DBMS_XSTREAM_AUTH
パッケージでは、XStream管理者への権限付与およびXStream管理者からの権限取消しを行うためのサブプログラムが提供されます。
この章では、次の項目について説明します。
概要
セキュリティ・モデル
この項では、DBMS_XSTREAM_AUTH
パッケージの使用に関連する項目について説明しています。
このパッケージのセキュリティは、次のいずれかの方法で制御できます。
選択したユーザーまたはロールに、このパッケージのEXECUTE
を付与する方法
選択したユーザーまたはロールに、EXECUTE_CATALOG_ROLE
を付与する方法
パッケージのサブプログラムをストアド・プロシージャ内から実行する場合、そのサブプログラムを実行するユーザーには、パッケージのEXECUTE
権限を直接付与する必要があります。ロールを通して付与することはできません。
このパッケージ内のサブプログラムを実行するユーザーが必要な権限を所有するには、このパッケージを使用するときに、ユーザーの作成、権限の付与および表領域の作成を行うことができる管理ユーザーとして接続します。
表205-1 DBMS_XSTREAM_AUTHパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
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ユーザーがXStream管理者になるために必要な権限を直接付与するか、これらの権限を付与するスクリプトを生成します。 |
GRANT_REMOTE_ADMIN_ACCESSプロシージャ |
データベース・リンクを使用して権限受領者に接続することによって、リモートXStream管理者が、ローカル・データベースで管理操作を実行できるようにします。 |
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ユーザーからXStream管理者の権限を直接取り消すか、これらの権限を取り消すスクリプトを生成します。 |
REVOKE_REMOTE_ADMIN_ACCESSプロシージャ |
データベース・リンクを使用して権限受領者に接続することによって、リモートXStream管理者が管理操作を実行できないようにします。 |
注意: 特に指定がないかぎり、すべてのサブプログラムがコミットされます。 |
このプロシージャは、ユーザーがXStream管理者になるために必要な権限を直接付与するか、これらの権限を付与するスクリプトを生成します。
構文
DBMS_XSTREAM_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE( grantee IN VARCHAR2, privilege_type IN VARCHAR2 DEFAULT '*', grant_select_privileges IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, do_grants IN BOOLEAN DEFAULT TRUE, file_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, directory_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL grant_optional_privileges IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, container IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT');
パラメータ
表205-2 GRANT_ADMIN_PRIVILEGEプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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権限を付与するユーザー。 |
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次のいずれかの値を指定します。
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後で実行するファイルをこのプロシージャで生成する場合は、 |
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このプロシージャによって生成されるファイルの名前。ファイルには、権限を付与するすべての文が格納されます。指定したファイル名のファイルが、指定したディレクトリ名にすでに存在する場合、既存のファイルに権限付与文が追加されます。
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生成されたファイルを配置するディレクトリ。指定したディレクトリは、SQL文
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コンテナ名を指定すると、指定したコンテナでのみ権限受領者への権限の付与が行われます。ルートを指定するには、ルートへの接続中に 注意: このパラメータは、CDBのみに適用されます。 |
使用上の注意
このプロシージャを実行するユーザーは他のユーザーに権限を付与できる管理ユーザーである必要があります。
特に、このプロシージャは指定したユーザーに次の権限を付与します。
RESTRICTED
SESSION
システム権限。
次のパッケージに対するEXECUTE
権限。
DBMS_APPLY_ADM
DBMS_AQ
DBMS_AQADM
DBMS_AQIN
DBMS_AQELM
DBMS_CAPTURE_ADM
DBMS_FLASHBACK
DBMS_LOCK
DBMS_PROPAGATION_ADM
DBMS_RULE_ADM
DBMS_STREAMS_ADM
DBMS_STREAMS_ADVISOR_ADM
DBMS_STREAMS_HANDLER_ADM
DBMS_STREAMS_MESSAGING
DBMS_TRANSFORM
DBMS_XSTREAM_ADM
キューにメッセージをエンキューし、キューからメッセージをデキューする権限。
キューを管理する権限。
ユーザー固有のスキーマおよびその他のスキーマの次のタイプのオブジェクトを作成、変更、実行する権限。
評価コンテキスト
ルール・セット
ルール
さらに、権限受領者は次の権限を他のユーザーに付与できます。
SELECT_CATALOG_ROLE
XStreamおよびOracle Streamsに関連するデータ・ディクショナリ・ビューに対するSELECT
またはREAD
権限。
リモートXStream管理者が、権限受領者に接続することによって、データベース・リンクを介して、管理操作を実行できるようにする機能。
この機能は、このパッケージのGRANT_REMOTE_ADMIN_ACCESS
プロシージャを実行することによって可能になります。
注意:
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関連項目:
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このプロシージャは、リモートXStream管理者が、データベース・リンクを使用して権限受領者に接続することによって、ローカル・データベースでの管理操作を実行できるようにします。
このプロシージャは、XStream管理者の権限をユーザーから直接取り消すか、これらの権限を取り消すスクリプトを生成します。
構文
DBMS_XSTREAM_AUTH.REVOKE_ADMIN_PRIVILEGE( grantee IN VARCHAR2, privilege_type IN VARCHAR2 DEFAULT '*', revoke_select_privileges IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, do_revokes IN BOOLEAN DEFAULT TRUE, file_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, directory_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL revoke_optional_privileges IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, container IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT');
パラメータ
表205-4 REVOKE_ADMIN_PRIVILEGEプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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権限を取り消すユーザー。 |
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次のいずれかの値を指定します。
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後で実行するファイルをこのプロシージャで生成する場合は、 |
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このプロシージャによって生成されるファイルの名前。ファイルには、権限を取り消すすべての文が格納されます。指定したファイル名のファイルが指定したディレクトリ名にすでに存在する場合、既存のファイルに権限取消し文が追加されます。
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生成されたファイルを配置するディレクトリ。指定したディレクトリは、SQL文
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コンテナ名を指定すると、指定したコンテナでのみ権限受領者の権限が取り消されます。ルートを指定するには、ルートへの接続中に 注意: このパラメータは、CDBのみに適用されます。 |
このプロシージャは、リモートXStream管理者が、データベース・リンクを使用して権限受領者に接続することによって、管理操作を実行できないようにします。
注意: このパッケージのREVOKE_ADMIN_PRIVILEGE プロシージャによって、このプロシージャが実行されます。 |
パラメータ
表205-5 REVOKE_REMOTE_ADMIN_ACCESSプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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リモートXStream管理者からのアクセスが無効になっているユーザー。 権限受領者の行が
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