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Oracle® Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71281-05
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64 DBMS_EDITIONS_UTILITIES

DBMS_EDITIONS_UTILITIESパッケージは、エディション関連の操作用にヘルパー・ファンクションを提供します。

この章では、次の項目について説明します。

DBMS_EDITIONS_UTILITIESの使用方法

概要

DBMS_EDITIONS_UTILITIESパッケージは、エディション関連の操作用にヘルパー・ファンクションを提供するインタフェースを実装します。

セキュリティ・モデル

このパッケージは、PUBLICに実行アクセス権限が付与されているSYS所有のパッケージです。このパッケージは、実行者権限(コール元のセキュリティ・プロファイル)で実行されます。

例外

表64-1 DBMS_EDITIONS_UTILITIESエラー・メッセージ

エラー 説明

ORA-38817

権限が不十分です。

ORA-942

表がありません。


DBMS_EDITIONS_UTILITIESサブプログラムの要約

表64-2 DBMS_EDITIONS_UTILITIESパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

SET_EDITIONING_VIEWS_READ_ONLYプロシージャ


このプロシージャは、スキーマ名と表名が指定されると、すべてのエディションの対応するエディショニング・ビューをREAD ONLYまたはREAD/WRITEに設定します。

SET_NULL_COLUMN_VALUES_TO_EXPRプロシージャ


エディションベースの再定義(EBR)の演習でのみ使用します。


SET_EDITIONING_VIEWS_READ_ONLYプロシージャ

このプロシージャは、スキーマ名と表名が指定されると、すべてのエディションの対応するエディショニング・ビューをREAD ONLYまたはREAD/WRITEに設定します。

構文

DBMS_EDITIONS_UTILITIES.SET_EDITIONING_VIEWS_READ_ONLY (
   table_name IN VARCHAR2,
   owner      IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   read_only  IN BOOLEAN  DEFAULT TRUE);

パラメータ

表64-3 SET_EDITIONING_VIEWS_READ_ONLYプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

table_name

エディショニング・ビューの元表。

owner

元表のスキーマ。デフォルト(またはNULL)は現行のスキーマです。

read_only

TRUEの場合、ビューを読取り専用に設定し、FALSE (またはNULL)の場合は、ビューをREAD/WRITEに設定します。デフォルトはTRUEです。


使用上の注意

ユーザーには次の権限が必要です。

  • 表の所有者であるか、ALTER ANY TABLEシステム権限を持っていること。

  • ビューが定義されているすべてのエディションに対するUSEオブジェクト権限。

SET_NULL_COLUMN_VALUES_TO_EXPRプロシージャ

このプロシージャは、置換列のNULL値を式の値に置換します。式の評価コストは、将来の更新や問合せまで先送りされます。このプロシージャは、エディションベースの再定義(EBR)の演習でのみ使用します。


関連項目:

  • アップグレード前の表現をアップグレード後の表現に変換する方法については、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。


構文

DBMS_EDITIONS_UTILITIES.SET_NULL_COLUMN_VALUES_TO_EXPR;
   table_name    IN  VARCHAR2,
   column_name   IN  VARCHAR2,
   expression    IN  VARCHAR2);

パラメータ

表64-4 SET_NULL_COLUMN_VALUES_TO_EXPRプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

table_name

スキーマで修飾される可能性のある表の名前。

column_name

更新する列の名前。

expression

同じ表の列、定数およびSQLファンクションから構成される式。