Oracle® Database Provider for DRDAユーザーズ・ガイド 12c リリース1 (12.1.0.2) for Linux x86-64 E98592-01 |
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この章では、Oracle Database Provider for DRDAで使用できるデータ・ディクショナリの拡張機能について説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
多くのアプリケーションでは、DB2システム・カタログのサブセットが使用されます。Oracle Database Provider for DRDAでは次の3つの主要なカタログ・セットがサポートされています。3つのセットすべてで共通する構造がありますが、明確に異なる点も多数あります。
これらのカタログは、既存のOracleデータ・ディクショナリの表およびビューのオーバーレイ(ビュー)として実装されます。
この項で説明するカタログは、DB2 for z/OSのカタログです。
DB2 for z/OSには次のカタログ表が含まれています。これらのビューの詳細は、IBMの『DB2 for z/OS SQL Reference』マニュアルを参照してください。
SYSIBM.SYSCOLUMNS
SYSIBM.SYSKEYS
SYSIBM.SYSINDEXES
SYSIBM.SYSFOREIGNKEYS
SYSIBM.SYSPACKAGE
SYSIBM.SYSPACKSTMT
SYSIBM.SYSPARMS
SYSIBM.SYSPLAN
SYSIBM.SYSRELS
SYSIBM.SYSROUTINES
SYSIBM.SYSSYNONYMS
SYSIBM.SYSTABLES
SYSIBM.SYSVIEWS
この項では、次のデータ・ディクショナリ・ビューについて説明します。
表8-1に、現在バインドされているDRDAパッケージのリストを示します。その所有者はユーザーSYSIBM
です。このビューにアクセスするユーザーには、DRDAAS_USER_ROLE
またはDRDAAS_ADMIN_ROLE
が付与されている必要があります。DRDAAS_USER_ROLEおよびDRDAAS_ADMIN_ROLEを参照してください。
表8-1 ALL_DRDAASPACKAGEデータ・ディクショナリ・ビューの説明
列名 | データ型 | Null? | 説明 |
---|---|---|---|
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非 |
パッケージのコレクションID(RDBCOLID) |
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非 |
DRDAパッケージの名前(PKGID) |
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パッケージのバージョン名(VRSNAM) |
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|
|
非 |
パッケージの整合性文字列(PKGCNSTKN) |
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非 |
パッケージを所有するユーザーのID |
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非 |
パッケージを作成/バインドしたユーザーのID |
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非 |
パッケージの作成時刻 |
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|
非 |
パッケージの最終バインディング時刻 |
表8-2に、各パッケージのユーザーID、DRDAパッケージ名、ユーザーに付与される権限のセットを示します。その所有者はユーザーSYSIBM
です。このビューにアクセスするユーザーには、DRDAAS_ADMIN_ROLE
またはDRDAAS_ADMIN_ROLE
が付与されている必要があります。DRDAAS_USER_ROLEおよびDRDAAS_ADMIN_ROLEを参照してください。
表8-2 ALL_DRDAASPACKAUTHデータ・ディクショナリ・ビューの説明
列名 | データ型 | Null? | 説明 |
---|---|---|---|
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非 |
権限を付与したユーザーのユーザーID |
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非 |
権限が付与されたユーザーのユーザーID |
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非 |
権限の作成時刻 |
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非 |
DRDAパッケージのコレクションID(RDBCOLID) |
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|
非 |
DRDAパッケージの名前(PKGID) |
|
|
非 |
権限 |
表8-3に、DRDAパッケージのサイド属性を示します。その所有者はユーザーSYSIBM
です。このビューにアクセスするユーザーには、DRDAAS_ADMIN_ROLE
またはDRDAAS_ADMIN_ROLE
が付与されている必要があります。DRDAAS_USER_ROLEおよびDRDAAS_ADMIN_ROLEを参照してください。
表8-4に、DRDAパッケージ定義データを示します。その所有者はユーザーSYSIBM
です。ユーザーがこのビューにアクセスするためには、DRDAAS_ADMIN_ROLE
が付与されている必要があります。DRDAAS_ADMIN_ROLEを参照してください。
表8-4 DBA_DRDAASPACKAGEデータ・ディクショナリ・ビューの説明
列名 | データ型 | Null? | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
非 |
DRDAパッケージのコレクションID(スキーマ) (RDBCOLID) |
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|
非 |
DRDAパッケージの名前(PKGID) |
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|
パッケージのバージョン名(VRSNAM) |
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|
|
非 |
パッケージの整合性文字列(PKGCNSTKN) |
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|
非 |
パッケージを所有するユーザーのID |
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|
非 |
パッケージを作成したユーザーのID |
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|
非 |
パッケージの作成時刻 |
|
|
非 |
パッケージの最終バインディング時刻 |
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パッケージのデフォルト・スキーマ(DFTRDBCOL) |
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非 |
パッケージのセクション数(MAXSCTNBR) |
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非 |
パッケージの有効状態。 |
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|
非 |
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デフォルトのDBCSコードページ(PKGDFTCC(CCSIDSBC)) |
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デフォルトのDBCSコードページ(PKGDFTCC(CCSIDDBC)) |
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デフォルトのMBCSコードページ(PKGDFTCC(CCSIDMBC)) |
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デフォルトのXMLコードページ(PKGDFTCC(CCSIDXML)) |
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並列I/Oの並列度(DGRIOPRL) |
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日付書式(1=USA、2=EUR、3=ISO、4=JIS、5=LOCAL)。 |
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時刻書式(1=USA、2=EUR、3=ISO、4=JIS、5=LOCAL) |
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小数点区切り記号(STTDECDEL) |
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文字列のデリミタ(STTSTRDEL) |
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小数点以下の桁数(DECPRC) |
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文字のサブタイプ(PKGDFTCST) |
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将来使用(PKGATHRUL) |
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将来使用(PRPSTTKP) |
表8-5に、各パッケージのユーザーID、RDAパッケージ名、およびユーザーに対して付与される権限を示します。その所有者はユーザーSYSIBM
です。ユーザーがこのビューにアクセスするためには、DRDAAS_ADMIN_ROLE
が付与されている必要があります。DRDAAS_ADMIN_ROLEを参照してください。
表8-5 DBA_DRDAASPACKAUTHデータ・ディクショナリ・ビューの説明
列名 | データ型 | Null? | 説明 |
---|---|---|---|
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非 |
パッケージの権限を付与するユーザーの認可ID |
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|
非 |
パッケージの権限を付与されるユーザーの認可ID |
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非 |
DRDAパッケージのコレクションID(スキーマ) (RDBCOLID) |
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|
非 |
DRDAパッケージの名前(PKGID) |
|
|
非 |
パッケージのバージョン名(VRSNAM) |
|
|
非 |
付与される権限 |
表8-6に、DRDAパッケージのサイド属性を示します。その所有者はユーザーSYSIBM
です。このビューにアクセスするユーザーには、DRDAAS_ADMIN_ROLE
が必要です。
表8-7に、DRDAパッケージ本体データを示します。その所有者はユーザーSYS
です。ユーザーがこのビューにアクセスするためには、DRDAAS_ADMIN_ROLE
が付与されている必要があります。DRDAAS_ADMIN_ROLEを参照してください。
表8-7 DBA_DRDAASPACKSTMTデータ・ディクショナリ・ビューの説明
列名 | データ型 | Null? | 説明 |
---|---|---|---|
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|
非 |
DRDAパッケージのコレクションID(スキーマ) (RDBCOLID) |
|
|
非 |
DRDAパッケージの名前(PKGID) |
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|
パッケージのバージョン名(VRSNAM) |
|
|
|
非 |
パッケージの整合性文字列(PKGCNSTKN) |
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|
非 |
文の想定事項(BNDSTTADM) |
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|
非 |
文の番号(SQLSTTNBR) |
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|
非 |
セクション番号(PKGSN) |
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非 |
文のテキストの長さ |
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非 |
文のテキスト |
表8-8には、DBMS_DRDAAS
およびDBMS_DRDAAS_ADMIN
パッケージ・ファンクションからのトレース・エントリが含まれています。その所有者はユーザーSYSIBM
です。このビューにアクセスするユーザーには、DRDAAS_ADMIN_ROLE
またはDRDAAS_ADMIN_ROLE
が付与されている必要があります。DRDAAS_USER_ROLEおよびDRDAAS_ADMIN_ROLEを参照してください。
これはデバッグ機能のみです。
このビューは、creator
列またはowner
列が現在のSQLユーザーIDに一致し、そのユーザーIDに、パッケージのCOLLID
およびname
に一致するDBA_DRDAASPACKAUTH
でEXECUTE_PRIVILEGE
が付与されている行のみを戻します。
ビューUSER_DRDAASPACKAGE
はDBA_DRDAASPACKAGE
表にマップされます。その所有者はユーザーSYSIBM
です。このビューから選択するには、DRDAAS_USER_ROLE
権限が必要です。DRDAAS_USER_ROLEを参照してください。
このビューには、DBA_DRDAASPACKAGE
表と同じ列定義があります。表8-4を参照してください。
このビューは、grantee
列の現在のSQLユーザーIDに一致する行のみを戻します。
ビューUSER_DRDAASPACKAUTH
は、DBA_DRDAASPACKAUTH
の上にマップされます。その所有者はユーザーSYSIBM
です。ユーザーがこの表から選択するためには、DRDAAS_USER_ROLE
を持っている必要があります。DRDAAS_USER_ROLEを参照してください。
このビューには、DBA_DRDAASPACKAUTH
表と同じ列定義があります。表8-5を参照してください。
このビューはアプリケーション・サーバーによって内部的に使用されます。
ビューUSER_DRDAASPACKSIDE
は、DBA_DDRDAASPACKSIDE
の上にマップされます。その所有者はユーザーSYSIBM
です。ユーザーがこの表から選択するためには、DRDAAS_USER_ROLE
を持っている必要があります。DRDAAS_USER_ROLEを参照してください。
このビューには、DBA_DRDAASPACKSIDE
表と同じ列定義があります。表8-6を参照してください。
このビューは、creator
列またはowner
列が現在のSQLユーザーIDに一致し、そのユーザーIDに、パッケージのCOLLID
およびname
に一致するDBA_DRDAASPACKAUTH
でEXECUTE_PRIVILEGE
が付与されている行のみを戻します。
ビューUSER_DRDAASPACKSTMT
は、DBA_DRDAASPACKSTMT
表にマップされます。その所有者はユーザーSYSIBM
です。ユーザーがこの表から選択するためには、DRDAAS_USER_ROLE
を持っている必要があります。DRDAAS_USER_ROLEを参照してください。
このビューには、DBA_DRDAASPACKSTMT
表と同じ列定義があります。表8-7を参照してください。
このビューは、現在のユーザーのユーザーIDと一致する行のみを戻します。
これはデバッグ機能のみです。
ビューUSER_DRDAASTRACE
はDBA_DRDAASTRACE
ビューにマップされます。その所有者はユーザーSYSIBM
です。このビューにアクセスするユーザーには、DRDAAS_USER_ROLE
が付与されている必要があります。DRDAAS_USER_ROLEを参照してください。
このビューの列定義は、caller
列を除いてUSER_DRDAASTRACEビューと同じです。表8-8を参照してください。