| Oracle® Database移行ガイド 12cリリース1 (12.1) B71352-02 |
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アダプタ
あるデータベースに格納されるデータへのアクセスを別のデータベースから有効にする場合に使用されるリアルタイムの固有ツール。アダプタは、一般的に、SQLの翻訳、データ型のマップ、およびSQL文、トリガー、ストアド・プロシージャの統合の促進に使用されます。
カスタムSQL翻訳
ユーザーが、SQL文のカスタム固有翻訳をSQL翻訳プロファイルに登録できるシナリオ。Oracle以外の文の翻訳時に、プロファイルは最初にカスタム翻訳を参照します。一致が見つからない場合、SQLトランスレータを呼び出します。
データ統合フレームワーク
異なるデータベース間でのデータ交換を可能にする場合に使用される一連のツールおよびプロセス。従来のフレームワークには、毎晩行われる様々なプロセス(大規模なバッチ抽出やフィードなど)、およびデータの大量ロードなどがあります。より新しいフレームワークには、ほぼリアルタイムで行われる毎日の小規模プロセスやフィードがあります。
エラー翻訳
ユーザーが、エラー・コードやメッセージのベンダー固有の翻訳をSQL翻訳プロファイルに登録できるシナリオ。SQL実行時、クライアント・アプリケーションは、ベンダー固有のエラー・コードやメッセージに依存します。エラーが発生すると、Oracleエラー・コードやメッセージのかわりに、翻訳済エラー・コードおよびメッセージが戻されます。
移行
Oracle以外のアプリケーション(そのすべてのコンポーネント(アーキテクチャ、データ、SQLコード、クライアントなど)を含む)の変更プロセス。固有のデータベース管理システムではなく、Oracle RDBMSを使用します。
移行リポジトリ
Oracle SQL Developerが移行時にソースおよびターゲット・スキーマ・モデルのメタデータの管理に使用するOracle Databaseのデータ・ストア。複数の移行リポジトリを使用して、複数のデータベースからOracle Databaseに同時に移行できます。
Oracle GoldenGate
SQLサーバー、Sybase、DB2、Oracleなどのデータベースに格納される多様なデータソース間で、モジュール形式のトランザクションレベルのデータ統合をサポートするOracle製品。
Oracle SQL*Loader
フラット・ファイルからOracle Databaseへのデータのロードをサポートする、高速で柔軟性の高い無料のOracleユーティリティ。複数のデータ形式と多くの異なるエンコーディングをサポートします。並列データ・ロードもサポートします。
Oracle SQL Developer移行ウィザード
サード・パーティ・データベースからOracle Databaseへの移行をバッチ・モードで可能にするOracleツール。移行には、データ、スキーマ、オブジェクト、トリガー、ストアド・プロシージャが含まれます。
SQL言語
データベース・ベンダーによって実装されるSQLの変化形または拡張。クライアント・アプリケーションをサード・パーティ・データベースからOracleに移行する場合、Oracle以外のすべてのSQL文をOracle SQLに翻訳する必要があります。このようなOracle以外のSQL文が、クライアント・アプリケーションのソース・コードに埋め込まれるため、これらを見つけて翻訳する作業は、手動で時間がかかるタスクになります。このリリースでは、外部ベンダーのOracle以外のSQL文を受け入れて、実行前にランタイムで自動的に翻訳するようにOracle Databaseの機能が強化されています。
SQL翻訳プロファイル
Oracle以外のSQL文をOracle SQL言語に翻訳する方法を指示するデータベース・スキーマ・オブジェクト。このスキーマには、SQL実行時にエラーが発生した場合に戻されるエラー・コード、SQLSTATEおよびエラー・メッセージの翻訳も含まれます。
Oracle以外のSQL文を含むクライアント・アプリケーションをOracleに移行する場合、ユーザーはSQL翻訳プロファイルを作成し、アプリケーションのSQL文とエラーを翻訳するようにそのプロファイルを構成します。アプリケーションは、そのSQL文とエラーを翻訳するようにOracle Databaseで翻訳プロファイルをランタイムで設定します。
