実際のアプリケーションでは、問合せの語句がハイライト表示された状態で、選択したドキュメントをユーザーに表示することがあります。Oracle Textを使用すると、CTX_DOCパッケージによってドキュメントをマークアップできます。
SQL*Plusの無名PL/SQLブロックを使用して、HTMLドキュメントのマークアップを表示できます。ただし、実際のアプリケーションでは、ドキュメントをブラウザで表示することがあります。
このPL/SQLの例では、CTX_DOC.MARKUPのインメモリー・バージョンを使用して、ドキュメント3のワードFranceをハイライト表示します。マークアップ・テキストを格納するために一時CLOB (キャラクタ・ラージ・オブジェクト・データ型)が割り当てられ、標準出力に戻されます。終了前に、CLOBの割当てが解除されます。
SET SERVEROUTPUT ON;
DECLARE
2 mklob CLOB;
3 amt NUMBER := 40;
4 line VARCHAR2(80);
5 BEGIN
6 CTX_DOC.MARKUP('idx_docs','3','France', mklob);
7 DBMS_LOB.READ(mklob, amt, 1, line);
8 DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('FIRST 40 CHARS ARE:'||line);
9 DBMS_LOB.FREETEMPORARY(mklob);
10 END;
11 /
FIRST 40 CHARS ARE:<HTML><<<France>>> is in Europe.</HTML>
PL/SQL procedure successfully completed.