DBMS_SQLTUNE
パッケージは、オンデマンドでSQLをチューニングするためのインタフェースです。関連パッケージのDBMS_AUTO_SQLTUNE
パッケージは、自動タスクとして実行されるSQLチューニング・アドバイザに対するインタフェースを提供します。
この章では、次の項目について説明します。
概要
セキュリティ・モデル
SQLチューニング・アドバイザ・サブプログラム
SQLプロファイル・サブプログラム
SQLチューニング・セット・サブプログラム
SQLパフォーマンス・レポート・サブプログラム
DBMS_SQLTUNE
パッケージは、相互に関連する次のいくつかの機能領域を提供します。
SQLチューニング・アドバイザ
アドバイザ・スイートの1つであるSQLチューニング・アドバイザは、データベースのパフォーマンス問題を特定および解決する一連のエキスパート・システムです。具体的には、SQLチューニング・アドバイザによって、問題のあるSQL文のチューニングが自動化されます。SQLチューニング・アドバイザに1つ以上のSQL文を入力すると、その文のチューニング方法に関する的確なアドバイスを取得できます。アドバイザは、SQLをチューニングするためのSQLアクションの形でアドバイスを提供するとともに、予測されるパフォーマンス上のメリットも示します。
SQLチューニング・アドバイザ・サブプログラムのグループには、アドバイザへのアクセスを可能にするタスク指向のインタフェースが用意されています。次に示すサブプログラムを、次の順序でコールすると、SQLチューニング・アドバイザの機能の一部を使用できます。
CREATE_TUNING_TASKファンクションは、1つ以上のSQL文をチューニングするためのチューニング・タスクを作成します。
EXECUTE_TUNING_TASKファンクションおよびプロシージャは、以前作成したチューニング・タスクを実行します。
REPORT_TUNING_TASKファンクションを使用して、チューニング・タスクの結果を表示します。
SCRIPT_TUNING_TASKファンクションを使用して、SQL*PLUSスクリプトを作成します。その後、このスクリプトを実行すると、アドバイザによる一連のリコメンデーションを実装できます。
SQLプロファイル・サブプログラム
SQLチューニング・アドバイザによって、文のパフォーマンスを向上させるSQLプロファイルの作成を推奨される場合があります。SQLプロファイルは、その文に固有な補助統計で構成されます。カーディナリティ、選択性およびコストは問合せオプティマイザによって推定されますが、これらの値が大幅にずれているために不適切な実行計画が生成される場合があります。SQLプロファイルは、サンプリングおよび部分的に実行する方法を使用して追加情報を収集し、これらの推定を調整することで、この問題に対処します。
SQLプロファイル・サブプログラムのグループでは、特定の単一SQL文を対象とするオプティマイザに統計情報を伝えるためのメカニズムが用意されており、可能なかぎり正確な統計情報を伝えることによって、オプティマイザでその文に対する優れた判断を行うことができるようにします。次に例を示します。
ACCEPT_SQL_PROFILEプロシージャおよびファンクションを使用すると、SQLチューニング・アドバイザによって推奨されたSQLプロファイルを受け入れることができます。
ALTER_SQL_PROFILEプロシージャ
を使用すると、既存のSQLプロファイルの属性(STATUS
、NAME
、DESCRIPTION
およびCATEGORY)を変更できます。
DROP_SQL_PROFILEプロシージャを使用すると、SQLプロファイルを削除できます。
SQLチューニング・セット
SQLチューニング・アドバイザには、1つまたは一連のSQL文を入力できます。複数の文を1つのアドバイザ・タスクでチューニングする場合は、SQLチューニング・セット(STS)の形式で入力します。SQLチューニング・セットは、SQL文およびその実行コンテキストをシステム提供のスキーマ内に格納するデータベース・オブジェクトです。SQLチューニング・セットでは、SQLのワークロードを処理するためのインフラストラクチャが用意されているため、大量のSQL文を簡単にチューニングできます。
SQLチューニング・セットでSQL文とともに格納されるものは、次のとおりです。
解析スキーマ名、バインド値などの実行コンテキスト。
平均経過時間、実行件数などの実行統計情報。
実行計画(SQL文を実行するために行われる一連の操作)。
行ソース統計(計画で実行される各操作の処理行数など)。
SQLチューニング・セットを作成する場合は、次のソースを使用してSQL文にフィルタ処理やランキングを実行します。
SELECT_CURSOR_CACHEファンクションを使用した共有SQL領域。
自動ワークロード・リポジトリの先頭にあるSQL文(SELECT_WORKLOAD_REPOSITORYファンクションを使用)。
その他のSQLチューニング・セット(SELECT_SQLSETファンクションを使用)。
SQLパフォーマンス・アナライザ・タスクの比較結果(SELECT_SQLPA_TASKファンクションを使用)。
SQLトレース・ファイル(SELECT_SQL_TRACEファンクションを使用)。
ユーザー定義ワークロード。
この機能は、すべてのSQLチューニング・セット・サブプログラムを使用すると、簡単に実行できます。次に例を示します。
CREATE_SQLSETプロシージャおよびファンクションでは、データベース内にSQLチューニング・セット・オブジェクトを作成します。
選択した一連のSQLをSQLチューニング・セットに入力する場合は、LOAD_SQLSETプロシージャを使用します。
CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSETプロシージャでは、指定した期間にわたり共有SQL領域からSQL文を収集し、データベース・ワークロードにおける実際のピクチャの作成を試みます。
SQLチューニング・セットおよびSQLプロファイルのインポート/エクスポート
DBMS_SQLTUNE
サブプログラムを使用して、共通のプログラム・モデルを使用するシステム間でSQLプロファイルおよびSQLチューニング・セットを移動します。いずれの場合も、ソース・データベース上にステージング表を作成し、関連するデータをそのステージング表に入力します。次に、選択した方法(Oracle Data Pump、データベース・リンクなど)に従ってそのステージング表を移動先システムに移動し、そのステージング表を使用してオブジェクトを元の形式で再構成します。次の手順は、このパッケージに含まれるサブプログラムによって実行されます。
ソース・システムにステージング表を作成するには、CREATE_STGTAB_SQLPROFプロシージャまたはCREATE_STGTAB_SQLSETプロシージャをコールします。
ソース・システムの情報をステージング表に移入するには、PACK_STGTAB_SQLPROFプロシージャまたはPACK_STGTAB_SQLSETプロシージャをコールします。
ステージング表を移動先システムに移動します。
新しいシステム上にオブジェクトを再作成するには、UNPACK_STGTAB_SQLPROFプロシージャまたはUNPACK_STGTAB_SQLSETプロシージャをコールします。
関連項目: プログラム・フローの詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。 |
自動チューニング・タスク・ファンクション
データベースによって、カタログ・スクリプトの一部として自動システム・タスクSYS_AUTO_SQL_TUNING_TASK
が作成されます。このタスクによってAWRから一連の高負荷SQLが自動的に選択され、そのSQLに対してSQLチューニング・アドバイザが実行されます。自動タスクでは、他のSQLチューニング・タスクと同じ包括的な分析が実行されます。
自動SQLチューニング・タスクのアクティビティに関するレポートは、DBMS_AUTO_SQLTUNE.REPORT_AUTO_TUNING_TASK
APIを通じて取得できます。自動SQLチューニング・タスクの管理に使用できるサブプログラムのリストについては、DBMS_AUTO_SQLTUNE
パッケージを参照してください。
リアルタイムSQL監視
リアルタイムSQL監視を使用すると、DBAまたはパフォーマンス・アナリストにより、長時間にわたって実行されるSQL文の実行をその実行中に監視できます。カーソルの統計(CPU時間、IO時間など)と実行計画の統計(出力行の数、メモリー、使用される一時領域など)は、どちらも文の実行中にほぼリアルタイムで更新されます。V$SQL_MONITOR
ビューおよびV$SQL_PLAN_MONITOR
ビューではこれらの統計が公開されます。さらに、DBMS_SQLTUNE
によって、REPORT_SQL_MONITOR
機能とREPORT_SQL_MONITOR_LIST
機能を提供することで、監視情報をレポートします。
注意: また、DBMS_SQL_MONITOR には、REPORT_SQL_MONITOR 機能とREPORT_SQL_MONITOR_LIST 機能が含まれます。 |
このパッケージは、PUBLIC
で使用可能で、独自のセキュリティ・チェックが実行されます。
SQLチューニング・アドバイザはアドバイザ・フレームワークに依存しているため、すべてのチューニング・タスク・インタフェース(XXX_TUNING_TASK
)を使用するにはADVISOR
権限が必要です。
SQLチューニング・セット・サブプログラム(XXX_SQLSET
)では、ADMINISTER
SQL
TUNING
SET
またはADMINISTER
ANY
SQL
TUNING
SET
権限が必要です。ADMINISTER
SQL
TUNING
SET
権限を持つユーザーは、ユーザー自身が所有するSQLチューニング・セットのみを作成および変更できます(ADMINISTER
ANY
SQL
TUNING
SET
権限を持っている場合は、すべてのSQLチューニング・セット(他のユーザーが所有するものも含む)に対して操作を行うことができます)。たとえばCREATE_SQLSETプロシージャおよびファンクションを使用すると、他のユーザーによって所有されるSQLチューニング・セットを作成できます。この場合、そのユーザーは、ADMINISTER
SQL
TUNING
SET
権限がなくてもチューニング・セットを操作できます。
以前は、SQLプロファイルに関連するサブプログラムを起動するには、次の3つの異なる権限が必要でした。
CREATE
ANY
SQL
PROFILE
ALTER
ANY
SQL
PROFILE
DROP
ANY
SQL
PROFILE
これらの権限は非推奨となっているため、ADMINISTER
SQL
MANAGEMENT
OBJECT
を使用することをお薦めします。
DBMS_SQLTUNE
パッケージは、次のOBJECT
タイプを定義します。
SQLSET_ROW
オブジェクトは、ユーザーのSQLチューニング・セットの内容をモデル化します。SQLチューニング・セットは、論理的には、各SQLSET_ROW
に1つのSQL文とその実行コンテキスト、統計、バインドおよび計画が含まれているSQLSET_ROW
のコレクションです。各SELECT_XXX
サブプログラムは、(sql_id
、plan_hash_value
)によって一意に識別されるSQLSET_ROW
のコレクションとしてデータ・ソースをモデル化します。同様に、LOAD_SQLSET
プロシージャは、行タイプがSQLSET_ROW
のカーソルを入力時に使用し、ユーザーが要求するポリシーに従って各SQLSET_ROW
を個別に処理します。
DBMS_SQLTUNE
パッケージのいくつかのサブプログラムは、SQLチューニング・セットまたはデータ・ソースの内容に対して基本フィルタを使用できます。これらのフィルタは、SQLSET_ROW
内に定義されている属性に基づいて表現されます。
構文
CREATE TYPE sqlset_row AS object ( sql_id VARCHAR(13), force_matching_signature NUMBER, sql_text CLOB, object_list sql_objects, bind_data RAW(2000), parsing_schema_name VARCHAR2(30), module VARCHAR2(48), action VARCHAR2(32), elapsed_time NUMBER, cpu_time NUMBER, buffer_gets NUMBER, disk_reads NUMBER, direct_writes NUMBER, rows_processed NUMBER, fetches NUMBER, executions NUMBER, end_of_fetch_count NUMBER, optimizer_cost NUMBER, optimizer_env RAW(2000), priority NUMBER, command_type NUMBER, first_load_time VARCHAR2(19), stat_period NUMBER, active_stat_period NUMBER, other CLOB, plan_hash_value NUMBER, sql_plan sql_plan_table_type, bind_list sql_binds)
属性
表154-1 SQLSET_ROWの属性
属性 | 説明 |
---|---|
|
一意なSQL ID。 |
|
リテラル、ケースおよび空白を除くシグネチャ。 |
|
文の全文。 |
|
現在、実装されていません。 |
|
このSQLに対して取得されるバインド・データ。このパラメータの引数を指定し、 |
|
SQLが解析されるスキーマ。 |
|
SQLの最後のアプリケーション・モジュール。 |
|
SQLの最後のアプリケーション・アクション。 |
|
このSQL文の経過時間の合計。 |
|
このSQL文のCPU時間の合計。 |
|
バッファ取得回数の合計。 |
|
ディスク読取り回数の合計。 |
|
直接書込み回数の合計。 |
|
このSQL文による処理行数の合計。 |
|
フェッチ回数の合計。 |
|
このSQLの実行回数の合計。 |
|
文のすべての行がフェッチされ、文が完全に実行された回数。 |
|
このSQLのオプティマイザ・コスト。 |
|
このSQL文のオプティマイザ環境。 |
|
ユーザー定義の優先順位(1、2、3)。 |
|
文のタイプ( |
|
親カーソルのロード時間。 |
|
このSQL文の統計情報が収集された期間(秒)。 |
|
SQL文がアクティブだった有効期間(秒)。 |
|
他の列(ユーザー定義の属性用)。 |
|
計画の計画ハッシュ値。 |
|
EXPLAIN PLAN。 |
|
SQLに対するユーザー指定のバインドのリスト。これは、ユーザー指定のワークロードに対して使用されます。このパラメータの引数を指定し、 |
DBMS_SQLTUNE
のサブプログラムは、機能ごとに次のようにグループ分けされています。
このサブプログラム・グループは、SQLチューニング・タスクを管理するためのインタフェースを提供します。
表154-2 SQLチューニング・タスク・サブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
現在実行中のチューニング・タスクを取り消します。 |
「CREATE_SQL_PLAN_BASELINEプロシージャ」 |
既存の計画のSQL計画ベースラインを作成します。 |
|
SQLチューニング・アドバイザ用に1つの文または1つのSQLチューニング・セットのチューニングを作成します。 |
「DROP_TUNING_TASK Procedureプロシージャ」 |
SQLチューニング・タスクを削除します。 |
「EXECUTE_TUNING_TASKファンクションおよびプロシージャ」 |
以前に作成したチューニング・タスクを実行します。 |
「IMPLEMENT_TUNING_TASKファンクション」 |
SQLチューニング・アドバイザによる一連のSQLプロファイル・リコメンデーションを実装します。 |
|
現在実行中のチューニング・タスクを中断します。 |
「REPORT_AUTO_TUNING_TASKファンクション」 |
自動チューニング・タスクによるレポートを表示して、特定の範囲の実行についてレポートします。 |
|
チューニング・タスクの結果を表示します。 |
|
現在実行中のチューニング・タスクを初期状態にリセットします。 |
|
SQLチューニング・セットを処理するために作成され、以前に中断されたタスクを再開します。 |
|
チューニング・タスクを作成し、その実行をスケジューラ・ジョブとしてスケジュールします。 |
|
SQL*PLUSスクリプトを作成します。その後、このスクリプトを実行すると、SQLチューニング・アドバイザによる一連のリコメンデーションを実装できます。 |
「SET_TUNING_TASK_PARAMETERプロシージャ」 |
|
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_SQLTUNEサブプログラムの要約」を参照してください。
このサブプログラム・グループは、SQLプロファイルを管理するためのインタフェースを提供します。
表154-3 SQLプロファイル・サブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
チューニング・タスクの特定の実行が推奨するすべてのSQLプロファイルを受け入れます。 |
ACCEPT_SQL_PROFILEプロシージャおよびファンクション |
指定されたチューニング・タスクのSQLプロファイルを作成します。 |
|
既存のSQLプロファイル・オブジェクトの特定の属性を変更します。 |
|
システム間でのSQLプロファイルのコピーに使用するステージング表を作成します。 |
|
データベースから名前付きSQLプロファイルを削除します。 |
|
|
|
ステージング表に保存されているプロファイル・データの値を、アンパック操作を実行する前に変更します。 |
|
SQLテキストのシグネチャを戻します。 |
|
ステージング表に保存されているプロファイル・データを使用して、このシステム上にプロファイルを作成します。 |
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_SQLTUNEサブプログラムの要約」を参照してください。
このサブプログラム・グループは、SQLチューニング・セットを管理するためのインタフェースを提供します。
表154-4 SQLチューニング・セット・サブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
新しい参照を既存のSQLチューニング・セットに追加して、クライアントによるその使用状況を示します。 |
CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSETプロシージャ |
指定した期間にわたり、共有SQL領域からワークロードを増分取得して、SQLチューニング・セットに移入します。 |
|
データベース内にSQLチューニング・セット・オブジェクトを作成します。 |
|
SQLチューニング・セットのインポートおよびエクスポートに使用するステージング表を作成します。 |
|
SQL文のセットをSQLチューニング・セットから削除します。 |
|
SQLチューニング・セットがアクティブでない場合はそれを削除します。 |
|
選択したSQLのセットをSQLチューニング・セットに入力します。 |
|
|
|
SQLチューニング・セットを非アクティブ化し、このSQLチューニング・セットをクライアントが使用していないことを示します。 |
|
共有SQL領域からSQL文を収集します。 |
|
1つ以上のトレース・ファイルの内容を読み取り、検出したSQL文を |
|
SQLパフォーマンス・アナライザの比較タスクからSQL文を収集します。 |
|
既存のSQLチューニング・セットからSQL文を収集します。 |
SELECT_WORKLOAD_REPOSITORYファンクション |
ワークロード・リポジトリからSQL文を収集します。 |
|
ステージング表から1つ以上のSQLチューニング・セットをコピーします。 |
|
SQLチューニング・セットのSQL文の選択されている文字列フィールドを更新するか、SQLチューニング・セットのSQLの設定済の数値属性を更新します。 |
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_SQLTUNEサブプログラムの要約」を参照してください。
このサブプログラム・グループでは、V$SQL_MONITOR
およびV$SQL_PLAN_MONITOR
に収集された監視データをレポートする機能が提供されています。
表154-5 リアルタイムSQL監視サブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
リアルタイムSQL監視をレポートします。 |
REPORT_SQL_MONITOR_LISTファンクション |
Oracleによって監視されるすべての文または文のサブセットのレポートを作成します。 |
表154-7 DBMS_SQLTUNEパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 | グループ |
---|---|---|
|
特定のチューニング・タスクの特定の実行が推奨するすべてのSQLプロファイルを受け入れます。 |
|
ACCEPT_SQL_PROFILEプロシージャおよびファンクション |
指定されたチューニング・タスクのSQLプロファイルを作成します。 |
|
|
新しい参照を既存のSQLチューニング・セットに追加して、クライアントによるその使用状況を示します。 |
|
|
既存のSQLプロファイル・オブジェクトの特定の属性を変更します。 |
|
|
現在実行中のチューニング・タスクを取り消します。 |
|
CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSETプロシージャ |
指定した期間にわたり、共有SQL領域からワークロードを増分取得して、SQLチューニング・セットに移入します。 |
|
CREATE_SQL_PLAN_BASELINEプロシージャ |
既存の計画のSQL計画ベースラインを作成します。 |
|
|
データベース内にSQLチューニング・セット・オブジェクトを作成します。 |
|
|
システム間でのSQLプロファイルのコピーに使用するステージング表を作成します。 |
|
|
SQLチューニング・セットのインポートおよびエクスポートに使用するステージング表を作成します。 |
|
|
SQLチューニング・アドバイザ用に1つの文または1つのSQLチューニング・セットのチューニングを作成します。 |
|
|
SQL文のセットをSQLチューニング・セットから削除します。 |
|
|
データベースから名前付きSQLプロファイルを削除します。 |
|
|
SQLチューニング・セットがアクティブでない場合はそれを削除します。 |
|
|
SQLチューニング・タスクを削除します。 |
|
EXECUTE_TUNING_TASKファンクションおよびプロシージャ |
以前に作成したチューニング・タスクを実行します。 |
|
|
SQLチューニング・アドバイザによる一連のSQLプロファイル・リコメンデーションを実装します。 |
|
|
現在実行中のチューニング・タスクを中断します。 |
|
|
選択したSQLのセットをSQLチューニング・セットに入力します。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
ステージング表に保存されているプロファイル・データの値を、アンパック操作を実行する前に変更します。 |
|
|
ホスト・システム上とは異なる値でアンパックできるように、ステージング表内のチューニング・セットの名前および所有者を変更します。 |
|
|
SQLチューニング・セットを非アクティブ化し、このSQLチューニング・セットをクライアントが使用していないことを示します。 |
|
REPORT_AUTO_TUNING_TASKファンクション |
自動チューニング・タスクによるレポートを表示して、特定の範囲のサブタスクについてレポートします。 |
|
|
特定のSQLIDをレポートします。 |
|
|
チューニング・タスクの結果を表示します。 |
|
|
現在実行中のチューニング・タスクを初期状態にリセットします。 |
|
|
SQLチューニング・セットを処理するために作成され、以前に中断されたタスクを再開します。 |
|
|
SQLチューニング・タスクを作成し、その実行をスケジューラ・ジョブとしてスケジュールします。 |
|
|
SQL*PLUSスクリプトを作成します。その後、このスクリプトを実行すると、SQLチューニング・アドバイザによる一連のリコメンデーションを実装できます。 |
|
|
共有SQL領域からSQL文を収集します。 |
|
|
1つ以上のトレース・ファイルの内容を読み取り、検出したSQL文を |
|
|
既存のSQLチューニング・セットからSQL文を収集します。 |
|
SELECT_WORKLOAD_REPOSITORYファンクション |
ワークロード・リポジトリからSQL文を収集します。 |
|
SET_TUNING_TASK_PARAMETERプロシージャ |
|
|
|
SQLテキストのシグネチャを戻します。 |
|
|
ステージング表に保存されているプロファイル・データを使用して、このシステム上にプロファイルを作成します。 |
|
|
ステージング表から1つ以上のSQLチューニング・セットを移動します。 |
|
|
SQLチューニング・セットのSQL文の選択されているフィールドを更新します。 |
|
このプロシージャは、チューニング・タスクの特定の実行が推奨するすべてのSQLプロファイルを受け入れ、ユーザーが渡したパラメータ値に従ってSQLプロファイルの属性を設定します。
構文
DBMS_SQLTUNE.ACCEPT_ALL_SQL_PROFILES ( task_name IN VARCHAR2, category IN VARCHAR2 := NULL, replace IN BOOLEAN := FALSE, force_match IN BOOLEAN := FALSE, profile_type IN VARCHAR2 := REGULAR_PROFILE, autotune_period IN NUMBER := NULL, execution_name IN VARCHAR2 := NULL, task_owner IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL);
パラメータ
表154-8 ACCEPT_ALL_SQL_PROFILESプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
SQLチューニング・タスクの名前(必須)。 |
|
これはカテゴリ名で、このSQLプロファイルを使用するセッションに対するセッションの |
|
これは、プロファイルがすでに存在する場合にこの引数を |
|
|
|
オプション:
|
|
自動SQLチューニングの時間。この設定は、自動SQLチューニング・アドバイザ・タスクにのみ適用されます。次の値があります。
このプロシージャは、その他の値を直近のタスク実行からこの引数の値を引いた時間として解釈します。 |
|
使用するタスク実行の名前。NULLの場合、このプロシージャは、直近のタスク実行のレポートを生成します。 |
|
チューニング・タスクの所有者。これはオプションのパラメータで、他のユーザーが所有するチューニング・タスクに関連付けられているSQLプロファイルを受け入れるためには指定する必要があります。現行のユーザーがデフォルト値です。 |
|
SQLプロファイルの目的を記述したユーザー指定の文字列。256文字を超える場合は切り捨てられます。最大サイズは500文字です。 |
このプロシージャは、SQLチューニング・アドバイザによって推奨されるSQLプロファイルを作成します。SQLテキストは、マッチング用に正規化されていますが、データ・ディクショナリに格納される場合は読みやすさを考慮して正規化されていません。SQLテキストは、SQLチューニング・タスクへの参照を介して提供されます。参照されたSQL文が存在しない場合、エラーが報告されます。
構文
DBMS_SQLTUNE.ACCEPT_SQL_PROFILE ( task_name IN VARCHAR2, object_id IN NUMBER := NULL, name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL, category IN VARCHAR2 := NULL); task_owner IN VARCHAR2 := NULL, replace IN BOOLEAN := FALSE, force_match IN BOOLEAN := FALSE, profile_type IN VARCHAR2 := REGULAR_PROFILE);
DBMS_SQLTUNE.ACCEPT_SQL_PROFILE ( task_name IN VARCHAR2, object_id IN NUMBER := NULL, name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL, category IN VARCHAR2 := NULL; task_owner IN VARCHAR2 := NULL, replace IN BOOLEAN := FALSE, force_match IN BOOLEAN := FALSE, profile_type IN VARCHAR2 := REGULAR_PROFILE) RETURN VARCHAR2;
パラメータ
表154-9 ACCEPT_SQL_PROFILEプロシージャおよびファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
SQLチューニング・タスクの名前(必須)。 |
|
チューニング・タスクに関連付けられたSQL文を示すアドバイザ・フレームワーク・オブジェクトの識別子。 |
|
SQLプロファイルの名前。二重引用符を含むことはできません。大文字と小文字が区別されます。指定しない場合は、システムによってSQLプロファイルに一意の名前が生成されます。 |
|
SQLプロファイルの目的を記述したユーザー指定の文字列。256文字を超える場合は切り捨てられます。最大サイズは500文字です。 |
|
これはカテゴリ名で、このSQLプロファイルを使用するセッションに対するセッションの |
|
チューニング・タスクの所有者。これはオプションのパラメータで、他のユーザーが所有するチューニング・タスクに関連付けられているSQLプロファイルを受け入れるためには指定する必要があります。現行のユーザーがデフォルト値です。 |
|
これは、プロファイルがすでに存在する場合にこの引数を |
|
|
|
オプション:
|
例
このサブプログラムのプロシージャ・バージョンとファンクション・バージョンの両方を同様に使用しますが、ファンクションを起動する場合は戻り値を指定する必要があります。次に示す例は、プロシージャにのみ適用されます。
この例では、ワークロード・リポジトリの1つのSQL文がチューニングされ、SQLチューニング・アドバイザが推奨するSQLプロファイルが作成されます。
variable stmt_task VARCHAR2(64); variable sts_task VARCHAR2(64); -- create a tuning task tune the statement EXEC :stmt_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK( begin_snap => 1, - end_snap => 2, - sql_id => 'ay1m3ssvtrh24'); -- execute the resulting task EXEC DBMS_SQLTUNE.EXECUTE_TUNING_TASK(:stmt_task); EXEC DBMS_SQLTUNE.ACCEPT_SQL_PROFILE(:stmt_task);
チューニングされたSQL文を表す場合、SQLチューニング・アドバイザによって作成されたアドバイザ・フレームワーク・オブジェクトのID(object_id
)を指定する必要はありません。
推奨されるSQLプロファイルがデフォルトで使用されないように、そのSQLプロファイルを別のカテゴリ(TEST
など)で受け入れることもできます。
EXEC DBMS_SQLTUNE.ACCEPT_SQL_PROFILE ( task_name => :stmt_task, - category => 'TEST');
コマンドALTER
SESSION
SET
SQLTUNE_CATEGORY
= 'TEST'
を使用すると、このプロファイルの動作を確認できます。
次のコールを実行すると、同じforce_matching_signature
が指定されているすべてのSQL文をチューニング対象とするSQLプロファイルが作成されます。
EXEC DBMS_SQLTUNE.ACCEPT_SQL_PROFILE (task_name => :stmt_task, - force_match => TRUE);
次の例のチューニング対象はSQLチューニング・セットですが、SQLプロファイルは、そのSQLチューニング・セット内の1つのSQL文のみに対して作成されます。SQL文は、IDが'5'のアドバイザ・フレームワーク・オブジェクトによって表されています。チューニング・タスクに対して複数のSQLプロファイルが存在する可能性があるため、ACCEPT_SQL_PROFILE
プロシージャにオブジェクトIDを渡す必要があることに注意してください。このオブジェクトIDは、レポートとともに取得されます。
EXEC :sts_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK ( - sqlset_name => 'my_workload', - rank1 => 'ELAPSED_TIME', - time_limit => 3600, - description => 'my workload ordered by elapsed time'); -- execute the resulting task EXEC DBMS_SQLTUNE.EXECUTE_TUNING_TASK(:sts_task); -- create the profile for the sql statement corresponding to object_id = 5. EXEC DBMS_SQLTUNE.ACCEPT_SQL_PROFILE ( task_name => :sts_task, - object_id => 5);
このプロシージャは、新しい参照を既存のSQLチューニング・セットに追加して、クライアントによるその使用状況を示します。
構文
DBMS_SQLTUNE.ADD_SQLSET_REFERENCE ( sqlset_name IN VARCHAR2, description IN VARCHAR2 := NULL) RETURN NUMBER;
例
SQLチューニング・セットへの参照を追加できます。これによって、使用中にチューニング・セットが変更されなくなります。参照は、SQLチューニング・セットに対してSQLチューニング・アドバイザを起動すると自動的に追加されるため、このファンクションは特別な目的でのみ使用してください。このファンクションは、後で参照を削除する際に使用する参照IDを戻します。SQLチューニング・セットへの参照を削除するには、REMOVE_SQLSET_REFERENCEプロシージャ
を使用します。
variable rid number; EXEC :rid := DBMS_SQLTUNE.ADD_SQLSET_REFERENCE( - sqlset_name => 'my_workload', - description => 'my sts reference');
ビューUSER/DBA_SQLSET_REFERENCES
を使用すると、特定のSQLチューニング・セットに関するすべての参照を確認できます。
このプロシージャは、既存のSQLプロファイル・オブジェクトの特定の属性を変更します。次の属性を変更できます(これらの属性名を使用)。
"STATUS
"を"ENABLED
"または"DISABLED
"に設定できます。
"NAME
"を有効な名前にリセットできます。この名前は、有効なOracle識別子であり一意である必要があります。
"DESCRIPTION
"を500文字以下の文字列に設定できます。
"CATEGORY
"を有効なカテゴリ名にリセットできます。この名前は有効なOracle識別子であり、正規化されたSQLテキストと組み合せた場合は一意である必要があります。
構文
DBMS_SQLTUNE.ALTER_SQL_PROFILE ( name IN VARCHAR2, attribute_name IN VARCHAR2, value IN VARCHAR2);
例
-- Disable a profile, so it is not be used by any sessions. EXEC DBMS_SQLTUNE.ALTER_SQL_PROFILE ( name => :pname, - attribute_name => 'STATUS', - value => 'DISABLED'); -- Enable it back: EXEC DBMS_SQLTUNE.ALTER_SQL_PROFILE ( name => :pname, - attribute_name => 'STATUS', - value => 'ENABLED'); -- Change the category of the profile so it is used only by sessions -- with category set to TEST. -- Use ALTER SESSION SET SQLTUNE_CATEGORY = 'TEST' to see how this profile -- behaves. EXEC DBMS_SQLTUNE.ALTER_SQL_PROFILE ( name => :pname, - attribute_name => 'CATEGORY', - value => 'TEST'); -- Change it back: EXEC DBMS_SQLTUNE.ALTER_SQL_PROFILE ( name => :pname, - attribute_name => 'CATEGORY', - value => 'DEFAULT');
指定した期間にわたり、このプロシージャは、共有SQL領域からワークロードを増分取得して、SQLチューニング・セットに移入します。このプロシージャは、共有SQL領域からワークロードを取得してSQLチューニング・セットに移入し、一定の期間にキャッシュを複数回ポーリングして、そこに格納されたワークロード・データを更新します。必要な期間に実行して、システム・ワークロード全体を取得できます。
構文
DBMS_SQLTUNE.CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSET ( sqlset_name IN VARCHAR2, time_limit IN POSITIVE := 1800, repeat_interval IN POSITIVE := 300, capture_option IN VARCHAR2 := 'MERGE', capture_mode IN NUMBER := MODE_REPLACE_OLD_STATS, basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL, recursive_sql IN VARCHAR2 := HAS_RECURSIVE_SQL);
パラメータ
表154-13 CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSETプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
SQLチューニング・セットの名前。 |
|
実行する合計時間(秒)。 |
|
サンプリングの実行間隔(秒)。 |
|
取得時の動作(新しい文の挿入、既存の文の更新またはその両方)。' |
|
取得モード(
|
|
各サンプリングで共有SQL領域に適用するフィルタ(「 |
|
SQLチューニング・セットの所有者。現行のスキーマ所有者の場合は |
|
SQLチューニング・セットに再帰的SQLを含めるフィルタ( |
例
次の例では、30秒間にわたって取得が実行され、キャッシュが5秒に1回ポーリングされます。これによって、その時間内に実行されたすべての文が取得されます(その時間帯の前後は含まれません)。同じ文が重複して使用された場合は、格納されている文が新しい文に置換されます。
本番システムでの制限時間および繰返し間隔は、この例よりかなり大きく設定されることに注意してください。time_limit
パラメータおよびrepeat_interval
パラメータは、使用するシステムでのワークロード時間および共有SQL領域の回転率プロパティに基づいて調整する必要があります。
EXEC DBMS_SQLTUNE.CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSET( - sqlset_name => 'my_workload', - time_limit => 30, - repeat_interval => 5);
次のコールでは、実行中に実行統計を累積します。このオプションでは、期限切れにまたがる場合でも、各カーソルの累積アクティビティの正確な状況が示されますが、前述の例よりもコストが大きくなります。
EXEC DBMS_SQLTUNE.CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSET( - sqlset_name => 'my_workload', - time_limit => 30, - repeat_interval => 5, - capture_mode => dbms_sqltune.MODE_ACCUMULATE_STATS);
次のコールでは、非常に低いコストで取得が実行されます。このコールでは、新しい文が挿入されるのみで、それらの文がSQLチューニング・セットに挿入された後、統計は更新されません。
EXEC DBMS_SQLTUNE.CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSET( - sqlset_name => 'my_workload', - time_limit => 30, - repeat_interval => 5, - capture_option => 'INSERT');
このプロシージャは、実行計画のSQL計画ベースラインを作成します。SQLチューニング・アドバイザが作成する、代替計画検索のコンテキストで使用できます。
このプロシージャは、データベース内にSQLチューニング・セット・オブジェクトを作成します。
このファンクションを実行すると、システムによってSQLチューニング・セットの名前が生成されます。
構文
DBMS_SQLTUNE.CREATE_SQLSET ( sqlset_name IN VARCHAR2, description IN VARCHAR2 := NULL sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL);
DBMS_SQLTUNE.CREATE_SQLSET ( sqlset_name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL, sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
このプロシージャは、システム間でのSQLプロファイルのコピーに使用するステージング表を作成します。
構文
DBMS_SQLTUNE.CREATE_STGTAB_SQLPROF ( table_name IN VARCHAR2, schema_name IN VARCHAR2 := NULL, tablespace_name IN VARCHAR2 := NULL);
使用上の注意
このプロシージャは、PACK_STGTAB_SQLPROFプロシージャへのコールを発行する前に、1回コールします。
別のステージング表に別のSQLプロファイルを作成する場合は、複数回コールできます。
これは、DDL操作であるため、トランザクション内では実行されないことに注意してください。
このプロシージャは、SQLチューニング・セットのインポートおよびエクスポートに使用するステージング表を作成します。
構文
DBMS_SQLTUNE.CREATE_STGTAB_SQLSET ( table_name IN VARCHAR2, schema_name IN VARCHAR2 := NULL, tablespace_name IN VARCHAR2 := NULL, db_version IN NUMBER := NULL);
パラメータ
表154-17 CREATE_STGTAB_SQLSETプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
作成する表の名前(大/小文字区別)。 |
|
作成する表を格納するスキーマ(大/小文字区別)。現行のスキーマの場合は |
|
ステージング表を格納する表領域(大/小文字区別)。現行ユーザーのデフォルト表領域の場合は |
|
ステージング表の形式を決定するデータベース(DB)のバージョン。ユーザーは、古いDBバージョンのステージング表を作成して、STSを古いDBバージョンにエクスポートすることもできます。次のいずれかの値です。
|
使用上の注意
このプロシージャは、PACK_STGTAB_SQLSETプロシージャへのコールを発行する前に、1回コールします。
別のステージング表に別のチューニング・セットを作成する場合は、複数回コールできます。
これは、DDL操作であるため、トランザクション内では実行されないことに注意してください。
このコールを発行するユーザーには、指定するスキーマおよび関連する表領域でのCREATE
TABLE
権限が必要です。
ステージング表にはネストした表の列および索引が含まれているため、ステージング表の名前は変更しないでください。
例
SQLチューニング・セットをパックし最終的にはエクスポートするためのステージング表を作成します。
EXEC DBMS_SQLTUNE.CREATE_STGTAB_SQLSET(table_name => 'STGTAB_SQLSET');
Oracle Database 10gリリース2 (10.2)形式でSQLチューニング・セットをパックするステージング表を作成します。
EXEC DBMS_SQLTUNE.CREATE_STGTAB_SQLSET( table_name => 'STGTAB_SQLSET', db_version => DBMS_SQLTUNE.STS_STGTAB_10_2_VERSION)
Oracle Database 11gリリース1(11.1)形式でSQLチューニング・セットをパックするステージング表を作成します。
EXEC DBMS_SQLTUNE.CREATE_STGTAB_SQLSET( table_name => 'STGTAB_SQLSET', db_version => DBMS_SQLTUNE.STS_STGTAB_11_1_VERSION)
このファンクションを様々な形式で使用して次の操作ができます。
テキストを指定して、単一の文に対するチューニング・タスクを作成する。
識別子を指定して、共有SQL領域内の単一の文に対するチューニング・タスクを作成する。
スナップショット識別子の範囲を指定して、ワークロード・リポジトリ内の単一文に対するチューニング・タスクを作成する。
SQLチューニング・セットに対するチューニング・タスクを作成する。
SQLパフォーマンス・アナライザに対するチューニング・タスクを作成する。
すべての場合において、ファンクションは、主にアドバイザ・タスクの作成とそのパラメータの設定を行います。
構文
SQLテキスト形式:
DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK ( sql_text IN CLOB, bind_list IN sql_binds := NULL, user_name IN VARCHAR2 := NULL, scope IN VARCHAR2 := SCOPE_COMPREHENSIVE, time_limit IN NUMBER := TIME_LIMIT_DEFAULT, task_name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL, con_name IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
SQL ID形式:
DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK ( sql_id IN VARCHAR2, plan_hash_value IN NUMBER := NULL, scope IN VARCHAR2 := SCOPE_COMPREHENSIVE, time_limit IN NUMBER := TIME_LIMIT_DEFAULT, task_name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL, con_name IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
AWR形式:
DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK ( begin_snap IN NUMBER, end_snap IN NUMBER, sql_id IN VARCHAR2, plan_hash_value IN NUMBER := NULL, scope IN VARCHAR2 := SCOPE_COMPREHENSIVE, time_limit IN NUMBER := TIME_LIMIT_DEFAULT, task_name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL, con_name IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
SQLチューニング・セット形式:
DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK ( sqlset_name IN VARCHAR2, basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, object_filter IN VARCHAR2 := NULL, rank1 IN VARCHAR2 := NULL, rank2 IN VARCHAR2 := NULL, rank3 IN VARCHAR2 := NULL, result_percentage IN NUMBER := NULL, result_limit IN NUMBER := NULL, scope IN VARCHAR2 := SCOPE_COMPREHENSIVE, time_limit IN NUMBER := TIME_LIMIT_DEFAULT, task_name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL plan_filter IN VARCHAR2 := 'MAX_ELAPSED_TIME', sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
SQLパフォーマンス・アナライザ形式:
DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK ( spa_task_name IN VARCHAR2, spa_task_owner IN VARCHAR2 := NULL, spa_compare_exec IN VARCHAR2 := NULL, basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, time_limit IN NUMBER := TIME_LIMIT_DEFAULT, task_name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
パラメータ
表154-18 CREATE_TUNING_TASKファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
SQL文のテキスト。 |
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スナップショット識別子を開始します。 |
|
スナップショット識別子を終了します。 |
|
SQL文の識別子。 |
|
|
|
SQL実行計画のハッシュ値。 |
|
SQLチューニング・セットの名前。 |
|
SQLチューニング・セットからSQLをフィルタするためのSQL述語。 |
|
オブジェクト・フィルタ。 |
|
選択したSQLのorder-by句。 |
|
ランキング・メジャーの合計のパーセント。 |
|
フィルタ処理またはランク付けが済んでいるSQLの先頭から数件取得されるSQL文。 |
|
チューニング対象の文があるユーザーの名前。 |
|
チューニング・スコープ(制限付き/包括的)。 |
|
チューニング・セッションの最大継続時間(秒)。 |
|
チューニング・タスク名(オプション)。 |
|
SQLチューニング・セッションの説明(最大256文字)。 |
|
計画フィルタ。同じ文に関連付けられている計画(
|
|
SQLチューニング・セットの所有者。現行のスキーマ所有者の場合は |
|
パフォーマンスの低下をチューニングする必要があるSQLパフォーマンス・アナライザ・タスクの名前。 |
|
指定したSQLパフォーマンス・アナライザ・タスクの所有者。現行のユーザーの場合は |
|
SQLパフォーマンス・アナライザ・タスクのパフォーマンス比較試行の実行名。 |
|
チューニング・タスクのコンテナを指定します。セマンティクスはファンクションの形式によって、次のように異なります。
すべてのファンクション形式で、次のことが当てはまります。
|
使用上の注意
SQLチューニング・セットを使用するこのサブプログラムの形式に関して、このファンクションで提供されるフィルタは、現行のユーザーが実行するSQLの一部として評価されます。したがって、それらのフィルタは、ユーザーのセキュリティ権限で実行され、ユーザーがアクセスできるすべての構成メンバーおよび副問合せを含んでいますが、それ以外のものは含んでいません。
例
VARIABLE stmt_task VARCHAR2(64); VARIABLE sts_task VARCHAR2(64); VARIABLE spa_tune_task VARCHAR2(64);
SQLテキスト形式を使用したチューニング・タスクの作成
EXEC :stmt_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK( - sql_text => 'select quantity_sold from sales s, times t where s.time_id = t.time_id and s.time_id = TO_DATE(''24-NOV-00'')');
SQL ID形式を使用したチューニング・タスクの作成
EXEC :stmt_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK(sql_id => 'ay1m3ssvtrh24'); -- tune in limited scope EXEC :stmt_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK(sql_id => 'ay1m3ssvtrh24', - scope => 'LIMITED'); -- only give 10 minutes for tuning statement EXEC :stmt_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK(sql_id => 'ay1m3ssvtrh24', - time_limit => 600);
AWRスナップショット形式を使用したチューニング・タスクの作成
EXEC :stmt_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK(begin_snap => 1, - end_snap => 2, sql_id => 'ay1m3ssvtrh24');
SQLチューニング・セット形式を使用したチューニング・タスクの作成
-- First we need to load an STS, then tune it -- Tune our statements in order by buffer gets, time limit of one hour -- the default ranking measure is elapsed time. EXEC :sts_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK( - sqlset_name => 'my_workload', - rank1 => 'BUFFER_GETS', - time_limit => 3600, - description => 'tune my workload ordered by buffer gets');
SPAタスク形式を使用したチューニング・タスクの作成
-- Tune the SQLs that were reported as having regressed from the compare -- performance execution of the SPA task named task_123 EXEC :spa_tune_task := DBMS_SQLTUNE.CREATE_TUNING_TASK( spa_task_name => 'task_123', spa_task_owner => 'SCOTT', spa_compare_exec => 'exec1');
このプロシージャは、SQL文のセットをSQLチューニング・セットから削除します。
構文
DBMS_SQLTUNE.DELETE_SQLSET ( sqlset_name IN VARCHAR2, basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL);
このファンクションおよびプロシージャは、以前に作成したチューニング・タスクを実行します。ファンクションとプロシージャの両方とも、新しいタスク実行のコンテキストで実行されます。ファンクションのバージョンは新しい実行名を戻す点が異なります。
構文
DBMS_SQLTUNE.EXECUTE_TUNING_TASK ( task_name IN VARCHAR2, execution_name IN VARCHAR2 := NULL, execution_params IN dbms_advisor.argList := NULL, execution_desc IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
DBMS_SQLTUNE.EXECUTE_TUNING_TASK ( task_name IN VARCHAR2, execution_name IN VARCHAR2 := NULL, execution_params IN dbms_advisor.argList := NULL, execution_desc IN VARCHAR2 := NULL);
パラメータ
表154-23 EXECUTE_TUNING_TASKファンクションおよびプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
実行するチューニング・タスクの名前。 |
|
実行を修飾して識別するための名前。指定されていない場合は、アドバイザによって生成され、ファンクションによって戻されます。 |
|
指定した実行のパラメータ(名前、値)のリスト。実行パラメータは、指定した実行に対してのみ影響します。これらのパラメータは、(SET_TUNING_TASK_PARAMETERプロシージャを使用して設定された)タスクに格納されているパラメータの値より優先されます。 |
|
実行について説明する256文字の長さの文字列。 |
このファンクションは、SQLチューニング・アドバイザによる一連のSQLプロファイル・リコメンデーションを実装します。このサブプログラムをコールすることは、SCRIPT_TUNING_TASKファンクションをコールしてからスクリプトを実行することと同じです。
このプロシージャは、現在実行中のチューニング・タスクを中断します。このタスクは、通常の終了と同様に操作を終了するため、ユーザーは中間結果にアクセスできます。
このプロシージャは、選択したSQLのセットをSQLチューニング・セットに入力します。このプロシージャを複数回コールすると、新しいSQL文の追加または既存の文の属性の置換を行うことができます。
構文
DBMS_SQLTUNE.LOAD_SQLSET ( sqlset_name IN VARCHAR2, populate_cursor IN sqlset_cursor, load_option IN VARCHAR2 := 'INSERT', update_option IN VARCHAR2 := 'REPLACE', update_condition IN VARCHAR2 := NULL, update_attributes IN VARCHAR2 := NULL, ignore_null IN BOOLEAN := TRUE, commit_rows IN POSITIVE := NULL, sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL);
パラメータ
表154-26 LOAD_SQLSETプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
入力先のSQLチューニング・セットの名前。 |
|
入力に使用するカーソル参照。 |
|
SQLチューニング・セットへの文のロード方法を指定します。有効な値は、次のとおりです。
|
|
既存の文の更新方法を指定します。このパラメータは、
|
|
更新操作を実行するwhere句を指定します。更新操作は、指定条件がTRUEの場合にのみ実行されます。条件によって、データのソースまたは宛先のいずれかを参照できます。条件では、次の接頭辞を使用してソースまたは宛先の属性を参照する必要があります。
|
|
マージ操作時または更新操作時に更新するSQL文の属性のリストを指定します。有効な値は、次のとおりです。
|
|
|
|
数値を指定すると、その数の文が挿入されるたびにロードがコミットされます。 |
|
SQLチューニング・セットの所有者または現行のスキーマ所有者。現行の所有者の場合は |
例外
sqlset_name
が無効の場合、対応するSQLチューニング・セットが存在しない場合、またはpopulate_cursor
が正しくないために実行できない場合、このプロシージャはエラーを戻します。
指定したフィルタが無効な場合も例外が発生します。フィルタは、解析できない場合(sqlset_row
に存在しない属性を参照している場合など)またはユーザーの権限に違反している場合に無効になる可能性があります。
例
この例では、SQLチューニング・セットを作成し、そのチューニング・セットに経過時間が5秒以上のすべての共有SQL領域文を入力します((アプリケーション・ユーザーのワークロードをシミュレートするための)SYS
スキーマに属する文は除きます)。SQL文のすべての属性を選択して、デフォルト・モードでチューニング・セットにロードします(SQLチューニング・セットは空であるため、このデフォルト・モードには新しい文のみがロードされます)。
-- create the tuning set EXEC DBMS_SQLTUNE.CREATE_SQLSET('my_workload'); -- populate the tuning set from the shared SQL area DECLARE cur DBMS_SQLTUNE.SQLSET_CURSOR; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table( DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE( 'parsing_schema_name <> ''SYS'' AND elapsed_time > 5000000', NULL, NULL, NULL, NULL, 1, NULL, 'ALL')) P; DBMS_SQLTUNE.LOAD_SQLSET(sqlset_name => 'my_workload', populate_cursor => cur); END; /
ここで、ワークロード・リポジトリ(AWR)に格納されている内容でこの情報を増補するとします。現在キャッシュに入っているカーソルは、スナップショットが取られたことで期限切れしているとみなされるため、チューニング・セットにupdate_option
として'ACCUMULATE'
を入力します。
AWRで取得されるすべての文が重要とみなされるため、elapsed_time
フィルタは省略します。ただし、再帰的SQLを回避するために、SYS
解析のカーソルは破棄します。
DECLARE cur DBMS_SQLTUNE.SQLSET_CURSOR; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table( DBMS_SQLTUNE.SELECT_WORKLOAD_REPOSITORY(1,2, 'parsing_schema_name <> ''SYS''', NULL, NULL,NULL,NULL, 1, NULL, 'ALL')) P; DBMS_SQLTUNE.LOAD_SQLSET(sqlset_name => 'my_workload', populate_cursor => cur, Using DBMS_SQLTUNE load_option => 'MERGE', update_option => 'ACCUMULATE'); END;
次の例は、新しい文のみをワークロード・リポジトリから挿入し、SQLチューニング・セットにすでに存在する文はスキップする単純なロード操作です。LOAD_SQLSET
プロシージャのload_option
引数のデフォルト値は'INSERT'
であることに注意してください。
DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table(DBMS_SQLTUNE.SELECT_WORKLOAD_REPOSITORY(1,2)) P; DBMS_SQLTUNE.LOAD_SQLSET(sqlset_name => 'my_workload', populate_cursor => cur); END; /
次の例は、UPDATE
オプションを指定したロード操作を示します。これによって、SQLチューニング・セットにすでに存在する文は更新されますが、新しい文は追加されません。デフォルトでは、古い統計が新しい値に置き換えられます。
DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table(DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE) P; DBMS_SQLTUNE.LOAD_SQLSET(sqlset_name => 'my_workload', populate_cursor => cur, load_option => 'UPDATE'); END; /
このプロシージャは、SYS
スキーマからステージング表にプロファイル・データをコピーします。
構文
DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLPROF ( profile_name IN VARCHAR2 := '%', profile_category IN VARCHAR2 := 'DEFAULT', staging_table_name IN VARCHAR2, staging_schema_owner IN VARCHAR2 := NULL);
使用上の注意
このプロシージャを実行するには、ステージング表に対するADMINISTER SQL MANAGEMENT OBJECT
権限およびINSERT
権限が必要です。
このファンクションは、各SQLプロファイルをパックした後にCOMMIT
を発行するため、実行中にエラーが発生した場合は、ステージング表の行を削除して、ステージング表を消去してください。
例
DEFAULT
カテゴリ内のプロファイルのみをステージング表に入れます。これは、このシステム上でデフォルトで使用されるすべてのプロファイルに該当します。
EXEC DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLPROF (staging_table_name => 'PROFILE_STGTAB');
次の例でも、すべてのプロファイルがステージング表に入れられます。この例では、現在デフォルトで使用されていない、別のカテゴリ内のプロファイルが(テストなどのために)移動されることに注意してください。
EXEC DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLPROF (profile_category => '%', - staging_table_name => 'PROFILE_STGTAB');
このプロシージャは、1つ以上のSQLチューニング・セットを、SYS
スキーマ内のそれぞれの場所からCREATE_STGTAB_SQLSETプロシージャによって作成されたステージング表にコピーします。
構文
DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLSET ( sqlset_name IN VARCHAR2, sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL, staging_table_name IN VARCHAR2, staging_schema_owner IN VARCHAR2 := NULL, db_version IN NUMBER := NULL);
パラメータ
表154-28 PACK_STGTAB_SQLSETプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
パックするSQLチューニング・セットの名前(%ワイルドカードを使用可、大/小文字区別)。 |
|
パックするSQLチューニング・セットのカテゴリ(%ワイルドカードを使用可、大/小文字区別)。 |
|
使用する表の名前(大/小文字区別)。 |
|
表が存在するスキーマ(大/小文字区別)。現行のスキーマの場合は |
|
ステージング表の形式を決定するデータベース(DB)のバージョン。ユーザーは、古いDBバージョンのステージング表を作成して、STSを古いDBバージョンにエクスポートすることもできます。次のいずれかの値です。
|
使用上の注意
このプロシージャを複数回コールすると、複数のSQLチューニング・セットを移動できます。これによって、ユーザーは、入力済のステージング表を別のシステムに任意の方法(データベース・リンク、Oracle Data Pumpなど)で移動できます。その後、UNPACK_STGTAB_SQLSETプロシージャをコールして、そのシステムにSQLチューニング・セットを作成できます。
このファンクションは、各SQLチューニング・セットをパックした後にCOMMIT
を発行するため、実行中にエラーが発生した場合は、ステージング表の行を削除して、ステージング表を消去してください。
例
システム上のすべてのSQLチューニング・セットをステージング表に入れます。
-- ステージング表を作成する方法は、「CREATE_STGTAB_SQLSETプロシージャ」
を参照してください。
EXEC DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLSET(sqlset_name => '%', - sqlset_owner => '%', - staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET');
現行のユーザーが所有するSQLチューニング・セットのみをステージング表に入れます。
EXEC DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLSET( sqlset_name => '%', staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET');
特定のSQLチューニング・セットをパックします。
EXEC DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLSET( sqlset_name => 'my_workload', - staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET');
2つ目のSQLチューニング・セットをパックします。
EXEC DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLSET( sqlset_name => 'workload_subset', - staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET');
Oracle Database 10g リリース2 (10.2)に作成したステージング表STGTAB_SQLSETに、STS my_workloadをパックします。
EXEC DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLSET( sqlset_name => 'workload_subset', staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET', db_version => DBMS_SQLTUNE.STS_STGTAB_10_2_VERSION);
Oracle Database 11g リリース1 (11.1)に作成したステージング表STGTAB_SQLSETに、STS my_workloadをパックします。
EXEC DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLSET( sqlset_name => 'workload_subset', staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET', db_version => DBMS_SQLTUNE.STS_STGTAB_11_1_VERSION);
このプロシージャによって、DBAは、ステージング表に保存されているプロファイル・データの値を、アンパック操作を実行する前に変更できます。このプロシージャは、プロファイルのカテゴリを変更するために使用できます。同じ名前のプロファイルがシステム上にある場合、プロファイルの名前を変更するために使用できます。
構文
DBMS_SQLTUNE.REMAP_STGTAB_SQLPROF ( old_profile_name IN VARCHAR2, new_profile_name IN VARCHAR2 := NULL, new_profile_category IN VARCHAR2 := NULL, staging_table_name IN VARCHAR2, staging_schema_owner IN VARCHAR2 := NULL);
パラメータ
表154-29 REMAP_STGTAB_SQLPROFプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
再マップ操作の対象となるプロファイルの名前(大/小文字区別)。 |
|
プロファイルの新しい名前(大/小文字区別)。変更しない場合は |
|
プロファイルの新しいカテゴリ(大/小文字区別)。変更しない場合は |
|
再マップ操作を行う表の名前(大/小文字区別)。必須です。 |
|
表が存在するスキーマ(大/小文字区別)。現行のスキーマの場合は |
例
アンパックする前にプロファイルの名前を変更して、競合を回避します。
EXEC DBMS_SQLTUNE.REMAP_STGTAB_SQLPROF(old_profile_name => :pname, - new_profile_name => 'IMP' || :pname, - staging_table_name => 'PROFILE_STGTAB');
ステージング表のSQLプロファイルをインポートする前に、そのプロファイルのカテゴリを'TEST'
に変更します。これによって、ユーザーは、プロファイルを新しいシステムでアクティブにする前にテストを行うことができます。
EXEC DBMS_SQLTUNE.REMAP_STGTAB_SQLPROF(old_profile_name => :pname, - new_profile_category => 'TEST', - staging_table_name => 'PROFILE_STGTAB');
このプロシージャは、ホスト・システム上とは異なる値でアンパックできるように、ステージング表内のチューニング・セットの名前および所有者を変更します。
構文
DBMS_SQLTUNE.REMAP_STGTAB_SQLSET ( old_sqlset_name IN VARCHAR2, old_sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL, new_sqlset_name IN VARCHAR2 := NULL, new_sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL, staging_table_name IN VARCHAR2, staging_schema_owner IN VARCHAR2 := NULL old_con_dbid IN NUMBER := NULL, new_con_dbid IN NUMBER := NULL); );
パラメータ
表154-30 REMAP_STGTAB_SQLSETプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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再マップ操作の対象となるチューニング・セットの名前。ワイルドカードはサポートされていません。 |
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再マップ操作の対象となるチューニング・セット所有者の名前。現行のスキーマ所有者の場合は |
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チューニング・セットの新しい名前。チューニング・セット名を変更しない場合は |
|
チューニング・セットの新しい所有者。所有者を変更しない場合は |
|
再マップ操作を行う表の名前(大/小文字区別)。 |
|
ステージング表の所有者の名前(大/小文字区別)。現行のスキーマ所有者の場合は |
|
新しいコンテナDBIDに再マップされる古いコンテナDBID。同じコンテナDBIDを使用するには |
|
古いコンテナDBIDと置き換える新しいコンテナDBID。同じコンテナDBIDを使用するには |
使用上の注意
このプロシージャを複数回コールすると、複数のチューニング・セットの名前または所有者を再マップできます。このプロシージャで処理できるチューニング・セットは、1回のコールで1つのみであることに注意してください。
例
-- Change the name of an STS in the staging table before we unpack it. EXEC DBMS_SQLTUNE.REMAP_STGTAB_SQLSET(old_sqlset_name => 'my_workload', - old_sqlset_owner => 'SH', - new_sqlset_name => 'imp_workload', - staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET'); -- Change the owner of an STS in the staging table before we unpack it. EXEC DBMS_SQLTUNE.REMAP_STGTAB_SQLSET(old_sqlset_name => 'imp_workload', - old_sqlset_owner => 'SH', - new_sqlset_owner => 'SYS', - staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET');
このプロシージャは、SQLチューニング・セットを非アクティブ化し、このSQLチューニング・セットをクライアントが使用していないことを示します。
このファンクションは、自動チューニング・タスクによるレポートを表示します。このファンクションは、一定範囲のタスク実行についてレポートし、REPORT_TUNING_TASKファンクションは単一の実行についてレポートします。このファンクションは、DBMS_AUTO_SQLTUNE.REPORT_AUTO_TUNING_TASKが優先されるOracle Database 11g
リリース2(11.2)では非推奨となっています。
構文
DBMS_SQLTUNE.REPORT_AUTO_TUNING_TASK( begin_exec IN VARCHAR2 := NULL, end_exec IN VARCHAR2 := NULL, type IN VARCHAR2 := TYPE_TEXT, level IN VARCHAR2 := LEVEL_TYPICAL, section IN VARCHAR2 := SECTION_ALL, object_id IN NUMBER := NULL, result_limit IN NUMBER := NULL) RETURN CLOB;
パラメータ
表154-32 REPORT_AUTO_TUNING_TASKファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
レポートを開始する実行の名前。 |
|
レポートを終了する実行の名前。 |
|
作成するレポートのタイプ。設定可能な値は、テキストのレポートを作成する |
|
レポートの詳細なレベル。
|
|
オプションで、レポートを単一のセクションに制限できます(すべてのセクションに関するレポートの場合は、
|
|
レポートの制限対象となる単一の文を表すアドバイザ・フレームワーク・オブジェクトのID。すべての文を表す場合は、 |
|
レポートに表示されるSQL文の最大数。 |
このファンクションは、特定のSQLIDに関するレポートを作成します。各SQLIDにV$
ビューおよびAWRから取得した様々な統計情報と詳細を付与します。
構文
DBMS_SQLTUNE.REPORT_SQL_DETAIL ( sql_id IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, sql_plan_hash_value IN NUMBER DEFAULT NULL, start_time IN DATE DEFAULT NULL, duration IN NUMBER DEFAULT NULL, inst_id IN NUMBER DEFAULT NULL, dbid IN NUMBER DEFAULT NULL, event_detail IN VARCHAR2 DEFAULT 'YES', bucket_max_count IN NUMBER DEFAULT 128, bucket_interval IN NUMBER DEFAULT NULL, top_n IN NUMBER DEFAULT 10, report_level IN VARCHAR2 DEFAULT 'TYPICAL', type IN VARCHAR2 DEFAULT 'ACTIVE') RETURN CLOB;
パラメータ
表154-33 REPORT_SQL_DETAILファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
監視情報を表示する対象のSQLID。 |
|
特定の |
|
指定すると、この時刻に開始されるSQLアクティビティを( |
|
レポートに対するアクティビティの継続時間(秒)。 |
|
SQLの詳細を取得するターゲット・インスタンス。 |
|
SQLの詳細を取得するDBID。 |
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|
|
指定すると、レポートで作成されるヒストグラム・バケットの最大数になります。指定しない場合は、128の値が使用されます。 |
|
指定すると、すべてのヒストグラム・バケットの正確な時間間隔(秒)を表します。指定すると、 |
|
最上位のディメンション・セクションにディメンションごとに表示するエントリの数を制御します。指定しない場合は、デフォルト値の10が使用されます。 |
|
レポートの詳細なレベル( また、レポートの個々のセクションは、+/-
また、SQLテキストは異なるレベルで指定できます。
3つのトップ・レベルのレポート・レベルの意味は次のとおりです。
これら4つのレベルのうち1レベルのみを指定でき、指定する場合は、 |
|
レポート形式: デフォルトは |
使用上の注意
ACTIVE
レポートは、Enterprise Managerと類似した豊富な対話型ユーザー・インタフェースを備えていますが、EMのインストールは必要ありません。レポート・ファイルはHTML形式で作成されるため、最近のほとんどのブラウザで解釈可能です。アクティブ・レポートに機能を付与するコードは、最初に表示したときにWebブラウザにより透過的にダウンロードされるため、表示には外部接続が必要です。
実行者は次のビューに対してSELECT
またはREAD
権限が必要です。
V$SESSION
DBA_ADVISOR_FINDINGS
V$DATABASE
GV$ASH_INFO
GV$ACTIVE_SESSION_HISTORY
GV$SQLAREA_PLAN_HASH
GV$SQL
DBA_HIST_SNAPSHOT
DBA_HIST_WR_CONTROL
DBA_HIST_ACTIVE_SESS_HISTORY
DBA_HIST_SQLSTAT
DBA_HIST_SQL_BIND_METADATA
DBA_HIST_SQLTEXT
DBA_SQL_PLAN_BASELINES
DBA_SQL_PROFILES
DBA_ADVISOR_TASKS
DBA_SERVICES
DBA_USERS
DBA_OBJECTS
DBA_PROCEDURES
実行者にはDBMS_XPLAN
パッケージに対するEXECUTE権限が必要です。
このファンクションは、対象の文の実行にかわって収集した監視情報に関するレポート(テキスト、単純なHTML、アクティブなHTMLまたはXML)を作成します。
構文
DBMS_SQLTUNE.REPORT_SQL_MONITOR( sql_id IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, dbop_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, dbop_exec_id IN NUMBER DEFAULT NULL, session_id IN NUMBER DEFAULT NULL, session_serial IN NUMBER DEFAULT NULL, sql_exec_start IN DATE DEFAULT NULL, sql_exec_id IN NUMBER DEFAULT NULL, inst_id IN NUMBER DEFAULT NULL, start_time_filter IN DATE DEFAULT NULL, end_time_filter IN DATE DEFAULT NULL, instance_id_filter IN NUMBER DEFAULT NULL, parallel_filter IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, plan_line_filter IN NUMBER DEFAULT NULL, event_detail IN VARCHAR2 DEFAULT 'YES', bucket_max_count IN NUMBER DEFAULT 128, bucket_interval IN NUMBER DEFAULT NULL, base_path IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, last_refresh_time IN DATE DEFAULT NULL, report_level IN VARCHAR2 DEFAULT 'TYPICAL', type IN VARCHAR2 DEFAULT 'TEXT', sql_plan_hash_value IN NUMBER DEFAULT NULL) RETURN CLOB;
パラメータ
表154-34 REPORT_SQL_MONITORファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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監視情報を表示する対象の |
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コンポジット・データベース操作の監視情報を表示する対象の |
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監視情報の表示対象であるコンポジット・データベース操作の実行ID。 |
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このパラメータは、 |
|
このパラメータは、 |
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指定したインスタンスで開始された文のみを対象とします。ログイン・インスタンスを対象とする場合は、-1を使用します。すべてのインスタンスを対象とする場合は、 |
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複数のOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)インスタンスにわたってパラレル実行が行われた場合にのみ適用されます。このパラメータを使用すると、指定したインスタンスのアクティビティのみをレポートできます。パラレル問合せが実行されたすべてのインスタンスに関するアクティビティを含めるには、 |
|
パラレル実行にのみ適用され、パラレル実行に関連する処理(問合せコーディネータまたはパラレル実行サーバー、あるいはその両方)のサブセットのみのアクティビティを報告できるようにします。このパラメータの値は、次のいずれかになります。
次の例では、パラレル処理のサブセットを対象とする方法を示します。
|
|
値が' |
|
指定すると、レポートで作成されるヒストグラム・バケットの最大数になります。 |
|
指定すると、すべてのヒストグラム・バケットの正確な時間間隔(秒)を表します。指定すると、 |
|
外部ファイル(JavaスクリプトおよびフラッシュSWFファイル自体)にアクセスするためにフレックスHTML形式が必要なため、フレックスHTMLリソースのURLパス。 |
|
|
|
レポートの詳細なレベル( また、レポートの個々のセクションは、+/-
また、SQLテキストは異なるレベルで指定できます。
|
|
3つのトップ・レベルのレポート・レベルの意味は次のとおりです。
これら4つのレベルのうち1レベルのみを指定でき、指定する場合は、 |
|
レポート形式で、デフォルトは |
|
指定した |
使用上の注意
このレポートの対象となるSQL文の特徴を次に示します。
Oracleで監視された最後のSQL(これはデフォルト動作のためパラメータの指定は必要ありません)。特定のセッションで実行され、さらにOracleで監視された最後のSQL。セッションは、セッションID、および必要に応じてシリアル番号によって識別されます。たとえば現行のセッションにはsession_id
=>
USERENV ('SID')
を使用し、セッションIDが20、シリアル番号が103のセッションにはsession_id
=>
20
、session_serial
=>
103
を使用します。特定の文の最後の実行は、sql_id
によって識別されます。特定のSQL文の実行は、その実行キー(sql_id
、sql_exec_start
およびsql_exec_id
)によって識別されます。
このレポートでは、次に示すいくつかの固定ビューで公開されるパフォーマンス・データが生成されます。このため、レポート・ファンクションを起動するには、これらの固定ビューからデータを選択する権限(SELECT_CATALOG
ロールなど)が必要です。
GV$SQL_MONITOR
GV$SQL_PLAN_MONITOR
GV$SQL_PLAN
GV$ACTIVE_SESSION_HISTORY
GV$SESSION_LONGOPS
GV$SQL
bucket_max_count
およびbucket_interval
パラメータはアクティビティ・ヒストグラムを制御します。デフォルトでは、バケットの最大数が128に設定され、これに基づいてRDBMSでbucket_interval
を導出します。bucket_interval
(値は秒単位)は、バケットの最大数を超えない許容最小限の2の累乗(最小は1秒)になるように計算されます。たとえば、問合せが600秒間実行された場合、600/8 = 74でありこれはバケットの最大数128より小さいので、RDBMSは8秒(2の累乗)のbucket_interval
を選択します。8秒より小さいと4秒になりますが、この場合は最大の128を超えるバケットになります。bucket_interval
を指定する場合は、その値がRDBMSで使用され、bucket_max_count
からの導出は行われません。
ACTIVE
レポートは、Enterprise Managerと類似した豊富な対話型ユーザー・インタフェースを備えていますが、EMのインストールは必要ありません。レポート・ファイルはHTML形式で作成されるため、最近のほとんどのブラウザで解釈可能です。アクティブ・レポートに機能を付与するコードは、最初に表示したときにWebブラウザにより透過的にダウンロードされるため、表示には外部接続が必要です。
関連項目: リアルタイムSQL監視の詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。 |
このファンクションは、Oracleによって監視されるすべての文または文のサブセットのレポートを作成します。サブプログラムは、各文に対して、キー情報および関連付けられているグローバルな統計を付与します。
REPORT_SQL_MONITORファンクションを使用して、単一のSQL文に関する詳細な監視情報を取得します。
構文
DBMS_SQLTUNE.REPORT_SQL_MONITOR_LIST( sql_id IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, session_id IN NUMBER DEFAULT NULL, session_serial IN NUMBER DEFAULT NULL, inst_id IN NUMBER DEFAULT NULL, active_since_date IN DATE DEFAULT NULL, active_since_sec IN NUMBER DEFAULT NULL, last_refresh_time IN DATE DEFAULT NULL, report_level IN VARCHAR2 DEFAULT 'TYPICAL', auto_refresh IN NUMBER DEFAULT NULL, base_path IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, type IN VARCHAR2 DEFAULT 'TEXT') RETURN CLOB;
パラメータ
表154-35 REPORT_SQL_MONITOR_LISTファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
監視情報を表示する対象の |
|
|
|
|
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指定したインスタンスで開始された文のみを対象とします。ログイン・インスタンスを対象とする場合は、-1を使用します。すべてのインスタンスを対象とする場合は、 |
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|
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レポートの詳細なレベル。レベルは、次のいずれかになります。
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現在は実行できず、将来使用するために予約されています。 |
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フレックスHTMLリソースのURLパス。これが必要な理由は、外部ファイル(JavaスクリプトおよびフラッシュSWFファイル自体)にアクセスするにはフレックスHTML形式が必要なためです。 |
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レポート形式の |
このプロシージャは、チューニング・タスクの結果を表示します。
構文
DBMS_SQLTUNE.REPORT_TUNING_TASK( task_name IN VARCHAR2, type IN VARCHAR2 := 'TEXT', level IN VARCHAR2 := 'TYPICAL', section IN VARCHAR2 := ALL, object_id IN NUMBER := NULL, result_limit IN NUMBER := NULL, owner_name IN VARCHAR2 := NULL, execution_name IN VARCHAR2 := NULL) RETURN CLOB;
パラメータ
表154-36 REPORT_TUNING_TASKファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
レポートするチューニング・タスクの名前。 |
|
作成するレポートのタイプ。設定可能な値は、テキストのレポートを作成する |
|
レポートの詳細なレベル。
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|
オプションで、レポートを単一のセクションに制限できます(すべてのセクションに関するレポートの場合は、
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|
レポートの制限対象となる単一の文を表すアドバイザ・フレームワーク・オブジェクトのID。すべての文を表す場合は、 |
|
レポートに表示されるSQL文の最大数。 |
|
関連するチューニング・タスクの所有者。デフォルトは、現行のスキーマ所有者です。 |
|
使用するタスク実行の名前。 |
例
-- Display the report for a single statement. SELECT DBMS_SQLTUNE.REPORT_TUNING_TASK(:stmt_task) FROM DUAL; -- Display the summary for a SQL tuning set. SELECT DBMS_SQLTUNE.REPORT_TUNING_TASK(:sts_task, 'TEXT', 'TYPICAL', 'SUMMARY') FROM DUAL; -- Display the findings for a specific statement. SELECT DBMS_SQLTUNE.REPORT_TUNING_TASK(:sts_task, 'TEXT', 'TYPICAL','FINDINGS', 5) FROM DUAL;
このプロシージャは、SQLチューニング・セットを処理するために作成され、以前に中断されたタスクを再開します。
パラメータ
表154-38 RESUME_TUNING_TASKプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
再開するチューニング・タスクの名前。 |
|
SQLチューニング・セットからSQLをフィルタするためのSQL述語。このフィルタは、 |
このファンクションは、単一のSQL文に対してチューニング・タスクを作成し、DBMS_SCHEDULER
ジョブをスケジュールしてこのチューニング・タスクを実行します。このファンクションの1つの形式では、チューニングされる文の情報が共有SQL領域で検出され、別の形式では、AWRで情報が検出されます。
構文
共有SQL領域の形式
DBMS_SQLTUNE.SCHEDULE_TUNING_TASK( sql_id IN VARCHAR2, plan_hash_value IN NUMBER := NULL, start_date IN TIMESTAMP WITH TIME ZONE := NULL, scope IN VARCHAR2 := SCOPE_COMPREHENSIVE, time_limit IN NUMBER := TIME_LIMIT_DEFAULT, task_name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL, con_name IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
AWRの形式
DBMS_SQLTUNE.SCHEDULE_TUNING_TASK( begin_snap IN NUMBER, end_snap IN NUMBER, sql_id IN VARCHAR2, plan_hash_value IN NUMBER := NULL, start_date IN TIMESTAMP WITH TIME ZONE := NULL, scope IN VARCHAR2 := SCOPE_COMPREHENSIVE, time_limit IN NUMBER := TIME_LIMIT_DEFAULT, task_name IN VARCHAR2 := NULL, description IN VARCHAR2 := NULL, con_name IN VARCHAR2 := NULL) RETURN VARCHAR2;
パラメータ
表154-39 SCHEDULE_TUNING_TASKファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
開始スナップショット識別子。範囲は排他的です。つまり、このスナップショットIDのSQL文は含まれません。 |
|
終了スナップショット識別子。範囲は包括的です。つまり、このスナップショットIDのSQL文は含まれます。 |
|
チューニングされる文のSQL ID。 |
|
チューニングされる文の計画ハッシュ値。たとえば、チューニング・ジョブは、このSQL計画に対して取得されたバインドをフェッチします。 |
|
スケジュールが有効になる日付。NULLの場合、SQLチューニング・アドバイザはすぐにタスクを実行します。 |
|
チューニング・ジョブのスコープ: 制限付きまたは包括的。 |
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SQLチューニング・セッションの最大継続時間(秒)。 |
|
SQLチューニング・タスク名(オプション)。 |
|
SQLチューニング・セッションの説明。説明は、最大256文字です。 |
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SQLチューニング・アドバイザがSQL文の情報にアクセスする際のアクセス元のコンテナ。 |
このファンクションは、SQL*PLUSスクリプトを作成します。その後、このスクリプトを実行すると、アドバイザによる一連のリコメンデーションを実装できます。
構文
DBMS_SQLTUNE.SCRIPT_TUNING_TASK( task_name IN VARCHAR2, rec_type IN VARCHAR2 := REC_TYPE_ALL, object_id IN NUMBER := NULL, result_limit IN NUMNBER := NULL, owner_name IN VARCHAR2 := NULL, execution_name IN VARCHAR2 := NULL) RETURN CLOB;
パラメータ
表154-40 SCRIPT_TUNING_TASKファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
スクリプトを適用するチューニング・タスクの名前。 |
|
対象とするリコメンデーションのタイプで、スクリプトをフィルタします。 |
|
1つのオブジェクトIDでフィルタします(オプション)。 |
|
オプションで上位n番のSQLのみに対してコマンドを示します(順序は |
|
関連するチューニング・タスクの所有者。デフォルトは、現行のスキーマ所有者です。 |
|
使用するタスク実行の名前。 |
例
SET LINESIZE 140 -- Get a script for all actions recommended by the task. SELECT DBMS_SQLTUNE.SCRIPT_TUNING_TASK(:stmt_task) FROM DUAL; -- Get a script of just the sql profiles we should create. SELECT DBMS_SQLTUNE.SCRIPT_TUNING_TASK(:stmt_task, 'PROFILES') FROM DUAL; -- get a script of just stale / missing stats SELECT DBMS_SQLTUNE.SCRIPT_TUNING_TASK(:stmt_task, 'STATISTICS') FROM DUAL; -- Get a script with recommendations about just one SQL statement when we have -- tuned an entire STS. SELECT DBMS_SQLTUNE.SCRIPT_TUNING_TASK(:sts_task, 'ALL', 5) FROM DUAL;
このファンクションは、共有SQL領域からSQL文を収集します。
構文
DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE ( basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, object_filter IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure1 IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure2 IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure3 IN VARCHAR2 := NULL, result_percentage IN NUMBER := 1, result_limit IN NUMBER := NULL, attribute_list IN VARCHAR2 := NULL, recursive_sql IN VARCHAR2 := HAS_RECURSIVE_SQL) RETURN sys.sqlset PIPELINED;
パラメータ
表154-41 SELECT_CURSOR_CACHEファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
|
|
現在サポートされていません。 |
|
選択したSQLのorder-by句。 |
|
指定されたランキング・メジャーに従って、上位N%を選択するフィルタ。このパラメータは、1つのランキング・メジャーが指定されている場合にのみ適用されることに注意してください。 |
|
ランキング・メジャーでランク付けした(フィルタ済の)ソースの先頭から数件取得されるSQL文。 |
|
結果として戻すSQL文の属性リスト。有効な値は、次のとおりです。
|
|
SQLチューニング・セットに再帰的SQLを含めるフィルタ( |
使用上の注意
このファンクションで提供されるフィルタは、現行のユーザーが実行するSQLの一部として評価されます。したがって、それらのフィルタは、ユーザーのセキュリティ権限で実行され、ユーザーがアクセスできるすべての構成メンバーおよび副問合せを含んでいますが、それ以外のものは含んでいません。
ユーザーには、共有SQL領域ビューの権限が必要です。
例
-- Get sql ids and sql text for statements with 500 buffer gets. SELECT sql_id, sql_text FROM table(DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE('buffer_gets > 500')) ORDER BY sql_id; -- Get all the information we have about a particular statement. SELECT * FROM table(DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE('sql_id = ''4rm4183czbs7j''')); -- Notice that some statements can have multiple plans. The output of the -- SELECT_XXX table functions is unique by (sql_id, plan_hash_value). This is -- because a data source can store multiple plans per sql statement. SELECT sql_id, plan_hash_value FROM table(dbms_sqltune.select_cursor_cache('sql_id = ''ay1m3ssvtrh24''')) ORDER BY sql_id, plan_hash_value; -- PL/SQL examples: load_sqlset is called after opening a cursor, along the -- lines given below -- Select all statements in the shared SQL area. DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT value(P) FROM table(DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE) P; -- Process each statement (or pass cursor to load_sqlset). CLOSE cur; END;/ -- Look for statements not parsed by SYS. DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur for SELECT VALUE(P) FROM table( DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE('parsing_schema_name <> ''SYS''')) P; -- Process each statement (or pass cursor to load_sqlset). CLOSE cur; end;/ -- All statements from a particular module/action. DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table( DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE( 'module = ''MY_APPLICATION'' and action = ''MY_ACTION''')) P; -- Process each statement (or pass cursor to load_sqlset) CLOSE cur; END;/ -- all statements that ran for at least five seconds DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table(DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE('elapsed_time > 5000000')) P; -- Process each statement (or pass cursor to load_sqlset) CLOSE cur; end;/ -- select all statements that pass a simple buffer_gets threshold and -- are coming from an APPS user DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table( DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE( 'buffer_gets > 100 and parsing_schema_name = ''APPS'''))P; -- Process each statement (or pass cursor to load_sqlset) CLOSE cur; end;/ -- select all statements exceeding 5 seconds in elapsed time, but also -- select the plans (by default we only select execution stats and binds -- for performance reasons - in this case the SQL_PLAN attribute of sqlset_row -- is NULL) DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table(dbms_sqltune.select_cursor_cache( 'elapsed_time > 5000000', NULL, NULL, NULL, NULL, 1, NULL, 'EXECUTION_STATISTICS, SQL_BINDS, SQL_PLAN')) P; -- Process each statement (or pass cursor to load_sqlset) CLOSE cur; END;/ -- Select the top 100 statements in the shared SQL area ordering by elapsed_time. DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table(DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE(NULL, NULL, 'ELAPSED_TIME', NULL, NULL, 1, 100)) P; -- Process each statement (or pass cursor to load_sqlset) CLOSE cur; end;/ -- Select the set of statements which cumulatively account for 90% of the -- buffer gets in the shared SQL area. This means that the buffer gets of all -- of these statements added up is approximately 90% of the sum of all -- statements currently in the cache. DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT VALUE(P) FROM table(DBMS_SQLTUNE.SELECT_CURSOR_CACHE(NULL, NULL, 'BUFFER_GETS', NULL, NULL, .9)) P; -- Process each statement (or pass cursor to load_sqlset). CLOSE cur; END; /
この表ファンクションは、1つ以上のトレース・ファイルの内容を読み取り、検出したSQL文をsqlset_row
の形式で戻します。
構文
DBMS_SQLTUNE.SELECT_SQL_TRACE ( directory IN VARCHAR2, file_name IN VARCHAR2 := NULL, mapping_table_name IN VARCHAR2 := NULL, mapping_table_owner IN VARCHAR2 := NULL,, select_mode IN POSITIVE := SINGLE_EXECUTION, options IN BINARY_INTEGER := LIMITED_COMMAND_TYPE, pattern_start IN VARCHAR2 := NULL, pattern_end IN VARCHAR2 := NULL, result_limit IN POSITIVE := NULL) RETURN sys.sqlset PIPELINED;
パラメータ
表154-42 SELECT_SQL_TRACEファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
トレース・ファイルを含むディレクトリ・オブジェクト。このフィールドは必須です。 |
|
処理するトレース・ファイルの完全な名前または名前の一部。 |
|
マッピング表名。マッピング表名は大/小文字が区別されないことに注意してください。マッピング表名が |
|
マッピング表の所有者。 |
|
トレースからSQLを選択するためのモード。デフォルトは、
|
|
オプション。デフォルトは、
|
|
対象となるトレース・ファイル・セクションの開始区切りパターン。(現在使用不可) |
|
処理するトレース・ファイル・セクションの終了区切りパターン。(現在使用不可) |
|
フィルタ処理済のソースの先頭から数件取得されるSQL文。 |
例
次のコードは、いくつかのSQL文のSQLトレースを使用可能にして、SQLチューニング・セットに結果をロードする方法を示しています。
-- turn on the SQL trace in the capture database ALTER SESSION SET EVENTS '10046 TRACE NAME CONTEXT FOREVER, LEVEL 4' -- run sql statements SELECT 1 FROM DUAL; SELECT COUNT(*) FROM dba_tables WHERE table_name = :mytab; ALTER SESSION SET EVENTS '10046 TRACE NAME CONTEXT OFF'; -- create mapping table from the capture database CREATE TABLE mapping AS SELECT object_id id, owner, substr(object_name, 1, 30) name FROM dba_objects WHERE object_type NOT IN ('CONSUMER GROUP', 'EVALUATION CONTEXT', 'FUNCTION', 'INDEXTYPE', 'JAVA CLASS', 'JAVA DATA', 'JAVA RESOURCE', 'LIBRARY', 'LOB', 'OPERATOR', 'PACKAGE', 'PACKAGE BODY', 'PROCEDURE', 'QUEUE', 'RESOURCE PLAN', 'TRIGGER', 'TYPE', 'TYPE BODY') UNION ALL SELECT user_id id, username owner, NULL name FROM dba_users; -- create the directory object where the SQL traces are stored CREATE DIRECTORY SQL_TRACE_DIR as '/home/foo/trace'; -- create the STS EXEC DBMS_SQLTUNE.CREATE_SQLSET('my_sts', 'test purpose'); -- load the SQL statements into STS from SQL TRACE DECLARE cur sys_refcursor; BEGIN OPEN cur FOR SELECT value(p) FROM TABLE( DBMS_SQLTUNE.SELECT_SQL_TRACE( directory=>'SQL_TRACE_DIR', file_name=>'%trc', mapping_table_name=>'mapping')) p; DBMS_SQLTUNE.LOAD_SQLSET('my_sts', cur); CLOSE cur; END; /
このファンクションは、SQLパフォーマンス・アナライザの比較タスクからSQL文を収集します。
構文
DBMS_SQLTUNE.SELECT_SQLPA_TASK( task_name IN VARCHAR2, task_owner IN VARCHAR2 := NULL, execution_name IN VARCHAR2 := NULL, level_filter IN VARCHAR2 := 'REGRESSED', basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, object_filter IN VARCHAR2 := NULL, attribute_list IN VARCHAR2 := 'TYPICAL') RETURN sys.sqlset PIPELINED;
パラメータ
表154-43 SELECT_SQLPA_TASKファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
SQLパフォーマンス・アナライザ・タスクの名前。 |
|
SQLパフォーマンス・アナライザ・タスクの所有者。 |
|
指定したフィルタの適用元になるSQLパフォーマンス・アナライザ・タスクの実行の名前(タイプ |
|
SQL文のどのサブセットを含めるかを指定するフィルタ。
|
|
レベル・フィルタに加えてSQLをフィルタするためのSQL述語。 |
|
現在サポートされていません。 |
|
結果として戻すSQL文の属性リスト。有効な値は、次のとおりです。
|
このファンクションは、SQLSETの内容を読み取ります。
構文
DBMS_SQLTUNE.SELECT_SQLSET ( sqlset_name IN VARCHAR2, basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, object_filter IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure1 IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure2 IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure3 IN VARCHAR2 := NULL, result_percentage IN NUMBER := 1, result_limit IN NUMBER := NULL) attribute_list IN VARCHAR2 := NULL, plan_filter IN VARCHAR2 := NULL, sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL, recursive_sql IN VARCHAR2 := HAS_RECURSIVE_SQL) RETURN sys.sqlset PIPELINED;
パラメータ
表154-44 SELECT_SQLSETファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
SQLチューニング・セットの名前。 |
|
|
|
現在サポートされていません。 |
|
選択したSQLのorder-by句。 |
|
指定されたランキング・メジャーに従って、上位N%を選択するフィルタ。このパラメータは、1つのランキング・メジャーが指定されている場合にのみ適用されることに注意してください。 |
|
ランキング・メジャーでランク付けした(フィルタ済の)ソースの先頭から数件取得されるSQL文。 |
|
結果として戻すSQL文の属性リスト。有効な値は、次のとおりです。
|
|
計画フィルタ。 |
|
SQLチューニング・セットの所有者。現行のスキーマ所有者の場合は |
|
SQLチューニング・セットに再帰的SQLを含めるフィルタ( |
このファンクションは、ワークロード・リポジトリからSQL文を収集します。オーバーロードされたフォームによって、次の操作を実行できます。
begin_snap
とend_snap
の間のすべてのスナップショットからSQL文を収集する。
ワークロード・リポジトリ・ベースラインからSQL文を収集する。
構文
DBMS_SQLTUNE.SELECT_WORKLOAD_REPOSITORY ( begin_snap IN NUMBER, end_snap IN NUMBER, basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, object_filter IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure1 IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure2 IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure3 IN VARCHAR2 := NULL, result_percentage IN NUMBER := 1, result_limit IN NUMBER := NULL, attribute_list IN VARCHAR2 := NULL, recursive_sql IN VARCHAR2 := HAS_RECURSIVE_SQL) RETURN sys.sqlset PIPELINED; DBMS_SQLTUNE.SELECT_WORKLOAD REPOSITORY ( baseline_name IN VARCHAR2, basic_filter IN VARCHAR2 := NULL, object_filter IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure1 IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure2 IN VARCHAR2 := NULL, ranking_measure3 IN VARCHAR2 := NULL, result_percentage IN NUMBER := 1, result_limit IN NUMBER := NULL, attribute_list IN VARCHAR2 := NULL, recursive_sql IN VARCHAR2 := HAS_RECURSIVE_SQL) RETURN sys.sqlset PIPELINED;
パラメータ
表154-45 SELECT_WORKLOAD_REPOSITORYファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
開始スナップショット(この値を含めない)。 |
|
終了スナップショット(この値を含む)。 |
|
ベースライン時間の名前。 |
|
|
|
現在サポートされていません。 |
|
選択したSQLのorder-by句。 |
|
指定されたランキング・メジャーに従って、上位N%を選択するフィルタ。このパラメータは、1つのランキング・メジャーが指定されている場合にのみ適用されることに注意してください。 |
|
ランキング・メジャーでランク付けした(フィルタ済の)ソースの先頭から数件取得されるSQL文。 |
|
結果として戻すSQL文の属性リスト。有効な値は、次のとおりです。
|
|
SQLチューニング・セットに再帰的SQLを含めるフィルタ( |
このプロシージャは、VARCHAR2
タイプまたはNUMBER
タイプのSQLチューニング・パラメータの値を更新します。
構文
DBMS_SQLTUNE.SET_TUNING_TASK_PARAMETER ( task_name IN VARCHAR2, parameter IN VARCHAR2, value IN VARCHAR2);
DBMS_SQLTUNE.SET_TUNING_TASK_PARAMETER ( task_name IN VARCHAR2, parameter IN VARCHAR2, value IN NUMBER);
パラメータ
表154-46 SET_TUNING_TASK_PARAMETERプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
実行するタスクの識別子。 |
|
設定するパラメータの名前。パラメータを
|
|
指定したパラメータの新しい値。 |
使用上の注意
自動チューニング・タスクのパラメータを設定する場合、DBMS_AUTO_SQLTUNEパッケージのSET_AUTO_TUNING_TASK_PARAMETERプロシージャを使用してください。
このファンクションは、SQLテキストのシグネチャを戻します。このシグネチャを使用して、dba_sql_profiles
のSQLテキストを識別できます。
構文
DBMS_SQLTUNE.SQLTEXT_TO_SIGNATURE ( sql_text IN CLOB, force_match IN BOOLEAN := FALSE) RETURN NUMBER;
このプロシージャは、ステージング表に保存されているプロファイル・データを使用して、システム上にプロファイルを作成します。
構文
DBMS_SQLTUNE.UNPACK_STGTAB_SQLPROF ( profile_name IN VARCHAR2 := '%', profile_category IN VARCHAR2 := 'DEFAULT', replace IN BOOLEAN, staging_table_name IN VARCHAR2, staging_schema_owner IN VARCHAR2 := NULL);
パラメータ
表154-48 UNPACK_STGTAB_SQLPROFプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
アンパックするプロファイルの名前(%ワイルドカードを使用可、大/小文字区別)。 |
|
アンパックするプロファイルのカテゴリ(%ワイルドカードを使用可、大/小文字区別)。 |
|
プロファイルがすでに存在する場合、そのプロファイルを置換するオプション。ステージング表のプロファイルの名前と、別のSQL文のアクティブなプロファイルの名前が同じ場合、プロファイルは置換できません。 |
|
再マップ操作を行う表の名前(二重引用符で囲まれていないかぎり、大/小文字区別なし)。必須です。 |
|
表が存在するスキーマ(二重引用符で囲まれていないかぎり、大/小文字区別なし)。現行のスキーマの場合は |
例
-- Unpack all profiles stored in a staging table EXEC DBMS_SQLTUNE.UNPACK_STGTAB_SQLPROF(replace => FALSE, - staging_table_name => 'PROFILE_STGTAB'); -- If there is a failure during the unpack operation, users can find the profile -- we failed on and perform a remap_stgtab_sqlprof operation targeting it. Then -- they can resume the unpack operation by setting replace to TRUE so that -- the profiles that were already created are replaced EXEC DBMS_SQLTUNE.UNPACK_STGTAB_SQLPROF(replace => TRUE, - staging_table_name => 'PROFILE_STGTAB');
このプロシージャは、1つ以上のSQLチューニング・セットを、ステージング表内のそれぞれの場所からSQLチューニング・セット・スキーマにコピーして、適切なSQLチューニング・セットを作成します。
構文
DBMS_SQLTUNE.UNPACK_STGTAB_SQLSET ( sqlset_name IN VARCHAR2 := '%', sqlset_owner IN VARCHAR2 := NULL, replace IN BOOLEAN, staging_table_name IN VARCHAR2, staging_schema_owner IN VARCHAR2 := NULL);
パラメータ
表154-49 UNPACK_STGTAB_SQLSETプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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アンパックするチューニング・セットの名前(NULL以外)。ワイルドカード文字('%')がサポートされていて、1回のコールで複数のチューニング・セットをアンパックできます。たとえば、'%'と指定すると、すべてのチューニング・セットがステージング表からアンパックされます。 |
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チューニング・セットの所有者の名前で、現行のスキーマ所有者の場合は |
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すでに存在するチューニング・セットを置換します。 |
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ステージング表の名前(大/小文字区別)。このステージング表は、PACK_STGTAB_SQLSETプロシージャへのコールによって移動された表です。 |
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ステージング表の所有者の名前(大/小文字区別)。現行のスキーマ所有者の場合は |
使用上の注意
ユーザーは、このプロシージャが正常に完了した後、ステージング表を削除できます。
このアンパック・プロシージャは、各SQLチューニング・セットを正常にロードした後でコミットします。いずれかのチューニング・セットの処理に失敗した場合、そのチューニング・セットはアンパックされませんが、サブプログラムですでに認識されているチューニング・セットはそのまま存在します。
SQLチューニング・セット名または所有者名の競合が原因で正常に実行できなかった場合は、ステージング表をREMAP_STGTAB_SQLSETプロシージャで修正してから、このプロシージャを再度コールして残りのチューニング・セットをアンパックしてください。
例
-- unpack all STS in the staging table EXEC DBMS_SQLTUNE.UNPACK_STGTAB_SQLSET(sqlset_name => '%', - sqlset_owner => '%', - replace => FALSE, - staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET'); -- errors can arise during STS unpack when a STS in the staging table has the -- same name/owner as STS on the system. In this case, users should call -- remap_stgtab_sqlset to patch the staging table and with which to call unpack -- Replace set to TRUE. EXEC DBMS_SQLTUNE.UNPACK_STGTAB_SQLSET(sqlset_name => '%', - sqlset_owner => '%', - replace => TRUE, - staging_table_name => 'STGTAB_SQLSET');
このプロシージャは、SQLチューニング・セットのSQL文の選択されているフィールドを更新します。