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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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3.3.3 APIを使用した分析タスクでのマルチテナント・コンテナ・データベース識別子の再マッピング

取得したSQL文をSQLチューニング・セットに格納し、SQLパフォーマンス・アナライザ・タスクの作成時に入力ソースとして使用できます。その後、SQLパフォーマンス・アナライザはこのSQLチューニング・セットをSQL試行のテスト実行または実行計画生成のソースとして使用します。

非CDBからマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)に転送されたSQLチューニング・セットを入力ソースとして使用する場合、SQLチューニング・セット内のSQL文のCDB識別子を再マッピングして、STSをCDB内で使用できるようにする必要があります。CDB識別子を再マッピングすると、SQLチューニング・セット内の各SQL文はCDB内の対応するプラガブル・データベース(PDB)に再マッピング可能なCDB識別子に関連付けられます。

通常CDB識別子は、SQLチューニング・セットを非CDBからCDBに転送する際に再マッピングする必要があります。この場合、単純にSQLチューニング・セットをSQLパフォーマンス・アナライザの入力ソースとして使用します。ただし、CDB識別子がまだ再マッピングされていないSQLチューニング・セットを使用している場合、SQLパフォーマンス・アナライザのタスク・プロパティとして再マッピングを指定できます。

分析タスク用にCDB識別子を再マッピングするには、次の手順を実行します。

  • 次の例のように、SET_ANALYSIS_TASK_PARAMETERプロシージャを使用します。

    EXEC DBMS_SQLPA.SET_ANALYSIS_TASK_PARAMETER(task_name => 'non_cdb_spa1', -
           parameter => 'CON_DBID_MAPPING', -
           value => '1234:5678,1357:2468');
    

    この例では、CDB識別子の12341357は、それぞれ56782468に再マッピングされます。

CDB識別子が再マッピングされると、古いCDB識別子と一致する新しいCDB識別子をSQLパフォーマンス・アナライザは使用して、CDB内の適切なPDBでSQL文を実行します。

関連項目:

  • SQLチューニング・セットの転送の詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。

  • DBMS_SQLPA.SET_ANALYSIS_TASK_PARAMETERプロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。