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Oracle® Textアプリケーション開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71317-04
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PSP Webアプリケーションの作成

この項では、PSP Webアプリケーションの作成方法を説明します。

次の手順では、PSP Webアプリケーションを作成するプロセスについて説明します。

  1. テキスト表の作成

    CREATE TABLEコマンドを使用して、HTMLファイルを格納するためのテキスト表を作成する必要があります。各例では、次のようにoutput_tablegist_tableおよびtheme_table表を作成します。

    CREATE TABLE output_table  (query_id NUMBER, document CLOB);
    CREATE TABLE gist_table  (query_id NUMBER, pov VARCHAR2(80), gist CLOB);
    CREATE TABLE theme_table  (query_id NUMBER, theme VARCHAR2(2000), weight NUMBER);
    
  2. SQL*Loaderによる表へのHTMLドキュメントのロード

    テキスト表は、HTMLファイルを使用してロードする必要があります。この例では、制御ファイルloader.ctlを使用して、loader.datで指定したファイルをロードします。SQL*Loader文は次のとおりです。

    % sqlldr userid=scott/tiger control=loader.ctl 
    
  3. CONTEXT索引の作成

    HTMLファイルを索引付けするには、次のようにCONTEXT索引をテキスト列に作成します。HTMLの索引付けであるため、この例では、次のようにフィルタ処理が不要なNULL_FILTERプリファレンス型とHTML_SECTION_GROUP型を使用します。

    create index idx_search_table on search_table(text)
      indextype is ctxsys.context parameters
      ('filter ctxsys.null_filter section group CTXSYS.HTML_SECTION_GROUP');
    
  4. Oracle Databaseのsearch_htmlservicesパッケージのコンパイル

    アプリケーションには、選択したドキュメントが表示される必要があります。このために、Oracle Databaseではsearch_tableCLOBからドキュメントを読み取り、その結果を出力して表示する必要があります。これは、search_htmlservicesパッケージ内のプロシージャをコールして実行します。ファイルsearch_htmlservices.sqlをコンパイルする必要があります。次のようにSQL*Plusプロンプトで実行できます。

    SQL> @search_htmlservices.sql
    
    Package created.
    
  5. loadpspによるsearch_html PSPページのコンパイル

    検索ページを呼び出すには、ブラウザからsearch_html.pspをコールします。search_htmlは、Oracle Databaseのloadpspコマンドライン・プログラムを使用して、次のようにコンパイルします。

    % loadpsp -replace -user scott/tiger search_html.psp
    

    出力は次のように表示されます。

    "search_html.psp": procedure "search_html" created.

    関連項目:

    PSPの使用方法の詳細は、Oracle Database開発者ガイドを参照

  6. Webサーバーの構成

    クライアントのPSP要求をURLとして受け入れるように、Webサーバーを構成する必要があります。Webサーバーは、クライアントの要求をOracle Databaseに転送し、サーバー出力をブラウザに戻します。図A-3を参照してください。

    Oracle WebDB Webリスナー、またはApache Webサーバーが組み込まれているOracle Application Serverを使用できます。Apache HTTPサーバーのインストールの詳細は、『Oracle Database 2日でPHP開発者ガイド』を参照してください。

  7. ブラウザからの問合せの入力

    URLを使用して、ブラウザから問合せアプリケーションにアクセスできます。URLをWebサーバーで構成します。URLの例は、次のようになります。

    http://server.example.com:7777/mypath/search_html
    

    図A-1および図A-2で示すように、アプリケーションでは、ブラウザに問合せのエントリ・ボックスを表示し、問合せ結果をHTMLリンクのリストとして戻します。