Oracle Textには、問合せ結果のキャッシュに使用できる、問合せフィルタ・キャッシュというキャッシュ・レイヤーがあります。問合せフィルタ・キャッシュは、問合せ間で共有が可能です。そのため、キャッシュされた問合せ結果を複数の問合せで再利用でき、問合せの応答時間が短縮されます。
キャッシュする問合せ結果を指定するには、ctxfiltercache
演算子を使用します。次の例は、ctxfiltercache
演算子を使用して、common_predicate
問合せの結果をキャッシュに格納します。
select * from docs where contains(txt, 'ctxfiltercache((common_predicate), FALSE)')>0;
次の例では、common_predicate
問合せの結果がキャッシュされ、new_query
問合せによって再利用されます。そのため、問合せの応答時間が短縮されます。
select * from docs where contains(txt, 'new_query & ctxfiltercache((common_predicate), FALSE)')>0;