Agentクラス

Agentクラスは、アドバンスト・キューイングのコンテキストでエージェントを表します。

表13-3 Agentメソッドの概要

メソッド	概要
Agent()	Agentクラスのコンストラクタです。
getAddress()	Agentのアドレスを戻します。
getName()	Agentの名前を戻します。
getProtocol()	Agentのプロトコルを戻します。
isNull()	AgentオブジェクトがNULLかどうかをテストします。
operator=()	Agentの代入演算子です。
setAddress()	Agentオブジェクトのアドレスを設定します。
setName()	Agentオブジェクトの名前を設定します。
setNull()	AgentオブジェクトをNULLに設定します。
setProtocol()	Agentオブジェクトのプロトコルを設定します。

Agent()

Agentクラスのコンストラクタです。

構文	説明
Agent( const Environment *env);	デフォルト値に初期化されるAgentオブジェクトを作成します。
Agent( const Agent& agent);	コピー・コンストラクタです。
Agent( const Environment *env, const string& name, const string& address, unsigned int protocol = 0);	指定したAgentの名前、アドレスおよびプロトコルを使用してAgentオブジェクトを作成します。

パラメータ	説明
env	環境を指定します。
name	名前を指定します。
agent	オリジナルのAgentを指定します。
address	アドレスを指定します。
protocol	プロトコルを指定します。

getAddress()

Agentのアドレスを含む文字列を戻します。

構文

string getAddress() const;

getName()

Agentの名前を含む文字列を戻します。

構文

string getName() const;

getProtocol()

Agentのプロトコルを表す数値コードを戻します。

構文

unsigned int getProtocol() const;

isNull()

AgentオブジェクトがNULLかどうかをテストします。AgentオブジェクトがNULLの場合はTRUEを、それ以外の場合はFALSEを戻します。

構文

bool isNull() const;

operator=()

Agentクラスの代入演算子です。

構文

void operator=(
const Agent& agent);

パラメータ	説明
agent	オリジナルのAgentオブジェクトを指定します。

setAddress()

Agentオブジェクトのアドレスを設定します。

構文

void setAddress(
   const string& addr);

パラメータ	説明
addr	Agentオブジェクトの名前を指定します。

setName()

Agentオブジェクトの名前を設定します。

構文

void setName(
   const string& name);

パラメータ	説明
name	Agentオブジェクトの名前を指定します。

setNull()

AgentオブジェクトをNULLに設定します。インナー・スコープで操作しない場合は、このAgentの作成に使用したConnectionが終了する前に、このメソッドをコールする必要があります。

構文

void setNull();

setProtocol()

Agentオブジェクトのプロトコルを設定します。

構文

void setProtocol(
   unsigned int protocol = 0);

パラメータ	説明
protocol	Agentオブジェクトのプロトコルを指定します。