問合せでファジー・マッチングを使用すると、類似するスペルのワードが一致します。Oracle Textでは、複数の言語用のエンティティ抽出を提供しています。
ステミングを使用すると、同じ語幹を持つワードが一致します。たとえば、$speakを問い合せると、speak、speaks、spokeおよびspokenを含むすべてのドキュメントに検索が拡張されます。
ファジー・マッチングとステミングは、Oracle Textが使用言語に対してこの機能をサポートしている場合は、索引で自動的に使用可能になります。
ファジー・マッチングはデフォルトのパラメータで有効になっていますが、類似度スコアの下限および拡張される語句の最大数が指定されています。索引時にこのデフォルト・パラメータを変更できます。
ドキュメントの言語を自動検出して必要な変換を実行するには、AUTO_LEXER
のindex_stems属性を使用可能にして、ステミング索引を作成します。ドキュメント言語に対応するステマーが使用され、そのステマーは常に、ドキュメントの再コールを最大化するように構成されます。また、ドイツ語、フィンランド語、スウェーデン語およびオランダ語のように複合語を使用する言語のドキュメントでindex_stems
がYES
に設定されている場合は、複合語ステミングが自動的に実行されます。複合語は常に、それを構成する語に分割されます。
ステミング問合せのパフォーマンスを改善するには、BASIC_LEXER
のindex_stems
属性を使用可能にして、ステミング索引を作成します。