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Oracle® Database Provider for DRDAユーザーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1.0.2) for Linux x86-64
E98592-01
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B Oracle Database Provider for DRDAのパッケージ・バインド・オプション

この付録では、Oracleがクライアント・アプリケーションのパッケージをバインドするときに使用されるDB2 DSNサブコマンドBIND PACKAGEオプションについて説明します。この付録では、この実装のパッケージ・バインディングでサポートされているオプションを示します。

BIND PACKAGEサブコマンドの詳細は、DB2® 10 for z/OS® Command Reference (SC19-2972-05)に収録されています。

CONCURRENTACCESSRESOLUTION

常にWAITFOROUTCOMEセマンティクスを実装します。これは、Oracleによるデータのロック方法の基盤となるため、変更できません。

CURRENTDATA

YESセマンティクスをサポートします。

DBPROTOCOL

DRDAセマンティクスをサポートします。

DEFER/NODEFER

NODEFERセマンティクスをサポートします。

DYNAMICRULES

RUNセマンティクスをサポートします。

DB2のルールの定義に従い、各文にデフォルトの修飾子の使用が適用されます。これは、STATIC文またはDYNAMIC SQL文のSET CURRENT SQLIDと同等です。ただし、Oracleではオブジェクト・アクセス認可がパッケージ所有者のIDではなく現在のログオンIDに制限されます。オブジェクトへのアクセスを制御するには、ログオンを明示的なアクセス権の付与(オブジェクトによる付与またはロールによる付与)によって処理するか、またはオブジェクト・アクセス認可を強制的に適用するストアド・プロシージャによって処理する必要があります。

ENABLE/DISABLE

ENABLEセマンティクスをサポートします。

EXTENDEDINDICATOR

NOセマンティクスをサポートします。

ISOLATION

CSセマンティクスをサポートします。

OracleおよびOracle Database Provider for DRDAでは、ほとんどの分離モードはサポートされていません。Oracleのデータ分離モードは、CSとRRの中間のモードと言えます。これはOracleによるデータ整合性管理の実装方法の基盤であるため、変更できません。値は無視されますが、将来の処理のためにパッケージ定義とともに格納されます。

KEEPDYNAMIC

YESセマンティクスをサポートします。

OWNER

認可IDは有効なOracleユーザーIDである必要があります。

QUALIFIER

修飾子名は、Oracle内の有効なスキーマ名である必要があります。

RELEASE

COMMITセマンティクスを実装します。

DRDAを使用する場合、リソースのリリースは異なるレベルで実行されます。コミット/ロールバックでは、カーソルまたは文のセマンティクスにより、カーソルおよびオブジェクト・ロックのリリースが要求されます。他のリソース(パッケージ自体など)はセッションが終了するまで保持され、その後、割当て解除されます。この動作は主に、サーバーではなく実行時にクライアントにより指定されます。

REOPT

AUTOセマンティクスを実装します。

Oracleではデフォルトで、文およびホスト変数に基づいて実行計画が評価されます。STATIC文とDYNAMIC文の両方に同じ処理が適用されます。

ROUNDING

HALFEVENセマンティクスを実装します。

VALIDATE

RUNセマンティクスを実装します。

Oracle Database Provider for DRDAはSTATIC SQL文を検証しないため、このオプションは無視されます。