DBMS_PART
パッケージは、パーティション化されたオブジェクトのメンテナンスおよび管理操作を行うためのインタフェースを提供します。
関連項目:
|
この章では、次の項目について説明します。
セキュリティ・モデル
使用上の注意
表108-1 DBMS_PARTパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
最適化された非同期索引のメンテナンスが発生し、存在しなくなったデータ・セグメントを指すエントリがクリーンアップされたグローバル索引のリストを収集します。 |
|
失敗したオンライン移動操作をクリーンアップします。 |
非同期グローバル索引のメンテナンスを伴う、パーティションのメンテナンス操作が発生した場合、グローバル索引に、存在しなくなったデータ・セグメントを指すエントリが含まれる可能性があります。このような失効した索引行が原因で、表または索引に対する操作中に(その操作が問合せ、DML、DDLまたは分析のいずれであっても)、正確性に関する問題や破損が発生することはありません。このプロシージャは、このようなグローバル索引を識別してクリーンアップすることによって、記憶域とパフォーマンスの効率を保証します。
ALTER TABLE ... MOVE PARTITION ... ONLINE
処理の実行時には障害の可能性のある箇所が多くあります。このプロシージャでは、バックグラウンド処理(SMON
)での実行を待つことなく、そのような失敗したオンライン移動操作を事前にクリーンアップします。
構文
DBMS_PART.CLEANUP_ONLINE_OP ( schema_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, table_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, partition_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
使用上の注意
schema_name
、table_name
およびpartition_name
が指定されている場合は、これにより、指定されたパーティションの失敗したオンライン移動操作がクリーンアップされます。
schema_name
およびtable_name
が指定されている場合は、これにより、指定された表のすべてのパーティションにおける失敗したオンライン移動操作がすべてクリーンアップされます。
schema_name
のみが指定されている場合は、これにより、スキーマ内ですべての失敗したオンライン移動操作がクリーンアップされます。
引数が指定されていない場合は、システム内で失敗したオンライン移動操作がすべてクリーンアップされます。
その他のケースではすべてORA-20000
が発生し、引数として無効な入力はユーザーに通知されます。