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Oracle® Textアプリケーション開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71317-04
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トレースを使用した索引および問合せのボトルネックの解決

Oracle Textには、索引付けおよび問合せにおけるボトルネックを特定するためのトレース機能が備わっています。

Oracle Textには、事前定義済のトレースのセットが用意されています。各トレースは一意の番号で識別されます。また、この番号に対するCTX_OUTPUTの記号があります。

各トレースでは、特定の数量を測定します。たとえば、テキスト問合せ時に選択される$I行の数などです。

トレースは累積カウンタです。そのため、使用方法は次のようになります。

  1. ユーザーがトレースを使用可能にします。

  2. ユーザーが複数の操作を実行します。Oracle Textではアクティビティを測定し、トレースの結果を累積します。

  3. ユーザーがトレース値を取得します。これは、手順2で実行されたすべての操作の合計値となります。

  4. ユーザーがトレースを0(ゼロ)に再設定します。

  5. ユーザーが手順2を繰り返します。

このため、たとえば、手順2でユーザーが2つの問合せを実行し、問合せ1で$Iから15行を選択し、問合せ2で$Iから17行を選択した場合、手順3ではトレースの値は32(15 + 17)となります。

トレースは1つのセッションに関連付けられています。トレースは、1つのセッション内で発生した演算を測定できますが、反対に、複数のセッション間で測定を行うことはできません。

パラレル同期化または最適化の際、トレースが現在有効になっている場合にかぎり、トレース・プロファイルはスレーブ・セッションにコピーされます。各スレーブは独自のトレースを蓄積し、終了前にすべてのトレース値をスレーブ・ログ・ファイルに暗黙的に書き込みます。

関連項目:

『Oracle Textリファレンス』