- ORA-12315: ALTER DATABASE文には無効なデータベース・リンク型です
-
原因: ALTER DATABASE文で指定されたデータベース・リンク名がROM: linkではありません。 ALTER DATABASE文を使用して2次データベースをマウントまたはオープンするときは、ROM: linkを指定する必要があります。
-
処置: マウントまたはオープンするデータベースに有効なROM: linkを使用してALTER DATABASE文を再発行してください。 有効なROM: linkが存在しない場合は、CREATE DATABASE LINKコマンドを使用してROM: linkを作成してください。 ROM: link型を使用したデータベース・リンクの作成の詳細は、Oracleセキュリティ関連製品のドキュメントを参照してください。
- ORA-12316: データベース・リンク接続文字列に構文エラーがあります
-
原因: CREATE DATABASE LINK文の接続文字列に構文エラーがあります。
-
処置: データベース・リンクを削除し、有効な構文を使用してデータベース・リンクを再作成してください。 CREATE DATABASE LINK文の接続文字列部分の詳細は、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。
- ORA-12317: データベース(リンク名string)へのログオンが拒否されました。
-
原因: このエラーには、いくつかの原因があります。 1番目は、2次データベースのユーザー名(オペレーティング・システム認証のかわりにデータベースを使用する場合はパスワードも)が1次データベースのユーザー名(およびパスワード)と同一でない場合です。 2番目は、2次データベースのユーザー名が無効な(または作成されていない)場合です。 3番目は、データベース・リンク定義の接続文字列で指定されているユーザー名とパスワードの組合せが無効な(作成されていないまたは無効なパスワードが使用されている)場合です。
-
処置: 1番目の場合、1次データベースで使用しているユーザー名と同一のユーザー名(データベース認証を使用する場合はパスワードも)を、2次データベースが含むことを確認してください。 通常、Trusted ORACLEでは常にオペレーティング・システム認証を使用する必要があります(オペレーティング・システム認証の長所の詳細は、Oracleセキュリティ関連製品のドキュメントを参照してください)。 2番目の場合、2次データベースのユーザー名が作成されていることを確認してください。 3番目の場合、接続文字列に指定されているユーザー名が、2次データベースで作成されていることを確認してください。
- ORA-12318: データベース(リンク名string)はすでにマウントされています
-
原因: 自インスタンスですでにマウント済の2次データベースをマウントしようとしています。
-
処置: データベースはすでにマウントされているため、マウントするための追加アクションは必要ありません。 アクセスを確立するには、ALTER DATABASE linkname OPENコマンドを使用してデータベースを開きます。
- ORA-12319: データベース(リンク名string)はすでにオープンしています。
-
原因: すでにオープンしている2次データベースをオープンしようとしています。
-
処置: データベースはオープンしているため、アクセスを確立するためにこれ以上の処理は必要ありません。
- ORA-12321: データベース(リンク名string)はオープンしていません。AUTO_MOUNTING=FALSEです。
-
原因: 自インスタンスがマウントしようとしている2次データベースがオープンしていないため、自動マウントは使用可能ではありません。
-
処置: ALTER DATABASE linknameをOPENおよびMOUNTオプションとともに使用して、セカンダリ・データベースを手動でマウントしてオープンします。 または、自インスタンスが2次データベースを自動的にマウントおよびオープンできるように、パラメータ・ファイルのAUTO_MOUNTINGパラメータをTRUEに設定してください。
- ORA-12322: データベース(リンク名string)をマウントできません。
-
原因: このメッセージは、問題の原因を示す追加エラー・メッセージとともに表示されます。
-
処置: ともに表示されるエラー・メッセージで説明されている手順に従って、問題を解決してください。
- ORA-12323: データベース(リンク名string)をオープンできません。
-
原因: このメッセージは、問題の原因を示す追加エラー・メッセージとともに表示されます。
-
処置: ともに表示されるエラー・メッセージで説明されている手順に従って、問題を解決してください。
- ORA-12324: プライベート・データベース・リンクではROM: LINK型を使用できません。
-
原因: プライベート・データベース・リンクではなく、パブリック・データベース・リンクにのみROM: link型を指定できます。
-
処置: 2次データベースへのパブリック・データベース・リンクが存在するかどうかを確認してください。 存在しない場合、かつ2次データベースにパブリック・アクセスを確立する場合、CREATE DATABASE LINKコマンドを使用して2次データベースにパブリック・データベース・リンクを作成してください。
- ORA-12326: データベースstringはすぐにクローズされます。操作できません
-
原因: アクセスしようとしたデータベースがクローズ処理中のため、この操作は終了しました。
-
処置: データベースが再オープンされるまで待つか、データベース管理者に連絡してください。
- ORA-12329: データベースstringはクローズしています。操作できません
-
原因: アクセスしようとしたデータベースがクローズしていたため、この操作は終了しました。
-
処置: データベースが再オープンされるまで待つか、データベース管理者に連絡してください。
- ORA-12333: データベース(リンク名string)はマウントされていません。
-
原因: マウントされていないデータベースをオープンしようとしました。
-
処置: ALTER DATABASEのlinkname MOUNTコマンドを使用してデータベースをマウントし、データベースを再オープンします。
- ORA-12334: データベース(リンク名string)はオープンしています。
-
原因: まだオープンしているデータベースをディスマウントしようとしました。
-
処置: ALTER DATABASE linkname CLOSEコマンドを使用してデータベースを閉じてから、データベースのマウントを解除し直してください。
- ORA-12335: データベース(リンク名string)はオープンしていません。
-
原因: オープンされていないデータベースをクローズしようとしました。
-
処置: データベースはクローズされています。そのデータベースをディスマウントできます。
- ORA-12336: データベース(リンク名string)にログインできません。
-
原因: 他のユーザーがマウントまたはディスマウントしているデータベースにログインしようとしました。
-
処置: データベースがマウント中またはオープン中かどうかを確認し、データベースが使用可能になれば、再度ログインしてください。
- ORA-12341: 最大オープン・マウント数を超えました
-
原因: パラメータ・ファイルのOPEN_MOUNTSパラメータに指定されている数が最大数(255)を超えました。
-
処置: 2次データベースへのオープン・マウント数として可能な実際的な数に、このパラメータの値を変更してください。 値は255以下の必要があります。
- ORA-12342: オープン・マウント数がOPEN_MOUNTSパラメータで指定された制限を超えています
-
原因: 現在のオープン・マウント数が、OPEN_MOUNTSパラメータに指定されている値を超えています。
-
処置: 2次データベースへのオープン・マウント数として可能な最大値を設定できるように、OPEN_MOUNTSパラメータの値を増やしてください。
- ORA-12345: ユーザーstringにはデータベース・リンク(リンク名string)内のCREATE SESSION権限がありません。
-
原因: このメッセージには、いくつかの原因が考えられます: 1番目は、2次データベースで指定されているユーザー名にCREATE SESSIONシステム権限が付与されていなかった場合です。 2番目は、データベース・リンク定義の接続文字列で指定されているユーザー名にCREATE SESSIONシステム権限が付与されていなかった場合です。
-
処置: 行う処置は、メッセージの原因に応じて異なります: 1番目の場合、2次データベースでのユーザー名にCREATE SESSIONシステム権限が付与されていることを確認してください。 2番目の場合、データベース・リンク定義の接続文字列で指定されているユーザー名に2次データベースのCREATE SESSIONシステム権限が付与されていることを確認してください。
- ORA-12350: 現在削除中のデータベース・リンクはまだマウントされています。
-
原因: まだマウントまたはオープン(あるいはその両方)されているROM: database linkを削除しようとしました。
-
処置: そのデータベースをクローズおよびディスマウントし、それから削除文を再発行してください。
- ORA-12351: リモート・オブジェクト参照のあるリモート・オブジェクトを使用するビューは作成できません。
-
原因: 他のデータベースのオブジェクトを参照するリモート・オブジェクトを参照するビューを作成しようとしました。 作成しようとしたビューはリモート・オブジェクトを参照するため、そのオブジェクトは他のデータベースのオブジェクトを参照できません。
-
処置: 異なるオブジェクトを選択してビュー内を参照するか、または他のデータベースを参照しないようにリモート・オブジェクトを変更してください。
- ORA-12352: オブジェクトstring.string@stringは無効です。
-
原因: 2次データベースのオブジェクトを参照(コンパイル)しようとしましたが、そのオブジェクトは無効であり、2次データベース内にあるため、システムがオブジェクトを確認または再コンパイルできません。
-
処置: 2次データベース内の無効なオブジェクトを手動で再コンパイルしてください。
- ORA-12353: 2次保存オブジェクトはリモート・オブジェクトを参照できません。
-
原因: 他のデータベース上のオブジェクトを参照するリモート・ビューから選択しようとしたか、リモート・プロシージャを実行しようとしました。 リモート・ビューまたはリモート・プロシージャは2次データベースにあるため、他のデータベースの参照はできません。
-
処置: 異なるオブジェクトを選択して参照するか、リモート・ビューまたはリモート・プロシージャを変更して他のデータベースを参照しないようにしてください。
- ORA-12354: 2次オブジェクトは現在削除中です。
-
原因: 削除中の2次データベースのオブジェクト(たとえば、表またはビュー)にアクセスしようとしました。
-
処置: 操作を再試行してください。 このメッセージが再度表示される場合、2次データベースからオブジェクトへアクセスを試行してください。 内部エラーまたはトレース・ファイルを受信した場合、Oracleサポート・サービスに連絡してください。