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Oracle® Textアプリケーション開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71317-04
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統計の収集

デフォルトでは、Oracle Textはコストベース・オプティマイザ(CBO)を使用し、問合せに対する最適な実行計画を決定します。

オプティマイザを使用して最適なコストを見積るために、問い合せる表の統計を次のように計算できます。

ANALYZE TABLE <table_name> COMPUTE STATISTICS;

また、次のように表のサンプルの統計を見積ることができます。

ANALYZE TABLE <table_name> ESTIMATE STATISTICS 1000 ROWS;

または

ANALYZE TABLE <table_name> ESTIMATE STATISTICS 50 PERCENT;

統計の収集は、DBMS_STATS.GATHER_TABLE_STATSプロシージャを使用してパラレルに行うこともできます。

begin
 
DBMS_STATS.GATHER_TABLE_STATS('owner', 'table_name',
                                       estimate_percent=>50,
                                       block_sample=>TRUE,
                                       degree=>4) ;
 
end  ;

これらの文は、table_nameに関連付けられたすべてのオブジェクトの統計を収集します。オブジェクトには、その表の列とその表に関連付けられたすべての索引(Bツリー、ビットマップまたはテキスト・ドメイン)も含まれます。

表の統計を再収集するには、ANALYZE文を必要な回数入力するか、DBMS_STATSパッケージを使用します。

テキスト・ドメイン索引の統計を収集することによって、Oracle Databaseのコストベース・オプティマイザでは、次のタスクを実行できます。

CONTAINS述語の選択性がわかっていると、構造化問合せなど、複数の述語が含まれた問合せを行う場合に役立ちます。このように、コストベース・オプティマイザでは、ドメイン索引を使用してCONTAINSを評価するか、あるいはCONTAINS述語をポスト・フィルタとして適用するかを、より適切に判断できます。

関連項目:

  • ANALYZE文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

  • DBMS_STATSパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。