Clientクイック・インストレーション・ガイド
12cリリース1 (12.1) for Linux x86-64
B72981-09(原本部品番号:E55098-08)
2017年7月
このガイドでは、Oracle Database Client 12cリリース1 (12.1)をLinux x86-64システムで簡単にインストールする方法について説明します。内容は次のとおりです。
このガイドでは、OracleソフトウェアがインストールされていないシステムでOracle Database Clientのデフォルトのインストールを実行する方法について説明します。次のいずれかのインストール・タイプをインストールする方法を説明します。
管理者: ローカル・システムまたはリモート・システム上のOracle Databaseインスタンスにアプリケーションを接続できます。Oracle Databaseを管理できるツールも提供されます。
ランタイム: アプリケーションでローカル・システムまたはリモート・システムのOracleデータベース・インスタンスに接続できます。
InstantClient: Oracle Call Interface(OCI)、Oracle C++ Call Interface(OCCI)、Pro*CまたはJava Database Connectivity(JDBC)OCIの各アプリケーションで必要とされる共有ライブラリのみをインストールできます。このインストール・タイプは、Oracle Database Clientの他のインストール・タイプと比較してディスク領域が少なくてすみます。
関連項目: Instant Clientの詳細は、『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』を参照してください。 |
このマニュアルでは、「カスタム」インストール・タイプのインストール方法は説明していません。また、インプレース・クライアント・アップグレードの実行方法も説明していません。
その他のインストール情報の参照先
Oracle Database Clientのインストールの詳細は、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for Linux』を参照してください。
Oracle Database製品に関する製品ドキュメントは、HTML形式およびPDF形式でオンラインで入手可能です。
Oracleソフトウェアをインストールする前に、root
ユーザーとしていくつかの作業を完了する必要があります。root
ユーザーとしてログインするには、次の手順のいずれかを実行します。
注意: サイレント・モードのインストールを実行する場合を除き、X Window Systemワークステーション、Xターミナル、またはXサーバーがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする必要があります。 |
X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。
Xターミナル(xterm
)など、ローカル・ターミナル・セッションを開始します。
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、次のコマンドを入力して、リモート・ホストでのローカルのXサーバーのXアプリケーションの表示を可能にします。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.example.com
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、ssh
、rlogin
、またはtelnet
コマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。
$ telnet fully_qualified_remote_host_name
root
ユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをroot
に切り替えます。
$ sudo sh password: #
Xサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする場合の手順は、次のとおりです。
注意: 必要に応じて、Xサーバーのドキュメントを参照して、この手順の実行方法の詳細を確認してください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。 |
Xサーバー・ソフトウェアを開始します。
Xサーバー・ソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成にします。
ソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステム上でXターミナル(xterm
)などのターミナル・セッションを開始します。
root
ユーザーとしてリモート・システムにログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをroot
に切り替えます。
$ sudo sh password: #
この項では、Oracle Databaseのインストール前に完了しておく必要のある、次のオペレーティング・システムの作業について説明します。
現在のシステム情報を確認するには、次のコマンドを実行します。
物理RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# grep MemTotal /proc/meminfo
システムに搭載されている物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。
構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# grep SwapTotal /proc/meminfo
追加のスワップ領域の構成方法は、必要に応じてオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
/tmp
ディレクトリ内の使用可能な領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h /tmp
システムの空きディスク領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h
次のコマンドを入力して、システムのRAMおよびディスク・スワップ領域の空き領域の大きさを確認します。
# free
システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -m
プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。たとえば、x86-64ビット・システムでは次のように表示されます。
x86_64
必要な出力が表示されない場合、このシステムにソフトウェアをインストールできません。
ご使用のシステムが、次に示す一般的な最低要件を満たしていることを確認してください。
システムが必ず実行レベル3または実行レベル5で起動されるようにします。
システム・コンソールベースのインストールの実行中に、Oracle Universal Installerが正しく表示されるよう、ディスプレイ・カードの表示解像度が少なくとも1024 x 768であることを確認してください。
ご使用のシステムが、次の最小記憶域要件を満たしていることを確認してください。
Linux x86-64システムが、ソフトウェア・ファイルに必要な次のディスク領域要件を満たしていることを確認します。
自動バックアップを構成する場合は、高速リカバリ領域のために、ファイル・システムまたはOracle ASMディスク・グループのいずれかに追加のディスク領域が必要です。
/tmp
ディレクトリに400MBの領域。
/tmp
ディレクトリの空き領域が、必要な領域の要件を満たさない場合、次のいずれかの手順を実行します。
ディスク領域の要件が満たされるように、/tmp
ディレクトリから不要なファイルを削除します。
oracle
ユーザーの環境を設定するときに、TMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
/tmp
ディレクトリを含むファイル・システムを拡張します。
ご使用のシステムが、次のメモリー要件を満たしていることを確認してください。
256MB以上のRAM
表2は、インストールされているRAMと構成済スワップ領域の推奨サイズの関係を示したものです。
表2 Linuxのスワップ領域要件
RAM | スワップ領域 |
---|---|
256MB |
RAMのサイズの3倍 |
256MBから512MB |
RAMのサイズの2倍 |
512MBから2GB |
RAMのサイズの1.5倍 |
2GBから16GB |
RAMのサイズと同じ |
16GB超 |
16GB |
注意: HugePages機能により、メモリー・マップ・ファイルを使用して、ラージ・ページ表にスワップできないメモリーが割り当てられます。HugePagesを有効にする場合は、スワップ領域を計算する前に、HugePagesに割り当てられるメモリー分を使用可能なRAMから差し引く必要があります。 |
表3は、SQL Developerの推奨ハードウェア要件を示したものです。
セキュアなオペレーティング・システムは、一般的なシステム・セキュリティの重要な基本です。オペレーティング・システムのデプロイメントが、オペレーティング・システム・ベンダーのセキュリティ・ガイドに記載されている一般的なセキュリティの措置に準拠していることを確認してください。
インストールする製品に応じて、必要なオペレーティング・システム・カーネルとパッケージがインストールされていることを確認してください。
このマニュアルに記載されているのは、タイトル・ページに記載されている日付での最新の要件です。カーネル要件の最新情報については、次のURLでオンライン版を参照してください。
Oracle Universal Installerによって、システムが示されたオペレーティング・システム・パッケージの要件を満たしていることを確認するチェックが実行されます。これらのチェックが正常に終了するように、Oracle Universal Installerを起動する前に要件を確認してください。
この項に記載されているLinuxのディストリビューションおよびパッケージは、x86-64上のこのリリースでサポートされています。
Oracle Databaseインストールのオペレーティング・システム要件を特定します。
x86-64でサポートされているOracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7のディストリビューション
x86-64用のサポートされるOracle Linux 6およびRed Hat Enterprise Linux 6ディストリビューション
x86-64用のサポートされるOracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5ディストリビューション
注意:
|
注意: このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。 |
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 7およびRed Hat Linux 7のディストリビューションをチェックしてください。
注意: Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7はLinux x86-64システムでサポートされます。 |
表4 x86-64のサポートされるLinux 7オペレーティング・システム要件
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Linux 7 |
Unbreakable Linux NetworkでOracle Linux 7チャネルにサブスクライブするか、Oracle Linux yumサーバーWebサイトからyumリポジトリを構成した後、Oracle Preinstallation RPMをインストールします。このRPMにより、Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseのインストールに必須のすべてのカーネル・パッケージがインストールされ、他のシステム構成が実行されます。 サポートされているディストリビューション:
|
Red Hat Enterprise Linux 7 |
サポートされているディストリビューション:
|
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7の各パッケージ |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.23.52.0.1-12.el7.x86_64 compat-libcap1-1.10-3.el7.x86_64 compat-libstdc++-33-3.2.3-71.el7.i686 compat-libstdc++-33-3.2.3-71.el7.x86_64 gcc-4.8.2-3.el7.x86_64 gcc-c++-4.8.2-3.el7.x86_64 glibc-2.17-36.el7.i686 glibc-2.17-36.el7.x86_64 glibc-devel-2.17-36.el7.i686 glibc-devel-2.17-36.el7.x86_64 ksh libaio-0.3.109-9.el7.i686 libaio-0.3.109-9.el7.x86_64 libaio-devel-0.3.109-9.el7.i686 libaio-devel-0.3.109-9.el7.x86_64 libgcc-4.8.2-3.el7.i686 libgcc-4.8.2-3.el7.x86_64 libstdc++-4.8.2-3.el7.i686 libstdc++-4.8.2-3.el7.x86_64 libstdc++-devel-4.8.2-3.el7.i686 libstdc++-devel-4.8.2-3.el7.x86_64 libXi-1.7.2-1.el7.i686 libXi-1.7.2-1.el7.x86_64 libXtst-1.2.2-1.el7.i686 libXtst-1.2.2-1.el7.x86_64 make-3.82-19.el7.x86_64 sysstat-10.1.5-1.el7.x86_64 |
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 6およびRed Hat Linux 6のディストリビューションをチェックしてください。
表5 x86-64のサポートされるLinux 6オペレーティング・システム要件
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Linux 6 |
Unbreakable Linux NetworkでOracle Linux 6チャネルにサブスクライブするか、Oracle Linux yumサーバーWebサイトからyumリポジトリを構成した後、Oracle RDBMS Pre-Install RPMをインストールします。このRPMでは、Oracle Databaseのインストールに必要なすべてのカーネル・パッケージがインストールされ、他のシステム構成が実行されます。 サポートされているディストリビューション:
|
Red Hat Enterprise Linux 6 |
サポートされているディストリビューション:
|
Oracle Linux 6およびRed Hat Enterprise Linux 6の各パッケージ |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6 (x86_64) compat-libcap1-1.10-1 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (i686) gcc-4.4.4-13.el6 (x86_64) gcc-c++-4.4.4-13.el6 (x86_64) glibc-2.12-1.7.el6 (i686) glibc-2.12-1.7.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.7.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.7.el6 (i686) ksh libgcc-4.4.4-13.el6 (i686) libgcc-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.4-13.el6 (i686) libstdc++-devel-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-devel-4.4.4-13.el6 (i686) libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-0.3.107-10.el6 (i686) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (i686) libXext-1.1 (x86_64) libXext-1.1 (i686) libXtst-1.0.99.2 (x86_64) libXtst-1.0.99.2 (i686) libX11-1.3 (x86_64) libX11-1.3 (i686) libXau-1.0.5 (x86_64) libXau-1.0.5 (i686) libxcb-1.5 (x86_64) libxcb-1.5 (i686) libXi-1.3 (x86_64) libXi-1.3 (i686) make-3.81-19.el6 sysstat-9.0.4-11.el6 (x86_64) |
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 5およびRed Hat Linux 5のディストリビューションをチェックしてください。
表6 x86-64のサポートされるLinux 5オペレーティング・システム要件
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Linux 5 |
Unbreakable Linux NetworkでOracle Linux 5チャネルにサブスクライブした後、Oracle Validated RPMをインストールします。このRPMにより、Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseのインストールに必須のすべてのカーネル・パッケージがインストールされ、他のシステム構成が実行されます。 サポートされているディストリビューション:
|
Red Hat Enterprise Linux 5 |
サポートされているディストリビューション:
|
Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5のパッケージ要件 |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.17.50.0.6 compat-libstdc++-33-3.2.3 compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit) gcc-4.1.2 gcc-c++-4.1.2 glibc-2.5-58 glibc-2.5-58 (32 bit) glibc-devel-2.5-58 glibc-devel-2.5-58 (32 bit) ksh libaio-0.3.106 libaio-0.3.106 (32 bit) libaio-devel-0.3.106 libaio-devel-0.3.106 (32 bit) libgcc-4.1.2 libgcc-4.1.2 (32 bit) libstdc++-4.1.2 libstdc++-4.1.2 (32 bit) libstdc++-devel 4.1.2 libXext-1.0.1 libXext-1.0.1 (32 bit) libXtst-1.0.1 libXtst-1.0.1 (32 bit) libX11-1.0.3 libX11-1.0.3 (32 bit) libXau-1.0.1 libXau-1.0.1 (32 bit) libXi-1.0.1 libXi-1.0.1 (32 bit) make-3.81 sysstat-7.0.2 |
次の情報を使用して、サポートされているSUSEのディストリビューションをチェックしてください。
注意: Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、SUSE Linux Enterprise Server 12はLinux x86-64システムで動作保証されます。 |
表7 x86-64でサポートされているSUSEオペレーティング・システムの要件
項目 | 要件 |
---|---|
SUSE Linux Enterprise Server 11 |
サポートされているディストリビューション:
|
SUSE Linux Enterprise Serverの場合 12 |
サポートされているディストリビューション:
|
SUSE 11 |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.21.1-0.7.25 gcc-4.3-62.198 gcc-c++-4.3-62.198 glibc-2.11.3-17.31.1 glibc-devel-2.11.3-17.31.1 ksh-93u-0.6.1 libaio-0.3.109-0.1.46 libaio-devel-0.3.109-0.1.46 libcap1-1.10-6.10 libstdc++33-3.3.3-11.9 libstdc++33-32bit-3.3.3-11.9 libstdc++43-devel-4.3.4_20091019-0.22.17 libstdc++46-4.6.1_20110701-0.13.9 libgcc46-4.6.1_20110701-0.13.9 make-3.81 sysstat-8.1.5-7.32.1 xorg-x11-libs-32bit-7.4 xorg-x11-libs-7.4 xorg-x11-libX11-32bit-7.4 xorg-x11-libX11-7.4 xorg-x11-libXau-32bit-7.4 xorg-x11-libXau-7.4 xorg-x11-libxcb-32bit-7.4 xorg-x11-libxcb-7.4 xorg-x11-libXext-32bit-7.4 xorg-x11-libXext-7.4 |
SUSE 12 |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.25.0-13.1 gcc-4.8-6.189 gcc48-4.8.5-24.1 glibc-2.19-31.9 glibc-32bit-2.19-31.9 glibc-devel-2.19-31.9.x86_64 glibc-devel-32bit-2.19-31.9.x86_64 mksh-50-2.13 libaio1-0.3.109-17.15 libaio-devel-0.3.109-17.15 libcap1-1.10-59.61 libstdc++48-devel-4.8.5-24.1.x86_64 libstdc++48-devel-32bit-4.8.5-24.1.x86_64 libstdc++6-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libstdc++6-32bit-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libstdc++-devel-4.8-6.189.x86_64 libstdc++-devel-32bit-4.8-6.189.x86_64 libgcc_s1-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libgcc_s1-32bit-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 make-4.0-4.1.x86_64 sysstat-10.2.1-3.1.x86_64 xorg-x11-driver-video-7.6_1-14.30.x86_64 xorg-x11-server-7.6_1.15.2-36.21.x86_64 xorg-x11-essentials-7.6_1-14.17.noarch xorg-x11-Xvnc-1.4.3-7.2.x86_64 xorg-x11-fonts-core-7.6-29.45.noarch xorg-x11-7.6_1-14.17.noarch xorg-x11-server-extra-7.6_1.15.2-36.21.x86_64 xorg-x11-libs-7.6-45.14.noarch xorg-x11-fonts-7.6-29.45.noarch |
次の情報を使用して、サポートされているNeoKylin Linux Advanced Serverのディストリビューションをチェックしてください。
注意: Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、NeoKylin Linux Advanced Server 6はLinux x86-64システムで動作保証されます。 |
表8 x86-64でサポートされるNeoKylinオペレーティング・システムの最小要件
項目 | 要件 |
---|---|
SSH要件 |
サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。 |
NeoKylin Linux Advanced Server |
サポートされているディストリビューション:
|
NeoKylin 6.0 |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.20.51.0.2-5.36.el6 (x86_64) compat-libcap1-1.10-1 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (i686) gcc-4.4.7-4.el6 (x86_64) gcc-c++-4.4.7-4.el6 (x86_64) glibc-2.12-1.132.el6 (i686) glibc-2.12-1.132.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.132.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.132.el6 (i686) ksh libgcc-4.4.7-4.el6 (i686) libgcc-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.7-4.el6 (i686) libstdc++-devel-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-devel-4.4.7-4.el6 (i686) libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-0.3.107-10.el6 (i686) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (i686) libXext-1.3.1-2.el6 (x86_64) libXext-1.3.1-2.el6 (i686) libXtst-1.2.1-2.el6 (x86_64) libXtst-1.2.1-2.el6 (i686) libX11-1.5.0-4.el6 (x86_64) libX11-1.5.0-4.el6 (i686) libXau-1.0.6-4.el6 (x86_64) libXau-1.0.6-4.el6 (i686) libxcb-1.8.1-1.el6 (x86_64) libxcb-1.8.1-1.el6 (i686) libXi-1.6.1-3.el6 (x86_64) libXi-1.6.1-3.el6 (i686) make-3.81-20.el6 sysstat-9.0.4-22.el6 (x86_64) |
追加のドライバやパッケージをインストールする必要はありませんが、次のリストのドライバおよびパッケージをインストールまたは構成することが可能です。
注意: Oracle Database Smart Flash Cacheは、Enterprise Edition専用の機能です。 |
Open Database Connectivity (ODBC)をインストールする場合は、次の項を確認してください。
Open Database Connectivity(ODBC)は、データベースにアクセスするためのAPIのセットで、データベースに接続してデータベース上でSQL文を実行します。ODBCドライバを使用するアプリケーションは、スプレッドシートやカンマ区切りファイルなど、不均一なデータ・ソースにアクセスできます。
ODBCを使用する場合は、最新のLinux用のODBCドライバ・マネージャをインストールします。ODBCドライバ・マネージャおよびLinux RPMを次のWebサイトからダウンロードし、インストールします。
サポートされる最低限のODBCドライバを確認し、次に示すリリース以上のODBCドライバをインストールします(Linuxの全ディストリビューションが対象)。
unixODBC-2.3.1 or later
PAMをインストールする場合は、次の項を確認してください。
Pluggable Authentication Modules (PAM)は、アプリケーションのユーザー認証タスクを処理するライブラリのシステムです。Linuxでは、外部スケジューラ・ジョブにPAMが必要です。ご使用のLinuxのディストリビューション用の最新のLinux-PAMライブラリをインストールすることを強くお薦めします。
ご使用のディストリビューションのパッケージ管理システム(yum
、up2date
、YaST
)を使用して、最新のpam
ライブラリをインストールします。
Oracle Messaging Gatewayをインストールする場合は、次の項を確認してください。
Oracle Messaging Gatewayは、Oracleデータベースの機能の1つです。Oracle以外のメッセージ・システムとOracle Streams Advanced Queuingに基づくアプリケーション間の通信が可能になります。
Oracle Messaging Gatewayでは、Oracle Streams Advanced Queuing (AQ)とWebSphereおよびTIBCO Rendezvousをベースとするアプリケーションとの統合がサポートされています。サポートされるバージョンについては、『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Messaging Gatewayは、Oracle Databaseとともにインストールされます。
IBM WebSphere MQのCSDが必要な場合は、IBMのWebサイトでダウンロードおよびインストールの情報を参照してください。
Lightweight Directory Access Protocolをインストールする場合は、次の項を確認してください。
Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)は、IPネットワーク上に分散したディレクトリ情報サービスにアクセスし、維持するためのアプリケーション・プロトコルです。Oracle Databaseスクリプトodisrvreg
、Oracle Internet Directory用のoidca
、またはサード・パーティのLDAPディレクトリ用のschemasync
など、LDAPを必要とする機能を使用する場合は、LDAPパッケージが必要です。
LDAPは、デフォルトのLinuxオペレーティング・システムのインストールに含まれます。
デフォルトのLinuxインストールを実行せず、LDAPを必要とするOracleスクリプトを使用する場合、ご使用のディストリビューションのパッケージ管理システム(up2date
、YaST
)を使用して、ディストリビューションでサポートされているLDAPパッケージをインストールし、そのLDAPパッケージに必要な他のパッケージをインストールします。
プログラミング環境をインストールする場合は、次の項を確認してください。
Oracle Databaseでは、様々な環境におけるアプリケーション開発用に複数のプログラミング言語がサポートされています。一部の言語では、オペレーティング・システムに追加のコンパイラ・パッケージをインストールする必要があります。
プログラミング環境はオプションです。Oracle Database Clientには不要です。
関連項目: プログラミング環境の概要は、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。 |
システムが、構成するプログラミング環境の要件を満たしていることを確認してください。
表9 Linux x86-64のプログラミング環境の要件
プログラミング環境 | サポート要件 |
---|---|
Java Database Connectivity (JDBC) / Oracle Call Interface (OCI) |
JDK 6 (Java SE Development Kitリリース1.6.0_37以上の1.6へのアップデート): JNDI拡張およびOracle Java Database Connectivityを含みます。このリリースでは、JDK 1.6がインストールされています。 |
Oracle C++ Oracle C++ Call Interface Pro*C/C++ Oracle XML Developer's Kit (XDK) |
Intel C/C++コンパイラ12.0.5以降、およびご使用のプラットフォーム用のこのドキュメントのソフトウェア要件に関する項に記載されているGNU CとC++コンパイラのバージョン。 Oracle C++ Call Interface (OCCI)アプリケーションを構築できるのは、ご使用のプラットフォーム用のこのドキュメントのソフトウェア要件に関する項に記載されているgccバージョンの標準テンプレート・ライブラリで使用される、Intel C++コンパイラ12.0.5を使用する場合のみです。 Oracle XML Developer's Kitは、OCCIと同じコンパイラでサポートされます。 |
Pro*COBOL |
Micro Focus Server Express 5.1 |
Oracle Enterprise Manager Database ExpressおよびOracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用する場合のみ、Webブラウザが必要です。WebブラウザがJavaScriptおよびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。
これらの要件を満たすブラウザの一覧については、My Oracle SupportでEnterprise Manager動作保証マトリックスを参照してください。
https://support.oracle.com
関連項目: Enterprise Manager動作保証マトリックスにアクセスする手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。 |
システムがこれらの要件を満たしていることを確認する手順は、次のとおりです。
インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドのいずれかを入力します。
# cat /etc/oracle-release # cat /etc/redhat-release # lsb_release -id
注意: 「x86-64 Linuxプラットフォームのオペレーティング・システム要件」で示したディストリビューションおよびバージョンのみがサポートされます。他のバージョンのLinuxには、このソフトウェアをインストールしないでください。 |
次のコマンドを入力して、必要なカーネル・エラータがインストールされているかどうかを確認します。
# uname -r
このコマンドをOracle Linux 6システム上で実行した場合のサンプル出力を次に示します。
2.6.39-100.7.1.el6uek.x86_64
ご使用のディストリビューションに必要なエラータ・レベルを確認します。エラータ・レベルが必要最小限のエラータ更新より以前の場合は、Linuxのディストリビュータからカーネルの最新の更新を取得してインストールします。
必要なパッケージがインストールされているかどうかを調べるために、次のようなコマンドを入力します。
# rpm -q package_name
特定のシステム・アーキテクチャ情報が必要な場合は、次のコマンドを入力します。
# rpm -qa --queryformat "%{NAME}-%{VERSION}-%{RELEASE} (%{ARCH})\n" | grep package_name
複数のパッケージの問合せをまとめて行い、その出力によって適切なバージョンかどうかを確認することもできます。次に例を示します。
# rpm -q binutils compat-libstdc++ gcc glibc libaio libgcc libstdc++ \ make sysstat unixodbc
パッケージがインストールされていない場合は、Linuxのディストリビューション・メディアからインストールするか、LinuxディストリビュータのWebサイトから必要なパッケージのバージョンをダウンロードします。
64ビットのOracle Database Clientソフトウェアには、32ビット・クライアント・バイナリは含まれていません。64ビット・プラットフォーム上で32ビット・クライアント・バイナリが必要な場合は、それぞれの32ビット・クライアント・ソフトウェアから32ビット・バイナリを別々のOracleホーム内にインストールします。
64ビットのOracle Database Clientのインストール前の要件は、32ビットのOracle Database Clientにも適用されます。
関連項目: 詳細は、My Oracle Supportノート883702.1を参照してください。
|
Oracle Databaseをインストールする場合、次のローカル・オペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。
Oracleインベントリ・グループ(通常はoinstall
)
Oracleソフトウェア所有者(通常はoracle
)
これらのグループおよびユーザーが存在するかを確認し、必要に応じて作成するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、oinstall
グループが存在するかどうか確認します。
# more /etc/oraInst.loc
このコマンドの出力にoinstall
グループ名が表示される場合、グループは存在します。
oraInst.loc
ファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。
inventory_loc=/u01/app/oraInventory inst_group=oinstall
inst_group
パラメータは、Oracleインベントリ・グループの名前oinstall
を示します。
必要に応じて、次のコマンドを入力してoinstall
グループを作成します。
# /usr/sbin/groupadd oinstall
次のコマンドを入力して、oracle
ユーザーが存在するかどうか、適切なグループに属しているかどうかを確認します。
# id oracle
oracle
ユーザーが存在する場合、このコマンドでユーザーが属するグループの情報が表示されます。出力は次のようになり、oinstall
はプライマリ・グループ、dba
はセカンダリ・グループであることを示します。
uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
必要に応じて、次のいずれかの処理を実行します。
oracle
ユーザーは存在するが、プライマリ・グループがoinstall
ではない場合、またはdba
グループのメンバーではない場合は、次のコマンドで変更します。
# /usr/sbin/usermod -g oinstall -G dba oracle
-g
オプションを使用してプライマリ・グループを指定し、セカンダリ・グループが必要な場合は-G
オプションを使用して指定します。
注意: Oracleでは、既存のOracle Databaseサーバーまたは他のOracleソフトウェア・インストールの所有者の変更はサポートされていません。OracleではOracle Database Clientソフトウェア所有者の変更のみがサポートされています。 |
oracle
ユーザーが存在しない場合は、次のコマンドを入力して作成します。
# /usr/sbin/useradd -g oinstall -G dba oracle
このコマンドにより、oracle
ユーザーが作成され、oinstall
がプライマリ・グループとして、dba
がセカンダリ・グループとして指定されます。
次のコマンドを入力して、oracle
ユーザーのパスワードを設定します。
# passwd oracle
注意: 別にOracleデータファイル・ディレクトリを作成しない場合、データファイルをOracleベース・ディレクトリのサブディレクトリにインストールできます。ただし、本番データベースでは推奨しません。 |
Oracleベース・ディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、マウントされたすべてのファイルシステムの情報を表示します。
# df -h
このコマンドにより、次のものも含め、システムにマウントされたすべてのファイルシステムの情報が表示されます。
物理デバイス名
ディスク領域の合計サイズ、使用中のサイズおよび使用可能なサイズ
そのファイルシステムのマウント・ポイント・ディレクトリ
表示から、この項で前述したディスク領域要件を満たすファイルシステムを1つまたは2つ識別します。
識別した各ファイルシステムのマウント・ポイント・ディレクトリの名前を記録します。
次のようなコマンドを入力して、識別したマウント・ポイント・ディレクトリ内の推奨サブディレクトリを作成し、適切な所有者、グループおよびそれらの権限を設定します。
# mkdir -p /mount_point
/app/ # chown -R oracle:oinstall /mount_point/app/ # chmod -R 775 /mount_point
/app/
次に例を示します。
# mkdir -p /u01/app/ # chown -R oracle:oinstall /u01/app/ # chmod -R 775 /u01/app/
Oracle Universal Installerはoracle
アカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracle
ユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。
シェル起動ファイルで、デフォルトのファイル・モード作成マスク(umask)を022に設定します。
DISPLAY
環境変数を設定します。
注意: オペレーティング・システム・ベンダーによってサポートされているシェル・プログラムを使用します。オペレーティング・システムでサポートされていないシェル・プログラムを使用すると、インストール時にエラーが発生する場合があります。 |
oracle
ユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。
新規Xターミナル・セッション(xterm
)を開始します。
次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。
$ xhost + RemoteHost
RemoteHost
は完全修飾されたリモートのホスト名です。次に例を示します。
$ xhost + somehost.example.com
ソフトウェアをインストールするシステムにログインしていない場合は、そのシステムにoracle
ユーザーとしてログインします。
oracle
ユーザーとしてログインしていない場合は、次のようにユーザーをoracle
に切り替えます。
$ su - oracle
oracle
ユーザーのデフォルト・シェルを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ echo $SHELL
シェル起動スクリプトを実行するには、次のいずれかのコマンドを入力します。
Bashシェルの場合:
$ . ./.bash_profile
BourneまたはKornシェルの場合:
$ . ./.profile
Cシェルの場合:
% source ./.login
ソフトウェアをローカル・システムにインストールしない場合は、Xアプリケーションがローカル・システムに表示されるように、次のようなコマンドを入力します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ DISPLAY=local_host:0.0
Cシェルの場合:
% setenv DISPLAY local_host:0.0
この例で、local_host
は、Oracle Universal Installerの表示に使用するシステム(ワークステーションまたはPC)のホスト名またはIPアドレスです。
/tmp
ディレクトリの空きディスク領域が400MBに満たないことが確認された場合は、400MB以上の空き領域があるファイル・システムを識別し、このファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
マウント済の各ファイル・システム上の空きディスク領域を確認するには、次のコマンドを使用します。
# df -k
必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイル・システム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。
$ sudo mkdir /mount_point/tmp $ sudo chmod a+wr /mount_point/tmp # exit
次のようなコマンドを入力し、TMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ TMP=/mount_point/tmp $ TMPDIR=/mount_point/tmp $ export TMP TMPDIR
Cシェルの場合:
% setenv TMP /mount_point/tmp % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
システムに既存のインストール環境があり、同じユーザー・アカウントを使用して今回のインストールを行う場合は、ORACLE_HOME
、ORACLE_BASE
、ORACLE_SID
、TNS_ADMIN
の環境変数と、Oracleソフトウェア・ホームに接続されているOracleインストール・ユーザーに対して設定されたその他の環境変数の設定を削除します。
次のコマンドを入力し、ORACLE_HOME
、ORACLE_BASE
、ORACLE_SID
およびTNS_ADMIN
の環境変数が設定されていないことを確認します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ unset ORACLE_HOME $ unset ORACLE_BASE $ unset ORACLE_SID $ unset TNS_ADMIN
Cシェルの場合:
% unsetenv ORACLE_HOME % unsetenv ORACLE_BASE
% unsetenv ORACLE_SID % unsetenv TNS_ADMIN
次のコマンドを使用してPATH
環境変数をチェックします。
$ echo $PATH
$ORACLE_HOME/bin
パスがPATH
環境変数から削除されていることを確認します。
注意: ORACLE_HOME 環境変数が設定されている場合、Oracle Universal Installerはその値を使用してOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定します。ORACLE_BASE 環境変数を設定する場合は、ORACLE_HOME 環境変数の設定を解除し、Oracle Universal Installerによって提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。 |
環境設定が正しく行われたかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ umask $ env | more
umask
コマンドの実行により、値22
、022
または0022
が表示されることを確認します。また、ここで設定した環境変数に正しい値が設定されることを確認します。
ほとんどのLinuxシステムでは、ドライブに製品ディスクを挿入するとディスクが自動的にマウントされます。自動的にマウントされない場合は、次の手順に従ってマウントしてください。
次のようなコマンドを入力し、現在マウントされているディスクを取り出して、ドライブから取り除きます。
Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
$ sudo eject /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# eject /media/dvd
この例の/mnt/dvd
および/media/dvd
は、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。
DVDをディスク・ドライブに挿入します。
ディスクが自動的にマウントされたかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。
Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
# ls /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# ls /media/dvd
このコマンドがディスクの内容の表示に失敗した場合は、次のようなコマンドを入力します。
Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
# mount -t iso9660 /dev/dvd /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# mount -t iso9660 /dev/dvd /media/dvd
この例の/mnt/dvd
および/media/dvd
は、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。
oracle
ユーザーの環境を構成した後、次のようにOracle Universal Installerを起動してOracle Database Clientをインストールします。
Oracleソフトウェア所有者ユーザー(通常はoracle
)として、Oracleコンポーネントのインストール先コンピュータにログオンします。
ソフトウェアをインストール・メディアからインストールする場合、ディスクがマウントされていないときは、マウントします。
次のコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。
$ /directory_path
/runInstaller
インストール・ファイルがハードディスク上にある場合は、client
ディレクトリに変更して次のコマンドを入力します。
$ .
/runInstaller
Oracle Universal Installerが表示されない場合は、X Windowの表示に関する問題のトラブルシューティング方法について、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイドfor Linux』を参照してください。
次の手順では、Oracle Universal Installerの各画面で推奨される処理について説明します。次のガイドラインを使用して、インストールを実行します。
追加の情報が必要な場合、またはデフォルト以外のオプションを選択する場合は、追加の情報について「ヘルプ」をクリックしてください。
ソフトウェアのインストールまたはリンク中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングについて、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。
注意: 前述した作業を完了している場合、ほとんどの画面でデフォルト値を選択することで、インストールを完了することができます。 |
既存のOracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.1)以降がシステムにインストールされている場合、インストール・モードの選択画面が表示されます。Oracle Database Clientソフトウェアを新規の場所にインストールする場合は「新規インストール」を選択し、以前のリリースのOracle Database Clientをアップグレードする場合は「アップグレード」を選択して、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイドfor Linux』のOracle Database Clientのインプレース・アップグレードの実行に関する項の手順に従います。
「インストール・タイプの選択」画面で、インストール・タイプ(「InstantClient」、「管理者」または「ランタイム」)を選択し、「次へ」をクリックします。
「製品言語の選択」では、製品の実行に使用する言語を選択できます。
製品の言語を、「使用可能な言語」リストから選択して、「選択された言語」リストに移します。「次へ」をクリックします。
手順2で「InstantClient」をインストール・タイプとして選択した場合、この画面は表示されません。
「インストール場所の指定」画面で、次の詳細を入力します。
Oracleベース: このパスはデフォルトで表示されます。このパスは要件に応じて変更できます。手順2で「InstantClient」をインストール・タイプとして選択した場合、「Oracleベース」セクションは表示されません。
「ソフトウェアの場所」セクションで、デフォルト値をそのまま使用するか、Oracleコンポーネントのインストール先であるOracleホーム・ディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスにはスペースを入れないようにしてください。「次へ」をクリックします。
コンピュータにOracleソフトウェアを初めてインストールする場合、インストーラの「インベントリの作成」画面で、中央インベントリのディレクトリ・パスを指定するように求められます。Oracleインベントリ・ディレクトリを所有するオペレーティング・システム・グループ(Oracleインベントリ・グループ)のoraInventoryグループ名を選択し、「次へ」をクリックします。
注意: デフォルトでは、Oracleインベントリ・ディレクトリはOracleベース・ディレクトリの下にインストールされません。これは、すべてのOracleソフトウェア・インストールが共通のOracleインベントリを共有するためです。その結果、すべてのユーザーに対してOracleインベントリは1つしかない一方で、各ユーザーには個別のOracleベースがあります。 |
「前提条件チェックの実行」画面で、コンピュータが、目的の製品をインストールするための最低システム要件を満たしているかどうかを確認します。「次へ」をクリックします。
注意: 「すべて無視」オプションを選択する際には、注意が必要です。このオプションを選択すると、Oracle Databaseをシステムに正常にインストールできるかどうかをOracle Universal Installerが確認できない場合があります。
「サマリー」画面に表示された情報を確認して、「終了」をクリックします。
注意: 「レスポンス・ファイルの保存」をクリックすることで、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。後で、サイレント・インストールを実行する際にこのファイルを使用できます。 |
「製品のインストール」画面に、クライアント・インストールの進捗状況が表示されます。Oracle Database Clientをインストールした後に、root
ユーザーとしてroot.sh
スクリプトを実行してインストールを完了し、「OK」をクリックします。
「終了」画面で、「閉じる」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。
Oracle Database Clientが正常にインストールされた後、必須およびオプションのインストール後の作業の詳細は、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for Linux』を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
製品ライセンス
トライアルの使用許諾条項により30日間このメディア・パックに含まれる製品をインストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後も製品の使用を継続する場合はプログラム・ライセンスを購入する必要があります。プログラム・ライセンスの購入の詳細は、次の項を参照してください。
ライセンスおよびバージョン更新の購入
次のOracle Store WebサイトからOracle製品のプログラム・ライセンスと更新バージョンを購入できます。
Oracleサポート・サービスへの問合せ
Oracle Product Supportを購入した場合、Oracleサポート・サービスにいつでも問合せできます。Oracle Product Supportの購入またはOracleサポート・サービスへの問合せの情報については、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/us/support/index.html
My Oracle Supportの動作保証マトリックスの確認
このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。
https://support.oracle.com/
My Oracle Supportを使用するには、オンライン登録する必要があります。ログイン後、メニュー・オプションから「動作保証」タブを選択します。「動作保証」ページで、「動作保証検索」オプションを使用して、製品、リリースおよびプラットフォームで検索します。製品デリバリやライフタイム・サポートなどの、動作保証クイック・リンクのオプションを使用して検索することもできます。
製品ドキュメントの場所
製品ドキュメントには、任意のプラットフォームでのOracle製品の構成、使用または管理方法について記載されています。Oracle Database製品に関する製品ドキュメントは、HTML形式およびPDF形式でオンラインで入手可能です。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle Database Clientクイック・インストレーション・ガイド, 12cリリース1 (12.1) for Linux x86-64
B72981-09
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