Oracleデータにアクセスして操作するには、SQLが必要です。SQLをSQL*Plusで対話形式で使用するか、アプリケーション・プログラムに埋め込むかは、実行する作業によって決まります。ジョブにCまたはC++のプロシージャ型処理機能が必要な場合や、ジョブを定期的に実行する場合は、埋込みSQLを使用してください。
SQLは、その柔軟で強力な特性、および習得が容易であることから、最もすぐれたデータベース言語となりました。SQLは非プロシージャ言語であるため、目的とする処理を指定するときにその方法を指定する必要がありません。英文に似た少数の文を使用して、Oracleデータを一度に1行ずつまたは複数行ずつ容易に操作できます。
任意(SQL*Plus以外)のSQL文をアプリケーション・プログラムから実行できます。たとえば、次のようなSQL文です。
データベースの表の動的なCREATE、ALTERおよびDROP
データ行のSELECT、INSERT、UPDATEおよびDELETE
トランザクションのCOMMITまたはROLLBACK
アプリケーション・プログラムにSQL文を埋め込む前に、SQL*Plusを使用して対話式にSQL文をテストできます。通常は、わずかな変更によって対話型SQLから埋込みSQLに切り替えることができます。