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Oracle® Databaseクイック・インストレーション・ガイド
12cリリース1 (12.1) for Microsoft Windows x64 (64-Bit)
E48235-03
 

 

Oracle® Database

クイック・インストレーション・ガイド

12cリリース1 (12.1) for Microsoft Windows x64 (64-Bit)

E48235-03(原本部品番号:E56576-02)

2015年8月

このガイドでは、Oracle Database製品をWindows x64システムに簡単にインストールする方法について説明します。内容は次のとおりです。

1 このガイドの内容の確認

このガイドでは、デフォルトのインストール・オプションを使用した新しいOracleホームへのOracle Databaseのインストール方法について説明します。

このガイドで説明する作業

このガイドでは、次の処理の手順を説明します。

  • Oracle Databaseをサポートするシステムの構成。

  • ローカル・ファイル・システムへのOracle Databaseソフトウェアのインストール

  • データベース・ファイル記憶域のためにローカル・ファイル・システムを使用する一般的なOracle Databaseの構成。

正常なインストールの結果

Oracle Databaseが正常にインストールされると、次のようになります。

  • 作成したデータベースおよびデフォルトのOracle Netリスナー・プロセスがシステムで稼働します。

  • Oracle Enterprise Manager Database Expressが稼働し、Webブラウザを使用してアクセスできます。

このガイドで説明しない作業

このガイドでは、標準インストールのシナリオについて説明し、次の作業の実行方法については説明しません

  • 「拡張インストール」オプションを使用したソフトウェアのインストール

  • 既存のOracleソフトウェアがインストールされているシステムへのソフトウェアのインストール。

  • Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersのインストール。

  • TCPカーネル・パラメータの手動設定

  • Oracleホームのクローニング。

  • Enterprise Managerの電子メール通知または自動バックアップの有効化。

  • 自動ストレージ管理などの代替ストレージ・オプションの使用

  • Oracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成

その他のインストール情報の参照先

このガイドで説明されていない作業の情報など、Oracle Databaseコンポーネントのインストールの詳細は、次のいずれかのガイドを参照してください。

  • 単一のシステムにソフトウェアをインストールする場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』を参照してください。

  • スタンドアロン・サーバーにOracle Grid Infrastructureをインストールする場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』の「スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructure」の章を参照してください。

  • Oracle Real Application Clustersをインストールする場合は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』および『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド』を参照してください。これらのガイドには、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Real Application Clustersのインストール方法が記載されています。Oracle Grid Infrastructureは、Oracle Real Application Clustersインストールの前提条件です。

Oracle Database製品の製品ドキュメントは、HTML形式とPDF形式の両方でOracle Technology Network (OTN)の次のWebサイトからオンラインで入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html

2 システムへ管理者権限でログオン

管理者グループのメンバーとして、Oracleコンポーネントをインストールするコンピュータにログオンします。プライマリ・ドメイン・コントローラ(PDC)またはバックアップ・ドメイン・コントローラ(BDC)にインストールする場合は、ドメイン管理者グループのメンバーとしてログオンします。

3 ハードウェア要件の確認

表1 ハードウェア要件

要件 最小値

物理メモリー(RAM)

2GB(最小)

仮想メモリー(スワップ)

  • 物理メモリーが2GBから16GBの間の場合は、仮想メモリーをRAMと同じサイズに設定します。

  • 物理メモリーが16GBを超える場合は、仮想メモリーを16GBに設定します。

ディスク領域

「標準インストール」タイプ合計: 10GB

詳細は、表2を参照してください。

システム・アーキテクチャ

AMD64、またはIntel Extended memory(EM64T)

ビデオ・アダプタ

256色

画面解像度

1024 X 768以上


3.1 ハード・ディスク領域要件

表2は、NTFSの領域要件を示します。Oracleデータベース・ホーム(Oracleデータベース・バイナリ、トレース・ファイルなど)をOracle ACFSまたはNTFSにインストールすることを強くお薦めします(Oracle ACFSを使用する場合は、データベース・ファイル自体をOracle ASMに置く必要があり、それ以外の場合は、NTFSに置くことができます)。これらのファイルのセキュリティのため、Oracle ACFSおよびOracle ASMまたはNTFSを、FAT32のかわりに使用することをお薦めします。初期データベースには、720MBのディスク領域が必要です。この表の数値には、初期データベースが含まれます。FAT32領域要件は少し大きくなります。

表2 NTFSのWindows x64のディスク領域要件

インストール・タイプ TEMP領域 C:\Program Files\Oracle\Inventory Oracleホーム データファイル* 合計

標準インストール

500MB

700KB

4.8GB

5.1GB

10.4GB


* ORACLE_BASEディレクトリ内のadmincfgtoollogsflash_recovery_areaおよびoradataディレクトリの内容を確認してください。

**このサイズは、言語、追加コンポーネントなど、選択したインストール・オプションに応じてこれより大きくなる場合があります。自動バックアップを有効にしてOracle Databaseをインストールする場合は、データファイルのディスク領域を最低でも2GB追加してください。


関連項目:

『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイドfor Microsoft Windows』のNTFSファイル・システムおよびWindowsレジストリの権限の概要に関する項

システムがこれらの要件を満たしていることを確認する手順は、次のとおりです。

  1. 物理RAMサイズを確認します。たとえば、Windows Server 2008 R2のコンピュータの場合、Windowsのコントロール パネルの「システムとセキュリティ」をクリックし、「システム」をクリックします。

    システムに搭載されている物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。

  2. 構成されている仮想メモリーのサイズ(ページング・ファイル・サイズともいいます)を確認します。たとえば、Windows Server 2008 R2のコンピュータの場合、「システムとセキュリティ」をクリックし、「システム」をクリックして、「システムの詳細設定」をクリックし、「システムのプロパティ」ページで「詳細」タブをクリックし、「パフォーマンス」セクションの「設定」をクリックします。次に、「パフォーマンス オプション」ページで「詳細」タブを選択します。

    仮想メモリーが「仮想メモリ」セクションに表示されます。

    必要に応じて、オペレーティング・システムのドキュメントを参照して追加の仮想メモリーの構成方法を確認してください。

  3. システムの空きディスク領域の量を確認します。たとえば、Windows Server 2008 R2のコンピュータの場合、「マイ コンピュータ」を右クリックして、「開く」をクリックします。

  4. tempディレクトリの使用可能なディスク領域容量を確認します。これは、空きディスク領域の合計容量からOracleソフトウェアをインストールするために必要な容量を引いた値になります。

    たとえば、Windows Server 2008 R2のコンピュータで環境変数を変更するには、「システムとセキュリティ」をクリックし、「システム」をクリックして、「システムの詳細設定」をクリックし、「システムのプロパティ」ページで「詳細」タブをクリックし、「環境変数」をクリックします。

4 ソフトウェア要件の確認

表3に、Oracle Databaseのソフトウェア要件を示します。

表3 Windows x64のソフトウェア要件

要件 説明

オペレーティング・システム

Oracle Database for Windows x64は、次のオペレーティング・システムでサポートされています。

  • Windows Server 2008 x64およびWindows Server 2008 R2 x64 - Standard、Enterprise、Datacenter、WebおよびFoundationエディション。

  • Windows 7 x64 - Professional、EnterpriseおよびUltimateエディション

  • Windows 8 x64およびWindows 8.1 x64 - ProおよびEnterpriseエディション

  • Windows Server 2012 x64およびWindows Server 2012 R2 x64 - Standard、Datacenter、EssentialsおよびFoundationエディション

注意:

  • Hyper-Vサポートの詳細は、My Oracle Support Noteを確認してください。

  • Windows Multilingual User Interface Packがサポートされています。

  • サーバー・コア・オプションはサポートされていません。

コンパイラ

次のコンポーネントは、Microsoft Visual C++ 2010 SP1、Microsoft Visual C++ 2012、Microsoft Visual C++ 2013 Update 2およびIntel 12.1 Cの各コンパイラでサポートされています。

  • Oracle Call Interface

  • 外部コールアウト

  • Pro*C/C++ (現時点のリリースでは、Microsoft Visual C++ 2013 Update 2でサポートされていません。)

  • XDK

Oracle C++ Call Interfaceは、次のコンパイラでサポートされています。

  • Microsoft Visual C++ 2010 SP1

  • Microsoft Visual C++ 2012 - OCCIライブラリはORACLE_HOME\oci\lib\msvc\vc11にインストールされています。OCCIアプリケーションをMSVC++ 2012で開発する場合、リンクや実行用にこのディレクトリのOCCIライブラリが正しく選択されていることを確認します。

  • Microsoft Visual Studio 2010 STLでのIntel 12.1 Cコンパイラ

ネットワーク・プロトコル

Oracle Net Foundationレイヤーでは、次の業界標準のネットワーク・プロトコルで通信するために、Oracle protocol supportが使用されます。

  • TCP/IP

  • SSL付きTCP/IP

  • 名前付きパイプ

Oracle Databaseクライアント

10gリリース2 (10.2)以上のリリースのOracle Database ClientからOracle Database 12cリリース1 (12.1)に接続する場合に、次の条件が適用されます。

  • Oracle Database Clientはリリース10.2以上。

  • 以前のOracle Database ClientがOracle Database 12cリリース1 (12.1)と同じコンピュータ上で実行されている場合、継承接続は使用できません。

Oracle Database Clientを最新のパッチセット(10.2.0.5または11.2.0.4以上)にアップグレードすることをお薦めします。次からアクセスできるMy Oracle Supportの「パッチと更新版」セクションから、パッチセットをダウンロードできます。

https://support.oracle.com

5 デフォルト共有の構成要件

Oracle Databaseのインストール中の前提条件チェックでは、コンピュータのシステム・ドライブにデフォルト共有が構成されている必要があります。net useコマンドを使用して、たとえば次のように検証します。

C:\>net use\\hostname\c$
The command completed successfully.

管理者グループのユーザーである現在のユーザーは、デフォルト共有に対してすべての権限を持っていることを確認してください。

6 Webブラウザのインストール要件

Oracle Enterprise Manager Database ExpressおよびOracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用するには、Webブラウザが必要です。WebブラウザがJavaScriptおよびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。これらの要件を満たすブラウザの一覧については、My Oracle SupportでOracle Enterprise Manager動作保証マトリックスを参照してください。

https://support.oracle.com


関連項目:

Oracle Enterprise Manager動作保証マトリックスへのアクセスについては、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。

7 リモート・デスクトップ・サービス

Oracleでは、リモート・デスクトップ・サービス(以前のWindowsのターミナル・サービス)を介してOracle Database Clientのインストール、構成および実行がサポートされます。Oracle Databaseをインストールする場合、あらゆる構成ツールをサーバーのTerminal Serverコンソール・セッションから(mstsc/consoleを使用して)開始することをお薦めします。

プラットフォーム固有のサポート情報は、次のとおりです。

  • Windowsクライアント・オペレーティング・システム: リモート・デスクトップを使用できるのは、単一ユーザー・モードの場合のみです。

  • Windowsサーバー・オペレーティング・システム: 複数のリモート・デスクトップ・セッションを持つことができます。


関連項目:

  • リモート・デスクトップ・サービスの詳細は、MicrosoftのWebサイトを参照してください。

    http://www.microsoft.com/

  • 最新のターミナル・サービスおよびリモート・デスクトップ・サービスの情報は、My Oracle SupportのWebサイトを参照してください。

    https://support.oracle.com/


8 Oracleホーム・ユーザーの作成

Oracle Databaseのインストール時に、Oracleホームに関連付けるオプションのOracleホーム・ユーザーを指定できます。たとえば、ソフトウェアのインストールにOraSysという管理者ユーザー(Oracleインストール・ユーザー)を使用する場合は、このインストールのOracleホーム・ユーザーとしてORADOMAIN\OraDbドメイン・ユーザーを指定できます。Oracle Databaseソフトウェアをインストールする前に、指定したOracleホーム・ドメイン・ユーザーが存在している必要があります。

Oracleホーム・ユーザーには、Windows組込みアカウント(LocalSystem)または既存ユーザーを指定できます。Oracleホーム・ユーザーとして既存のユーザーを指定する場合、指定するWindowsユーザー・アカウントはドメイン・ユーザーである必要があります。このアカウントはOracleホームのWindowsサービスの実行に使用されます。管理タスクを実行する場合は、このアカウントを使用してログインしないでください。Windowsユーザー・アカウントには、Windowsローカル・ユーザー、Windowsドメイン・ユーザーまたは管理対象サービス・アカウント(MSA)を指定できます。インストール時に新規作成できるユーザーは、Windowsローカル・ユーザーのみです。Windowsドメイン・ユーザーやMSAは作成できません。新規作成されたユーザーは、Windowsコンピュータへの対話型ログオン権限を拒否されます。ただし、Windows管理者は他のWindowsアカウントと同様にこのアカウントを管理できます。セキュリティ強化のため、Oracleホーム・ユーザーとして、(Windows組込みアカウントではなく)標準のWindowsユーザー・アカウントを使用することをお薦めします。


注意:

インストールが完了した後は、Oracleホーム・ユーザーを変更できません。Oracleホーム・ユーザーを変更する必要がある場合は、Oracle Databaseソフトウェアを再インストールする必要があります。

サイレント・インストールが機能強化され、Oracleホーム・ユーザーのパスワード・プロンプトがサポートされるようになりました。そのため、顧客および独立ソフトウェア・ベンダー(ISV)は、ソース・コードへのパスワードのハード・コーディングを行わずに、レスポンス・ファイルを使用できます。

標準的なインストール、ソフトウェアのみのインストール、およびクローニングのために、Oracleホーム・ユーザーとして(管理者アカウントではなく)標準のWindowsユーザー・アカウントを使用することをお薦めします。

ソフトウェアのみのインストールのためにOracleホーム・ユーザーとして既存のWindowsユーザー・アカウントを使用する場合、パスワードは必要ありません。そのため、Windowsユーザー・アカウントを使用して、サイレントでソフトウェアのみのインストールを実行できます。

個々のOracle DatabaseインストールのクローニングのためにOracleホーム・ユーザーとしてWindowsユーザー・アカウントを使用する場合、パスワードは必要ありません。

9 Oracle Databaseのインストール時に作成されるオペレーティング・システム・グループ

インストール時に、表4に示すユーザー・グループが、まだ存在しない場合は作成されます。次の表では、HOMENAME変数は、ソフトウェアのインストールのために生成されたHOMENAMEを参照し、形式はOraproductmajorVersionHomenumberになります。たとえば、OraDB12cHome1です。

表4 Oracle Databaseのインストール時に作成されるユーザー・グループ

オペレーティング・システム・グループ名 関連するシステム権限 説明

ORA_DBA

サーバー上のすべてのOracle Databaseインストール用のSYSDBAシステム権限

Windowsオペレーティング・システム用の特殊なOSDBAグループ。

このグループのメンバーには、サーバーにインストールされたすべてのOracle DatabaseのSYSDBAシステム権限が付与されます。

ORA_OPER

サーバーにインストールされたすべてのOracle Database用のSYSOPERシステム権限

Windowsオペレーティング・システム用の特殊なOSOPERグループ。

このグループのメンバーには、サーバーにインストールされたすべてのOracle DatabaseのSYSOPERシステム権限が付与されます。インストール後はこのグループにメンバーが含まれませんが、インストールの完了後にユーザーをこのグループに手動で追加できます。

ORA_ASMADMIN

Oracle ASM管理用のSYSASMシステム権限

Oracle ASMインスタンス用のOSASMグループ。

このグループおよびSYSASMシステム権限を使用すると、SYSDBAデータベース管理権限とOracle ASMストレージ管理権限を分けることができます。OSASMグループのメンバーは、SYSASM権限を使用した接続が認可され、Oracle ASMへの完全なアクセス(Oracle ASMインスタンスが管理するすべてのディスク・グループへの管理アクセスなど)が可能です。

ORA_ASMDBA

Oracle ASMインスタンスのSYSDBAシステム権限

Oracle ASMインスタンス用のOSDBAグループ。

このグループは、Oracle ASMに接続するデータベースのアクセス権を付与します。インストール時には、Oracleインストール・ユーザーがこのグループのメンバーとして構成されます。Oracle Databaseを作成した後に、このグループにはそれらのデータベース・ホームのOracleホーム・ユーザーが含まれます。

ORA_ASMOPER

ASM用のSYSOPERシステム権限

Oracle ASMインスタンス用のOSOPERグループ。

このグループのメンバーにはOracle ASMインスタンスに対するSYSOPERシステム権限が付与されます。この権限により、ディスク・グループの起動、停止、マウント、マウント解除、チェックなどの操作を実行できるようになります。このグループには、OSASMグループの権限のサブセットがあります。ORA_HOMENAME_OPERグループと同様、インストール後はこのグループにメンバーが含まれませんが、インストールの完了後にユーザーをこのグループに手動で追加できます。

ORA_HOMENAME_DBA

名前がHOMENAMEのOracleホームから実行される、すべてのインスタンス用のSYSDBAシステム権限

HOMENAMEという名前を持つOracleホームに専用のOSDBAグループ。

このグループのメンバーは、オペレーティング・システム認証を使用して、特定のOracleホームから実行される任意のデータベースのSYSDBAシステム権限を取得できます。インストール時にOracleホーム・ユーザーを指定した場合、そのユーザーはこのグループにインストール中に追加されます。

ORA_HOMENAME_OPER

名前がHOMENAMEのOracleホームから実行するすべてのインスタンス用のSYSOPERシステム権限

HOMENAMEという名前を持つOracleホーム用のOSDBAグループ。

このグループのメンバーは、オペレーティング・システム認証を使用して、特定のOracleホームから実行される任意のデータベースのSYSOPERシステム権限を取得できます。インストール後はこのグループにメンバーが含まれませんが、インストールの完了後にユーザーをこのグループに手動で追加できます。

ORA_HOMENAME_SYSBACKUP

HOMENAMEという名前を持つOracleホームから実行されるすべてのインスタンスのSYSBACKUPシステム権限

HOMENAMEという名前を持つOracleホームに専用のOSBACKUPDBAグループ。

このグループのメンバーには、指定したOracleホーム・ディレクトリから実行されたすべてのデータベース・インスタンスで、データベースのバックアップおよびリカバリ・タスクを実行するために必要な権限が付与されます。

ORA_HOMENAME_SYSDG

HOMENAMEという名前を持つOracleホームから実行されるすべてのインスタンスのSYSDGシステム権限

HOMENAMEという名前を持つOracleホームに専用のOSDGDBAグループ。

このグループのメンバーには、指定したOracleホーム・ディレクトリから実行されたすべてのデータベース・インスタンスで、Data Guard管理タスクを実行するために必要な権限が付与されます。

ORA_HOMENAME_SYSKM

HOMENAMEという名前を持つOracleホームから実行されるすべてのインスタンスのSYSKMシステム権限

HOMENAMEという名前を持つOracleホームに専用のOSKMDBAグループ。

このグループのメンバーには、指定したOracleホーム・ディレクトリから実行されたすべてのデータベース・インスタンスで、暗号化鍵管理タスクを実行するために必要な権限が付与されます。


Oracle Databaseのインストール時に、Oracle製品が正しく動作するように、表に示したすべてのグループが移入されます。Oracleによって移入されたグループ・メンバーは、削除することはできません。ただし、特定のデータベース権限をWindowsオペレーティング・システムの新規ユーザーに割り当てる場合は、インストールの完了後に、ユーザーをこれらのグループに手動で追加できます。


関連項目:

  • データベース・システム権限の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』のデータベース管理者認証に関する項を参照してください。

  • Oracle ASMシステム権限の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』のOracle ASMインスタンスにアクセスするための認証に関する項を参照してください。


Oracleでは、インストール時にORA_INSTALLORA_CLIENT_LISTENERSORA_GRID_LISTENERSORA_HOMENAME_SVCSIDSなどのその他のグループを作成しており、Oracleによって作成された様々なグループに関連付けられたグループ、メンバーシップおよびACLを変更することはできません。


関連項目:

『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』のオペレーティング・システム権限グループおよびユーザーのジョブ・ロールの分離に関する項

10 必要なディレクトリの作成


注意:

この手順を行う必要があるのは、Oracleベース・ディレクトリから個別のファイル・システム上にOracle Databaseファイルまたはリカバリ・ファイルを格納する場合のみです。

Oracleベース・ディレクトリから個別のファイル・システム上にOracleデータベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルのディレクトリを作成する手順は、次のとおりです。

  1. Windowsのエクスプローラを使用して、ファイル・システム上の空きディスク領域を確認します。

  2. 表示される内容から、使用するファイル・システムを識別します。

    ファイル・タイプ ファイル・システムの要件
    データファイル 次のいずれかを選択できます。
    • 950MB以上の空きディスク領域を持つ単一のファイル・システム

    • 合計で950MB以上の空きディスク領域を持つ2つ以上のファイル・システム

    リカバリ・ファイル 2GB以上の空き領域を持つ単一のファイル・システムを選択します。

    複数のファイル・タイプに対して同じファイル・システムを使用している場合は、各タイプに必要なディスク領域の量を加算して、必要なディスク領域の合計量を確認します。

  3. 指定したファイル・システム用のディレクトリの名前を書き留めます。

  4. Oracle Automatic Storage Managementを併用する場合は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』の「Oracle Automatic Storage Managementのためのディスクの準備」の手順を参照してください。

11 Oracle Databaseソフトウェアのインストール

Oracle Databaseソフトウェアのインストール


注意:

Windowsのスケジューラ・ジョブの実行中にOracle Universal Installerを実行すると、Windowsのスケジューラ・ジョブがクリーンアップを実行している場合に不明なインストールの問題が発生し、インストールが完了する前に一時ファイルが削除されます。Windowsのスケジューラ・ジョブが実行される前にインストールを終了するか、一時ファイルのクリーンアップを行うWindowsのスケジューラ・ジョブを、インストールが終了するまで無効にすることをお薦めします。

  1. 管理者ユーザーとしてWindowsにログインします。

    プライマリ・ドメイン・コントローラ(PDC)またはバックアップ・ドメイン・コントローラ(BDC)にインストールする場合は、ドメイン管理者グループのメンバーとしてログオンします。

  2. 複数のネットワーク・インタフェース・カードまたは複数の別名を持ったコンピュータにOracle Databaseをインストールする場合は、「コントロール パネル」の「システム」を使用して、ORACLE_HOSTNAMEシステム環境変数を作成します。Oracle Databaseをインストールするコンピュータのホスト名を指すように、この変数を設定します。

  3. Oracle Database 12c リリース1 (12.1)のインストール・メディアの場所に移動し、管理者権限でコマンド・プロンプトを開き、setup.exeコマンドを実行します。

    サポートされているすべてのWindowsオペレーティング・システムでは、Oracle Databaseのインストールに同じインストール・メディアを使用します。

  4. これらのガイドラインを使用して、インストールを実行します。

    • Oracle Database 12cリリース1 (12.1)ソフトウェアは、既存のOracleホームにインストールしないでください。

    • Oracle Universal Installerの画面に表示される指示に従って操作を行います。追加情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックします。

    • パスワードの入力を求められたら、次のガイドラインに従ってください。

      次の要件が満たされていない場合、インストールは続行しません。

      • パスワードは30文字以下にする必要があります。

      • パスワードに無効な文字列である! @ % ^ & * ( ) + = \ | ` ~ [ { ] } ; : ' " , < > ?を含めることはできません。

      • ユーザー名をパスワードにはできません。

      • パスワードを空にはできません。

      • SYSアカウントのパスワードにはchange_on_installを使用できません。(大/小文字を区別しない)

      • SYSTEMアカウントのパスワードにはmanagerを使用できません。(大/小文字を区別しない)

      • DBSNMPアカウントのパスワードにはdbsnmpを使用できません。(大/小文字を区別しない)

      • すべてのアカウントに同じパスワードを使用する場合、そのパスワードはchange_on_installmanagerまたはdbsnmpのいずれとも異なる必要があります。(大文字/小文字は区別されません)


      注意:

      • 指定したパスワードを覚えておく必要があります。

      • データベースをマルチテナント・コンテナ・データベースとして作成するオプションを選択した場合、プラガブル・データベース管理者パスワードを指定する必要があります。


    • Oracleサポート・サービスによって提供されたパッチを使用しないかぎり、Java Runtime Environment(JRE)を変更しないでください。Oracle Universal Installerにより、Oracleが提供するバージョンのJREが自動的にインストールされます。Oracle Universal Installerおよび複数のOracleアシスタントを実行するには、このバージョンが必要です。

    • ソフトウェアのインストールまたはリンク中にエラーが発生した場合は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドの付録F、トラブルシューティング情報に関する項を参照してください。

    • Database Configuration AssistantおよびOracle Net Configuration Assistantを対話モードで実行するインストール・タイプを選択した場合は、データベースとネットワークの構成に関する詳細情報を指定する必要があります。

      Database Configuration AssistantまたはOracle Net Configuration Assistantの対話モードで使用しているときに不明な点がある場合は、画面にある「ヘルプ」をクリックします。


      注意:

      デフォルトのインストールを選択した場合、Database Configuration AssistantおよびOracle Net Configuration Assistantは非対話で実行されます。

  5. Configuration Assistant作業が完了したら、「終了」「終了」「はい」の順にクリックしてOracle Universal Installerを終了します。

  6. オプションで、インストール・プロセス中に作成された一時ファイルを削除する場合は、OraInstalldate_timeディレクトリを削除します。OraInstalldate_timeディレクトリには、約45MBのファイルが保持されます。このディレクトリは、TEMP環境変数によって設定された場所に作成されます。

    コンピュータを再起動すると、OraInstalldate_timeディレクトリも削除されます。

  7. Oracle Databaseのインストール後に必要な作業の詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』の第6章「Oracle Databaseのインストール後の作業」を参照してください。

次の表は、Oracle Database 12cの標準的なインストールの際に表示される様々な画面をまとめたものです。

画面 推奨アクション
セキュリティ・アップデートの構成 「電子メール」フィールドに、電子メール・アドレス、できればMy Oracle Support(以前のOracleMetaLink)の電子メール・アドレスまたはユーザー名を入力します。

セキュリティ更新を受信する場合は、「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る」チェック・ボックスを選択します。

「My Oracle Supportパスワード」フィールドに、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

「次へ」をクリックします。

インストール・オプションの選択 次のいずれかのインストール・オプションを選択し、「次へ」をクリックします。
  • データベースの作成および構成: このオプションを選択すると、データベースおよびサンプル・スキーマが作成されます。

  • データベース・ソフトウェアのみインストール: このオプションを選択すると、データベース・バイナリのみがインストールされます。データベースを構成するには、ソフトウェアのインストール後、Oracle Database Configuration Assistantを実行する必要があります。

  • 既存のデータベースのアップグレード: このオプションを選択すると、新しいOracleホームにソフトウェア・バイナリがインストールされます。インストールの終了後、既存のデータベースをアップグレードできます。

システム・クラス データベース・インストール用のシステム・タイプを選択し、「次へ」をクリックします。
  • デスクトップ・クラス: ラップトップまたはデスクトップ・クラス・システムにインストールする場合に、このオプションを選択します。このオプションには初期データベースが含まれ、最小構成が可能です。このオプションは、データベースを短時間で設定するユーザーを対象としています。

  • サーバー・クラス: 本番データ・センターにOracleをデプロイする際に使用するようなサーバー・クラス・システムにインストールする場合に、このオプションを選択します。このオプションでは、詳細な構成オプションを使用できます。このオプションで使用できる拡張構成オプションには、Oracle RAC、Oracle Automatic Storage Management、バックアップおよびリカバリ構成、Enterprise Manager Cloud Controlとの統合、より細かいメモリー・チューニングなどがあります。

Gridインストール・オプション 実行するデータベースのインストール・タイプを選択して、「次へ」をクリックします。
  • 単一インスタンス・データベースのインストール: データベースおよびリスナーがインストールされます。

  • Oracle Real Application Clustersデータベースのインストール: Oracle Real Application Clustersがインストールされます。

  • Oracle RAC One Nodeデータベース・インストール: Oracle RAC One Nodeデータベースがインストールされます。

インストール・タイプの選択 次のいずれかを選択し、「次へ」をクリックします。
  • 標準インストール: このインストール方法がデフォルトで選択されています。この方法の場合、最小限の入力でOracle Databaseを簡単にインストールできます。この方法では、ソフトウェアがインストールされ、この画面上で指定する情報を使用することにより、汎用のデータベースがオプションで作成されます。

  • 拡張インストール: このインストール方法を使用すると、より複雑なインストールを実行できます。たとえば、異なるアカウントに対して個別のパスワードを作成する、特定のタイプの初期データベース(トランザクション処理やデータ・ウェアハウス用など)を作成する、異なる言語グループを使用する、電子メール通知を指定する、などの操作が可能です。

Oracleホーム・ユーザーの指定 Oracle Database 12c以降では、Windows組込みアカウントを使用するか、標準のWindowsユーザー・アカウント(管理者アカウント以外)を指定して、Oracleホームをインストールして構成することをお薦めします。このアカウントはOracleホームのWindowsサービスの実行に使用されます。管理タスクを実行する場合は、このアカウントを使用してログインしないでください。次のいずれかを選択し、「次へ」をクリックします。
  • 既存のWindowsユーザーの使用

    アカウントには、Windowsローカル・ユーザー、Windowsドメイン・ユーザーまたはWindowsの管理されたサービス・アカウント(MSA)を使用できます。Windowsローカルまたはドメイン・ユーザーにユーザー名とパスワードを指定する必要があります。Windows MSA (管理されたドメイン・アカウント)の場合は、ユーザー名のみを指定します。

  • Windowsユーザーの新規作成

    Oracle Universal Installerが作成するWindowsのローカル・ユーザーのユーザー名とパスワードを指定します。パスワードを確認します。新規作成されたユーザーは、Windowsコンピュータへの対話型ログオン権限を拒否されます。ただし、Windows管理者は他のWindowsアカウントと同様にこのアカウントを管理できます。

インストール時にOracleホーム・ユーザーを指定しない場合は、Windows組込みアカウントを使用しますを選択します。ユーザー名やパスワードは必要なく、OracleホームのWindowsサービスはLocalSystemまたはLocalServiceとして実行されます。

データベース・サーバーのインストールでは、セキュリティ強化のため、Oracleホーム・ユーザーとして(Windows組込みアカウントではなく)標準のWindowsユーザー・アカウントを使用することをお薦めします。

関連項目: 『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイドfor Microsoft Windows』のOracleホーム・ユーザーの管理に関する項

標準インストール構成
  • デフォルトでは、Oracleベースのパスが表示されます。このパスは要件に応じて変更できます。「Oracleベース」「ソフトウェアの場所」および「データベース・ファイルの場所」を指定します。

    Oracleベース・ディレクトリは、Oracleインストールの所有者アカウントが所有するOracleソフトウェア・インストールの最上位ディレクトリです。デフォルトのOracleベースのパスは、DRIVE_LETTER:\app\user (userはインストールを実行するユーザー・アカウント)です。このパスは必要に応じて変更できます。

    「ソフトウェアの場所」フィールドで、デフォルト値のままにするか、OracleコンポーネントをインストールするOracleホームのディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスにはスペースを入れないようにしてください。

  • データベースのエディション: 「Enterprise Edition」、「Standard Edition」、「Standard Edition One」または「Standard Edition 2」を選択します。

  • キャラクタ・セット: このオプションを選択すると、文字データを次のいずれかの方法でデータベース内に格納できます。デフォルトまたはUnicodeを選択します。

  • グローバル・データベース名: 次の構文を使用して、 グローバル・データベース名を指定します。

    database_unique_name.db_domain
    

    この例では、それぞれ次を意味します。

    • database_unique_nameはデータベースの名前です。データベース名の最大文字数は30で、先頭8文字は一意のものでアルファベットで始める必要があります。英数字、アンダースコア(_)、ドル記号($)、ナンバー記号(#)は使用できますが、その他の特殊文字をデータベース名に使用することはできません。

    • db_domainは、データベースに使用されるコンピュータ環境です。最大128文字(ピリオドを含む)で、英数字、アンダースコア(_)およびシャープ記号(#)を使用できます。

    注意: データベース名(一意のデータベース名の先頭8文字)、デリミタおよびデータベース・ドメイン名の組合せは、最大128文字です。

    たとえば、次のようになります。

    sales.us.example.com
    

    この例では、それぞれ次を意味します。

    • database_unique_namesales

    • db_domainus.example.com

  • 管理パスワード: パスワードを指定し、確認のために同じパスワードをもう一度入力します。

  • 複数のプラガブル・データベース(PDB)をサポートできるマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)としてデータベースを作成するには、「コンテナ・データベースとして作成」オプションを選択します。Oracle Universal InstallerがCDBを作成する際にPDBも作成するようにする場合は、「プラガブル・データベース名」フィールドにPDB名を指定します。

    PDB名は一意で、データベースのネーミング規則に準拠している必要があります。詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』の「データベースの識別」を参照してください。

    追加のPDBを作成し、PDBを管理するには、Oracle Database Configuration Assistantを使用します。

前提条件チェックの実行 このオプションを使用して、データベースのインストールを実行するための最低システム要件が満たされているかどうかをチェックできます。

問題を修正して再度システム要件をチェックする場合は、「修正および再チェック」をクリックします。

「再チェック」をクリックすると、前提条件チェックを再実行して、データベースのインストールを続行するための最低要件が満たされているかどうかを確認できます。

失敗した要件のリストを取得するには、リストから「失敗を表示」を選択します。OUIで実行されるすべての前提条件チェック・リストを取得するには、「すべて表示」を選択します。成功した前提条件チェック・リストを取得するには、「成功を表示」を選択します。

注意: 「すべて無視」オプションを選択する際には、注意が必要です。このオプションを選択すると、システムでOracle Databaseが正常にインストールできることを、Oracle Universal Installerによって確認されない場合があります。

サマリー この画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。

注意: 「レスポンス・ファイルの保存」をクリックすることで、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。このファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

製品のインストール この画面に、データベースのインストールの進捗が表示されます。製品のインストール中に、ステータス情報も表示されます。「次へ」をクリックします。

次に、この画面には、ソフトウェアの構成およびデータベースの作成を実行するコンフィギュレーション・アシスタントのステータス情報が表示されます。Database Configuration Assistantプロセスの後にメッセージが表示されたら、「OK」をクリックして続行します。

終了 この画面は、すべての構成ツールが成功すると自動的に表示されます。

12 Oracle Database Examplesのインストール

次の製品または機能の使用を予定している場合は、Oracle Database Examplesメディアから製品をダウンロードおよびインストールしてください。

  • Oracle JDBC開発ドライバ

  • Oracle Databaseのサンプル

  • Oracle Textのナレッジ・ベース

様々なOracle製品のデモの詳細は、『Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド』を参照してください。

13 インストール後の作業

このリリースのOracle Databaseを理解するため、次の作業を実行することをお薦めします。

  • Webブラウザを使用してOracle Enterprise Manager Database Expressにログインします。

    Oracle Enterprise Manager Database Express 12cは、Oracle Databaseに組み込まれたWebベースの管理ツールで、特別なインストールや管理は必要ありません。Oracle Enterprise Manager Database Expressを使用して、単一のOracle Databaseインストールを管理できます。Oracle Enterprise Manager Database ExpressのデフォルトURLは、次のようなものです。

    http://host.domain:port/em/
    

    ユーザー名SYSMANを使用してログインします。Oracle Databaseのインストール中にこのユーザーに対して指定したパスワードを使用します。

  • 使用するコンポーネントに応じた、必須およびオプションのインストール後の作業の詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドの第6章を参照してください。

  • Oracle Databaseの使用を開始する方法の詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』の第7章を参照してください。

  • Oracle Enterprise Manager Database Expressを使用したデータベース管理の詳細は、『Oracle Database 2日でデータベース管理者』を参照してください。

14 その他の情報

この項の内容は、次のとおりです。

製品ライセンス

トライアルの使用許諾条項により30日間このメディア・パックに含まれる製品を無償でインストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後も製品の使用を継続する場合はプログラム・ライセンスを購入する必要があります。プログラム・ライセンスの購入の詳細は、次の項を参照してください。


関連項目:

『Oracle Databaseライセンス情報』

ライセンス、バージョン更新およびドキュメントの購入

次のOracle Store WebサイトからOracle製品のプログラム・ライセンスと更新バージョンを購入できます。

https://shop.oracle.com/">>https://shop.oracle.com/

Oracleサポート・サービスへの問合せ

Oracle Product Supportを購入した場合、Oracleサポート・サービスにいつでも問合せできます。Oracle Product Supportの購入またはOracleサポート・サービスへの問合せの情報については、Oracleサポート・サービスのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/us/support/index.html

製品ドキュメントの場所

製品のドキュメントには、各プラットフォームでOracle製品を構成、使用または管理する方法が記載されています。Oracle Database 12cリリース1 (12.1)用の製品ドキュメントは、HTML形式とPDF形式の両方で、次に示すOracle Technology Network (OTN)から入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html

15 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Databaseインストレーション・ガイド, 12cリリース1 (12.1) for Microsoft Windows x64 (64-Bit)

E48235-03

Copyright © 1996, 2015, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。