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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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13.1.2 APIを使用したワークロードの取得レポートの生成

DBMS_WORKLOAD_CAPTUREパッケージを使用してワークロードの取得レポートを生成できます。また、「Enterprise Managerを使用したワークロードの取得レポートへのアクセス」で説明されているように、Oracle Enterprise Managerを使用してワークロードの取得レポートを生成することも可能です。

最新のワークロードの取得レポートを生成するには、次の手順を実行します。

  1. DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.GET_CAPTURE_INFOプロシージャを使用します。

    GET_CAPTURE_INFOプロシージャは、ワークロードの取得に関するすべての情報を収集し、そのワークロードの取得に対応するcap_idを戻します。このファンクションでは、必須パラメータdirを使用します。このパラメータは、ワークロードの取得のディレクトリ・オブジェクト名を指定します。

  2. DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.REPORTファンクションをコールします。

    REPORTファンクションは、GET_CAPTURE_INFOプロシージャによって戻されたcap_idを使用してレポートを生成します。このファンクションでは、次のパラメータを使用します。

    • capture_id: レポートが生成されるワークロードの取得を含むディレクトリを指定する必須パラメータ。このディレクトリは、ワークロードの取得を含むホスト・システム内の有効なディレクトリである必要があります。このパラメータの値は、GET_CAPTURE_INFOプロシージャによって戻されるcap_idに一致する必要があります。

    • format: レポートの形式を指定する必須パラメータ。有効値は、DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.TYPE_TEXTおよびDBMS_WORKLOAD_REPLAY.TYPE_HTMLです。

この例では、GET_CAPTURE_INFOプロシージャがjul14ディレクトリ内のワークロードの取得に関するすべての情報を収集し、そのワークロードの取得に対応するcap_idを戻します。次にREPORTファンクションは、GET_CAPTURE_INFOプロシージャによって戻されたcap_idを使用してテキスト・レポートを生成します。

DECLARE
  cap_id         NUMBER;
  cap_rpt        CLOB;
BEGIN
  cap_id  := DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.GET_CAPTURE_INFO(dir => 'jul14');
  cap_rpt := DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.REPORT(capture_id => cap_id,
                           format => DBMS_WORKLOAD_CAPTURE.TYPE_TEXT);
END;
/

ワークロードの取得レポートの解釈方法については、「ワークロードの取得レポートの確認」を参照してください。

関連項目:

  • DBMS_WORKLOAD_CAPTUREパッケージについては、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。