クイック・インストレーション・ガイド
12cリリース1 (12.1) for Linux x86-64
B72980-10(原本部品番号:E54543-10)
2017年7月
このガイドでは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)をLinux x86-64システムで簡単にインストールする方法について説明します。内容は次のとおりです。
このガイドでは、デフォルトのインストール・オプションを使用したOracle Databaseのインストール方法について説明します。
このガイドで説明する作業
このガイドでは、次の処理の手順を説明します。
Oracle Databaseをサポートするシステムの構成
「標準インストール」オプションを使用したローカル・ファイルシステムへのOracle Databaseのインストール
データベース・ファイル記憶域のためにローカル・ファイルシステムを使用する一般的なOracle Databaseインストールの構成
正常なインストールの結果
Oracle Databaseが正常にインストールされると、次のようになります。
作成したデータベースおよびデフォルトのOracle Netリスナー・プロセスがシステムで稼働します。
Oracle Enterprise Manager Database Expressがシステムで稼働し、Webブラウザを使用してアクセスできます。
このガイドで説明しない作業
このガイドでは、標準インストールのシナリオについて説明し、次の作業の実行方法については説明しません。
「拡張インストール」オプションを使用したソフトウェアのインストール
既存のOracleソフトウェアがインストールされているシステムへのソフトウェアのインストール
クラスタへのOracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール
UDPおよびTCPカーネル・パラメータの手動設定
Oracle Automatic Storage Managementなどの代替ストレージ・オプションの使用
Oracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成
Oracle Preinstallation RPMによるOracle Linuxの自動構成
共有メモリー・ファイル・システム・マウントの確認
その他のインストール情報の参照先
このガイドで説明されていない作業の情報など、Oracle Databaseのインストールの詳細は、次のいずれかのガイドを参照してください。
単一のシステムにソフトウェアをインストールする場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Linux』を参照してください。
スタンドアロンのサーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールする場合は、Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Linuxの「Oracle Grid Infrastructure」を参照してください。
Oracle Real Application Clustersのインストールを実行する場合は、Oracle Grid Infrastructureのインストレーション・ガイドおよびOracle Real Application Clustersのインストレーション・ガイドを参照してください。これらのガイドでは、Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール方法について説明しています。Oracle Clusterwareは、Oracle Real Application Clustersのインストールの前提条件です。
Oracle Database製品に関する製品ドキュメントは、HTML形式およびPDF形式でオンラインで入手可能です。
インストール中は、root
または他のユーザーとして、リモート端末上で作業を行う必要があります。リモート表示できるようにする必要があるユーザー・アカウントに対して、次の手順を実行します。
注意: 別のユーザー(grid など)としてログインする場合は、そのユーザーでもこの手順を繰り返します。 |
root
ユーザーとしてログインしてリモート表示を有効にするには、次の手順のいずれかを実行します。
X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからソフトウェアをインストールする場合は、次の手順を実行します。
新規Xターミナル・セッション(xterm
)を開始します。
ソフトウェアを別のシステムにインストールし、そのシステムをX11ディスプレイとして使用する場合は、次の構文を使用してコマンドを入力し、リモート・ホストがローカルのXサーバーでXアプリケーションを表示できるようにします。
$ xhost + RemoteHost
RemoteHost
は完全修飾されたリモートのホスト名です。次に例を示します。
$ xhost + somehost.example.com
somehost.example.com being added to the access control list
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、ssh
、rlogin
、またはtelnet
コマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。
$ ssh -Y RemoteHost
root
ユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力してユーザーをroot
に切り替えます。
$ su - root password: #
Xサーバー・ソフトウェアがインストールされたPCまたはその他のシステムからソフトウェアをインストールする手順:
注意: この手順の実行に関する詳細は、必要に応じてXサーバーのドキュメントを参照するか、Xサーバーのベンダーまたはシステム管理者に問い合せてください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。 |
X Window Systemソフトウェアを起動します。
X Window Systemソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成します。
Oracleソフトウェア・インストール所有者(oracle
)としてソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステムでX端末セッション(xterm
)を開始します。
リモート・システム上で別の端末セッションを開き、root
ユーザーとしてリモート・システムにログインします。プロンプトが表示されたら、root
としてスクリプトを実行できます。
この項では、Oracle Databaseのインストール前に完了しておく必要のある、次のオペレーティング・システムの作業について説明します。
現在のシステム情報を確認するには、次のコマンドを実行します。
物理RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# grep MemTotal /proc/meminfo
システムに搭載されている物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。
構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# grep SwapTotal /proc/meminfo
追加のスワップ領域の構成方法は、必要に応じてオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
/tmp
ディレクトリ内の使用可能な領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h /tmp
次のコマンドを入力して、システムの空きディスク領域のサイズを確認します。
# df -h
次のコマンドを入力して、システムのRAMおよびディスク・スワップ領域の空き領域の大きさを確認します。
# free
システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -m
プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。たとえば、x86-64ビット・システムでは次のように表示されます。
x86_64
必要な出力が表示されない場合、このシステムにソフトウェアをインストールできません。
ご使用のシステムが、次に示す一般的な最低要件を満たしていることを確認してください。
システムが必ず実行レベル3または実行レベル5で起動されるようにします。
システム・コンソールベースのインストールの実行中に、Oracle Universal Installerが正しく表示されるよう、ディスプレイ・カードの表示解像度が少なくとも1024 x 768であることを確認してください。
ご使用のシステムが、次の最小記憶域要件を満たしていることを確認してください。
Linux x86-64システムが、表1に説明されている、ソフトウェア・ファイルのディスク領域要件を満たしていることを確認してください。
表1 Linux x86-64におけるディスク領域要件
インストール・タイプ | ソフトウェア・ファイルのディスク領域 |
---|---|
Enterprise Edition |
6.4GB |
Standard Edition |
6.1GB |
Standard Edition One |
6.1GB |
Standard Edition 2 |
6.1GB |
高速リカバリ領域のために、ファイル・システムまたはOracle ASMディスク・グループのいずれかに追加のディスク領域が必要です。
/tmp
ディレクトリに1GBの領域。
/tmp
ディレクトリの空き領域が、必要な領域の要件を満たさない場合、次のいずれかの手順を実行します。
ディスク領域の要件が満たされるように、/tmp
ディレクトリから不要なファイルを削除します。
oracle
ユーザーの環境を設定するときに、TMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
/tmp
ディレクトリを含むファイルシステムを拡張します。
ご使用のシステムが、次のメモリー要件を満たしていることを確認してください。
最小: 1GBのRAM
推奨: 2GB以上のRAM
表2は、インストールされているRAMと構成済スワップ領域の推奨サイズの関係を示したものです。
セキュアなオペレーティング・システムは、一般的なシステム・セキュリティの重要な基本です。オペレーティング・システムのデプロイメントが、オペレーティング・システム・ベンダーのセキュリティ・ガイドに記載されている一般的なセキュリティの措置に準拠していることを確認してください。
インストールする製品に応じて、必要なオペレーティング・システム・カーネルとパッケージがインストールされていることを確認してください。
このマニュアルに記載されているのは、タイトル・ページに記載されている日付での最新の要件です。カーネル要件の最新情報については、次のURLでオンライン版を参照してください。
Oracle Universal Installerによって、システムが示されたオペレーティング・システム・パッケージの要件を満たしていることを確認するチェックが実行されます。これらの検証が正常に完了するように、OUIを起動する前に要件を確認してください。
注意: オペレーティング・システムのアップグレード時を除いて、クラスタ・メンバー間で異なるオペレーティング・システム・バージョンを実行することはできません。各オペレーティング・システムがサポートされている場合でも、同じクラスタのメンバーで異なるオペレーティング・システム・バージョンのバイナリを実行することはできません。 |
この項に記載されているLinuxのディストリビューションおよびパッケージは、x86-64上のこのリリースでサポートされています。
Oracle Grid Infrastructureのオペレーティング・システム要件を確認し、Oracle DatabaseとOracle RACのインストールについて追加のオペレーティング・システム要件を確認します。
x86-64でサポートされているOracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7ディストリビューション
x86-64用のサポートされるOracle Linux 6およびRed Hat Enterprise Linux 6ディストリビューション
x86-64用のサポートされるOracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5ディストリビューション
注意:
|
注意: このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。 |
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 7およびRed Hat Linux 7のディストリビューションをチェックしてください。
注意: Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7はLinux x86-64システムでサポートされます。 |
関連項目: Red Hat Enterprise Linux 7.2またはOracle Linux 7.2を現在使用している、またはこれらにアップグレードする計画がある場合、RemoveIPC設定に関する情報について次を参照してください:
|
表3 x86-64のサポートされるLinux 7オペレーティング・システム要件
項目 | 要件 |
---|---|
SSH要件 |
サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。 |
Oracle Linux 7 |
Unbreakable Linux NetworkでOracle Linux 7チャネルにサブスクライブするか、Oracle Linux yumサーバーWebサイトからyumリポジトリを構成した後、Oracle Preinstallation RPMをインストールします。このRPMにより、Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseのインストールに必須のすべてのカーネル・パッケージがインストールされ、他のシステム構成が実行されます。 サポートされているディストリビューション:
|
Red Hat Enterprise Linux 7 |
サポートされているディストリビューション:
|
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7の各パッケージ |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.23.52.0.1-12.el7.x86_64 compat-libcap1-1.10-3.el7.x86_64 compat-libstdc++-33-3.2.3-71.el7.i686 compat-libstdc++-33-3.2.3-71.el7.x86_64 gcc-4.8.2-3.el7.x86_64 gcc-c++-4.8.2-3.el7.x86_64 glibc-2.17-36.el7.i686 glibc-2.17-36.el7.x86_64 glibc-devel-2.17-36.el7.i686 glibc-devel-2.17-36.el7.x86_64 ksh libaio-0.3.109-9.el7.i686 libaio-0.3.109-9.el7.x86_64 libaio-devel-0.3.109-9.el7.i686 libaio-devel-0.3.109-9.el7.x86_64 libgcc-4.8.2-3.el7.i686 libgcc-4.8.2-3.el7.x86_64 libstdc++-4.8.2-3.el7.i686 libstdc++-4.8.2-3.el7.x86_64 libstdc++-devel-4.8.2-3.el7.i686 libstdc++-devel-4.8.2-3.el7.x86_64 libXi-1.7.2-1.el7.i686 libXi-1.7.2-1.el7.x86_64 libXtst-1.2.2-1.el7.i686 libXtst-1.2.2-1.el7.x86_64 make-3.82-19.el7.x86_64 sysstat-10.1.5-1.el7.x86_64 |
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 6およびRed Hat Linux 6のディストリビューションをチェックしてください。
表4 x86-64のサポートされるLinux 6オペレーティング・システム要件
項目 | 要件 |
---|---|
SSH要件 |
サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。 |
Oracle Linux 6 |
Unbreakable Linux NetworkでOracle Linux 6チャネルにサブスクライブするか、Oracle Linux yumサーバーWebサイトからyumリポジトリを構成した後、Oracle Preinstallation RPMをインストールします。このRPMにより、Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseのインストールに必須のすべてのカーネル・パッケージがインストールされ、他のシステム構成が実行されます。 サポートされているディストリビューション:
|
Red Hat Enterprise Linux 6 |
サポートされているディストリビューション:
|
Oracle Linux 6およびRed Hat Enterprise Linux 6の各パッケージ |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6 (x86_64) compat-libcap1-1.10-1 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (i686) gcc-4.4.4-13.el6 (x86_64) gcc-c++-4.4.4-13.el6 (x86_64) glibc-2.12-1.7.el6 (i686) glibc-2.12-1.7.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.7.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.7.el6 (i686) ksh libgcc-4.4.4-13.el6 (i686) libgcc-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.4-13.el6 (i686) libstdc++-devel-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-devel-4.4.4-13.el6 (i686) libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-0.3.107-10.el6 (i686) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (i686) libXext-1.1 (x86_64) libXext-1.1 (i686) libXtst-1.0.99.2 (x86_64) libXtst-1.0.99.2 (i686) libX11-1.3 (x86_64) libX11-1.3 (i686) libXau-1.0.5 (x86_64) libXau-1.0.5 (i686) libxcb-1.5 (x86_64) libxcb-1.5 (i686) libXi-1.3 (x86_64) libXi-1.3 (i686) make-3.81-19.el6 sysstat-9.0.4-11.el6 (x86_64) |
次の情報を使用して、サポートされているOracle Linux 5およびRed Hat Linux 5のディストリビューションをチェックしてください。
表5 x86-64でサポートされているLinux 5オペレーティング・システムの要件
項目 | 要件 |
---|---|
SSH要件 |
サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。 |
Oracle Linux 5 |
Unbreakable Linux NetworkでOracle Linux 5チャネルにサブスクライブした後、Oracle Validated RPMをインストールします。このRPMにより、Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseのインストールに必須のすべてのカーネル・パッケージがインストールされ、他のシステム構成が実行されます。 サポートされているディストリビューション:
|
Red Hat Enterprise Linux 5 |
サポートされているディストリビューション:
|
Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5のパッケージ要件 |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.17.50.0.6 compat-libstdc++-33-3.2.3 compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit) gcc-4.1.2 gcc-c++-4.1.2 glibc-2.5-58 glibc-2.5-58 (32 bit) glibc-devel-2.5-58 glibc-devel-2.5-58 (32 bit) ksh libaio-0.3.106 libaio-0.3.106 (32 bit) libaio-devel-0.3.106 libaio-devel-0.3.106 (32 bit) libgcc-4.1.2 libgcc-4.1.2 (32 bit) libstdc++-4.1.2 libstdc++-4.1.2 (32 bit) libstdc++-devel 4.1.2 libXext-1.0.1 libXext-1.0.1 (32 bit) libXtst-1.0.1 libXtst-1.0.1 (32 bit) libX11-1.0.3 libX11-1.0.3 (32 bit) libXau-1.0.1 libXau-1.0.1 (32 bit) libXi-1.0.1 libXi-1.0.1 (32 bit) make-3.81 sysstat-7.0.2 |
次の情報を使用して、サポートされているSUSEのディストリビューションをチェックしてください。
注意: Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、SUSE Linux Enterprise Server 12はLinux x86-64システムで動作保証されます。 |
表6 x86-64でサポートされているSUSEオペレーティング・システムの要件
項目 | 要件 |
---|---|
SSH要件 |
サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。 |
SUSE Linux Enterprise Server 11 |
サポートされているディストリビューション:
|
SUSE Linux Enterprise Serverの場合 12 |
サポートされているディストリビューション:
|
SUSE 11 |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.21.1-0.7.25 gcc-4.3-62.198 gcc-c++-4.3-62.198 glibc-2.11.3-17.31.1 glibc-devel-2.11.3-17.31.1 ksh-93u-0.6.1 libaio-0.3.109-0.1.46 libaio-devel-0.3.109-0.1.46 libcap1-1.10-6.10 libstdc++33-3.3.3-11.9 libstdc++33-32bit-3.3.3-11.9 libstdc++43-devel-4.3.4_20091019-0.22.17 libstdc++46-4.6.1_20110701-0.13.9 libgcc46-4.6.1_20110701-0.13.9 make-3.81 sysstat-8.1.5-7.32.1 xorg-x11-libs-32bit-7.4 xorg-x11-libs-7.4 xorg-x11-libX11-32bit-7.4 xorg-x11-libX11-7.4 xorg-x11-libXau-32bit-7.4 xorg-x11-libXau-7.4 xorg-x11-libxcb-32bit-7.4 xorg-x11-libxcb-7.4 xorg-x11-libXext-32bit-7.4 xorg-x11-libXext-7.4 |
SUSE 12 |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.25.0-13.1 gcc-4.8-6.189 gcc48-4.8.5-24.1 glibc-2.19-31.9 glibc-32bit-2.19-31.9 glibc-devel-2.19-31.9.x86_64 glibc-devel-32bit-2.19-31.9.x86_64 mksh-50-2.13 libaio1-0.3.109-17.15 libaio-devel-0.3.109-17.15 libcap1-1.10-59.61 libstdc++48-devel-4.8.5-24.1.x86_64 libstdc++48-devel-32bit-4.8.5-24.1.x86_64 libstdc++6-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libstdc++6-32bit-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libstdc++-devel-4.8-6.189.x86_64 libstdc++-devel-32bit-4.8-6.189.x86_64 libgcc_s1-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 libgcc_s1-32bit-5.2.1+r226025-4.1.x86_64 make-4.0-4.1.x86_64 sysstat-10.2.1-3.1.x86_64 xorg-x11-driver-video-7.6_1-14.30.x86_64 xorg-x11-server-7.6_1.15.2-36.21.x86_64 xorg-x11-essentials-7.6_1-14.17.noarch xorg-x11-Xvnc-1.4.3-7.2.x86_64 xorg-x11-fonts-core-7.6-29.45.noarch xorg-x11-7.6_1-14.17.noarch xorg-x11-server-extra-7.6_1.15.2-36.21.x86_64 xorg-x11-libs-7.6-45.14.noarch xorg-x11-fonts-7.6-29.45.noarch |
次の情報を使用して、サポートされているNeoKylin Linux Advanced Serverのディストリビューションをチェックしてください。
注意: Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降、NeoKylin Linux Advanced Server 6はLinux x86-64システムで動作保証されます。 |
表7 x86-64でサポートされるNeoKylinオペレーティング・システムの最小要件
項目 | 要件 |
---|---|
SSH要件 |
サーバーにOpenSSHがインストールされていることを確認します。OpenSSHは必須のSSHソフトウェアです。 |
NeoKylin Linux Advanced Server |
サポートされているディストリビューション:
|
NeoKylin 6.0 |
次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.20.51.0.2-5.36.el6 (x86_64) compat-libcap1-1.10-1 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (i686) gcc-4.4.7-4.el6 (x86_64) gcc-c++-4.4.7-4.el6 (x86_64) glibc-2.12-1.132.el6 (i686) glibc-2.12-1.132.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.132.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.132.el6 (i686) ksh libgcc-4.4.7-4.el6 (i686) libgcc-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.7-4.el6 (i686) libstdc++-devel-4.4.7-4.el6 (x86_64) libstdc++-devel-4.4.7-4.el6 (i686) libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-0.3.107-10.el6 (i686) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-devel-0.3.107-10.el6 (i686) libXext-1.3.1-2.el6 (x86_64) libXext-1.3.1-2.el6 (i686) libXtst-1.2.1-2.el6 (x86_64) libXtst-1.2.1-2.el6 (i686) libX11-1.5.0-4.el6 (x86_64) libX11-1.5.0-4.el6 (i686) libXau-1.0.6-4.el6 (x86_64) libXau-1.0.6-4.el6 (i686) libxcb-1.8.1-1.el6 (x86_64) libxcb-1.8.1-1.el6 (i686) libXi-1.6.1-3.el6 (x86_64) libXi-1.6.1-3.el6 (i686) make-3.81-20.el6 sysstat-9.0.4-22.el6 (x86_64) |
追加のドライバやパッケージをインストールする必要はありませんが、次のリストのドライバおよびパッケージをインストールまたは構成することが可能です。
注意: Oracle Database Smart Flash Cacheは、Enterprise Edition専用の機能です。 |
Open Database Connectivity (ODBC)をインストールする場合は、次の項を確認してください。
Open Database Connectivity(ODBC)は、データベースにアクセスするためのAPIのセットで、データベースに接続してデータベース上でSQL文を実行します。ODBCドライバを使用するアプリケーションは、スプレッドシートやカンマ区切りファイルなど、不均一なデータ・ソースにアクセスできます。
ODBCを使用する場合は、最新のLinux用のODBCドライバ・マネージャをインストールします。ODBCドライバ・マネージャおよびLinux RPMを次のWebサイトからダウンロードし、インストールします。
サポートされる最低限のODBCドライバを確認し、次に示すリリース以上のODBCドライバをインストールします(Linuxの全ディストリビューションが対象)。
unixODBC-2.3.1 or later
PAMをインストールする場合は、次の項を確認してください。
Pluggable Authentication Modules (PAM)は、アプリケーションのユーザー認証タスクを処理するライブラリのシステムです。Linuxでは、外部スケジューラ・ジョブにPAMが必要です。ご使用のLinuxのディストリビューション用の最新のLinux-PAMライブラリをインストールすることを強くお薦めします。
ご使用のディストリビューションのパッケージ管理システム(yum
、up2date
、YaST
)を使用して、最新のpam
ライブラリをインストールします。
Oracle Messaging Gatewayをインストールする場合は、次の項を確認してください。
Oracle Messaging Gatewayは、Oracleデータベースの機能の1つです。Oracle以外のメッセージ・システムとOracle Streams Advanced Queuingに基づくアプリケーション間の通信が可能になります。
Oracle Messaging Gatewayでは、Oracle Streams Advanced Queuing (AQ)とWebSphereおよびTIBCO Rendezvousをベースとするアプリケーションとの統合がサポートされています。サポートされるバージョンについては、『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Messaging Gatewayは、Oracle Databaseとともにインストールされます。
IBM WebSphere MQのCSDが必要な場合は、次のWebサイトでダウンロードおよびインストールの情報を参照してください。
Lightweight Directory Access Protocolをインストールする場合は、次の項を確認してください。
Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)は、IPネットワーク上に分散したディレクトリ情報サービスにアクセスし、維持するためのアプリケーション・プロトコルです。Oracle Databaseスクリプトodisrvreg
、Oracle Internet Directory用のoidca
、またはサード・パーティのLDAPディレクトリ用のschemasync
など、LDAPを必要とする機能を使用する場合は、LDAPパッケージが必要です。
LDAPは、デフォルトのLinuxオペレーティング・システムのインストールに含まれます。
デフォルトのLinuxインストールを実行せず、LDAPを必要とするOracleスクリプトを使用する場合、ご使用のディストリビューションのパッケージ管理システム(up2date
、YaST
)を使用して、ディストリビューションでサポートされているLDAPパッケージをインストールし、そのLDAPパッケージに必要な他のパッケージをインストールします。
プログラミング環境をインストールする場合は、次の項を確認してください。
Oracle Databaseでは、様々な環境におけるアプリケーション開発用に複数のプログラミング言語がサポートされています。一部の言語では、オペレーティング・システムに追加のコンパイラ・パッケージをインストールする必要があります。
プログラミング環境はオプションです。Oracle Databaseには必要ありません。
関連項目: プログラミング環境の概要は、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。 |
システムが、構成するプログラミング環境の要件を満たしていることを確認してください。
表8 x86およびx86-64 Linux用のプログラミング環境の要件
プログラミング環境 | サポート要件 |
---|---|
Java Database Connectivity |
JDK 6 (Java SE Development Kitリリース1.6.0_37以上の1.6へのアップデート): JNDI拡張およびOracle Java Database Connectivityを含みます。このリリースでは、JDK 1.6がインストールされています。 |
Oracle Call Interface(OCI) |
JDK 6 (Java SE Development Kitリリース1.6.0_37以上の1.6へのアップデート): JNDI拡張およびOracle Call Interfaceドライバを含みます。このリリースでは、JDK 1.6がインストールされています。 |
Oracle C++ Oracle C++ Call Interface Pro*C/C++ Oracle XML Developer's Kit (XDK) |
Intel C/C++コンパイラ12.05以降、およびご使用のプラットフォーム用のこのドキュメントのソフトウェア要件に関する項に記載されているGNU CとC++コンパイラのバージョン。 Oracle C++ Call Interface (OCCI)アプリケーションを構築できるのは、ご使用のプラットフォーム用のこのドキュメントのソフトウェア要件に関する項に記載されているgccバージョンの標準テンプレート・ライブラリで使用される、Intel C++コンパイラ12.0.5を使用する場合のみです。 Oracle XML Developer's Kitは、OCCIと同じコンパイラでサポートされます。 |
Pro*COBOL |
Micro Focus Server Express 5.1 |
Oracle Enterprise Manager Database ExpressおよびOracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用する場合のみ、Webブラウザが必要です。WebブラウザがJavaScriptおよびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。
これらの要件を満たすブラウザの一覧については、My Oracle SupportでEnterprise Manager動作保証マトリックスを参照してください。
https://support.oracle.com
関連項目: Enterprise Manager動作保証マトリックスにアクセスする手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。 |
システムがこれらの要件を満たしていることを確認する手順は、次のとおりです。
インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドのいずれかを入力します。
# cat /etc/oracle-release # cat /etc/redhat-release # lsb_release -id
次のコマンドを入力して、必要なカーネル・エラータがインストールされているかどうかを確認します。
# uname -r
このコマンドをOracle Linux 6システム上で実行した場合のサンプル出力を次に示します。
2.6.39-100.7.1.el6uek.x86_64
ご使用のディストリビューションに必要なエラータ・レベルを確認します。エラータ・レベルが必要最小限のエラータ更新より以前の場合は、Linuxのディストリビュータからカーネルの最新の更新を取得してインストールします。
必要なパッケージがインストールされているかどうかを調べるために、次のようなコマンドを入力します。
# rpm -q package_name
特定のシステム・アーキテクチャ情報が必要な場合は、次のコマンドを入力します。
# rpm -qa --queryformat "%{NAME}-%{VERSION}-%{RELEASE} (%{ARCH})\n" | grep package_name
複数のパッケージの問合せをまとめて行い、その出力によって適切なバージョンかどうかを確認することもできます。次に例を示します。
# rpm -q binutils compat-libstdc++ gcc glibc libaio libgcc libstdc++ \ make sysstat unixodbc
パッケージがインストールされていない場合は、Linuxのディストリビューション・メディアからインストールするか、LinuxディストリビュータのWebサイトから必要なパッケージのバージョンをダウンロードします。
Oracle Databaseをインストールする場合、次のローカル・オペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。
Oracleインベントリ・グループ(通常はoinstall
)
OSDBAグループ(通常はdba
)
Oracleソフトウェア所有者(通常はoracle
)
OSOPERグループ(オプション。通常はoper
)
これらのグループおよびユーザーが存在するかを確認し、必要に応じて作成するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、oinstall
グループが存在するかどうか確認します。
# more /etc/oraInst.loc
このコマンドの出力にoinstall
グループ名が表示される場合、グループは存在します。
oraInst.loc
ファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。
inventory_loc=/u01/app/oraInventory inst_group=oinstall
inst_group
パラメータは、Oracleインベントリ・グループの名前oinstall
を示します。
次のコマンドを入力して、dba
グループが存在するかどうか確認します。
# grep dba /etc/group
このコマンドの出力にdba
グループ名が表示される場合、グループは存在します。
必要に応じて、次のコマンドを入力してoinstall
およびdba
グループを作成します。
# /usr/sbin/groupadd oinstall # /usr/sbin/groupadd dba
次のコマンドを入力して、oracle
ユーザーが存在するかどうか、適切なグループに属しているかどうかを確認します。
# id oracle
oracle
ユーザーが存在する場合、このコマンドでユーザーが属するグループの情報が表示されます。出力は次のようになり、oinstall
はプライマリ・グループ、dba
はセカンダリ・グループであることを示します。
uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
必要に応じて、次のいずれかの処理を実行します。
oracle
ユーザーは存在するが、そのプライマリ・グループがoinstall
でない場合、またはdba
グループのメンバーでない場合は、次のコマンドを入力します。
# /usr/sbin/usermod -g oinstall -G dba oracle
oracle
ユーザーが存在しない場合は、次のコマンドを入力して作成します。
# /usr/sbin/useradd -g oinstall -G dba oracle
このコマンドにより、oracle
ユーザーが作成され、oinstall
がプライマリ・グループとして、dba
がセカンダリ・グループとして指定されます。
Oracleでは、既存のインストール所有者の変更はサポートされていません。詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。
次のコマンドを入力して、oracle
ユーザーのパスワードを設定します。
# passwd oracle
次の表で、各カーネル・パラメータが表に示す最小値以上の値に設定されていることを確認します。
注意: この項に示すカーネル・パラメータ値およびシェル制限値は、単なる最小値です。本番データベース・システムでは、これらの値をチューニングしてシステムのパフォーマンスを最適化することをお薦めします。カーネル・パラメータのチューニングの詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 |
表の後に、値の確認および設定方法について説明します。
パラメータ | 最小値 | ファイル |
---|---|---|
semmsl
|
250
32000 100 128 |
/proc/sys/kernel/sem |
shmall |
物理メモリー・サイズ(ページ数)の40%
注意:サーバーが複数のデータベースをサポートする場合、または大規模なSGAを使用する場合は、このパラメータを、システムが1回に使用できる共有メモリーの合計量(4Kページ単位)に等しい値に設定します。 |
/proc/sys/kernel/shmall |
shmmax |
物理メモリー・サイズの半分(バイト)
shmmaxの構成の詳細は、 |
/proc/sys/kernel/shmmax |
shmmni |
4096 | /proc/sys/kernel/shmmni |
panic_on_oops |
1 | /proc/sys/kernel/panic_on_oops |
file -max |
6815744 | /proc/sys/fs/file-max |
ip_local_port_range |
最小: 9000
最大: 65500 『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux』のUDPおよびTCPカーネル・パラメータの手動設定に関する項を参照してください。 |
/proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range |
rmem_default |
262144 | /proc/sys/net/core/rmem_default |
rmem_max |
4194304 | /proc/sys/net/core/rmem_max |
wmem_default |
262144 | /proc/sys/net/core/wmem_default |
wmem_max |
1048576 | /proc/sys/net/core/wmem_max |
aio-max-nr |
1048576
注意: この値は同時未処理リクエストを制限するもので、I/Oサブシステムの障害を防ぐために設定する必要があります。 |
/proc/sys/fs/aio-max-nr |
注意: いずれかのパラメータの現在の値がこの表にリストされている値より大きい場合、そのパラメータの値は変更しないでください。 |
これらのカーネル・パラメータに対して指定されている現在の値を表示し、必要に応じて変更するには、次の手順を実行します。
次のようなコマンドを入力してカーネル・パラメータの現在の値を表示します。
注意: 現行の値をメモし、変更が必要な値を識別します。 |
パラメータ | コマンド |
---|---|
semmsl 、semmns 、semopm およびsemmni |
# /sbin/sysctl -a | grep sem
このコマンドでは、リストされた順にセマフォ・パラメータの値が表示されます。 |
shmall 、shmmax およびshmmni |
# /sbin/sysctl -a | grep shm |
file-max |
# /sbin/sysctl -a | grep file-max |
ip_local_port_range |
# /sbin/sysctl -a | grep ip_local_port_range |
rmem_default |
# /sbin/sysctl -a | grep rmem_default |
rmem_max |
# /sbin/sysctl -a | grep rmem_max |
wmem_default |
# /sbin/sysctl -a | grep wmem_default |
wmem_max |
# /sbin/sysctl -a | grep wmem_max |
いずれかのカーネル・パラメータの値が推奨値と異なる場合は、次の手順を実行します。
テキスト・エディタを使用して、/etc/sysctl.conf
ファイルを作成または編集、および次のような行の追加または編集をします。
注意: 変更するカーネル・パラメータ値の行のみを含めます。セマフォ・パラメータ(kernel.sem )の場合は、4つの値をすべて指定する必要があります。ただし、現在の値いずれかが最小値より大きい場合は、大きい値を指定します。 |
fs.aio-max-nr = 1048576 fs.file-max = 6815744 kernel.shmall = 2097152 kernel.shmmax = 536870912 kernel.shmmni = 4096 kernel.sem = 250 32000 100 128 net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500 net.core.rmem_default = 262144 net.core.rmem_max = 4194304 net.core.wmem_default = 262144 net.core.wmem_max = 1048586
/etc/sysctl.conf
ファイルに指定した値は、システムの再起動時にも保持されます。ただし、SUSE Linux Enterprise Serverシステムでは、次のコマンドを入力して、システムの再起動時に必ず/etc/sysctl.conf
ファイルが読み取られるようにします。
# /sbin/chkconfig boot.sysctl on
カーネル・パラメータの現行の値を変更するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/sysctl -p
このコマンドの出力結果を確認し、値が正しいかどうかを検証します。値が適切でない場合、/etc/sysctl.confファイルを編集し、このコマンドを再び入力します。
コマンド/sbin/sysctl -a
を入力して、値が正しく設定されていることを確認します。
SUSEシステムの場合のみ、次のコマンドを入力して、システムの再起動時に/etc/sysctl.conf
ファイルが読み取られるようにします。
# /sbin/chkconfig boot.sysctl on
SUSEシステムの場合のみ、oinstallグループのGIDを、パラメータ/proc/sys/vm/hugetlb_shm_group
の値として入力する必要があります。これにより、oinstallのメンバーに、共有メモリー・セグメントを作成するグループ権限が付与されます。
たとえば、oinstallグループのGIDが501の場合は次のようになります。
# echo 501 > /proc/sys/vm/hugetlb_shm_group
このコマンドを実行した後、vi
を使用して/etc/sysctl.conf
に次のテキストを追加し、システムの再起動時にboot.sysctl
スクリプトが実行されるようにします。
vm.hugetlb_shm_group=501
注意: vm.hugetlb_shm_group として定義できるのは1つのグループのみです。 |
/etc/sysctl.conf
ファイルのカーネル・パラメータの値を更新した後、コンピュータを再起動するか、コマンドsysctl -p
を実行して、/etc/sysctl.conf
ファイルに対して行った変更がアクティブなカーネル・メモリーで有効になるようにします。
Oracleソフトウェア・インストール・ユーザーのリソース制限の確認
Oracle Linuxシステムでは、オペレーティング・システムを構成してlimits.conf
ファイルのリソース制限を設定するなど、インストール前の要件を満たすために、Oracle Preinstallation RPMをインストールすることをお薦めします。Oracle Preinstallation RPMでは、oracle
ユーザー用のlimits.conf
ファイルのみが構成されます。Oracle Grid Infrastructureの役割区分を実装している場合、limits.conf
ファイルのoracle
ユーザーの値をgrid
ユーザーにコピーします。
インストール・ソフトウェア所有者ごとに、次の推奨範囲を使用してインストールのリソース制限を確認します。
表9 インストール所有者のリソース制限の推奨範囲
リソース・シェル制限 | リソース | ソフト制限(KB) | ハード制限(KB) |
---|---|---|---|
オープン・ファイル記述子数 |
nofile |
1024以上 |
65536以上 |
単一ユーザーが使用可能なプロセス数 |
nproc |
2047以上 |
16384以上 |
プロセスのスタック・セグメントのサイズ |
スタック |
10240以上 |
10240以上、32768以下 |
ロックされたメモリーの最大上限 |
memlock |
HugePagesメモリーを有効にしている場合は現在のRAMの90%以上、HugePagesが無効な場合は3145728KB (3GB)以上 |
HugePagesメモリーを有効にしている場合は現在のRAMの90%以上、HugePagesが無効な場合は3145728KB (3GB)以上 |
リソース制限を確認するには、次の手順を実行します。
インストール所有者としてログインします。
ファイル記述子設定の弱い制限および強い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。
$ ulimit -Sn 4096 $ ulimit -Hn 65536
ユーザーが使用可能なプロセス数の弱い制限および強い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。
$ ulimit -Su 2047 $ ulimit -Hu 16384
スタック設定の弱い制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。
$ ulimit -Ss 10240 $ ulimit -Hs 32768
Oracleソフトウェア・インストール所有者ごとに、この手順を繰り返します。
必要な場合、インストール所有者に関する/etc/security/limits.conf
構成ファイルのリソース制限を更新します。ただし、構成ファイルはディストリビューション固有です。ディストリビューション固有の構成ファイルの情報については、システム管理者にお問い合せください。
注意: grid ユーザーまたはoracle ユーザーがログインしている場合、これらのユーザーをログアウトしてログインしなおすまで、limits.conf ファイルの変更は有効になりません。これらのアカウントを使用してインストールを行う前に、変更内容を有効にする必要があります。 |
次のような名前でディレクトリを作成し、正しい所有者、グループおよびその権限を指定します。
Oracleベース・ディレクトリ
オプションのOracleデータファイル・ディレクトリ
Oracleベース・ディレクトリには、3GBの空きディスク領域、または別にOracleデータファイル・ディレクトリの作成を選択しない場合は4GBの空きディスク領域が必要です。
注意: 別にOracleデータファイル・ディレクトリを作成しない場合、データファイルをOracleベース・ディレクトリのサブディレクトリにインストールできます。ただし、本番データベースでは推奨しません。 |
Oracleベース・ディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、マウントされたすべてのファイルシステムの情報を表示します。
# df -k
このコマンドにより、次のものも含め、システムにマウントされたすべてのファイルシステムの情報が表示されます。
物理デバイス名
ディスク領域の合計サイズ、使用中のサイズおよび使用可能なサイズ
そのファイルシステムのマウント・ポイント・ディレクトリ
表示から、この項で前述したディスク領域要件を満たすファイルシステムを1つまたは2つ識別します。
識別した各ファイルシステムのマウント・ポイント・ディレクトリの名前を記録します。
次のようなコマンドを入力して、識別したマウント・ポイント・ディレクトリ内の推奨サブディレクトリを作成し、適切な所有者、グループおよびそれらの権限を設定します。
# mkdir -p /mount_point
/app/ # chown -R oracle:oinstall /mount_point/app/ # chmod -R 775 /mount_point
/app/
次に例を示します。
# mkdir -p /u01/app/ # chown -R oracle:oinstall /u01/app/ # chmod -R 775 /u01/app/
Oracle Universal Installerはoracle
アカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracle
ユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。
シェル起動ファイルで、デフォルトのファイル・モード作成マスク(umask)を022に設定します。
DISPLAY
環境変数を設定します。
注意: オペレーティング・システム・ベンダーによってサポートされているシェル・プログラムを使用します。オペレーティング・システムでサポートされていないシェル・プログラムを使用すると、インストール時にエラーが発生する場合があります。 |
oracle
ユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。
新規Xターミナル・セッション(xterm
)を開始します。
次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。
$ xhost + RemoteHost
RemoteHost
は完全修飾されたリモートのホスト名です。次に例を示します。
$ xhost + somehost.example.com
ソフトウェアをインストールするシステムにログインしていない場合は、そのシステムにoracle
ユーザーとしてログインします。
oracle
ユーザーとしてログインしていない場合は、次のようにユーザーをoracle
に切り替えます。
$ su - oracle
oracle
ユーザーのデフォルト・シェルを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ echo $SHELL
シェル起動スクリプトを実行するには、次のコマンドを入力します。
Bashシェルの場合:
$ . ./.bash_profile
BourneまたはKornシェルの場合:
$ . ./.profile
Cシェルの場合:
% source ./.login
ソフトウェアをローカル・システムにインストールしない場合は、Xアプリケーションがローカル・システムに表示されるように、次のようなコマンドを入力します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ DISPLAY=local_host:0.0
Cシェルの場合:
% setenv DISPLAY local_host:0.0
この例で、local_host
は、Oracle Universal Installerの表示に使用するシステム(ワークステーションまたはPC)のホスト名またはIPアドレスです。
/tmp
ディレクトリの空きディスク領域が400MBに満たないことが確認された場合は、400MB以上の空き領域があるファイル・システムを識別し、このファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
マウント済の各ファイル・システム上の空きディスク領域を確認するには、次のコマンドを使用します。
# df -k
必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイルシステム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。
$ sudo mkdir /mount_point/tmp $ sudo chmod a+wr /mount_point/tmp # exit
次のようなコマンドを入力し、TMP
およびTMPDIR
環境変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ TMP=/mount_point/tmp $ TMPDIR=/mount_point/tmp $ export TMP TMPDIR
Cシェルの場合:
% setenv TMP /mount_point/tmp % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
システムに既存のインストール環境があり、同じユーザー・アカウントを使用して今回のインストールを行う場合は、ORACLE_HOME
、ORACLE_BASE
、ORACLE_SID
、TNS_ADMIN
の環境変数と、Oracleソフトウェア・ホームに接続されているOracleインストール・ユーザーに対して設定されたその他の環境変数の設定を削除します。
次のコマンドを入力し、ORACLE_HOME
、ORACLE_BASE
、ORACLE_SID
およびTNS_ADMIN
の環境変数が設定されていないことを確認します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ unset ORACLE_HOME $ unset ORACLE_BASE $ unset ORACLE_SID $ unset TNS_ADMIN
Cシェルの場合:
% unsetenv ORACLE_HOME % unsetenv ORACLE_BASE
% unsetenv ORACLE_SID % unsetenv TNS_ADMIN
次のコマンドを使用してPATH
環境変数をチェックします。
$ echo $PATH
$ORACLE_HOME/bin
パスがPATH
環境変数から削除されていることを確認します。
注意: ORACLE_HOME 、Oracle Universal Installerはその値を使用してOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定します。ORACLE_BASE 環境変数を設定する場合は、ORACLE_HOME 環境変数の設定を解除し、Oracle Universal Installerによって提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。 |
環境設定が正しく行われたかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ umask $ env | more
umask
コマンドの実行により、値22
、022
または0022
が表示されることを確認します。また、ここで設定した環境変数に正しい値が設定されることを確認します。
ほとんどのLinuxシステムでは、インストール・メディアにディスクを挿入するとディスクが自動的にマウントされます。自動的にマウントされない場合は、次の手順に従ってマウントしてください。
次のようなコマンドを入力し、現在マウントされているディスクを取り出して、ドライブから取り除きます。
Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
$ sudo eject /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# eject /media/dvd
この例の/mnt/dvd
および/media/dvd
は、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。
DVDをディスク・ドライブに挿入します。
ディスクが自動的にマウントされたかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。
Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
# ls /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# ls /media/dvd
このコマンドがディスクの内容の表示に失敗した場合は、次のようなコマンドを入力します。
Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux:
# mount -t iso9660 /dev/dvd /mnt/dvd
SUSE Linux Enterprise Serverの場合:
# mount -t iso9660 /dev/dvd /media/dvd
この例の/mnt/dvd
および/media/dvd
は、ディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。
oracle
ユーザーの環境を構成した後、次のようにOracle Universal Installerを起動してOracle Databaseをインストールします。
Oracleソフトウェア所有者ユーザー(通常はoracle
)として、Oracleコンポーネントのインストール先コンピュータにログオンします。
ソフトウェアをインストール・メディアからインストールする場合、ディスクがマウントされていないときは、マウントします。
次のコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。
$ /mount_point/db/runInstaller
Oracle Universal Installerが起動しない場合は、X Windowの表示に関する問題のトラブルシューティング方法について、Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Linuxを参照してください。
次の表では、Oracle Universal Installerの各画面で推奨される処理について説明します。次のガイドラインを使用して、インストールを実行します。
追加の情報が必要な場合、またはデフォルト以外のオプションを選択する場合は、追加の情報について「ヘルプ」をクリックしてください。
ソフトウェアのインストールまたはリンク中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングについて、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。
注意: 前述した作業を完了している場合、ほとんどの画面でデフォルト値を選択することで、インストールを完了することができます。 |
画面 | 推奨アクション |
---|---|
セキュリティ・アップデートの構成 | 「電子メール」フィールドに、電子メール・アドレス(できればMy Oracle Supportの電子メール・アドレス)またはユーザー名を入力します。
セキュリティ・アップデートを受信するには、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る」チェック・ボックスを選択します。 「My Oracle Supportパスワード」フィールドに、My Oracle Supportのパスワードを入力します。 「次へ」をクリックします。 |
インストール・オプションの選択 | 次の使用可能なオプションのリストから「データベースの作成および構成」を選択し、「次へ」をクリックします。
|
システム・クラス | 次のオプションから「サーバー・クラス」を選択し、データベースをインストールして、「次へ」をクリックします。
|
Gridインストール・オプション | 実行するデータベースのインストール・タイプに「単一インスタンス・データベースのインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
|
インストール・タイプの選択 | 次のオプションから、インストール・タイプに「標準インストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
|
標準インストール構成 | 要件に応じて、次の情報を入力します。
Oracleベース: デフォルトでは、Oracleベース・パスが表示されます。このパスは要件に応じて変更できます。 ソフトウェアの場所: 「ソフトウェアの場所」セクションで、デフォルト値をそのまま使用するか、Oracleコンポーネントのインストール先であるOracleホーム・ディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスにはスペースを入れないようにしてください。 記憶域のタイプ: データベース記憶域オプションに「ファイルシステム」またはOracle Automatic Storage Management を選択します。 データベース・ファイルの位置: 「記憶域のタイプ」で「ファイルシステム」を選択する場合は、「参照」をクリックして、データベース・ファイルの場所を指定します。 データベースのエディション: インストールするデータベースのエディションを選択します。 OSDBAグループ: デフォルトでは、OSDBAグループが選択されています。リストからOSDBAグループを選択することもできます。 グローバル・データベース名: 次の構文を使用して、 グローバル・データベース名を指定します。 database_name.domain たとえば、 管理パスワード: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを入力します。 パスワードの確認: 権限のあるデータベース・アカウントのパスワードを再入力して確認します。 複数のプラガブル・データベース(PDB)をサポートできるマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)としてデータベースを作成するには、「コンテナ・データベースとして作成」オプションを選択します。Oracle Universal InstallerがCDBを作成する際にPDBも作成するようにする場合は、「プラガブル・データベース名」フィールドにPDB名を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
インベントリの作成 | この画面が表示されるのは、システム上に初めてOracle製品をインストールする場合のみです。
Oracleインベントリ・ディレクトリのフルパスを指定します。選択されているオペレーティング・システム・グループが |
前提条件チェックの実行 | すべての前提条件のチェックが正常に行われたことを確認して、「次へ」をクリックします。
Oracle Universal Installerによってシステムがチェックされ、Oracleソフトウェアを実行するためにシステムが正しく構成されていることが検証されます。このガイドに記載されているインストール前の手順がすべて完了している場合は、すべてのチェックにパスします。 チェックに失敗した場合は、画面にリストされているそのチェックの失敗原因を確認します。可能であれば、問題を修正してチェックを再実行します。もしくは、システムが要件を満たすと判断した場合は、失敗したチェックのチェック・ボックスを選択して、要件を手動で検証できます。 注意: 「すべて無視」オプションを選択する際には、注意が必要です。このオプションを選択すると、Oracle Databaseをシステムに正常にインストールできるかどうかをOracle Universal Installerが確認できない場合があります。 |
サマリー | この画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。
注意: 「レスポンス・ファイルの保存」をクリックすることで、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。このファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。 |
製品のインストール | この画面に、データベースのインストールの進捗が表示されます。このプロセス中、「構成スクリプトの実行」ウィンドウが表示されます。この画面に記載されているスクリプトをroot ユーザーとして実行するまで、「OK」はクリックしないでください。「次へ」をクリックします。
次に、この画面には、ソフトウェアの構成およびデータベースの作成を実行するコンフィギュレーション・アシスタントのステータス情報が表示されます。 Database Configuration Assistantプロセスの最後にメッセージが表示されます。データベース情報、特にOracle Enterprise Manager Database Express URLを確認してから、「OK」をクリックします。 |
終了 | この画面は、すべての構成ツールが成功すると自動的に表示されます。
「閉じる」をクリックします。 |
次の製品または機能の使用を予定している場合は、Oracle Database Examplesメディアから製品をダウンロードおよびインストールしてください。
Oracle JDBC開発ドライバ
Oracle Databaseのサンプル
Oracle Textのナレッジ・ベース
様々なOracle製品のデモ
ソフトウェアおよび様々なOracle製品のデモをOracle Database Examplesメディアからインストールする方法の詳細は、『Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド』を参照してください。
このリリースのOracle Databaseを理解するため、次の作業を実行することをお薦めします。
Webブラウザを使用してOracle Enterprise Manager Database Expressにログインします。
Oracle Enterprise Manager Database Express 12cは、Oracle Databaseに組み込まれたWebベースの管理ツールで、特別なインストールや管理は必要ありません。Oracle Enterprise Manager Database Expressを使用して、単一のOracle Databaseインストールを管理できます。Oracle Enterprise Manager Database ExpressのデフォルトURLは、次のようなものです。
http://host.domain:1158/em/
ログインするには、ユーザー名SYS
を使用し、SYSDBA
として接続します。Oracle Databaseのインストール中にこのユーザーに対して指定したパスワードを使用します。
使用する製品に応じた、必須およびオプションのインストール後の作業の詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。
インストールしたデータベースの構成を理解するためのOracle Enterprise Manager Database Expressの使用方法は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Linux』を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Database Expressを使用したデータベースの管理の詳細は、『Oracle Database 2日でデータベース管理者』を参照してください。
この項の内容は、次のとおりです。
製品ライセンス
トライアルの使用許諾条項により30日間このメディア・パックに含まれる製品をインストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後も製品の使用を継続する場合はプログラム・ライセンスを購入する必要があります。プログラム・ライセンスの購入の詳細は、次の項を参照してください。
ライセンスおよびバージョン更新の購入
次のOracle Store WebサイトからOracle製品のプログラム・ライセンスと更新バージョンを購入できます。
Oracleサポート・サービスへの問合せ
Oracle Product Supportを購入した場合、Oracleサポート・サービスにいつでも問合せできます。Oracle Product Supportの購入またはOracleサポート・サービスへの問合せの情報については、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/us/support/index.html
My Oracle Supportの動作保証マトリックスの確認
このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。
https://support.oracle.com/
My Oracle Supportを使用するには、オンライン登録する必要があります。ログイン後、メニュー・オプションから「動作保証」タブを選択します。「動作保証」ページで、「動作保証検索」オプションを使用して、製品、リリースおよびプラットフォームで検索します。製品デリバリやライフタイム・サポートなどの、動作保証クイック・リンクのオプションを使用して検索することもできます。
製品ドキュメントの場所
製品ドキュメントには、任意のプラットフォームでのOracle製品の構成、使用または管理方法について記載されています。Oracle Database製品に関する製品ドキュメントは、HTML形式およびPDF形式でオンラインで入手可能です。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle® Databaseクイック・インストレーション・ガイド, 12cリリース1 (12.1) for Linux x86-64
B72980-10
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ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。
このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。
U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.
このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
OracleおよびJavaはOracle およびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXはThe Open Groupの登録商標です。
このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。