SQL*Formsでは、トリガー内でPL/SQLブロックを使用できます。したがって、ほとんどの場合、ユーザー・イグジットをコールするかわりに、PL/SQLのプロシージャ機能を使用できます。ユーザー・イグジットが必要になったときは、USER_EXIT関数を使用するとPL/SQLブロックからユーザー・イグジットをコールできます。SQL、PL/SQLまたはSQL*Formsのコマンドに比べて、ユーザー・イグジットは記述も実装も複雑です。したがって、SQL、PL/SQLおよびSQL*Formsの範囲を超える処理を実行する場合にかぎり、ユーザー・イグジットを使用することになります。通常は次のような処理に使用します。
C言語などの第3世代の言語内で実行すると迅速かつ簡単になる演算(数値積分など)
リアルタイム・デバイスや処理の制御(プリンタまたはグラフィックス・デバイスへの命令の発行など)
拡張プロシージャ機能が必要なデータ操作(再帰ソートなど)
特殊なファイルI/O操作