCN以下の最小SCNを持つこれらの既存の取得プロセスのいずれかが、1回以上正常に実行されている必要があります。また、処理中のトランザクションが存在する場合は、それらのトランザクションがコミットされた後に取得プロセスが作成されます。 ソース・データベースに対する変更を取得する既存の取得プロセスがダウンストリーム・データベースに存在せず(チェックポイントを取得済の既存の取得プロセスが存在しない)、 |
NULL |
NULL |
ローカルまたはダウンストリーム | 動作は、first_scn パラメータをNULL に設定し、start_scn パラメータをソース・データベースの現行のSCNに設定した場合と同じになります。 |
注意: DBMS_STREAMS_ADM パッケージを使用して取得プロセスを作成する場合は、取得プロセスの作成時に最小SCNと開始時SCNをNULL に設定する必要があります。 |
ログ・ファイルの明示的な割当て
logfile_assignment
パラメータにexplicit
を指定した場合は、次の文を使用して、ダウンストリーム・データベースに手動でREDOログ・ファイルを追加します。
ALTER DATABASE REGISTER LOGICAL LOGFILE file_name FOR capture_process;
ここで、file_name
は追加するREDOログ・ファイルの名前であり、capture_process
はダウンストリーム・データベースでREDOログ・ファイルを使用する取得プロセスの名前です。capture_process
には、logminer_session_name
と同じ名前を必ず指定してください。REDOログ・ファイルは、ダウンストリーム・データベースが実行されるサイトに存在する必要があります。ダウンストリーム・データベースが実行されるサイトに手動でこのファイルを転送する場合は、DBMS_FILE_TRANSFER
パッケージ、FTPまたはその他の転送手法を使用する必要があります。
関連項目: ALTER DATABASE文の詳細は 『Oracle Database SQL言語リファレンス』 、REDOログ・ファイルの登録方法の詳細は『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。 |
このプロシージャは、同期取得を作成します。
関連項目: 同期取得の作成の詳細は、『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 |
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.CREATE_SYNC_CAPTURE( queue_name IN VARCHAR2, capture_name IN VARCHAR2, rule_set_name IN VARCHAR2, capture_user IN VARCHAR2 DEFAULT NUL);
パラメータ
表34-10 CREATE_SYNC_CAPTUREプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
同期取得が変更をエンキューするキューの名前。既存のキューを 注意: |
|
作成する同期取得の名前。 注意: |
|
同期取得に対するポジティブ・ルール・セットの名前。ポジティブ・ルール・セットには、変更の取得を同期取得に指示するためのルールが含まれています。 既存のルール・セットを 指定したルール・セットが存在しない場合は、エラーが戻されます。
注意: 同期取得ルールは、 関連項目: 同期取得によって取得可能な変更の詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
|
ユーザーを指定しますが、このユーザーのセキュリティ・ドメイン内で、同期取得は、同期取得のルール・セットを満たす変更を取得し、同期取得ルールに対して構成されているカスタム・ルールベースの変換を実行します。 取得ユーザーを設定できるのは、 注意: 同期取得の取得ユーザーが 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
使用上の注意
CREATE_SYNC_CAPTURE
プロシージャは、同期取得の作成時に、変更を取得する各表の排他ロックを取得する必要があります。これらの表は、同期取得に対して指定されたルール・セットのルールによって決定されます。同期取得が変更を取得する表に未処理のトランザクションが存在する場合、このプロシージャはロックを取得できるまで待機します。
capture_user
パラメータでは、同期取得のルール・セットを満たす変更を取得するユーザーを指定します。このユーザーには、変更を取得するためのいくつかの権限が必要です。
なお、取得ユーザーには次の権限が必要です。
queue_name
パラメータに指定したキューのENQUEUE
権限
同期取得で使用されるルール・セットのEXECUTE
権限
ルール・セットで使用されるすべてのルールベース変換ファンクションのEXECUTE
権限
これらの権限は取得ユーザーに直接付与するか、またはロールによって付与できます。
また、取得ユーザーには、同期取得によって実行されるルールベース変換で起動されるすべてのパッケージ(オラクル社が提供するパッケージを含む)のEXECUTE
権限が付与されている必要があります。これらの権限は、取得ユーザーに直接付与する必要があります。ロールを通してこれらの権限を付与することはできません。
注意: 取得ユーザーは、データベース・オブジェクトに対する権限を持っていなくても、データベース・オブジェクトに対する変更を取得できます。同期取得では、データベース・オブジェクトに対する変更をルールベースの変換ファンクションに渡すことができます。したがって、同期取得を構成するときは、セキュリティ問題に留意する必要があります。 |
このプロシージャは、取得プロセスを削除します。
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.DROP_CAPTURE( capture_name IN VARCHAR2, drop_unused_rule_sets IN BOOLEAN DEFAULT FALSE);
パラメータ
表34-11 DROP_CAPTUREプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除する取得プロセスの名前。既存の取得プロセス名を指定します。所有者を指定しないでください。 |
|
|
使用上の注意
このプロシージャには、次の使用上の注意が適用されます。
削除する前に停止する必要のある取得プロセス
取得プロセスを削除するには、その取得プロセスを事前に停止する必要があります。
DROP_CAPTUREプロシージャおよびルールに関する情報
このプロシージャを使用して取得プロセスを削除すると、その取得プロセスに対してDBMS_STREAMS_ADM
パッケージで作成したルールに関する情報は、Oracle Streamsルールのデータ・ディクショナリ・ビューから削除されます。そのようなルールが取得プロセスのどのルール・セットに含まれているかに関係なく、ルールに関する情報は削除されます。
Oracle Streamsルールのデータ・ディクショナリ・ビューは次のとおりです。
ALL_STREAMS_GLOBAL_RULES
DBA_STREAMS_GLOBAL_RULES
ALL_STREAMS_MESSAGE_RULES
DBA_STREAMS_MESSAGE_RULES
ALL_STREAMS_SCHEMA_RULES
DBA_STREAMS_SCHEMA_RULES
ALL_STREAMS_TABLE_RULES
DBA_STREAMS_TABLE_RULES
ALL_STREAMS_RULES
DBA_STREAMS_RULES
関連項目: Oracle Streamsデータ・ディクショナリ・ビューの詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
このプロシージャは、指定した取得プロセスまたは同期取得によって取得される論理変更レコード(LCR)に追加属性を記録するかどうかを指示します。
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.INCLUDE_EXTRA_ATTRIBUTE( capture_name IN VARCHAR2, attribute_name IN VARCHAR2, include IN BOOLEAN DEFAULT TRUE);
パラメータ
表34-12 INCLUDE_EXTRA_ATTRIBUTEプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
取得プロセスまたは同期取得の名前。既存の取得プロセス名または同期取得名を指定します。所有者を指定しないでください。 |
|
取得プロセスまたは同期取得によって取得される論理変更レコード(LCR)に記録する属性名、またはLCRから除外する属性名を指定します。指定できる属性名は次のとおりです。
|
|
|
このプロシージャは、別のデータベースで、データベース内のすべての表をインスタンス化するために必要な同期化を行い、表内のキー列またはすべての列でサプリメンタル・ロギングを有効にできます。取得プロセスを使用してデータベース内の表に対する変更を取得する場合は、このプロシージャによって、データベース内の表をインスタンス化する準備を行います。
このプロシージャは、インスタンス化のためにデータベース内の各オブジェクトの最小SCNを記録します。オブジェクトに対する最小SCNに続くSCNをオブジェクトのインスタンス化に使用できます。このプロシージャを実行すると、データベース内のすべての現行オブジェクトと将来のオブジェクトのインスタンス化が準備されます。
関連項目: インスタンス化およびサプリメンタル・ロギングの詳細は、『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 |
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.PREPARE_GLOBAL_INSTANTIATION supplemental_logging IN VARCHAR2 DEFAULT 'KEYS', container IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT');
パラメータ
表34-13 PREPARE_GLOBAL_INSTANTIATIONプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
|
|
|
このプロシージャは、別のデータベースで、スキーマ内のすべての表をインスタンス化するために必要な同期化を行い、表内のキー列またはすべての列でサプリメンタル・ロギングを有効にできます。スキーマ内の表に対する変更の取得に取得プロセスを使用する場合は、このプロシージャによって、スキーマ内の表をインスタンス化する準備を行います。
このプロシージャは、インスタンス化のためにスキーマ内の各オブジェクトの最小SCNを記録します。オブジェクトに対する最小SCNに続くSCNをオブジェクトのインスタンス化に使用できます。このプロシージャを実行すると、スキーマ内のすべての現行オブジェクトと将来のオブジェクトのインスタンス化が準備されます。
関連項目: インスタンス化およびサプリメンタル・ロギングの詳細は、『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 |
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.PREPARE_SCHEMA_INSTANTIATION( schema_name IN VARCHAR2, supplemental_logging IN VARCHAR2 DEFAULT 'KEYS', container IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT');
パラメータ
表34-14 PREPARE_SCHEMA_INSTANTIATIONプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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スキーマの名前。たとえば、 |
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このファンクションは、別のデータベースで、1つ以上の表をインスタンス化するために必要な同期化を行います。このファンクションは、インスタンス化のために準備された表(複数も可)に対して、準備システム変更番号(SCN)を戻します。
表に対する変更の取得に同期取得を使用する場合は、このファンクションによって、1つ以上の表をインスタンス化する準備を行います。
このファンクションは、インスタンス化のために各表の最小SCNを記録します(準備SCN)。オブジェクトに対する最小SCNに続くSCNをオブジェクトのインスタンス化に使用できます。
このファンクションはオーバーロードされています。table_names
パラメータは、一方のバージョンではVARCHAR2
データ・タイプであり、もう一方のバージョンではDBMS_UTILITY.UNCL_ARRAY
データ・タイプです。
関連項目: インスタンス化の詳細は、『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 |
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.PREPARE_SYNC_INSTANTIATION( table_names IN VARCHAR2) RETURN NUMBER; DBMS_CAPTURE_ADM.PREPARE_SYNC_INSTANTIATION( table_names IN DBMS_UTILITY.UNCL_ARRAY) RETURN NUMBER;
パラメータ
表34-15 PREPARE_SYNC_INSTANTIATIONファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
いずれのバージョンのファンクションも、それぞれの表の名前を |
このプロシージャは、別のデータベースで、表をインスタンス化するために必要な同期化を行い、表内のキー列またはすべての列でサプリメンタル・ロギングを有効にできます。表に対する変更の取得に取得プロセスを使用する場合は、このプロシージャによって表をインスタンス化する準備を行います。
このプロシージャは、インスタンス化のために表の最小SCNを記録します。オブジェクトに対する最小SCNに続くSCNをオブジェクトのインスタンス化に使用できます。
関連項目: インスタンス化およびサプリメンタル・ロギングの詳細は、『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 |
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.PREPARE_TABLE_INSTANTIATION( table_name IN VARCHAR2, supplemental_logging IN VARCHAR2 DEFAULT 'KEYS', container IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT');
パラメータ
表34-16 PREPARE_TABLE_INSTANTIATIONプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
|
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|
|
|
このプロシージャは、取得プロセス・パラメータを指定した値に設定します。
構文
DBMS_CAPTURE_ADM.SET_PARAMETER( capture_name IN VARCHAR2, parameter IN VARCHAR2, value IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表34-17 SET_PARAMETERプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
取得プロセスの名前。所有者を指定しないでください。 |
|
設定するパラメータの名前。これらのパラメータのリストについては、「取得プロセスのパラメータ」を参照してください。 |
|
パラメータに設定する値。
|
取得プロセスのパラメータ
次の表に、取得プロセスのパラメータを示します。
表34-18 取得プロセスのパラメータ
パラメータ名 | 設定可能な値 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|
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取得プロセスは、一部のデータ・タイプに対する変更をREDOログから取得することに完全には対応していません。IDキーLCRによって、XStream構成を使用してこれらの変更を取得し、XStreamクライアント・アプリケーションで処理できます。 注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。IDキーLCRの詳細は、Oracle DatabaseのXStreamガイドを参照してください。 |
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適用プロセスまたはXStreamインバウンド・サーバーでは、順序LCRを使用することで、接続先データベースの順序値に適切な値が使用されることを保証できます。増加する順序の場合、接続先の順序値は、ソース・データベースの順序値以上になります。減少する順序の場合、接続先の順序値は、ソース・データベースの順序値以下になります。 注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。apply_sequence_nextval適用プロセス・パラメータの詳細は、 |
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|
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取得プロセスは、再起動されると、最後に停止した時点から変更の取得を開始します。再起動された取得プロセスは、新しいセッション識別子を取得します。取得プロセスに関連付けられているプロセスも新しいセッション識別子を取得します。ただし、取得プロセス番号( |
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このパラメータをローカル取得プロセスに対して設定しようとすると、エラーが発生します。 |
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Oracle Streamsタグのカンマ区切りリスト |
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取得プロセスによって、指定したOracle Streamsタグの1つでタグ付けされたDML変更を取得するかどうかを制御します。 取得プロセスがこれらの変更を取得するかどうかは、
注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
|
トランザクション名のカンマ区切りリスト |
|
取得プロセスによって、指定したトランザクション名におけるDMLの変更を取得するかどうかを制御します。 取得プロセスがこれらの変更を取得するかどうかは、
注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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ユーザー名のカンマ区切りリスト |
|
取得プロセスによって、指定したユーザーが行ったDMLの変更を取得するかどうかを制御します。 取得プロセスがこれらの変更を取得するかどうかは、 各ユーザー名の完全パターン一致を指定します。パターン一致では大/小文字が区別されます。たとえば、
注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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ユーザーID値のカンマ区切りリスト |
|
取得プロセスによって、指定したユーザーが行ったデータ操作言語(DML)の変更を取得するかどうかを制御します。 取得プロセスがこれらの変更を取得するかどうかは、 ユーザーのユーザーIDを表示するには、
注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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|
どちらの設定でも、取得プロセスのルール・セットが満たされる場合にのみ、取得プロセスによってDMLの変更が取得されます。 注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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どちらの設定でも、取得プロセスのルール・セットが満たされる場合にのみ、取得プロセスによってDMLの変更が取得されます。 注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
有効なトランザクションIDまたは |
|
取得プロセスがソース・データベースの指定したトランザクションを無視するように設定し、即座に有効化します。 取得プロセスでは、そのトランザクションに対応するすべての後続のLCRが排除されます。指定したトランザクションがソース・データベースで正常にコミットされると、接続先データベースは、かわりに
トランザクションを無視すると、ソース・データベースと接続先データベース間でデータ相違が発生する可能性があるため、このパラメータを設定する場合は注意してください。 複数のトランザクションを無視するには、 |
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表の完全修飾名、 |
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指定した表またはサポートされない表に対する変更を取得プロセスが取得しようとした場合の動作を制御します。 取得プロセスは、そのルール・セットに指示がある場合、サポートされない表に対する変更を取得しようとします。サポートされない表に対する変更を取得プロセスで取得しない場合、取得プロセスのルール・セットからサポートされない表が除外されていることを確認してください。 表名を指定すると、取得プロセスでは、その指定した表に対する変更が取得されません。表名は、
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カンマで区切られた表またはスキーマ名のリスト |
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指定した表またはスキーマにおける変更を取得に含めるように指示します。
注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
有効なSCN値または |
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取得プロセスは、指定された値以上のSCNを持つ変更レコードの取得前に無効化されます。
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正の整数 |
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取得プロセスのために特に割り当てられたシステム・グローバル領域(SGA)メモリーの量をMB単位で制御します。取得プロセスは、この制限値までメモリーを割り当てようとします。取得プロセスは、Oracle LogMinerを使用してREDOログ内の変更をスキャンします。 このメモリーは、取得プロセスのセッション期間中に割り当てられ、取得プロセスが無効になると解放されます。 注意: データベース上のすべてのコンポーネントに割り当てられたシステムグローバル領域(SGA)メモリーは、合計で
注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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負の整数、 |
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元の取得プロセスのメッセージ作成時間とクローニングされた取得プロセスのメッセージ作成時間の間隔(秒)。 特に、クローニングされた取得プロセスと元の取得プロセスの このパラメータが関連するのは、取得プロセスにより取得された変更が2つ以上の適用プロセスにより適用され、 負の値を指定すると、自動マージは無効になります。
関連項目: 『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』 |
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正の整数または |
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取得プロセスは、指定した数のメッセージを取得した後停止します。
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取得プロセスによって取得されるメッセージが自動的に追跡される頻度。 たとえば、このパラメータがデフォルト値の 自動メッセージ追跡に使用される追跡ラベルは
メッセージの追跡の詳細は、『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 |
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正の整数 |
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取得プロセスのREDOログを同時に調査できるプリペアラ・サーバーの数。 取得プロセスは、リーダー・サーバー1台、プリペアラ・サーバー1台以上およびビルダー・サーバー1台で構成されます。プリペアラ・サーバーは、REDOログ内で検出された変更を同時に論理変更レコード(LCR)形式にフォーマットします。各リーダー・サーバー、プリペアラ・サーバーおよびビルダー・サーバーはプロセスであり、プリペアラ・サーバーの数は
注意: このパラメータの値を変更すると、取得プロセスは自動的に停止し、再開します。 関連項目: 取得プロセスのコンポーネントの詳細は、『Oracle Streams概要および管理』を参照してください。 |
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取得プロセスによって自動的にフィルタ処理される表は、 |
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ストリームが取得プロセスから流れる他のストリームから自動的に分割される前にストリームが中断する間隔(秒)。ストリームが分割されると、取得プロセス、キューおよび伝播がクローニングされます。 この場合、ストリームは、取得プロセスから適用に流れる論理変更レコード(LCR)のフローです。ストリームは、取得プロセスに取得されたLCRが適用プロセスに達することができないとき、中断します。たとえば、関連する伝播または適用プロセスが無効にされると中断します。 このパラメータが関連するのは、取得プロセスにより取得された変更が2つ以上の適用プロセスにより適用された場合のみです。
このパラメータは、 関連項目: 『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』 |
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同じ取得プロセスの別のインスタンス化が終了するのを待機する最大秒数。同じ取得プロセスの別のインスタンス化がこの時間内に終了しない場合、取得プロセスは開始しません。このパラメータが有用になるのは、取得プロセスを手動で起動する場合に限られます。
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正の整数または |
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取得プロセスは、開始してから指定秒数が経過した後、可能なかぎり早く停止します。
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Oracleサポート・サービスから指示がないかぎり、このパラメータは設定しないでください。 |
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Streamsの場合は XStreamの場合は |
注意: このパラメータは、XStreamを対象としています。XStream最適化を 関連項目: このパラメータの詳細は、「使用上の注意」を参照してください。 |
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メッセージには、取得プロセスの停止理由が示されます。 |
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1つの取得プロセスでアウトバウンド・サーバーと適用プロセスの両方にLCRを送信することはできません。 アウトバウンド・サーバーがその取得プロセスとは異なるデータベースで実行されるXStream構成では、このパラメータを 注意: XStreamを使用するには、Oracle GoldenGate製品のライセンスを購入する必要があります。Oracle DatabaseのXStreamガイドを参照してください。 |
使用上の注意
SET_PARAMETER
プロシージャには、次の使用上の注意が適用されます。
新しいパラメータ設定の有効化が遅延する可能性
パラメータ値を変更したとき、パラメータの新しい値が有効になるまでに時間がかかる場合があります。
正の整数として解釈されるパラメータ
正の整数として解釈されるすべてのパラメータについて、設定可能な最大値は4,294,967,295
です。適用可能な場合、比較的大きい値にはINFINITE
を指定してください。
システム変更番号(SCN)設定のあるパラメータ
SCN設定が必要なパラメータについては、任意の有効なSCN値を指定できます。
XStream最適化を必要とするパラメータ
取得プロセスで次のパラメータが使用されるのは、取得プロセスがXStreamアウトバウンド・サーバーに論理変更レコード(LCR)を送信している場合、またはXStream最適化がOracle Streamsコンポーネントで有効化されている場合にかぎられます。
capture_idkey_objects
capture_sequence_nextval
excludetag
excludetrans
excludeuser
excludeuserid
getapplops
getreplicates
include_objects
inline_lob_optimization
max_sga_size
use_rac_services
DBMS_XSTREAM_ADM.ENABLE_GG_XSTREAM_FOR_STREAMS
プロシージャを使用して、Oracle StreamsでXStream最適化を有効化します。DBMS_XSTREAM_ADM.ENABLE_GG_XSTREAM_FOR_STREAMS
プロシージャによってXStream最適化が有効化されていない場合に、これらのパラメータのいずれかがデフォルト値以外の値に設定されると、取得プロセスでエラーが発生します。
XStream最適化がOracle Streamsで有効化され、capture_idkey_objects
パラメータがY
に設定されている場合、取得プロセスによってIDキーLCRを取得できます。IDキーLCRには、行の変更に関するすべての列が含まれるわけではありません。かわりに、変更された行のROWID、表の行を識別するためのキー列のグループ、および取得プロセスによってサポートされる表のスカラー列のデータが含まれます。適用プロセスは、IDキーLCRの使用可能な情報を使用してこれらの変更を適用できます。
取得プロセスによってIDキーLCRが取得されるデータベース・オブジェクトを確認するには、ソース・データベースに対して次の問合せを実行します。
SELECT OWNER, OBJECT_NAME FROM DBA_XSTREAM_OUT_SUPPORT_MODE WHERE SUPPORT_MODE='ID KEY';
注意: XStreamを使用するには、Oracle GoldenGate製品のライセンスを購入する必要があります。Oracle DatabaseのXStreamガイドを参照してください。 |
XStreamまたはOracle GoldenGate統合取得構成
XStreamまたはOracle GoldenGate統合取得構成では、次のパラメータで、取得プロセスがどの変更内容を取得するかを制御できます。
capture_idkey_objects
capture_sequence_nextval
excludetag
excludetrans
excludeuser
excludeuserid
getapplops
getreplicates
include_objects
inline_lob_optimization
max_sga_size
use_rac_services
これらのパラメータを設定すると、変更の循環を回避できます。変更の循環では、変更が発生場所であるデータベースに再送されます。通常、レプリケーション環境では、変更の循環を回避する必要があります。同じ変更がデータベースに対して複数回適用されないためです。
双方向のレプリケーションが実行されるXStreamまたはOracle GoldenGate統合取得構成では、GoldenGate Replicatプロセスが取得プロセスのソース・データベースで実行されます。そのため、GoldenGate Replicatで加えた変更は、REDOログに記録されます。
統合構成で双方向のレプリケーションを実行するときには、変更の循環を回避するために、Oracle GoldenGate Replicatプロセスで加えた変更を取得プロセスで取得しないでください。この目標を達成するには、getapplops
パラメータとgetreplicates
パラメータのデフォルトの設定を使用した後、Replicatプロセスの実行ユーザーが加えた変更を除外します。これらの変更を除外するには、このユーザーをexcludeuserid
またはexcludeuser
パラメータで指定します。通常、Oracle GoldenGate Replicatプロセスの実行ユーザーはXStream管理者です。
一部の構成では、アプリケーションまたはReplicatプロセスによって加えられた変更の取得または除外が目標の場合があります。たとえば、レプリケーション環境の中間データベースでは、アプリケーション変更やReplicatプロセス変更を含む、データベースへのすべての変更が取得された後、これらの変更を別の宛先データベースに送信することがあります。
表34-19は、少なくとも1つの除外パラメータがNULL
以外の場合の取得プロセスの動作を示しています。
表34-19 少なくとも1つの除外パラメータがNULL以外の場合の動作
getapplops設定 | getreplicates設定 | 説明 |
---|---|---|
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取得プロセスによって、すべてのDML変更が取得されます。 |
|
|
取得プロセスによって、 取得プロセスによって、 取得プロセスによって、 |
|
|
取得プロセスによって、 取得プロセスによって、 取得プロセスによって、 |
|
|
取得プロセスによって、DML変更は取得されません。 |
表34-19は、すべての除外パラメータがNULL
に設定されている場合の取得プロセスの動作を示しています。
表34-20 すべての除外パラメータがNULLに設定されている場合の動作
getapplops設定 | getreplicates設定 | 説明 |
---|---|---|
|
|
取得プロセスによって、すべてのDML変更が取得されます。 |
|
|
取得プロセスによって、すべてのDML変更が取得されます。 |
|
|
取得プロセスによって、DML変更は取得されません。 |
|
|
取得プロセスによって、DML変更は取得されません。 |
詳細は、次のリンクにあるOracle GoldenGate製品のドキュメントを参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E15881_01/index.htm
注意: 取得プロセスでは、そのルール・セットを使用して変更を評価する前に、前述のパラメータを使用して変更が評価されます。つまり、取得プロセスのルール・セットに照らして変更を評価する前に、その変更が取り消される可能性があります。また、これらのパラメータの設定に関係なく、取得プロセスでは、変更がルール・セットを満たしている場合にのみ取得されます。 |
関連項目: Oracle Database XStreamガイド |
このプロシージャは、取得プロセスを開始します。取得プロセスは、REDOログを調査し、取り出したREDO情報を関連キューにエンキューします。
開始ステータスは永続的に記録されます。したがって、ステータスがENABLED
の場合、取得プロセスはデータベース・インスタンスの起動時に開始されます。
取得プロセスはバックグラウンドのOracleプロセスであり、接頭辞c
が付加されます。
DBMS_AQADM.START_QUEUE
およびDBMS_AQADM.STOP_QUEUE
のエンキューとデキューの状態は、取得プロセスの開始ステータスには影響を与えません。