リリース・ノート
12c リリース1 (12.1) for Linux
B71314-14(原本部品番号:E51263-20)
2022年1月
このリリース・ノートには、今回のリリースのプラットフォーム固有または製品固有のマニュアルに記載されていない情報が含まれています。このドキュメントは、『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』の補足です。
このドキュメントは、リリース後に更新される場合があります。次のURLで、このドキュメントに更新があるかどうかをチェックし、その他のOracleドキュメントを参照することができます。
http://docs.oracle.com/en/database/database.html
このリリース・ノートは、次の項目で構成されています。
Oracle Database 12cの最新の動作要件は、次に示すMy Oracle Supportを参照してください。
SUSE Linux Enterprise Server 12。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、SUSE Linux Enterprise Server 12はLinux x86-64システムで動作保証されます。ACFSおよびADVMはサポートされません。
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7のLinux x86-64でのサポート情報
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7はLinux x86-64システムでサポートされます。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、Oracle Linux 7はLinux x86-64の次のディストリビューションでサポートされます。
Oracle Linux 7およびUnbreakable Enterprise Kernel: 4.1.12-61.el7uek.x86_64以上
Oracle Linux 7およびUnbreakable Enterprise Kernel: 3.8.13-33.el7uek.x86_64以上
Red Hatと互換性があるカーネルを使用したOracle Linux 7: 3.10.0-123.el7.x86_64以上
IBM: Linux on System zでのRed Hat Enterprise Linux 7のサポート情報
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、Red Hat Enterprise Linux 7は、IBM: Linux on System zシステムでサポートされます。
NeoKylin Linux Advanced Server 6.0
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、NeoKylin Linux Advanced Server 6はLinux x86-64システムで動作保証されます。
Linuxコンテナ
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、LinuxコンテナはOracle Linux 7およびOracle Linux 6でサポートされ、Linux x86-64システムで動作保証されます。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)では、Linux x86-64システム上のOracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8がサポートされています。
ノート: Oracle Grid Infrastructureリリース12cリリース1 (12.1.0.2)は、Oracle Linux 8.1およびRed Hat Enterprise Linux 8.1ではサポートされません。Oracle Real Applications Clusters (Oracle RAC) 12cリリース1 (12.1.0.2)をOracle Linux 8.1およびRed Hat Enterprise Linux 8.1にインストールするには、まずOracle Grid Infrastructure 19cをインストールし、次にOracle RAC 12.1.0.2をインストールします。Oracle Grid Infrastructure 19cのOracle Linux 8へのインストールの詳細は、19c Oracle Databaseリリース・ノートを参照してください。 |
このセクションには次のトピックが含まれます:
Oracle Databaseでサポートされているx86-64用Red Hat Enterprise Linux 8ディストリビューション
Oracle Database Clientでサポートされているx86-64用Oracle Linux 8ディストリビューション
Oracle Database Clientでサポートされているx86-64用Red Hat Enterprise Linux 8ディストリビューション
Oracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8でのOracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)のインストール
リリース12.1.0.2のOracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8の既知の問題
次の情報を使用して、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)でサポートされているOracle Linux 8ディストリビューションを確認します。
表1 x86-64 Oracle Linux 8オペレーティング・システムの最小要件
項目 | 要件 |
---|---|
SSH要件 |
サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。 |
Oracle Linux 8 |
Unbreakable Linux NetworkでOracle Linux 8チャネルにサブスクライブするか、Oracle Linux yumサーバーWebサイトからyumリポジトリを構成した後、Oracle Preinstallation RPMをインストールします。このRPMにより、Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseのインストールに必須のすべてのカーネル・パッケージがインストールされ、他のシステム構成が実行されます。 サポートされている最小ディストリビューション:
|
Oracle Linux 8のパッケージ |
次のパッケージの最新リリースのバージョンをインストールします。
|
Oracle Linux 8のオプション・パッケージ |
要件に応じて、次のパッケージの最新リリース・バージョンをインストールします。
|
ノート: 32ビットのクライアント・アプリケーションを使用して64ビットのサーバーにアクセスする場合は、この表にリストされているパッケージの最新の32ビット・バージョンもインストールする必要があります(使用可能な場合)。 |
次の情報を使用して、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)でサポートされているRed Hat Enterprise Linux 8ディストリビューションを確認します。
表2 x86-64 Red Hat Enterprise Linux 8オペレーティング・システムの最小要件
項目 | 要件 |
---|---|
SSH要件 |
サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。 |
Red Hat Enterprise Linuxの場合 8 |
サポートされている最小ディストリビューション:
|
Red Hat Enterprise Linux 8のパッケージ |
次のパッケージの最新リリースのバージョンをインストールします。
|
Red Hat Enterprise Linux 8のオプション・パッケージ |
要件に応じて、次のパッケージの最新リリース・バージョンをインストールします。
|
ノート: 32ビットのクライアント・アプリケーションを使用して64ビットのサーバーにアクセスする場合は、この表にリストされているパッケージの最新の32ビット・バージョンもインストールする必要があります(使用可能な場合)。 |
Oracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.2)でサポートされているOracle Linux 8ディストリビューションを確認するには、次の情報を参照してください。
表3 x86-64 Oracle Linux 8オペレーティング・システムの最小要件
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Linux 8 |
サポートされている最小ディストリビューション:
32ビット・クライアントと64ビット・クライアントが両方ともサポートされています。 |
Oracle Linux 8のパッケージ |
次のパッケージの最新リリースのバージョンをインストールします。
|
ノート: 32ビットのクライアント・アプリケーションを使用して64ビットのサーバーにアクセスする場合は、この表にリストされているパッケージの最新の32ビット・バージョンもインストールする必要があります(使用可能な場合)。 |
Oracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.2)でサポートされているRed Hat Enterprise Linux 8ディストリビューションを確認するには、次の情報を参照してください。
表4 x86-64 Red Hat Enterprise Linux 8オペレーティング・システムの最小要件
項目 | 要件 |
---|---|
Red Hat Enterprise Linuxの場合 8 |
サポートされている最小ディストリビューション:
32ビット・クライアントと64ビット・クライアントが両方ともサポートされています。 |
Red Hat Enterprise Linux 8のパッケージ |
次のパッケージの最新リリースのバージョンをインストールします。
|
ノート: 32ビットのクライアント・アプリケーションを使用して64ビットのサーバーにアクセスする場合は、この表にリストされているパッケージの最新の32ビット・バージョンもインストールする必要があります(使用可能な場合)。 |
Oracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8にOracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)、Oracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.2)またはOracle Real Applications Clusters (Oracle RAC) 12cリリース1 (12.1.0.2)をインストールするには、次の手順に従ってDBPSU 12.1.0.2.200414
パッチ30700212を適用します。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)のインストール(単一インスタンス)
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)ソフトウェア・バイナリをOracle Technology Network (OTN)またはOracle Software Delivery Cloudポータル(edelivery)からダウンロードします。
https://www.oracle.com/in/database/technologies/oracle-database-software-downloads.html
12.1.0.2.0データベース・バイナリを解凍します。
環境変数CV_ASSUME_DISTID
をOL7
に設定します。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2) (ソフトウェアのみ)をインストールします。
https://docs.oracle.com/database/121/LADBI/inst_task.htm#LADBI7742
My Oracle SupportからDBPSU 12.1.0.2.200414
パッチ30700212をダウンロードして適用します。
Oracle Database Configuration Assistant (Oracle DBCA)を使用して、データベースを作成します。
$ORACLE_HOME/OPatch
からdatapatchを実行します。
Oracle RAC 12cリリース1 (12.1.0.2)のインストール
Oracle Grid Infrastructure 19cリリース更新19.7のインストールを実行します。
前述の項のステップ1から7までを繰り返して、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)をインストールします。
Oracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.2)のインストール
Oracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.2)のソフトウェア・バイナリをOracle WebサイトまたはOracle Software Delivery Cloudポータル(edelivery)からダウンロードします。
https://www.oracle.com/in/database/technologies/oracle-database-software-downloads.html
12.1.0.2.0クライアント・バイナリを解凍します。
環境変数CV_ASSUME_DISTID
をOL7
に設定します。
Oracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.2)をインストールします。
https://docs.oracle.com/database/121/LACLI/inst_task.htm#LACLI1384
「前提条件チェックの実行」画面で、compat-libcap1-1.10
およびcompat-libstdc++-33-3.2.3
欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてクライアント・インストールを続行します。
My Oracle SupportからDBPSU 12.1.0.2.200414
パッチ30700212をダウンロードして適用します。
次の製品および機能はサポートされていません。
この項では、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)でのOracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8に関連する問題について説明します。
Oracle Database 12.1.0.2のインストール・プロセス中に次のエラーが発生する場合があります。
[INS-13001] Environment does not meet minimum requirements.
回避策:
runInstaller
を実行する前に環境変数CV_ASSUME_DISTID,
をOL7
に設定します。
Oracle Clusterware 19cを使用する12.1.0.2 Oracle RACインストール中のCRS Integrity check
エラー。
回避策:
「前提条件チェックの実行」画面で、CRS Integrity missing check
に対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
Oracle Clusterware 19cを使用する12.1.0.2 Oracle RACインストール中のresolv.conf protocol
エラー。
回避策:
「前提条件チェックの実行」画面で、resolv.conf
プロトコル欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
Oracle Clusterware 19cを使用する12.1.0.2 Oracle RACインストール中のPRVG-2002
エラー。
回避策:
「前提条件チェックの実行」画面で、PRVG-2002
欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
Oracle Clusterware 19cを使用する12.1.0.2 Oracle RACインストール中の/dev/shm mounted as temporary file system
警告。
回避策:
「前提条件チェックの実行」画面で、/dev/shm mounted as temporary file system missing check
に対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
Oracle Linux 8およびRed Hat Enterprise Linux 8で単一インスタンスOracle DatabaseおよびOracle Database Real Applications Clusters (Oracle RAC)のインストール中に発生する、compat-libcap1-1.10
およびcompat-libstdc++-33-3.2.3
パッケージ欠落エラー。
回避策:
「前提条件チェックの実行」画面で、compat-libcap1-1.10
およびcompat-libstdc++-33-3.2.3
欠落チェックに対して「すべて無視」を選択し、「インストール」をクリックしてインストールを続行します。
ノート: 画面に表示されているチェック事項と問題をすべて修正してください。 |
Oracle Linux 8またはRed Hat Enterprise Linux 8では、g++8
で構築されたC++アプリケーションは、Oracle C++ Call Interface (OCCI)では使用できません。
回避策:
g++8
を使用してアプリケーションを作成するには、次のコンパイル・オプションを使用します。
-D_GLIBCXX_USE_CXX11_ABI=0 -Wno-narrowing
Database Smart Flash CacheをOracle Linux 8またはRed Hat Enterprise Linux 8で使用している場合、ORA-439
エラーが発生することがあります。
回避策:
My Oracle Support Webサイトで入手できる場合、Oracle Bug#30389229に関連するパッチをダウンロードしてインストールします。
Oracle Grid Infrastructureのインストール・プロセス中のjarファイルの欠落エラー。
回避策:
警告を無視して、インストールを続行します。
アップグレード前後の処理、互換性、相互運用性に関する最新の更新とベスト・プラクティスについては、次のMy Oracle SupportのNote 1462240.1を参照してください。「Upgrade Companion」ページにリンクしています。
Oracle Database 12cでサポートされている製品または機能のリストは、次のとおりです。
データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュのサポート
データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュはOracle SolarisおよびOracle Linuxでのみサポートされます。
Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)およびOracle Automatic Storage Management動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)のサポート
Oracle ADVMは、Oracle Automatic Storage Managementディスク・グループのRAWディスクをサポートしていますが、RAW(8)で作成されたOracle ADVMデバイス特殊ファイルはサポートされません。Oracle ADVMは、ブロック・デバイス特殊ファイルのみをサポートしています。
サポート対象のプラットフォームおよびリリースについての最新情報は、My Oracle Supportのノート1369107.1を参照してください。
Oracle ASM Filter Driverのサポート
Oracle Automatic Storage Management Filter Driver (Oracle ASMFD)はLinux x86-64でのみサポートされます。
『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』の2.2項「このリリースのOracle Database 12.1.0.2で使用できない機能または制限されている機能」にリストされている項目に加えて、次の製品および機能がサポートされていません。
Oracle Databaseのサービスのクオリティ・サポート
Oracle Databaseのサービスのクオリティ管理は、IBM: Linux on System zではサポートされていません。
Oracle Workload Managerのサポート
Oracle Workload ManagerはIBM: Linux on System zではサポートされていません。
ORAchk監査ツールのサポート
ORAchk (Oracle RAC構成監査ツール)はOracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7ではサポートされません。
Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)およびOracle Automatic Storage Management動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)のサポート
Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)およびOracle Automatic Storage Management Dynamic Volume Manager (Oracle ADVM)は、Linuxコンテナではサポートされていません。
次の内容は、LinuxでのLinuxコンテナの動作保証に固有の情報です。
インストールの事前要件には、次のものが含まれます。
Linuxコンテナのバージョンlxc-1.0.7-2.0.10
は、Oracle Linux 7およびOracle Linux 6でサポートされています。少なくとも次のカーネル・バージョンがシステムにインストールされていることを確認します。
オペレーティング・システム | カーネル・バージョン |
---|---|
Oracle Linux 7 | 3.8.13-98.el7uek.x86_64以上 |
Oracle Linux 6 | 3.8.13-98.el6uek.x86_64以上 |
LinuxコンテナのRTを有効化する前に、パッチ20920711をインストールする必要があります。
Oracle Grid Infrastructureのインストールを開始する前にLinuxコンテナでリアルタイム(RT)プロセスを有効にするには、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)およびOracle ClusterwareをサポートするためのRTオプションが指定されたコンテナを作成します。
lxc-create -n node_name
-t oracle -B [brtfs|ext4] -- --release=6.latest --privileged=rt
次に例を示します。
lxc-create -n node3-lxc1
-t oracle -B btrfs -- --release=6.latest --privileged=rt
このコマンドの例では、node3-lxc1
という名前のコンテナを1つ作成し、brtfs
ファイル・システムを使用して、そのコンテナをホストします。
ノート: Linuxコンテナ設定ファイルを指定した場合、ファイルの各設定行を参照していることを確認します。 |
Linuxコンテナに関連する注意事項の詳細は、次の項を参照してください。
12.1.0.2のインストール中に、「前提条件」画面で強い制限値エラーが発生します。
回避策:
「修正および再チェック」ボタンを使用して、強い制限値を修正しないでください。かわりに、強い制限値65536
をホスト上のエントリetc/security/limits.conf
に手動で追加し、ログアウトしてから再度ログインし、インストールを続行します。これは、ユーザーがLinuxコンテナに接続しようとするときの問題を解決するのに役立つ場合があります。
Install_User_Name
hard nofile 65536
この問題は、Oracle Bug#20683209によって追跡されます。
12.1.0.2 Gridのインストール中、/dev/shm
エントリがLinuxコンテナの/etc/fstab
ファイルに見つからないため、共有メモリー・ファイル・システムの検証が失敗します。
対処方法:
Linuxコンテナ・ホスト上に適切な共有メモリー・ファイル・システムがマウントされているかどうかを確認します。/dev/shm
マウント領域がtmpfs
タイプで、次のオプションとともにマウントされていることを確認します。
rw
およびexecute
権限が設定されている
noexec
またはnosuid
が設定されていない
共有メモリー・ファイル・システムを確認するには、次の手順を使用します。
Linuxコンテナ・ホスト上の現在のマウント設定を確認します。次に例を示します。
$ more /etc/fstab |grep "tmpfs" tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0
次に、もう一つの例を示します。
$ df -h /dev/shm Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on tmpfs 29G 228K 29G 1% /dev/shm
必要に応じて、Linuxコンテナ・ホスト上のマウント設定を変更します。たとえば、root
としてログインし、/etc/fstab
ファイルをテキスト・エディタで開いて、tmpfs
行を変更します。
tmpfs /dev/shm tmpfs rw,exec 0 0
この問題は、Oracle Bug#22116467によって追跡されます。
12.1.0.2のインストール中、Linuxコンテナに/proc
パラメータ・ファイルがないため、「前提条件チェック」画面にカーネル警告が表示されます。
回避策:
欠落している/proc
パラメータ・ファイルを追加し、ホストで推奨値を設定し、インストールを続行します。次の/proc
パラメータ・ファイルは、個別のコンテナではなく、ホストでのみ設定できます。
/proc/sys/fs/aio-max-nr /proc/sys/net/core/rmem_default /proc/sys/net/core/rmem_max /proc/sys/net/core/wmem_default /proc/sys/net/core/wmem_max /proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range
Oracleの推奨値に従ってホストで値を設定すると、すべてのLinuxコンテナにもその値が自動的に設定されます。
ノート: Oracle Universal Installerでは、ホストでの値の設定に関係なく、警告の表示が続くことがあります。 |
この問題は、Oracle Bug#20683257によって追跡されます。
次の項には、Linuxコンテナに関する問題についての情報が含まれています。
Linuxコンテナ環境では、inode値はエクスポートされません。その結果、oclumon dumpnodeview
コマンドを使用すると、出力でIFree (空きinodeの数)フィールドに負の値が表示されます。
回避策:
なし
この問題は、Oracle Bug#21150692によって追跡されます。
Linuxコンテナでデータベースを作成すると、Database Configuration Assistant (DBCA)では、「構成オプションの指定」ページにLinuxコンテナではなくホスト・サーバーの使用可能なメモリーが誤って表示されます。表示される値に基づいてメモリーの割合を割り当てるように選択すると、Linuxコンテナで消費可能な合計メモリーが割当済メモリーより小さい場合に、データベースの作成が失敗することがあります。
回避策:
Linuxコンテナ・システムの構成に従って、データベースの物理メモリーを割り当てる必要があります。
この問題は、Oracle Bug#21546793によって追跡されます。
12.1.0.2 Oracle Restartが正常に削除された後、一部のファイルおよびディレクトリが削除されません。
回避策:
12.1.0.2 Oracle Restartを削除した後で、次のファイルおよびディレクトリを削除します。
rm -r Oracle_Restart_Home rm -r /OPT/ORCLFMAP rm -r /etc/init.d/ohasd rm -r /etc/init.d/ init.ohasd rm -r /etc/systemd/system/oracle-ohasd.service
この問題は、Oracle Bug#20566514によって追跡されます。
Linuxコンテナでデータベースを作成すると、Database Configuration Assistant (DBCA)は、Linuxコンテナ環境でホスト所有のファイル・システム・パスを識別できません。これにより、「記憶域の場所」画面でエラーが発生します。
対処方法:
データ・ファイルの記憶域の場所およびフラッシュ・リカバリ領域は、Linuxコンテナ・ファイル・システムが所有している必要があります。
この問題は、Oracle Bug#21890441および#22011207によって追跡されます。
Linux上でクライアント・コードをリンクするには、動的Oracleクライアント・ライブラリを使用する必要があります。静的Oracleクライアント・ライブラリはリンクしないでください。
次の内容は、リリース12.1.0.1に固有の情報です。
インストールの事前要件は、インストレーション・ガイドを参照してください。インストールのその他の事前要件には、次のものが含まれます。
SUSE 11でOracle Configuration Managerを使用するには、次のパッケージをインストールする必要があります:
glibc-devel-32bit-2.11.1-0.17.4 libgcc43-32bit-4.3.4_20091019-0.7.35 gcc-32bit-4.3-62.198 glibc-32bit-2.11.1-0.17.4 glibc-profile-32bit-2.11.1-0.17.4 glibc-locale-32bit-2.11.1-0.17.4 gcc43-32bit-4.3.4_20091019-0.7.35
Oracle Databaseのインストール、構成およびアップグレードに関連する注意事項の詳細は、次の項を参照してください。
Oracle Grid Infrastructureのインストールを行っているときに、Grid Naming Service (GNS)およびDynamic Host Configuration Protocol (DHCP)オプションが選択されており、ルート・スクリプトの自動実行が有効になっていると、インストールは次のエラーを表示して失敗します。
[INS-10008] Session Initialization failed
回避策:
サマリー・ページで「インストール」ボタンをクリックする前に、GI_HOME
ディレクトリを再帰的に削除します。
この問題は、Oracle Bug#16196582によって追跡されます。
次の項には、Oracle Database 12cおよび関連製品に関する問題についての情報が含まれています。
/etc/udev/rules.d/55-usm.rules
のudev
ルール・ファイルでは別のグループIDが指定されているにもかかわらず、/dev/asm
のOracle ACFSおよびOracle ADVMデバイスがroot
グループIDに設定されることはほとんどありません。そのため、システムの再起動後にOracle ACFSおよびOracle ADVMがマウントしないことがあります。
回避策:
/etc/rc.local
ファイルを編集して、次のエントリを追加してください。
/sbin/start_udev
Oracle ACFSおよびOracle ADVMデバイスは、udev
ルール・ファイルに従って予想される設定で作成されます。
この問題は、Oracle Bug#13653789によって追跡されます。
ストライプ列1を持つOracle ACFSボリュームの作成に、Oracle Automatic Storage Management Configuration Assistantを使用することはできません。
回避策:
asmcmd volcreate
コマンドまたはALTER DISKGROUP
SQL文を使用してボリュームを作成します。ボリュームの作成後は、Oracle Automatic Storage Management Configuration Assistantを使用してOracle ACFSファイル・システムを作成できます。
この問題は、Oracle Bug#16347687によって追跡されます。
次の内容は、リリース12.1.0.2に固有の情報です。
インストールの事前要件は、インストレーション・ガイドを参照してください。
Oracle Databaseのインストール、構成およびアップグレードに関連する注意事項の詳細は、次の項を参照してください。
32ビットOracle Database Clientのインストールが、Linux x86システムでのOracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7で失敗することがあります。
回避策:
Oracle Linux 7の場合、glibc-2.17-55.0.4.el7
パッケージをインストールしてください。
Red Hat Enterprise Linux 7の場合、この問題は、Red Hat bugzilla 1150282によって追跡されます。修正については、Red Hatにお問い合せください。
この問題は、Oracle Bug#19028658によって追跡されます。
Oracle Universal Installer、Database Configuration Assistant、Database Upgrade AssistantなどのJava GUIアプリケーションを、SUSE Linux Enterprise Server 11で、簡体字中国語、繁体字中国語、日本語または韓国語のロケールで実行すると、文字が四角いボックスで表示されます。
回避策:
Java GUIアプリケーションは、SUSE Linux Enterprise Server 11では英語ロケールで実行してください。
この問題は、Oracle Bug#17075895によって追跡されます。
Oracle Databaseのインストールは、次のエラーになります。
CRS-2674: Start of 'ora.asm' on 'nodename' failed CRS-2679: Attempting to clean 'ora.asm' on 'nodename' ... ... ... CRS-2681: Clean of 'ora.asm' on 'nodename' succeeded
一部のOracle ASMインスタンスは実行されません。
回避策:
次のコマンドを実行して、残りのOracle ASMインスタンスを起動します。
srvctl start asm
この問題は、Oracle Bug#19131165によって追跡されます。
次の各項には、Oracle Database 12cおよび関連製品に関する問題についての情報が含まれています。
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7でのOracle Universal Installerの問題
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7でのIntel C++コンパイラのエラー
/etc/udev/rules.d/55-usm.rules
のudev
ルール・ファイルでは別のグループIDが指定されているにもかかわらず、/dev/asm
のOracle ACFSおよびOracle ADVMデバイスがroot
グループIDに設定されることはほとんどありません。そのため、システムの再起動後にOracle ACFSおよびOracle ADVMがマウントしないことがあります。
回避策:
/etc/rc.local
ファイルを編集して、次のエントリを追加してください。
/sbin/start_udev
Oracle ACFSおよびOracle ADVMデバイスは、udev
ルール・ファイルに従って予想される設定で作成されます。
この問題は、Oracle Bug#13653789によって追跡されます。
Cluster Verification Utility (CVU)、Oracle Universal Installerまたはルート・スクリプトに対するacfsdriverstate
コマンドの実行時に、ユーザーが現在の作業ディレクトリにアクセスできない場合、permission denied
エラーが発生する可能性があります。
対処方法:
acfsdriverstate
コマンドを実行する前に、現在の作業ディレクトリを、ユーザーのホーム・ディレクトリや/tmp
など、コマンドを実行中のユーザーがアクセス権を持つディレクトリに変更します。
この問題は、Oracle Bug#18364777によって追跡されます。
Oracle Linux 7 (64ビット)およびRed Hat Enterprise Linux 7 (64ビット)上で、Oracle Universal Installer、Oracle Database Configuration Assistant、Oracle Enterprise Manager Configuration Assistantなどの特定のツールで英語以外のマルチバイト・キャラクタ言語のメッセージを表示できません。たとえば、日本語、中国語、韓国語などの言語をOracle Linux 7 (64ビット)およびRed Hat Enterprise Linux 7 (64ビット)上のこれらのツールで表示できません。
回避策:
日本語の場合、次のコマンドを実行します。
mkdir /usr/share/fonts/japanese/TrueType cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType ln -s /usr/share/fonts/wqy-zenhei/wqy-zenhei.ttc sazanami-gothic.ttf
中国語の場合、次のコマンドを実行します。
mkdir /usr/share/fonts/chinese/TrueType cd /usr/share/fonts/chinese/TrueType ln -s /usr/share/fonts/wqy-zenhei/wqy-zenhei.ttc uming.ttf
韓国語の場合、次のコマンドを実行します。
mkdir /usr/share/fonts/korean/TrueType cd /usr/share/fonts/korean/TrueType ln -s /usr/share/fonts/wqy-zenhei/wqy-zenhei.ttc gulim.ttf
次に、Oracle Universal Installerを起動します。
この問題は、Oracle Bug#19381563によって追跡されます。
Database Smart Flash CacheをOracle Linux 7で使用している場合、ORA-439
エラーが発生することがあります。
回避策:
My Oracle Support Webサイトで入手できる場合、Oracle Bug#19504946に関連するパッチをダウンロードしてインストールします。
この問題は、Oracle Bug#19504946によって追跡されます。
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7でIntel C++ Compiler 12を使用してC++コードをコンパイルしている場合、次のエラーが発生することがあります。
/usr/include/c++/4.8.2/ext/atomicity.h(49): error: identifier__ATOMIC_ACQ_REL" is undefined { return __atomic_fetch_add(__mem, __val, __ATOMIC_ACQ_REL); } /usr/include/c++/4.8.2/ext/atomicity.h(49): error: identifier "__atomic_fetch_add" is undefined { return __atomic_fetch_add(__mem, __val, __ATOMIC_ACQ_REL); }
回避策:
Intel C++ Compiler 13.0にアップグレードしてください。
この問題は、Oracle Bug#19583928によって追跡されます。
Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)は、Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7ではサポートされません。
回避策:
My Oracle Support Webサイトで入手できる場合、Oracle Bug#18321597に関連するパッチをダウンロードしてインストールします。
この問題は、Oracle Bug#18321597によって追跡されます。
IBM: Linux on System zでのRed Hat Enterprise Linux 7のJava Runtime Environment (JRE)を使用するOracle Database Client (32ビット)インストーラおよび次のツールがJDK例外で失敗します。
Oracle Database Client (32ビット)インストーラ
Oracle Netコンフィギュレーション・アシスタント
削除ツール
回避策:
-J-Xnojit
オプションとともにOracle Database Client (32ビット)インストーラを起動します。
./runInstaller -J-Xnojit
Oracle Netコンフィギュレーション・アシスタントを実行する前に、$ORACLE_HOME/bin/netca
スクリプトを更新して-Xnojit
オプションを含めます。
$JRE $JRE_OPTIONS –Xnojit -classpath $CLASSPATH oracle.net.ca.NetCA $*
削除ツール・スクリプトdeinstall.pl
を更新して、JREコマンドに-Xnojit
オプションを含めます。たとえば、次のように-Xnojit
オプションをdeinstall.pl
スクリプトのline 387
に追加します。
$toolCmd = $jreHome.$dirSep.'bin'.$dirSep.'java -Xnojit '.$archFlag.$debugString." @javaOptions . . .
この問題は、Oracle Bug#19717149によって追跡されます。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
か、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
を参照してください。
Oracle Databaseリリース・ノート, 12c リリース1 (12.1) for Linux
B71314-14
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ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。
このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。
U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs (including any operating system, integrated software, any programs embedded, installed or activated on delivered hardware, and modifications of such programs) and Oracle computer documentation or other Oracle data delivered to or accessed by U.S. Government end users are "commercial computer software" or "commercial computer software documentation" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.そのようなものとして、i)オラクル社のプログラム(オペレーティング・システム、統合ソフトウェア、提供されたハードウェアに対して組み込まれたか、インストールされたか、アクティブ化されたプログラム、およびそのようなプログラムの変更版など)、ii)オラクル社によるコンピュータ・ドキュメントまたはiii)その他のOracleデータ(またはそれらすべて)の使用、模造、複製、リリース、表示、開示、変更、派生物の準備、または改作(またはそれらすべて)は、適用可能な契約に含まれているライセンスで指定された、権利および制限の対象となります。The terms governing the U.S. Government’s use of Oracle cloud services are defined by the applicable contract for such services.No other rights are granted to the U.S. Government.
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