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Oracle® C++ Call Interfaceプログラマーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B72464-02
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SQLExceptionクラス

SQLExceptionクラスは、生成されたエラー、エラー・コードおよび関連するメッセージに関する情報を提供します。

表13-40 SQLExceptionの概要

メソッド 説明

SQLException()


SQLExceptionコンストラクタ。

getErrorCode()


データベース・エラー・コードを戻します。

getMessage()


この例外のエラー・メッセージのstringを戻します。

getNLSMessage()


この例外のエラー・メッセージのstringを戻します(Unicodeサポート)。

getNLSUStringMessage()


この例外のエラー・メッセージのUStringを戻します(Unicodeサポート)。

getUStringMessage()


この例外のエラー・メッセージのUStringを戻します。

getXAErrorCode()


この例外のエラー・メッセージのstringを戻します。

isRecoverable()


アプリケーションがフェイルオーバーして、エラーからリカバリできるかどうかを決定します。

setErrorCtx()


エラー・コンテキストを設定します。

what()


このSQLExceptionに関連付けられているエラー・メッセージを戻します。


SQLException()

これは、SQLExceptionコンストラクタです。

構文 説明
SQLException();
NULLのSQLExceptionオブジェクトが作成されます。
SQLException(
   const SQLException &e);
SQLExceptionオブジェクトが別のSQLExceptionオブジェクトのコピーとして作成されます。

パラメータ 説明
e
コピーするSQLExceptionを指定します。

getErrorCode()

データベース・エラー・コードを取得します。

構文

int getErrorCode() const;

getMessage()

エラー・メッセージ文字列が作成されていた場合は、このSQLExceptionのエラー・メッセージ文字列を戻します。SQLExceptionにエラー・メッセージが作成されていない場合は、NULLを戻します。

構文

string getMessage() const;

getNLSMessage()

エラー・メッセージ文字列が作成されていた場合は、このSQLExceptionのエラー・メッセージ文字列を戻します。グローバリゼーション対応環境を渡します。SQLExceptionにエラー・メッセージが作成されていない場合は、NULLのstringを戻します。エラー・メッセージには、環境に関連付けられているキャラクタ・セットが使用されます。

構文

string getNLSMessage(
   Environment *env) const;
パラメータ 説明
env
グローバリゼーション対応環境を指定します。

getNLSUStringMessage()

エラー・メッセージのUStringが作成されている場合は、このSQLExceptionのエラー・メッセージのUStringを戻します。グローバリゼーション対応環境を渡します。SQLExceptionにエラー・メッセージが作成されていない場合は、NULLのUStringを戻します。エラー・メッセージには、環境に関連付けられているキャラクタ・セットが使用されます。

構文

UString getNLSUStringMessage(
   Environment *env) const;
パラメータ 説明
env
グローバリゼーション対応環境を指定します。

getUStringMessage()

エラー・メッセージのUStringが作成されている場合は、このSQLExceptionのエラー・メッセージのUStringを戻します。SQLExceptionにエラー・メッセージが作成されていない場合は、NULLのUStringを戻します。エラー・メッセージには、環境に関連付けられているキャラクタ・セットが使用されます。

構文

UString getUStringMessage() const;

getXAErrorCode()

発生した例外の原因がXAエラーであるかSQLエラーであるかを判別します。

動的登録を使用するC++ XAアプリケーションで使用します。例外の原因がXAの場合はXAエラー・コードを、それ以外の場合はXA_OKを戻します。

構文

int getXAErrorCode(
   const string &dbname) const;
パラメータ 説明
dbname
データベース名を指定します。このデータベース名は、Open Stringに指定されてリソース・マネージャへの接続時に使用されるオプションのdbnameと同じです。

isRecoverable()

アプリケーションがフェイルオーバーして、エラーからリカバリできるかどうかを決定します。リカバリできる場合、TRUEを戻します。

たとえば、あるアプリケーションはORA-03113からはリカバリできるが、ORA-942からはリカバリできないことがあります。

構文

bool isRecoverable();

setErrorCtx()

エラー・コンテキストへのポインタを設定します。

構文

void setErrorCtx(
   void *ctx);
パラメータ 説明
ctx
エラー・コンテキストへのポインタを指定します。

what()

標準C++準拠関数。SQLExceptionに関連付けられているエラー・メッセージを戻します。

構文

const char *what() const throw();