OTT(Object Type Translator)で生成されたC言語の構造体へのポインタを、Pro*C/C++アプリケーションでホスト変数と標識変数として宣言します。オブジェクト型の場合、標識変数はオプションですが、使用することをお薦めします。
Pro*C/C++プログラムでは、オブジェクト型を、OTTを使用してデータベース・オブジェクトから生成されたC言語の構造体として表現します。次の操作を必ず実行してください。
OTTによって生成されるヘッダー・ファイルに、構造体定義およびそれに対応付けられたNULLインジケータ構造体、オブジェクト型のREFを表すC言語のデータ型を指定して、Pro*C/C++プログラムにインクルードします。
OTT生成の型ファイルをPro*C/C++のINTYPEコマンドライン・オプションとして入力します。この型ファイルにより、OTTによって生成されるC言語の構造体とそれに対応するデータベース内のオブジェクト型の間およびスキーマと型のバージョン情報との間の対応関係がコード化されます。
関連項目:
Object Type Translator(OTT)によって、オブジェクト型のNULLステータスを表すC言語の構造体が生成されます。生成されたこれらの構造体型を、オブジェクト型の標識変数の宣言で使用する必要があります。
その他のOracle型では、NULLインジケータに対して特別な処置は必要ありません。
関連項目:
NULLインジケータの詳細は、データ型とホスト変数を参照してください。
オブジェクト型には内部構造があるため、オブジェクト型を表すNULLインジケータにも内部構造があります。コレクション・オブジェクト・タイプ以外のオブジェクト型を表すNULLインジケータ構造体は、オブジェクト型全体を表すアトミック(シングル)NULLステータスのみでなく、すべての属性のNULLステータスも提供します。OTTにより、オブジェクト型を表すNULLインジケータ構造体を示すC言語の構造体が生成されます。NULLインジケータ構造体の名前は、Object_typename_indです。Object_typenameは、データベース内のユーザー定義型を表すC言語の構造体の名前です。