この項では、PSP Webアプリケーションの作成方法を説明します。
次の手順では、PSP Webアプリケーションを作成するプロセスについて説明します。
CREATE
TABLE
コマンドを使用して、HTMLファイルを格納するためのテキスト表を作成する必要があります。各例では、次のようにoutput_table
、gist_table
およびtheme_table
表を作成します。
CREATE TABLE output_table (query_id NUMBER, document CLOB); CREATE TABLE gist_table (query_id NUMBER, pov VARCHAR2(80), gist CLOB); CREATE TABLE theme_table (query_id NUMBER, theme VARCHAR2(2000), weight NUMBER);
テキスト表は、HTMLファイルを使用してロードする必要があります。この例では、制御ファイルloader.ctlを使用して、loader.datで指定したファイルをロードします。SQL*Loader文は次のとおりです。
% sqlldr userid=scott/tiger control=loader.ctl
HTMLファイルを索引付けするには、次のようにCONTEXT
索引をテキスト列に作成します。HTMLの索引付けであるため、この例では、次のようにフィルタ処理が不要なNULL_FILTER
プリファレンス型とHTML_SECTION_GROUP
型を使用します。
create index idx_search_table on search_table(text) indextype is ctxsys.context parameters ('filter ctxsys.null_filter section group CTXSYS.HTML_SECTION_GROUP');
アプリケーションには、選択したドキュメントが表示される必要があります。このために、Oracle Databaseではsearch_table
のCLOB
からドキュメントを読み取り、その結果を出力して表示する必要があります。これは、search_htmlservices
パッケージ内のプロシージャをコールして実行します。ファイルsearch_htmlservices.sqlをコンパイルする必要があります。次のようにSQL*Plusプロンプトで実行できます。
SQL> @search_htmlservices.sql Package created.
検索ページを呼び出すには、ブラウザからsearch_html.pspをコールします。search_htmlは、Oracle Databaseのloadpsp
コマンドライン・プログラムを使用して、次のようにコンパイルします。
% loadpsp -replace -user scott/tiger search_html.psp
出力は次のように表示されます。
"search_html.psp": procedure "search_html" created.
クライアントのPSP要求をURLとして受け入れるように、Webサーバーを構成する必要があります。Webサーバーは、クライアントの要求をOracle Databaseに転送し、サーバー出力をブラウザに戻します。図A-3を参照してください。
Oracle WebDB Webリスナー、またはApache Webサーバーが組み込まれているOracle Application Serverを使用できます。Apache HTTPサーバーのインストールの詳細は、『Oracle Database 2日でPHP開発者ガイド』を参照してください。