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Oracle® Application Expressインストレーション・ガイド
リリース4.2 for Oracle Database 12c
B71336-03
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A Oracle Application Expressのトラブルシューティング

この付録では、トラブルシューティングの情報を示します。

A.1 インストール・セッションのログの確認

apexins.sqlスクリプトを実行すると、installYYYY-MM-DD_HH24-MI-SS.logというネーミング規則に従って、ログ・ファイルがapexディレクトリに作成されます。インストールが成功した場合、ログ・ファイルには次のテキストが含まれます。

Thank you for installing Oracle Application Express.
Oracle Application Express is installed in the APEX_040200 schema.

ログ・ファイルにいくつかのエラーが含まれていても、インストールが失敗したことを意味しません。許容できるエラーはログ・ファイルにその旨が記載されていることに注意してください。

A.2 Oracle Application Expressインストールの妥当性の検証

Oracle Application Expressインストールの妥当性は、次の問合せを実行して検証できます。

SELECT STATUS FROM DBA_REGISTRY
WHERE COMP_ID = 'APEX';

結果がVALIDの場合、インストールは正常に実行されたと想定できます。

A.3 インストールが失敗した後のクリーンアップ

インストールが成功した場合、インストールの終わりに次のメッセージ・バナーが表示されます。

Thank you for installing Oracle Application Express.
Oracle Application Express is installed in the APEX_040200 schema.

再インストールするには、インストール・タイプに応じて、Oracle Application Expressデータベース・スキーマを削除するか、データベースからApplication Expressを完全に削除するスクリプトを実行する必要があります。

A.3.1 Oracle Application Expressのデータベースからの削除

このセクションでは、データベースを削除せずに、Oracle Application Expressスキーマ、シノニムおよびユーザーをデータベースから削除する方法を説明します。データベースを削除する場合は、このステップを実行する必要があります。

Oracle Application ExpressがCDB$ROOTにインストールされていない場合に、Oracle Database 12c非CDBからOracle Application Expressを削除するには、次のステップを実行します。

  1. 作業ディレクトリを$ORACLE_HOME/apexに変更します。

  2. SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  3. 次のコマンドを実行します。

    SQL> @apxremov.sql
    
  4. apxremov.sqlを使用してApplication Expressを正常に削除した後で、現行のSQL*Plusセッションを終了し、apexins.sqlによる追加インストールを試行する前に再接続する必要があります。

Oracle Application ExpressがCDB$ROOTにインストールされている12cマルチテナント・アーキテクチャのデータベースからOracle Application Expressを削除するには、次のステップを実行します。

  1. 作業ディレクトリを$ORACLE_HOME/apexに変更します。

  2. SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  3. 次のコマンドを実行します。

    SQL> @apxremov_con.sql
    
  4. apxremov_con.sqlを使用してApplication Expressを正常に削除した後で、現行のSQL*Plusセッションを終了し、apexins_con.sqlによる追加インストールを試行する前に再接続する必要があります。

A.4 Oracle Application Expressでイメージが正しく表示されない

Oracle Application Expressでイメージが正しく表示されない場合は、/i/別名の定義が複数ある可能性があります。この問題に対処するには、次のステップを実行します。

  • 可能な場合は、/i/の1つ目のインスタンスの名前を、異なる別名に変更します。

  • それができない場合は、ORACLE_HOME\apex\imagesディレクトリから1つ目の/i/別名で定義されたディレクトリにイメージをコピーします。

A.5 ページ保護違反

これは、保護されているページ・アイテムを手動で変更したことが原因の可能性があります。インストール後にApplication Expressにログインしようとしてこのエラーが発生した場合は、Oracle REST Data Servicesを停止して起動します。このエラーの原因がわからない場合は、アプリケーション管理者に問い合せてください。

Oracle REST Data Servicesの停止と起動の詳細は、Oracle REST Data Servicesインストレーションおよび開発者ガイドを参照してください。