プリコンパイラの場所はシステムごとに異なります。システム管理者またはデータベース管理者は、通常は論理名またはエイリアスを指定するか、その他のシステム固有の手段を使用して、Pro*C/C++実行ファイルをアクセス可能にします。
Pro*C/C++プリコンパイラを実行するには、次のコマンドを入力します。
proc option=value...
注意:
オプション値は必ずオプション名に続く等号(前後のスペースなし)の後に指定します。
たとえば次のコマンドを入力するとします。
proc INAME=test_proc
すると、カレント・ディレクトリのtest_proc.pc
ファイルがプリコンパイルされますが、これはプリコンパイラではファイル名の拡張子がpc
とみなされるためです。INAME=引数には、プリコンパイル対象のソースファイルを指定します。INAMEオプションはコマンドラインの最初のオプションでなくてもかまいませんが、最初にくる場合はオプション指定を省略できます。したがって、次のコマンド
proc myfile
は、次と同じです。
proc INAME=myfile
注意:
特定のOSオブジェクト(たとえばファイル名)の名前を指定しないオプション名とオプション値には、大/小文字区別はありません。このマニュアル中の例では、オプション名は大文字で記述し、オプション値は通常は小文字で記述しています。Pro*C/C++プリコンパイラ実行ファイル自体も含めてファイル名を入力するときには、大/小文字区別に関してオペレーティング・システムの表記規則に従ってください。
UNIXなど一部のプラットフォームでは、値の文字列の前に特定のエスケープ文字が必要です。プラットフォーム固有のマニュアルを参照してください。